距離を手軽に測定し、対象に沿って直線が引ける、定規・ものさし。普段見慣れた直線定規から専門的な分野で使われる三角スケール。平行線や垂直線が描ける方眼定規から手軽に円が描ける円定規までとその種類は非常に豊富です、そのため、定規の選び方がよく分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、定規・ものさしの選び方とおすすめ人気ランキング10選を紹介します。記事の後半では、紙を切るのに最適なカッティング定規も取り上げているいるので、ご自身の用途に適した商品を選んでくださいね。
定規・ものさしの選び方
種類で選ぶ
スタンダードで使いやすい直線定規

直線定規とは別名ストレート定規とも呼ばれており、距離を測定する他、直線を引くために用いられます。一般的に定規という言葉を使う場合、この直線定規を差すことがほとんどだといえるでしょう。
こちらはスタンダードなタイプであるため、取り立てて大きな特徴はありませんが、強いていうならその豊富な商品ラインナップが魅力です。プラスチック製や金属製はもちろんのこと、中には目盛が素数だけというユニークなものもあるので、ご自身が何を求めているのかによって商品選びしましょう
平行や直角の確認ができる方眼定規

ある直線に対し、並行あるいは直角の線を引く場合は、方眼定規がおすすめです。これは定規本体に小さなマス目がいくつも描かれているもので、これに紙や線を合わせることによって平行線や垂直線が引けます。本体が透明なおかげで、線にマス目を合わせやすいのがポイントですね。
ただし、方眼定規はその視認性の都合上、ほとんどがプラスチック製となっています。つまりプラスチック製定規の弱点がそのまま方眼定規に当てはまってしまうということですね。この弱点については後述しますが、こちらはあまり手荒な扱いをしないように心がけましょう。
製図の読み取りなどに用いられる三角スケール

三角スケールとは断面が三菱形になっている定規・ものさしで、それぞれの面に2種類ずつの異なる目盛がついています。つまり、三角スケールは一本につき、計6つの目盛が備わっているわけですね。この計6つの目盛を駆使して製図や図面などを読み取ります。
ちなみに、三角スケールに刻まれている目盛は1/1mm、1/100mm、1/150mm、1/200mm、1/250mm、1/300mmの組み合わせが一般的です。また、計測できる図は設計図や地図、間取り図など多岐に渡るので、使い方さえ覚えてしまえば、おおよその寸法を瞬時に判断できますよ。
コンパスを使わず円が描ける円定規

コンパスを使わずに手軽に円を描きたい方は、円定規がおすすめです。円定規とは定規の本体に複数の円形の穴が開いているもので、これを使うことにより、コンパスを使わずとも綺麗な円を描くことができます。
ちなみに、円の数は定規の大きさによって異なりますが、少なくとも20個以上の円が設けられている場合がほとんどです。もちろん、円の大きさはそれぞれ異なっているので、雑貨作りやDIY作業の際には重宝しますよ。
カッターの刃でも傷つきにくいカッティング定規

定規は直線を描いたり距離を測ったりすること以外にも、紙を切るために使われることがあります。しかし、通常の定規ではカッターの刃を当てた際に傷ついてしまい、使い物にならなくなる恐れがあります。
そんな時に役立つのがカッティング定規。本体の端の部分に金属加工が施されているもので、これでカッターによる傷を防ぎます。ちなみに、カッティング定規は紙の上で滑らないように、滑り止めがついている商品が多いので、安全性も抜群ですよ。
手で紙を切れる紙切り用定規

カッティング定規の種類の1つに、紙切り用定規と呼ばれるものがあります。これは、定規・ものさしの端の部分にエッジ加工が施されているもので、これを紙に乗せて抑えながら手で紙を切り取ります。
ただし、紙切り用定規はその性質上、端の部分の切れ味が非常に鋭いです。もちろん、手が切れないような加工は施されていますが、万が一の時のためにもなるべく慎重に扱うようにしましょう。
素材で選ぶ
透明で視認性にも優れているプラスチック製

定規・ものさしの視認性を重視する方はプラスチック製がおすすめです。このプラスチックはほとんどの場合、透明なものが用いられており、定規を通して紙や線を確認することができます。重量が軽いうえ、値段が安価で手に入れやすいのも魅力ですね。
ただし、プラスチック製を定規は耐久性がそこまで高くありません。そのため、床に落した際に破損したり傷がついたりしてしまう恐れがあります。また、長年使い続けることにより、目盛が薄くなってしまうこともあるので注意しましょう。
耐久性に優れた金属製

定規・ものさしに耐久性を求める方は金属製がおすすめです。この金属には主にアルミやステンレスが使われており、カッターの刃にも耐えられるのでカッティング定規にも適しています。また、温度や湿度による目盛りの狂いも少ないので、JISの基準をクリアしている商品のほとんどが金属製ですよ。
手に馴染みやすい木製

手への馴染みやすさや使いやすさを重視する方は、木製がおすすめです。これは主に竹などが使われている定規・ものさしで、吸水性が高いおかげで手から滑り落ちる心配がほとんどありません。また、その天然素材由来の風合いから愛用者も非常に多いですが、湿度の悪影響を受けやすいので正確な計測には不向きです。
大きさや目盛で選ぶ
定規の大きさは15cm~30cmが主流

定規・ものさしの大きさは15cm~1mまで様々な商品がありますが、基本的には30cmを超えてしまうと用途が限られてしまいます。また、大は小を兼ねるともいいますが、長いと単純に収納場所に困るという問題もあるので、特殊な利用法をしない限りは15cm~30cmのものを選ぶようにしましょう。
目盛の最小単位とともに視認性も確認

通常、定規の目盛は1mm単位で作られていますが、中には0.5mm単位のものも存在します。しかし、目盛が0.5mm単位の定規は一般的にはあまり使われておらず、視認性もよくありません。もちろん、用途によっては0.5mmでなくてはいけない場合もありますが、通常は1mm単位で十分だといえるでしょう。
目盛りが端からスタートしていると誤差が出にくい

定規・ものさしは、目盛が端からスタートしているものと1mmほどの空白を開けてスタートしているものの2種類が存在します。
単純に直線を引く場合はそれほど使い勝手に差はありませんが、長さを測る場合は目盛が端からスタートしているほうが圧倒的に測りやすいです。そのため、購入する前には必ずこの目盛がどこからスタートしているのか確認するようにしましょう。
機能で選ぶ
持ち運びに便利な折りたたみ式

定規・ものさしに携帯性を求める方は折りたたみ式がおすすめです。これは本体のちょうど中央の部分から半分に折り曲げられるもので、持ち運びに便利なうえ、収納もしやすくなります。また、折りたたみ式の定規はディズニーやスヌーピーといったキャラクターものも多いですよ。
空気穴が付いていると紙に張り付きにくい

定規が紙に張り付いて取れなくなってしまったという経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか。そもそも、定規が紙に張り付いてしまう理由は、吸盤のように定規と紙が密着し、空気の逃げ道がなくなってしまうからです。
こういったストレスに悩まされている方は、空気穴が開いた定規・ものさしがおすすめです。この穴が付いていると、空気の逃げ道が生まれて紙に密着するのを防いでくれますよ。
定規・ものさしのおすすめ人気ランキング10選
1位 ミドリ 定規 アルミ&ウッド定規 15cm 黒 42270006

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本体サイズ:H20xW160xD2mm
素材:天然木・アルミ
amazonでの売り上げナンバー1!金属と木の組み合わせがスタイリッシュ
こちらはamazonの「定規」カテゴリーで売り上げナンバー1を誇る商品です。丈夫なアルミとナチュラルな天然木が使用されており、非常にスタイリッシュなデザインに仕上がっています。また、レーザー刻印された目盛部分は非常に消えにくいため、長期間に渡って愛用し続けられますよ。
2位 レイメイ藤井 すべらないカッティング定規 30cm ACJ555

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本体サイズ:4.5cm×31cm×0.3cm
素材:再生PET樹脂(80%)
便利な方眼タイプ!特殊加工で快適なカットを
こちらはカッティング定規と方眼定規が一体になった商品です。端の部分は特殊なステンレスエッジ加工が施されているため、カッターの刃を当ててもほとんど傷つきません。また、滑り止め加工のおかげで紙への吸着力が高く、定規が滑って怪我をするリスクも少ないですよ。
3位 ステッドラー テンプレート 円定規 976 01

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本体サイズ:11.5×23×0.1cm、円直径:0.5~33mm、 45穴、 R4種
素材:PP(ポリプロピレン)
45個もの円が自由自在に書ける!
こちらは定規本体に45個もの円形の穴が開けられている商品です。穴の直径は12cm以下は0.5mm刻み、それ以上は1mm刻みとなっているため、その時々に応じて必要な大きさの円を描くことができます。定規右下に設けられた簡易分度器も非常に気が利いていますね。
4位 ステッドラー 三角スケール 561 7-9

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本体サイズ:169mm×13.8mm×13.8mm
素材:金属
レーザープリント加工による圧倒的な精度で製図用におすすめ!
こちらはレーザープリント加工が施された三角スケールです。このレーザープリント加工はJIS規格が求めるものよりもさらに高い精度を誇っており、どれほど小さな図面でも的確に読み取ることができます。また、0スタート目盛仕様のおかげで高さや深さの計測も可能ですよ。
5位 モチモノ 滑らない 定規 ピタットルーラー 15cm

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本体サイズ:ー
素材:アルミ・アクリル・TPE・ABS
2014年度グッドデザイン賞受賞!スムーズに動いてピタッと止まる
こちらは公益財団法人日本デザイン振興会が主宰しているグッドデザイン賞を受賞した商品です。本体には特殊な滑り止め機構が採用されており、定規の上から押さえるだけでピタッと紙に張り付きます。また、指で押さえていないときは滑り止めが浮いている状態なので、紙の上をスムーズに動かせますよ。
6位 マックス 多機能スケール ナカトジール MC-140/B

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本体サイズ:幅65×高さ204×厚さ6.5mm
素材:ー
虫眼鏡や簡易コンパスも搭載!様々な用途に使いたい方に
こちらは虫眼鏡や簡易コンパスが搭載されたマルチタイプの定規・ものさしです。元々はホッチキス関連の商品として販売されており、定規に用紙を差し込んでタッキングするだけで簡単に中綴じできます。他にも、分度器や波線スケールなど、細かな機能がたくさん用意されていますよ。
7位 京都大学 限定 素数ものさし

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本体サイズ:ー
素材:竹
数学をこよなく愛する方に!お部屋のインテリアとしても
こちらは目盛が素数だけで作られているユニークな商品です。元々は京都大学内にある生協で販売されている商品で、数学愛好家から圧倒的な支持を得ています。実用性はほとんどありませんが、使えば使うほど素数が身近な存在に感じられますよ。
8位 コクヨ ステンレス直定規 30cm TZ-1343

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本体サイズ:34×2×345mm
素材:ステンレス
0.5mm間隔の目盛も搭載!専門的な技術職に就いている方に
こちらは1mm間隔と0.5mm間隔両方の目盛が搭載されてる商品です。本体にはステンレスが使われているため、カッティング定規や紙切り定規としてもお使いいただけます。ちなみに、こちらはJIS規格をクリアしているため、精度も抜群ですよ。
9位 ミドリ 定規 アルミマルチ定規 30cm 42253006

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本体サイズ:29cm×15.9cm×4.5cm
素材:アルミ
持ち運びに便利な折りたたみタイプ!角度の計測も可能
こちらはいわゆる折りたたみタイプの定規・ものさしです。展開時の長さは30cmと標準的ですが、なんと中心軸には角度が刻まれており、15度ごとの角度測定が可能となっています。また、文字部分は特殊なレーザーによって刻印されているため、長期間使い続けても文字が薄れませんよ。
10位 コクヨ ステンレス直定規 100cm TZ-1347

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本体サイズ:46×2×1065mm
素材:ステンレス
1mのロングサイズ!適度な重さと丈夫さで作業を効率化
こちらは長さが1mにまで達している商品です。あまりにも長いため、一般的なご家庭ではあまり使われませんが、印刷工場などでは欠かせない道具だといえるでしょう。ちなみに、こちらもJIS規格をクリアしているため、精度はばっちりですよ。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
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![]() ミドリ アルミ&ウッド定規 15cm 42……
1
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304円 |
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![]() レイメイ藤井 すべらないカッティ……
2
|
378円 |
4.41 |
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![]() ステッドラー テンプレート 円定規……
3
|
783円 |
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|
![]() ステッドラー 三角スケールスリム ……
4
|
868円 |
4.13 |
|
![]() モチモノ 滑らない定規 ピタットル……
5
|
583円 |
4.35 |
|
![]() マックス 多機能スケール ナカトジ……
6
|
268円 |
4.21 |
|
![]() 京都大学 限定 素数ものさし
7
|
1,199円 |
3.9 |
|
![]() コクヨ ステンレス直定規 30cm TZ-……
8
|
480円 |
4.39 |
|
![]() ミドリ アルミマルチ定規 30cm 422……
9
|
904円 |
4.22 |
|
![]() コクヨ ステンレス直定規 100cm TZ……
10
|
1,972円 |
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まとめ
定規・ものさしは直線を描いたり距離を測ったりする他にも、紙をカットしたり図面を読み取ったりと様々な用途で使われます。作業の効率化を図るためにも、それぞれの用途に適した商品選びをおこないたいところですね。
直線定規や方眼定規といった種類、プラスチック製や金属製といった素材、大きさや目盛の最小単位、機能などから、ご自身の用途に適した定規・ものさしを見つけてくださいね。