レジャーから公式戦まで幅広く楽しまれているバドミントンですが、バドミントンのシャトルはさまざまな種類が販売されています。水鳥の羽根を使用したものやナイロン製のもの、コルクの種類やスピード番号など、用途によって使い分けることが重要です。
そこで今回は、バドミントンシャトルの選び方とおすすめ人気ランキング10選をご紹介します。レジャー用や練習用、公式戦用など詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
バドミントンシャトルの選び方
バドミントンシャトルの選び方は「羽根の素材」「コルクの素材」「用途」「スピード番号」「コスパ」「メーカー」の6つのポイントがあります。それぞれ詳しく解説します。
羽根の素材で選ぶ
材質は「ガチョウ」「アヒル」などのフェザーと「ナイロン製」の3種類が代表的なものとなっています。順番に紹介します。
検定級にも使用される「ガチョウの羽根」

材質が天然のものは「水鳥の羽根」が使われています。そのうち、ガチョウの羽根で作られたものが、最も耐久性が高く高品質です。
ガチョウのフェザーで作られた球は、公式大会でも使用されています。羽毛の中央の軸(羽軸)がしっかりしているため、土台から羽が抜けづらく、丈夫なのがメリットです。主に公式大会や試合を前提とした練習に用いられます。
コスパ重視なら「アヒルの羽根」

水鳥の羽根でもうひとつ使用されているのがアヒルの羽根です。ガチョウの羽根よりも耐久性は落ちますが、そのぶん価格が安くなっているので、練習用に向いています。
ガチョウよりもアヒルのフェザーの方が真っ白できれいなので、高級感があるように見えます。ガチョウは値段が高いため、なるべく安いもので天然のものにこだわる際はアヒルのフェザーのものがおすすめです。
練習用に丈夫な「ナイロン製」

人工の材質で使用されているのは、ナイロンです。水鳥フェザーよりも強度や耐久性がある上、価格も安いため、コストパフォーマンスに優れています。
レジャー用から部活動の練習まで、一般的に幅広く使われているのがナイロン製です。スマッシュの練習など、球の消耗を気にせず思い切り打ち込みたい、という時にも、ナイロン製を選ぶのがおすすめです。
コルクの素材で選ぶ
球の先端部に使用されているコルクは、「天然」「人工」「圧縮」の3種類があります。詳しく紹介します。
打球感に優れた「天然コルク」

天然コルクが使われているものは、打球感に優れており、気持ちよく打ち込むことができます。一般的にガチョウのフェザーが使用されているシャトルは天然のものが多いため、公式大会でも使用されています。
高級な材質なのでひとつあたりの値段は高くなってしまいますが、思い通りの打球ができやすい点がメリットです。打球音もよいものになっており、競技を本格的に楽しみたい方におすすめです。
初心者におすすめの「人工コルク」

人工コルクは、価格が安いため、練習用にぴったりのアイテムです。見た目は天然のものにかなり似ていて、違いがわからないかもしれませんが、打球感はやはり天然のものには劣るでしょう。
普段の練習や打ち込みには人工のものを使い、試合を見据えた練習や公式試合では天然のものを使用する、という使い分けがおすすめです。打撃が当たる先端部のみ天然で、羽根を植え込んでいる部分が人工、というものもあります。
遊びで使うなら「圧縮コルク」

圧縮コルクは、天然や人工のものと比較すると耐久性が落ちますが、コスパのよさがメリットです。スマッシュや打ち込みのトレーニングなどに、気軽に使用することができるでしょう。
木材の粒を集めて作られているため、本格的な練習で使用するとすぐに壊れてしまいがちです。レジャーやファミリーで楽しむ時におすすめです。
用途で選ぶ
シャトルは、大会用、練習用、レジャー用と、用途別に選ぶこともできます。それぞれ選ぶポイントを紹介します。
本格的な試合なら「検定球」

シャトルには、日本バドミントン協会が品質を保証した「検定級」と呼ばれるものがあります。「第一種検定合格球」は金色のシールが、「第二種検定合格球」が銀色のシールが筒に貼ってあります。
高品質な球であるため、公式大会や本格的な練習には検定球がおすすめですが、どうしても高価格なところがデメリットです。「検定相当球」という、シールは貼られていないけれど検定球と同じ品質で、より安価なものも販売されています。
練習用なら耐久性を重視

練習用には打球感はもちろんですが、耐久性も重要となってきます。ガチョウのフェザー+天然コルクの組み合わせが最も高品質ではありますが、最近ではナイロン+合成コルクの球も、まっすぐきちんと飛ぶ工夫がされているものも多くなっています。
特に羽根の部分はナイロンがおすすめです。水鳥のフェザーはどうしても打撃を受けると抜けたり散ったりしがちですが、ナイロンは破れにくく変形しにくいため、長く使い続けることができるでしょう。
レジャーで遊ぶならカラフルなもの

外で思い切りバドミントンを楽しむなら、カラフルなシャトルがおすすめです。明るい空の下でも見やすく、遠くに飛んでいっても見つけやすい点がメリットです。ナイロン製なので汚れも気になりません。
レジャー用に販売されているラケットとセットで付いてくるものでも楽しめますが、やはり羽根がすぐにゆがんだり、割れたりしてしまいます。たとえレジャー用でもラリーを楽しみたい場合は、耐久性のよいものに変更すると、打球の飛び方や打球感の気持ちよさも変わるのでおすすめです。
スピード番号をチェック

バドミントンのシャトルは、気温や標高で飛びやすさが変化し、気温や標高が高いと飛びやすく、逆に低いと飛びにくくなります。そのため、1番から6番まで「スピード番号」がふられています。
スピード番号が小さいほど飛びにくいように作られているので、たとえば、暑い夏の体育館では飛びやすいので2番を選ぶ、冬の寒い体育館では飛びにくいので6番を選ぶなど、調整をすることが可能です。本格的にプレイする方は、番号も幅広く用意しておくといいでしょう。
コスパで選ぶ
バドミントンシャトルは消耗品ですので、価格帯やコストパフォーマンスも重要なポイントです。具体的に解説します。
高いけど本格的なガチョウ・アヒルの羽根

ガチョウやアヒルの羽根を使用したシャトルは、公式戦にも使用できる高品質なものとなっています。アヒルの羽根よりガチョウの羽根の方が、耐久性が高く、高価になっています。
たとえ水鳥の羽根が使われていても、安すぎるものはすぐに壊れてしまいがちです。高品質なものだと、1個400円ほどするものもあります。中級者から上級者、試合の選手が使うとなると、1ダース(12個入)2,000円以上のものがおすすめです。
安くて使いやすいナイロン+合成コルク

羽根部分がナイロン製、先端が合成コルクのシャトルは、どちらも安価なもので作られているので、リーズナブルになっています。本格的なプレイには向きませんが、コスパ重視の方におすすめです。
価格としては、初心者の方が練習に使うのなら1ダース1,500円くらいからが目安となります。アヒルの羽根を加工した羽根や、PU配合のコルクが使用されるなど、安くても打球感や耐久性がよくなるよう工夫されている商品も数多く販売されています。
メーカーで選ぶ
ここでは、代表的な3つのスポーツブランドを紹介します。メーカーによって特徴も異なりますので、参考にしてください。
種類が豊富に揃う「ヨネックス」

ヨネックスは、検定球やエアロセンサなど高性能なシャトルを販売しているメーカーです。バドミントンといえばヨネックス、と名前が出てくる方も多いでしょう。
本格的で高級なシャトルだけでなく、練習用に丈夫でコスパのよいシリーズも販売しています。初心者用から上級者用まで、種類が豊富なブランドです。
コスパに優れた「アディダス」

アディダスでは主にウェアやラケットを取り扱っていますが、「ハイブリッドシャトル」という商品が販売されています。高品質ながらリーズナブルな価格帯が人気です。
天然の水鳥の羽根が使われていますが、それとコルクをつなぎ合わせる部分にポリアミドケージというナイロンが使用されており、より耐久性が高くなっています。
検定球も多い「ゴーセン」

ゴーセンもヨネックスと同じく、検定球からリーズナブルな練習用まで、幅広く取り扱っています。バドミントン用品としてはおなじみのスポーツブランドです。
水鳥の羽根を使用したシャトルでも、練習用のシリーズは1ダース2,000円ほどで販売されています。初心者の方でも、本格的なシャトルを使ってみたい方におすすめのブランドです。
バドミントンシャトルのおすすめ人気ランキング10選
ここからはバドミントンシャトルのおすすめ商品10選をご紹介します。羽根やコルクの素材など、ご自身のプレイスタイルに合ったものをぜひ見つけてみてください。
1位 ヨネックス バドミントンシャトル メイビス40P

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コルクの素材:合成コルク
個数:3個入り
用途:練習用・レジャー用
スピード番号:SLOW/MIDDLE/FAST
水鳥の羽根に近い使用感
ヨネックスのリーズナブルなバドミントンシャトルです。羽根はナイロン製ですが、「ウィング構造」を採用し、水鳥の羽根のシャトルに飛行性能を近づけた設計となっています。
3個入りでヨネックスの本格的なアイテムが使える、お得な商品です。レジャー用だとすぐ壊れてしまう方や、遊びでももっとラリーを続けたいという方は、ぜひ試してみてください。
2位 ヨネックス バドミントンシャトル エアロセンサ500

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コルクの素材:天然コルク
個数:1ダース(12個入り)
用途:練習用
スピード番号:1~6
中級者からの練習用に最適なシャトル
ヨネックスのエアロセンサは、中級~上級者の練習用にぴったりのバドミントンシャトルです。水鳥の羽根+天然コルクで作られていますが、1ダース3,000円ほどで購入できるようになっています。
エアロセンサは200から700まであり、数字が高いほうが高品質で、高価格です。700になると検定球になりますので、500は練習用としては高品質な分類となります。
3位 WisFox バドミントン シャトル

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コルクの素材:合成コルク
個数:1ダース(12個入り)
用途 :練習用
スピード番号:-
コスパが高いフェザーシャトル
高品質な羽根が使用されていますが、1個あたり約140円で購入できる、コスパが高い商品です。羽根が強力な接着剤でコルクに付いているので、打撃によって羽根が落ちにくくなっています。
安価なシャトルなので、これまでナイロン製の球を使っていた方や、クラブや部活動の練習でフェザーシャトルを試してみたい方におすすめです。
4位 ティゴラ バドミントンフェザーシャトル

rakuten.co.jp
コルクの素材:ポリウレタン/コルク
個数 :1ダース(12個入り)
用途:練習用
スピード番号:-
初心者向けの練習球におすすめ
ティゴラは、スポーツ用品販売のアルペンがオリジナルで販売しているバドミントンシャトルです。アヒルの羽根が使われており、1個あたり約80円と、かなり安価な部類に入る商品となっています。
コルクにはポリウレタンも入っているので、打撃感は通常のコルクには及ばないかもしれませんが、初心者の方の練習用にはぴったりのシャトルです。
5位 ヨネックス ニューオフィシャル F80

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コルクの素材:天然コルク
個数 :1ダース(12個入り)
用途 :大会用
スピード番号:1~7
ヨネックスの第一種検定合格球
ヨネックスのニューオフィシャルは、日本バドミントン協会第1種検定合格球となっています。温度表示番号(スピード番号)も7段階に分かれており、適正温度別に購入することができます。
水鳥の羽根と天然コルクで作られており、1個あたり約440円と高級なシャトルですが、会場の温度に合わせてシャトルを選ぶことで、試合中に球が飛びすぎる・飛ばないといった不都合を防ぐことができるでしょう。
6位 ヨネックス バドミントンシャトル メイビスフィールド

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コルクの素材:PU+ABS
個数:3個入り
用途:練習用・レジャー用
スピード番号:-
アウトドア専用のシャトル
メイビスフィールドは、ヨネックスから販売されている、アウトドア専用のバドミントンシャトルです。外でも見やすいビビッドイエローが特徴的です。
シャトルの台座部分に格子上の構造「ラティスチップ」を設置することで、空気の通りがよくなり、横風の影響を受けにくくなっています。外でも多少の風なら影響を受けずに遊ぶことができそうです。
7位 カイザー フェザーシャトル

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コルクの素材:-
個数:3個入り
用途 :練習用・レジャー用
スピード番号:-
持ち運びにも便利な3個セット
水鳥の羽根で作られたバドミントンシャトルです。1個あたり約170円とお手頃価格なので、レジャー用や練習用におすすめです。
3個入りでケースに入っているので、練習用シャトルの予備として持ち歩いたり、遊びでアウトドアに持っていくのにも便利ですよ。
8位 ヨネックス メイビス2000

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コルクの素材:天然コルク
個数:6個入り
用途:練習用
スピード番号:2-SLOW/SLOW/MIDDLE/FAST
飛行性のよいナイロン製
メイビス2000はヨネックスのナイロンシャトルシリーズのひとつです。ナイロン製ですが「ウィングリブ構造」を採用しており、水鳥シャトルに近い飛行性能を実現しています。
天然コルクが使用されているので、打球感に優れています。水鳥の羽根ほど本格的なシャトルは必要ないけれど、耐久性のあるシャトルが欲しい方におすすめです。
9位 MHD LED 光るバドミントンシャトル

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コルクの素材 :合成コルク
個数:6個入り
用途:レジャー用
スピード番号:-
レジャーにぴったりの光るシャトル
シャトルの中にLEDライトが入っていてきらきらと光る、ユニークなバドミントンシャトルです。連続点灯4時間、虹色に光るので、暗いところでもバドミントンが楽しめます。
ガチョウの羽が使われていますが、やはり練習用というよりはレジャー用と割り切ったほうがいいでしょう。キャンプの時などに持って行って、夜暗くなってから使うと、さらにバドミントンを楽しめそうです。
10位 ラケットフィールド バドミントンシャトル PRACTICE JH

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コルクの素材:天然素材+人工素材
個数:1ダース(12個入り)
用途:練習用
スピード番号:3/4
高品質ながら低価格なシャトル
ガチョウの羽根が使用され、さらにコルクも先端部分は天然コルク・羽根の付け根は人工コルクが使われています。2層になっている高品質なバドミントンシャトルです。
耐久性を上げるため、羽の根本の軸が太い部分を使用するなど、品質を保ちながらも低価格になるよう工夫されています。初級者からの練習用にぴったりです。
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4.19 |
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まとめ
バドミントンシャトルは、羽根の素材、打撃が当たるコルク部分の素材によって、球の打ちやすさや飛びやすさが大きく変わります。飛びすぎてもアウトになりますし、飛ばなくてもミスが増えるので、気温なども考慮して選ぶことが大切です。
ほかにも低価格なシャトルはレジャーや打ち込み練習に役立ちます。バドミントンの用途やプレイスタイルに合わせて選んでみてください。