グランドシートは、テントの下に敷くシートで、雨や土汚れからテントを守ってくれる役割を果たします。テント本体と別売りで販売されていることが多く、ソロキャンプ用からツーリングドーム用などサイズもさまざまです。
アウトドアブランドのコールマンやギリアからも発売されていますが、安いものをお探しのかたも多いのではないでしょうか。今回は、グランドシートの機能をふまえた選び方とおすすめの商品をご紹介します。この記事を参考に、コスパのいいグランドシートをみつけてくださいね。
グランドシートとはテントの下に引いて雨や土汚れからテントを守ってくれるシート

グランドシートとは、テントと地面の間に敷くシートです。雨が降ったり、気温が低下したとき、雨水や結露などからテント本体を守ってくれ、テント内に水が浸入するのを防いでくれます。シートの厚さによっては、砂利や小石の凹凸をカバーし寝心地も改善してくれるでしょう。
素材などによっては、荷物置きやタープとして使えるものもあります。値段も安いものから高いものまでさまざまなものがありますが、サイズをぴったりと合わせたいならテントと同じメーカーがおすすめです。
グランドシートの選び方
グランドシートを選ぶ際に重要な8つのポイントをみていきましょう。
テントの大きさより-10cmがおすすめ!テントの大きさに合わせて「サイズ」で選ぼう

グランドシートのサイズはテントの底面より少し小さめのサイズがおすすめです。サイズが大きすぎると、雨が降ったときにグランドシートの上に雨水がたまり、テントが浸水してしまいます。そのため、テントの大きさより-10cmくらいが望ましいでしょう。
軽量でコンパクトなものが◎「収納時のサイズ」もチェックしよう

グランドシートは収納時のサイズも確認しましょう。ナイロンや、ポリエステルなどの化学繊維のものだと、コンパクトに収納できるのでおすすめです。また、収納袋がついていると持ち運びもしやすくなります。
「化学繊維」と「合成樹脂」の2種類が主流、それぞれの特徴を踏まえて「素材」で選ぼう
グランドシートの素材は「化学繊維」と「合成樹脂」の2種類が主流です。それぞれの特徴を踏まえて、好みのグランドシートを選んでくださいね。
荷物を最小限にしたいなら、コンパクトに折りたためて持ち運びも楽な「化学繊維」

なにかと荷物の増えるキャンプで、持ち物を最小限にしたいなら、コンパクトに折りたためる「化学繊維」がおすすめです。繊維に防水加工を施しているので、タープとして使用できるものもあります。
また、デザイン性が高く、種類が豊富なのも特徴です。しかし、長く使っていると、防水コーティングが剥がれてしまう可能性がありますので、1枚のシートを長く使い続けたいなら、合成樹脂製もチェックしてみてください。
防水性重視なら、PVCやPEなど水を通しにくく低価格な素材「合成樹脂」

防水性重視なら、PVC(ポリ塩化ビニル)やPE(ポリエチレン)のような水を通さない素材でできた「合成樹脂」がおすすめです。キャンプ中に急に天候が悪くなり、雨でテントが浸水するのを防いでくれます。
また、化学繊維に比べて、価格がお手頃なのも嬉しいポイントです。しかし、ブルーシートのような素材なので、少し硬さがあって、コンパクトに折りたたみにくい点はデメリットになります。
素材名の前に記載されている数字が大きいほど耐久性◎「糸の太さ」で選ぼう

簡単に破れないよう、生地の強度も大切なポイントです。生地の強度は「糸の太さ」で変わってきます。目安となるのは、糸の太さを示す「デニール」という数値です。例えば、「200Dオックスフォード生地」のように素材名の前に数字とアルファベットを用いて表示されています。
一般的には100~200デニールが主流ですが、中には400デニール以上のものも。数値が大きいと強度は上がりますが、その分重くなり、折りたたむときにかさばるので、持ち運びしにくくなるので注意してください。
薄いと水が染みたり破れる可能性もあるため、シートは「厚手」のものを選ぼう

シートの厚みも大切なポイントです。砂利や小石の上に敷いたとき、薄すぎるシートだと水が染みたり、破れる可能性があります。厚さは「#」で表示されており、数字が大きいほど厚手になります。
基準はブルーシートの#3000番以上のものを選んでおけば間違いありません。
大雨なら耐水圧1,500mm以上が安心!「防水性能」で選ぼう

キャンプでは突然雨が降ることもあるので、防水性は重要です。そのために、耐水圧をしっかり確認しておきましょう。耐水圧とはどれだけ水漏れしにくいかを数値で表したもので、一般的なアウトドアなら耐水圧1500mm以上のものがおすすめです。
あれば地面にしっかり固定できる「ハトメ」や「ループ」がついているかチェックしよう

グランドシートは、風などで設営時にずれる可能性があるので、地面にしっかりと固定できる「ハトメ」や「ループ」がついていると安心です。ズレを防止できれば、テントの設営もスムーズに行えて、雨のときもテントが浸水するトラブルも防げますよ。
サイズをぴったりと合わせたいなら、テントと同じ「メーカー」がおすすめ

テントとグランドシートは基本的に別々に販売されているので、持っているテントに合ったサイズのグランドシートを探すのも手間がかかります。時間をかけずにぴったりサイズのシートを見つけたいなら、テントと同じメーカーがおすすめです。
多くのアウトドア用品メーカーでは、自社のテントのサイズに合ったグランドシートを発売しているので、シート選びに失敗したくない人は、テントと同じメーカーのものをチェックしてみましょう。
グランドシートのおすすめ人気ランキング10選
ここからは、大手通販サイトで人気のグランドシート10選をランキング形式でご紹介します。防水機能にすぐれたものや、持ち運びしやすいものまでご紹介していますので、グランドシートを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
1位 HIMIMI(ヒミミ) グランドシート B08HJXS5Q3

yahoo.co.jp
素材:オックスフォード
耐水圧:2000mm
PU2000MM相当の耐水レベルで地面からの湿気も防ぐ
2000MM相当の耐水レベルで生地にも高耐水加工が施されています。急な大雨でもテントが浸水する心配はありません。簡単に持ち運びができるよう薄い生地ですが、河川敷や林間でしようしてもへたりや穴あきがないほど丈夫な生地で作りになっています。
また、収納袋がついていて、手のひらサイズに折りたたむことも可能です。軽くて、耐久性にも優れているため、グランドシート以外にも、タープとしても使用するなど、さまざまな用途に大活躍します。
2位 Coleman(コールマン) テントシートセット 3025 2000039090

wowma.jp
素材:ポリエステル、PEスポンジ、ポリエチレン
耐水圧:-
テントの必須アイテムテントシートとグランドシートのセット
テントの必須アイテムテントシートとグランドシートのセットになっており、インナーシートは折り目が付いているため、たたみやすく、クッション性もあるので、座り心地も快適にしてくれます。収納ケースもセットになっているため、持ち運びに便利なのもポイントです。
純正のため、コールマンのテントと合わせるとサイズがぴったり合います。テントシートやグランドシートをいろいろ探すのがめんどくさいかたは、手間も省けておすすめです。
3位 LOGOS(ロゴス) ぴったりグランドシート 84960103

yahoo.co.jp
素材:PEラミネートクロス
耐水圧:-
ラミネートクロスが地面からの浸水や湿気をシャットアウト
ラミネートクロスで地面からの湿気をシャットアウトしてくれ、テントの汚れを軽減してくれます。四隅をテントフレームに結び付けるだけで、簡単に取り付けることができます。四隅にテントに取り付ける紐がついているので、しっかり固定することが可能です。
ラミネートクロスが地面からの浸水や湿気をシャットアウトしてくれ、大事なテントを守ってくれます。薄くて、コンパクトに収納でき、持ち運びも便利ですが、耐久性も抜群です。
4位 NIKSA(ニクサ) グランドシート 566697329

wowma.jp
素材:ポリエステル
耐水圧:3000mm
撥水加工で強い耐水性が魅力
耐水圧は3000mmで、生地の表面にもPAコーティングの撥水加工が施されており、強い雨や地面からの湿気もシャットアウトしてくれます。
収納サイズは一番大きいサイズでも縦24cm、横14cmと、大変コンパクトになるので、持ち運びも楽々。専用の収納袋にはカラビナがついているので、バックに引っ掛けても使えます。
5位 Coleman(コールマン) マルチグランドシート 575764751

yahoo.co.jp
素材:ポリエステルタフタ
耐水圧:2000mm
ツーリングドームST・LX対応
キャンプ用品専門なので、テントも同じメーカーで合わせやすく、ツーリングドームST・LXにも対応しているので、サイズもぴったり合わせやすいのが特徴です。耐水圧も約2000mmあり、急な雨でも安心して使用することができます。
シンプルな作りですが、強い風のなかでもスムーズに作業が行えるように、ペグに引っ掛けることができるループが付いているところもおすすめポイントです。
6位 FELMER(フェルマー) おしゃれグランドシート z-a0017

wowma.jp
素材:ポリエステル
耐水圧:-
防水で砂もつかないのでさまざまなシーンで使える
防水で砂もつかないので、雨が降ってもテントを汚すことなく、片づけも簡単にできます。カラーも、シンプルなダークグリーンやピンク・オレンジなど12色の中から選べるのでデザイン性重視のかたにもおすすめです。
コーナーループが付いているので、作業中もしっかりシートを固定してくれます。また、カラビナと専用の収納袋がついているので、コンパクトに持ち運べて荷物の場所をとりません。
7位 GEERTOP(ギアトップ) グランドシート 563778285

wowma.jp
素材:ナイロン
耐水圧:8000mm
PU8000MM相当の耐水レベルで水で満たされても浸水しない
耐水レベルはなんとPU8000mmレベルのグランドシート。1人から6人用テントまで幅広く対応しているので、さまざまなサイズに合わせて選べます。
水に強く、軽いためグランドシートとしての使用のほか、雨除けのタープとして使用することも可能です。また、引裂抵抗力のあるナイロン布を生地にしておりテントを砂利の摩耗から守ってくれます。
8位 リテイラー グランドシート KAN000383

yahoo.co.jp
素材:ナイロン
耐水圧:-
タープにもなるグランドシート
軽量でコンパクトな持ち運びにも便利なグランドシート。四隅と中間にハトメ穴がついているので、タープとして使用することもできます。厚みがしっかりしており、ナイロン素材で撥水加工が施されているので、急な雨でも安心です。
カラーバリエーションはおしゃれなブラック・オリーブ・コヨーテの3色。値段も3000円程度なので、グランドシートを安く手に入れたい方におすすめです。
9位 DOD(ディーオーディー) グランドシート

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素材:ポリエステル
耐水圧:5000mm
1人用から5人用までサイズがある
1人用から5人用まで幅広いサイズに対応。テントに合わせたサイズを選ぶことができます。また、糸の太さは210Dと十分な耐久性があり、砂利や小石からテントを守ってくれます。また、5000mmの高い耐水圧も兼ね備えており、急な大雨でのテントの浸水を防ぎます。
コンパクトで持ち運びも便利。デザインもかわいいので、どれを購入しようか迷っているにおすすめのグランドシートです。
10位 BUNDOK(バンドック) グランドシート BD-529

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素材:ポリエステル
耐水圧:5000mm
持ち運びしやすいストラップ付!レジャーシートとしても使える
レジャーシートとしても使えるグランドシート。シート中央にポールを通す穴があいているので、ソロティピーなどワンポールテントでも使用可能。耐水圧も5000mmまで対応しているので、大雨で使用しても、一晩水漏れの心配がなく、快適にキャンプを楽しむことができます。
サイズは少し小さめなので、購入時はテントとのサイズ感の確認は要チェックです。繰り返し使用しても破れない丈夫な生地なので、長く使えますよ。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
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![]() HIMIMI(ヒミミ) グランドシート ……
1
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2,577円 |
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![]() Coleman(コールマン) テントシー……
2
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12,123円 |
4.48 |
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![]() LOGOS(ロゴス) ぴったりグランド……
3
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2,039円 |
4.32 |
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![]() NIKSA(ニクサ) グランドシート 5……
4
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2,980円 |
4.19 |
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![]() Coleman(コールマン) マルチグラ……
5
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3,900円 |
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![]() FELMER(フェルマー) おしゃれグ……
6
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1,286円 |
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![]() GEERTOP(ギアトップ) テントシー……
7
|
2,180円 |
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![]() リテイラー グランドシート KAN000……
8
|
2,979円 |
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![]() DOD(ディーオーディー) グランド……
9
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1,260円 |
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![]() BUNDOK(バンドック) グランドシ……
10
|
2,709円 |
4.21 |
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安く済ませたいなら自作も◎グランドシート代用品をご紹介

アウトドアブランドから発売されているグランドシートは、耐久性や防水性にすぐれており、キャンプには必須アイテムですが、値段が高いと感じる方もいると思います。そんなときは、ブルーシートでも代用が可能です。
ただし、薄手でぺらぺらのものでは役割を果たせないので、#3000以上の厚みのものがおすすめです。
まとめ
グランドシートを選ぶ際は、テントに合ったサイズを選びましょう。テントよりも大きいシートだと、浸水してしまう可能性があるので、-10cm小さいものがおすすめ。また、急な雨や砂利や小石の摩擦からテントをしっかり守れるように、耐久性や防水性も要チェックです。
この記事を参考にして、テントに合った使いやすいグランドシートをみつけてくださいね。