体力測定の際に必ず測定する握力。誰もが一度は使用したことがあるのではないでしょうか。最近では筋トレやフィットネスなどで健康維持や体力作りをする方も増え、そんな方におすすめなのが握力計です。握力の数値をこまめに計測することができるため、トレーニングのやる気アップにも繋がります。
メーカーでは、N-FORCEやTOEI LIGHTの製品が人気です。また、デジタル式やアナログ式などあり種類はさまざまです。そこで今回は、握力計の選び方とおすすめの人気の商品を紹介します。好みや用途に応じて自分に合った製品を見つけてくださいね。
握力計の正しい使い方

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握力は全身の総合的な筋力と関連性が強いことが研究で示されています。筋肉トレーニングをしている方はもちろん、高齢者の方などには自分が全身の筋力をどの程度維持できているかを知るのに握力は重要な指標になります。
握力計の選び方をお話しする前に、握力計の正しい使い方について、簡単にお話しておきます。既にご存知の方は、「選び方」のところからお読み下さい。
まず、握力計のグリップを指の第2関節が直角になる位置で持てるように調節します。この状態で握力計の針(デジタルの場合は表示画面)が外側になるように持ちます。
足は自然に開いて立ち、手も自然に下ろした状態で計測します。このとき、握力計が体や服に触れないように注意してください。また、握力計を振り回したりしてはいけません。
左右を交互に2回ずつ測ります。筋疲労の影響を避けるため、左右を1回ずつ測ったら、少し間隔を開けてください。左右それぞれの良い方の記録を取って、左右の数値を平均したものが、あなたの握力です。
握力計の選び方
ここからは握力計の選び方について、ご説明します。自分に合った製品を選ぶための参考にしてください。
表示方式の違いで選ぶ
握力計には、大きく分けてアナログ表示のものとデジタル表示のものがあります。それぞれの特徴を把握して、自分に合った製品を選んでください。
簡単に使えて正確なアナログ式

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アナログ式は、握力計を握ると針が動き、その針が指した目盛りを読むタイプです。計測結果の正確性も高く、操作に悩むことがなく誰にでも簡単に扱えます。デジタル式よりも故障が少ないともいわれます。
デジタル式と違って電池が必要ないため、購入して直ぐに使えます。デジタル式の場合でも、一度電池を入れれば100時間程度使えるので電池のコストに関してはあまり気にする必要はありませんが、ランニングコストがかからないというのもアナログ式のメリットと言えます。
なお、これは本来の握力計の使い方ではありませんが、トレーニングの際のウォーミングアップとして一定の負荷で決まった回数の握力計の握り込みを行うといった使い方もあります。この場合は、結果だけが表示されるデジタル式よりも、負荷に応じて針が動くアナログ式が便利です。
0.1kg単位まで表示が見やすいデジタル式

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デジタル式は、計測結果が液晶の画面に数字で表示されます。計測結果が0.1kg単位で表示されるので、より細かく計測結果を残したい人におすすめです。アナログの場合のように、人によって読み取った数値にズレが生じるようなこともありません。
また、前回計測のデータを記録しておく機能があったり平均値を超えると教えてくれる機能があったりと、アナログ式にはない機能がある製品があるのもデジタル式の魅力です。
また、デジタル式にはとても安価な製品もあります。製品にもよりますが、コスパの良い製品をお探しの方にもデジタル式はおすすめです。
最小計測単位で選ぶ

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握力計の最小計測単位には、0.5kg単位のものと0.1kg単位のものがあります。これはほぼアナログ式とデジタル式に対応していて、アナログなら0.5kg単位、デジタルなら0.1kg単位になります。アナログ式の0.5kg単位というのは、目盛りが500gごとに振られているということです。
最大計測値で選ぶ

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最大計測値は、90kgまたは100kgのものが多くなっています。多くの製品が100kgまで測れますが、一部に90kgまでのものがあります。
日本人の場合、成人男性の握力の平均値は50kgを超えませんから、90kgまででも支障がある人は少ないでしょうが、ハードなトレーニングを積まれている方は、100kgまで測れるものを選んでください。
なお、学童向けや高齢者向けの製品には、50kgまでしか計測できない製品もあります。
ちなみに、最小計測値に関しては、デジタル式の握力計の場合、計測範囲が5kgからというものが多くなります。握力が5kg以下というケースは少ないと思いますが、0~5kgの範囲を測りたい場合は、0kgから測定できるアナログ式を選んでください。
【デジタル式】握力計のおすすめ人気ランキング3選
ここからは、握力計のおすすめ商品をご紹介します。まずはデジタル式からです。
1位 N-FORCE デジタル握力計

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最大計測値:90kg
低価格ながらデータ保存機能付き
低価格で人気の握力計です。低価格の製品ではありますが、機能面は充実していて、プリセットされている年齢・性別ごとの握力平均値を計測値が超えると知らせてくれたり、前回計測した値を超えた場合に知らせてくれたりする機能があります。
また、19件のユーザー登録が可能なので、家族で使ったり、グループで使ったりする場合にも便利です。
2位 TOEI LIGHT デジタル握力計TL2 T-1854

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最大計測値:100kg
測定精度が高いロードセル式を採用した握力計
一般的な握力計はスメドレー式と呼ばれるものです。これは「バネは加えられた力の大きさに比例して変形する」というバネ量りと同じ原理を利用したものです。
これに対して、ロードセル方式というのは、電子量りにも使用されている力を加えると電気信号に変換されるセンサーを利用したものです。
この製品は、握力計としては珍しいロードセル方式を採用したもので、メーカーいわく「従来のスメドレー式と比較し非常に測定精度がたかいロードセル方式を採用」したとのことです。高い精度で計測したい人におすすめの握力計です。
3位 TOEI LIGHT 握力計グリップD T-2177

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最大計測値:100kg
平均値を自動で算出する機能が付いた本格的なデジタル式握力計
本格的なデジタル式握力計です。個人で購入するには価格の面がネックになりますが、その分計測精度は高く、学校の体育用具なども製造販売しているTOEI LIGHTの製品なので信頼性もあります。
左右を交互に2回ずつ測ると平均値を自動で算出してくれる機能が付いているので、全国平均と比較したい場合などに便利です。
【アナログ式】握力計のおすすめ人気ランキング4選
ここからは、アナログ式のおすすめ商品をご紹介します。
1位 TOEI LIGHT 握力計ST2 T-1814

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最大計測値:100kg
TOEI LIGHTのスタンダードなアナログ式握力計
先ほども軽く触れましたが、TOEI LIGHTは学校で使用する跳び箱のような体育用品などを製造販売している信頼性の高いメーカーです。計測器に関しても握力計のほか、背筋力計や長座体前屈測定器など各種の製品を扱っています。
この製品は、TOEI LIGHTの握力計の中でもスタンダードなモデルです。飾り気のない製品ですが、シンプルで価格も抑え目です。実用本位の製品を選びたい人におすすめです。
2位 TOEI LIGHT 握力計DX2 T-1811

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最大計測値:100kg
TOEI LIGHTの握力計デラックス版
TOEI LIGHTの握力計、デラックスタイプです。強力ポリカーボネート樹脂で全体が覆われた作りになっていて、上のシンプルな製品と比べると重厚感があります。
実際の重さは、こちらが60g重いだけです。また、握りの部分にはゴムパッドがあり、金属そのままの製品よりも握りやすくなっています。
握力計としての機能が変わるわけではないので、個人で使用する場合には無理に高価なこちらの製品を購入する必要はないかもしれませんが、トレーニングジムやフィットネスクラブなどに備える場合は、やや贅沢な雰囲気があるこちらの製品が適しているかもしれません。
3位 竹井機器工業 アナログ握力計グリップ-A スメドレー式 TKK5001(一般用)

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最大計測値:100kg
計測針部分がカバーで覆われていて故障しにくい
商品写真を見ていただいても分かるように、この製品は計測針の部分に強化プラスチック製の透明カバーがあります。
計測針を何かに引っ掛けたりして針が曲がったり折れたりすると正確な計測ができなくなりますが、カバーがあることでそういった類の故障が防止できます。
特に握力計の扱いに慣れてない子供に扱わせる場合などには、このカバーが効果的です。0kg~50kgが計測できる学童用もありますから(品番:TKK5001b)、学校や体育クラブなどで使用する場合は、こちらもおすすめです。
4位 秦運道具工業 スメドレー型握力計100kg 103-S

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最大計測値:100kg
コスパの良いアナログ式握力計
秦運動具工業は、フィットネス用品や、ヨガアイテム、トレーニング用品などを製造販売している企業です。この製品は、アナログ式の握力計としてスタンダードなタイプのものです。
大きな特徴がない製品ともいえますが、他社のものと比較すると少し価格が抑えめになっています。
デジタル式のものと違って、アナログ式の握力計は特別に安価な製品はほとんど見当たりません。この製品は、その中でも比較的実売価格が安い製品ですから、コスパを優先して商品を選びたい人におすすめです。
握力測定に力を発揮するコツ

スポーツテストの握力測定でできるだけ良い結果を出したい方のために、コツをご紹介します。
まず、リラックスした状態で握力計を持ち、一気に力を込め、握りましょう。その際、声を出したり、または息を吐きながら握ると普段以上の力を出すことができるようです。
また、測定器の握る幅によっても大きく測定値は変化するようです。自分の握り幅を測定前に確認しておくのも良い結果につながるのではないでしょうか。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() N-FORCE デジタル握力計
1
|
2,290円 |
4.43 |
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![]() TOEI LIGHT デジタル握力計TL2 T-1……
2
|
16,632円 |
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|
![]() TOEI LIGHT 握力計グリップD T-2177
3
|
22,072円 |
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|
![]() TOEI LIGHT 握力計ST2 T-1814
4
|
7,982円 |
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|
![]() TOEI LIGHT 握力計DX2 T-1811
5
|
12,787円 |
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|
![]() 竹井機器工業 アナログ握力計グリ……
6
|
13,750円 |
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![]() 秦運道具工業 スメドレー型握力計1……
7
|
8,400円 |
4.17 |
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まとめ
握力計の選び方とおすすめ商品をご紹介しました。正しいトレーニングのためには、自分の現在の握力の数値を把握することが是非とも必要ですから、まだお持ちでない方は購入を検討してください。
特別なトレーニングをする人でなくても、一台は握力計を用意しておいて、時々は握力のチェックをすることを健康維持の観点からもおすすめします。