土木工事や水害などの対策として使用される、土のう袋。メーカーでは、エスコや荻原、トラスコが有名です。土のう袋といえば白が一般的ですが、黒や緑といった色付きの商品もあり、用途によってそれぞれ適している土のう袋は異なります。
この記事では、一般的な土のう袋からご家庭で使用しやすいタイプまで、容量・機能を踏まえ、おすすめ商品を10選ご紹介します。
土のう袋とは
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土のう袋は、土砂災害などで流れてきた土や泥を入れて廃棄したり、洪水災害時に水をせき止めるほか、工事現場で不必要な土・泥・資材を入れる際に活躍します。
その他、キャンプやバーベキューなどで出るごみ入れとしても便利です。また、ご家庭で出た生ごみを入れるコンポストとして使えば、堆肥作りも可能です。作った堆肥が入った土のう袋の中にじゃかいもやさつまいもの苗を入れれば、美味しい野菜をご家庭で作ることもできます。
土のう袋の選び方
ここからは、土のう袋の選び方を容量・機能の観点からご紹介していきます。それぞれ異なったポイントがあるのでニーズに合った商品を選んでいきましょう。
容量で選ぶ
一般的に土のう袋の大きさは48cm×62cmですが、中には大きなサイズでたくさんの資材や廃棄物を効率よく運べる土のう袋や、使う人を選ばない小さなサイズの商品もあります。用途によって使いわけることがポイントです。
スタンダードな大きさ
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土木工事や土砂災害の際に使われている一般的なサイズは48cm×62cmです。入れる土の量の目安が分かる、ライン入りの土のう袋もあります。
土のう袋を浸水対策として使う場合、土のう袋の大きさに差があっては完璧な処置ができないので、大きさがそろっていることが重要です。作業は大人数ですることが多いので、土のう袋のサイズを統一して、積み上げて使用する際にムラがうまれないようにしましょう。
手軽に使える小さいサイズ
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土のう袋は土を入れると約25キロと、男性でも一人で運ぶには大変な重さになりますが、園芸・家庭菜園を楽しむ主婦や年配の方も扱いやすい、容量10キロの商品もあり、サイズは30cm×45cmと通常サイズに比べかなり小さいサイズとなります。
土のう袋は水を通しやすく通気性が良いので、トマトやキュウリなどの野菜を育てる際のプランター代わりにも使用でき、風が強い日でもプランターのようにすぐには倒れないことがメリットです。
一度にたくさん運べる大きめサイズ
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土のう袋の中には、通常よりも容量の大きい48cm×78cmサイズの商品もあります。重くかさばるものや、細々としたものをひとつの袋にまとめて入れたいときにとても便利です。また、災害時には大量の土砂を一気に入れることができるので重宝します。
機能で選ぶ
土のう袋はつくりがシンプルだからこそ、機能的な特徴があると他の商品との大きな違いとなります。ここでは、実用的な機能に着目して土のう袋を選ぶ際のポイントをご紹介します。
積み上げやすい角型
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角型タイプは土を入れた際、底面と側面が平らになり、積み上げた時の密着度が高いのが特徴です。安定感があるので高く積み上げることができ、水害などの水の侵入を阻止することができます。また、形状が長方形になるため使用していない土の入った土のう袋もまとめてコンパクトに置いておくことができます。
UV加工タイプ
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UV加工がほどこされている黒の土のう袋は、紫外線に強いだけでなく、熱を吸収するため冬場の家庭菜園でのプランターとして使用するのがおすすめです。吸収された熱により植物がよく育ちます。また、白に比べ目立ちにくいため、場所を選ばず使うことができますよ。
緑化に役立つタイプ
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近年、木の伐採が問題になったりと植物の減少が取り上げられていますが、緑の土のう袋は袋の中に植物の種子がついており、土を入れることで発芽するため簡単に緑を増やすことができます。また、育った植物同士が絡み合うことで、土のうが崩れにくくなる効果も期待できます。
河川の洪水が日常的に起こる土手などの洪水予防におすすめです。
土に還る麻タイプ
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天然素材の麻は放置しておけば自然に還るため、焼却処分の必要がなく、使用したあとに回収する手間も省け、扱いやすい商品です。
また、麻は目が粗く通気性がとても良いので、野菜の保管にはぴったりの素材です。ジャガイモやタマネギ、ダイコンの保管用におすすめです。
耐久性のある土木工事向けタイプ
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土のう袋がよく使われているイメージといえば工事現場ですよね。土木工事は何か月にも及ぶので、土のう袋も長い期間使うことができる耐久力のあるものが必要です。そのイメージ通り、土のう袋は重さに耐えることができる耐久性のある商品が基本です。ほとんどがポリエチレン製で、他の素材と比べると軽く、安価なのが特徴です。
土のいらない吸水タイプ
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ここまで土を入れるタイプの土のう袋を紹介してきましたが、身近に土がない都市部などでの災害時には、土がないため一般的な土のう袋が使えませんよね。そういったときはポリマーが入った土のう袋を使うと便利です。
土のう袋を水につけるとおよそ5分で膨らみ、使用後は2〜3日で元のサイズに戻ります。準備も後処理も簡単ですよ。ただし、水を吸って重くなった土のう袋は持ち運びに不向きなので、使用する場所で水につけるようにしましょう。
土のう袋のおすすめ人気ランキング10選
ここからは上記で説明した選び方を踏まえ、容量や値段と枚数のバランス、機能に注目して選んでみてください。
1位 WING ACE 土のう袋 ブルーライン

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容量:-
材質:ポリエチレン(PE)
惜しみなく手軽に使える!
低価格でたくさん入っているため、ゴミ袋として気軽に惜しみなく使えます。また、災害時などに一度にたくさん必要な場合に便利です。レギュラーサイズなので被災地で他商品と組み合わせて積み上げるときも難なく作業できます。
ただし、この商品は袋の強度があまり高くないため短期間の土のうや資材入れとしての使用をおすすめします。
2位 荻原 UV土のう 30枚入り

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容量:-
材質:ポリエチレン(PE)
耐久性に優れたUV機能付きの土のう袋
目がしっかり詰まっていて、長期の使用に適した商品です。土を入れても、角のある砂利を入れて運んでも、破れる心配はありません。土の量の目安がわかる黒いライン入りなので、大きさが均一になり、土のう袋を積み上げた際に安定感が生まれます。
3位 UVブラック土のう袋 50枚入

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容量:25㎏まで
材質:高密度ポリエチレン
3年間使えるUV仕様
こちらの商品はポリエチレン製で紫外線対策のための加工が施されており、強度は充分です。屋外での長期放置にも耐えられます。また、袋も黒いため目立ちにくく、動物に荒らされにくいです。森林伐採の際にごみ袋として使ったり、物置の外で保管するものをカバーするのにおすすめです。
4位 アイリスオーヤマ 土嚢 緊急簡易土のう スタンダードタイプ 10枚

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容量:-
材質:ポリエチレン、吸水ポリマー
都会で活躍する水で膨らむタイプ
土がない都会で万一のことがあっても水で対処できる土のう袋です。ご家庭やオフィスの物置に災害セットと一緒に置いておけば安心です。女性や子供でも扱いやすいので、この土のう袋を導入して一家・オフィス全体の防災意識を高めてみてはいかがでしょうか。
5位 フレコンバック10枚組 1トン用

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容量:1007L
素材:ポリエチレン、ポリプロピレン
大きめサイズの1100mm×1100mm
一般的に土のう袋のサイズは480mm×620mmですが、この商品は容量に特化しています。家具・家電製品も入るので埃よけ・軽い雨よけにおすすめです。
ごみ袋として使えば、一度で大量に処分できますよ。ただし、1度にたくさんのものを入れてしまうと持ち運びがしづらいため重機を使用して作業をする方におすすめです。
6位 3年耐候黒土のう袋 25枚入

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容量:-
材質:ポリエチレン
UV加工で屋外でも3年間使用できる土のう袋
3年という長期にわたって使用できるので、毎年洪水災害が出る地域での対策用や、こまめに取り替えることのできない場所の土のう袋に最適です。
7位 麻袋 麻土のう袋 ジュート麻 口紐付 5枚セット

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容量:-
材質:ジュート麻
良質な麻袋
他の結ぶタイプの土のう袋と異なり、この商品はなじみのある巾着タイプで使いやすいです。麻素材なので、ご家庭での野菜の保管におすすめです。
8位 水害対策品 浸水防止 縦置き用土のう

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容量:30㎏まで
材質:ポリエチレン
土入れ・積み上げがしやすい角型土のう袋
この商品は底がマチになっていて、土を入れる際は自立して安定し、土のう袋を積み上げるときは角があるためすき間なく積み上げることができます。災害地域でしっかりと水をせき止めたいときにおすすめです。
9位 植生土のう 100枚入り ロンタイ グリーンバッグ

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容量:-
素材:ネット、植生用紙(種子・肥料が装着ずみ)
土を入れると植物が育つ植生土のう袋
袋の内部に植物の種子がついている土のう袋です。肥料も入っているので、養分が少ない土壌でも安心です。より確実に植生を目指すときは、あらかじめバーク堆肥を原料とした用土が入っている商品を選びましょう。
この商品は、土のう袋を置いておくだけでまわりの土や植物と一体化するので、土砂崩れ地域の埋め戻しや、構造物の保護に役立ちます。
10位 フレコンバッグ 黒 1t用 1年対応 10枚入

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容量:1立法メートル
材質:ポリプロピレン(PP) UV耐候剤配合
大容量で長く使える黒バージョン
5位でご紹介した1100mm×1100mmサイズの黒色です。ベージュの商品よりも目立ちにくく、中身も透けて見えづらいため、人目につきやすい場所や屋外での使用におすすめです。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() WING ACE 土のう袋 ブルーライン
1
|
816円 |
3.64 |
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![]() 荻原 UV土のう 30枚入り
2
|
1,832円 |
4.45 |
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![]() UVブラック土のう袋 50枚入
3
|
2,526円 |
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![]() アイリスオーヤマ 土嚢 緊急簡易土……
4
|
1,401円 |
3.29 |
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![]() フレコンバック10枚組 1トン用
5
|
6,500円 |
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![]() 3年耐候黒土のう袋 25枚入
6
|
1,813円 |
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|
![]() 麻袋 麻土のう袋 ジュート麻 口紐……
7
|
2,223円 |
4 |
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![]() 水害対策品 浸水防止 縦置き用土のう
8
|
2,680円 |
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|
![]() 植生土のう 100枚入り ロンタイ グ……
9
|
13,200円 |
3.75 |
|
![]() フレコンバッグ 黒 1t用 1年対応 ……
10
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12,100円 |
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あると便利な土のう袋スタンド
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ここで、土のう袋に土をいれるときのイライラを解決してくれるスタンドをご紹介します。袋単体では自立しないため、土を入れる作業がスムーズに進みませんが、スタンドを利用することで複数人でやらずとも手際よく・効率よく土を入れることができます。災害地での作業やひとりでガーデニングをするとき、腰が悪かったりしゃがんでの作業がつらいと感じる方におすすめです。
まとめ
土のう袋は土木工事のときに廃材を入れたり、災害予防・対策のために土を入れたりするだけでなく、日々の生活でも役立つアイテムです。なかには、屋外での使用を想定して、UV加工がされていたり、土を用意せずとも土のうをつくれる特徴を持っている土のう袋もあります。
使用目的や環境に合わせて、サイズや素材、色、機能を確認して選びましょう。ゴミ袋よりもオールマイティーに活躍するので、万が一の災害のために常備しておくのもおすすめです。