パーツクリーナーは、金属・プラスチック・ゴム製パーツの洗浄や脱脂に使用されます。頑固な油汚れを落とすのに有効で、自動車整備工場やバイクショップなど、機械パーツのメンテナンスに欠かせない製品です。
有名なメーカーでは、KUREやワコーズがあります。どちらのメーカーもカー用品の取り扱いが多く、ホームセンターなどで一度は見かけた事があるのではないでしょうか。
また、パーツクリーナーには様々な種類があります。今回はパーツクリーナーの選び方から、人気商品をランキング形式でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
パーツクリーナーの用途
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パーツクリーナーは、車のエンジン周りのオイル汚れや、ブレーキディスクの清掃・自転車・バイクのチェーンの汚れ落としなど、油による汚れに対して、非常に有効的な商品です。
オイル汚れは、一般的な洗剤ではなかなか除去できないので、パーツクリーナーを使ってメンテナンスしましょう。石油系溶剤なので、車にステッカーを貼る際に、ボディの脱脂やテープを剥がした後のテープ跡の除去などにも使えます。
パーツクリーナーの選び方
パーツクリーナーには、速乾性から遅乾性のものや様々な種類があるので選び方を紹介していきます。
逆さ噴射機能
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通常、管スプレーは逆さまに使うとガスが多く抜けて、成分が噴射されません。これは管の中のホースが真っすぐ底に伸びているからです。逆さまで噴射できるタイプは、ホースに柔軟性があります。
車のエンジンルームの隙間から噴射したり、自転車のギアディスクなどを下方向から噴射する時などに役に立つ機能です。パーツクリーナー本体に表記されているので、購入前に確認しましょう。
ゴム・プラスチックに使用可能なもので選ぶ
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パーツクリーナーの主成分は、ヘキサンという有機溶媒の一種です。このヘキサンには、物質を溶かす性質があり、ゴムやプラスチックにかかるとダメージを与え、劣化させる可能性があります。
そのため販売されている商品では、ゴムやプラスチックにかかっても大丈夫な製品も数多く販売されているのが特長です。ゴムやプラスチック部品がある場合は、使用できるか否かしっかり確認しましょう。
有機溶剤の含有量・成分から選ぶ
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製品によって有効成分ヘキサンの含有量が異なります。そのため、含有量・成分をしっかり確認することが重要です。また、販売されているものの中でも、
高価なわりに、有効成分の少ないものがあるので注意しましょう。
乾燥速度から選ぶ
パーツクリーナーには、速乾性のものから遅乾性のものまであります。汚れの度合・目的に合わせて製品を選びましょう。
速乾性
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速乾性のパーツクリーナーは、乾くのがとても速いので、軽度の油汚れや素早く作業したい時におすすめです。油汚れを噴射の勢いで飛ばして清掃します。販売されているパーツクリーナーには、速乾性のものが多く販売されているので、確認するようにしましょう。
遅乾性
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遅乾性のパーツクリーナーは、乾くのが遅いので、頑固な汚れに使用するのがおすすめです。パーツクリーナーを噴射して、ブラシでこすったりウエスで拭き取ったりしても、有効成分が揮発していないので長時間作業できます。速乾性のパーツクリーナーと併用し、使用するのもおすすめします。
中乾性
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中間性のパーツクリーナーは、乾くまでの時間を利用して、洗浄部分を清掃する事が可能です。拭き取りが必要な時は、中間性のパーツクリーナーが良いでしょう。
有名メーカーから選ぶ
ここからは、人気のメーカーワコーズ・KUREの特長を確認していきましょう。
高い性能と品質のワコーズ
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カーケア製品の製造・開発・販売を行う「和光ケミカル」のブランドです。ワコーズの製品は、ワコーズと契約している店舗でしか取り扱いがありません。なのでホ-ムセンターなどで見かける事は少ないです。
整備専門のプロショップで使われている事が多く、品質の高さはプロの間でも定評があります。ネットからは、簡単に購入できるので品質にこだわる方におすすめです。
テレビCMでおなじみのKURE
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KUREの名前を聞いた事がない方でも、5-56と言えば一度は耳にした事があるのではないでしょうか?カーケア製品・メンテナンスケミカルのパイオニアと呼ばれるほどのメーカーです。
KUREの製品はネットでもホームセンターでも、どこにでも置いてあるので気軽に購入できます。選び方に迷ったらKUREの製品を購入すれば、間違いないでしょう。
ノズルの特徴もチェック
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パーツクリーナーの付属ノズルにも特徴があり、
購入時にはプラスチック製のノズルが付属されています。
このプラスチック製のノズルは、噴射口に差し込んで使うタイプが多く、手の届かない場所やピンポイントで噴射したい時などの使用に最適です。
また、スプレー管のノズルボタン(噴射する時に押す部分)は交換する事ができます。
ノズル一体式のノズルボタンに交換すれば、ノズルが外れる心配もなく使えるえしょう。ノズルには、ステンレス製・プラスチック製・柔らかいPP製などがあるので、用途に適したノズルボタンを選んでください。
パーツクリナーのおすすめ人気商品7選
ここからは、パーツクリーナーの製品の特徴や乾燥速度・製品価格などから、人気商品をランキング形式でご紹介していきます。。
1位 【Amazon.co.jp限定】AZ パーツクリーナー A008

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原液:504ml
タイプ:速乾性
特徴:プラスチック・ゴムOK
逆噴射OK:
アマゾン限定の人気商品
840mlの一本あたりの溶剤量は504mlと大容量で、逆噴射も可能なので、狭い隙間などにも使用可能で狙った場所に噴射できます。価格も安価に設定されており、コストパフォーマンスに優れた製品です。
2位 ワコーズ BC-SJ ブレーキ&パーツクリーナー A183

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原液:-
タイプ:中乾性
特徴::ロングノズル付き
逆噴射OK:
ワコーズの中乾性パーツクリーナー
中乾性タイプなので、洗浄と乾燥のバランスが良く作業効率に優れます。ノズルボタンが一体式のものと、取り換え可能です。ノズル部分が外れる心配がありません。ゴム・プラスチック・塗装面には使用できないので注意が必要です。
3位 ガレージ・ゼロ ブレーキ&パーツクリーナー GZBP01

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原液:588
タイプ:速乾性
一本当たり:249円
特徴:ロングノズル付き・プラスチック・ゴムOK・逆噴射OK
圧倒的コストパフォーマンス
一本当たり249円と、圧倒的なコストパフォーマンスのパーツクリーナーです。安価で購入できるのに原液量は588mlと大容量です。一体式の取り換えノズルまでついてます。頻繁に使用する方や在庫をストックしておきたい方におすすめです。
4位 ワコーズ BC-9 ブレーキパーツクリーナー A189

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タイプ:速乾性
特徴:プラスチック・ゴムOK・2WAYノズル
安心・高品質ワコーズのパーツクリーナー
ブレーキ周りの脱脂洗浄や、機械部品に付着した油脂類の洗浄脱脂に効果を発揮します。特にゴム・プラスチックに対して影響が少ないので、電子部品等の脱脂洗浄にも有効です。折り畳み式2wayノズルなのでノズルをなくしたり、外れたりする心配もありません。
5位 KURE 遅乾性パーツクリーナー #1431

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タイプ:遅乾性
特徴:逆噴射OK
抜群の浸透力で頑固な油汚れを強力洗浄
すぐに乾かず、有効成分が汚れにしっかり浸透し、汚れを内側から分解します。遅乾性のパーツクリーナーで洗浄した後に、速乾性のパーツクリーナーで、残った汚れを飛ばして乾かすといった使い方もできる商品です。
6位 KURE パーツクリーナー プラスチックセーフ #3021

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タイプ:速乾性
特徴:逆噴射OK・プラスチック・ゴムOK
金属との混合パーツの洗浄に最適
5-56でおなじみの呉工業の製品です。プラスチック・ゴム部分に溶剤が、かからないようにマスキングする必要がないので、作業効率がアップできます。製品はプラスチックアタック性試験を行い高い品質を保証している商品です。
7位 AZ パーツクリーナーブラック 原液 PY101

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原液で使いたい人におすすめ
スプレーが必要ない方や詰め替え式スプレーをお持ちの方におすすめです。ブレーキ装置の軸受・ギア・チェーンなど、機械部品に付着した油汚れを強力に落とします。バイクのシールチェーンの洗浄用としても使用可能な便利なあ商品です。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() エーゼット パーツクリーナー A008
1
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557円 |
4 |
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![]() ワコーズ ブレーキ&パーツクリーナ……
2
|
900円 |
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|
![]() ガレージ・ゼロ ブレーキ&パーツ……
3
|
243円 |
|
|
![]() ワコーズ ブレーキパーツクリーナ……
4
|
825円 |
|
|
![]() KURE 遅乾性パーツクリーナー
5
|
516円 |
4.05 |
|
![]() KURE パーツクリーナー
6
|
600円 |
4.22 |
|
![]() AZ パーツクリーナー PY101
7
|
891円 |
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パーツクリーナーを使う時の注意点
油汚れを簡単に落とすパーツクリーナーですが、注意点があるので紹介します。パーツクリーナーと潤滑油を一緒のものだと思っている方がいらっしゃいます。両者は全くの別物なのでしっかり把握しておきましょう。
自転車・バイクなどのチェーンでの使用
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パーツクリーナーは、頑固な油汚れを簡単に落とせるため、自転車やバイクなどのチェーンの洗浄には最適です。
油汚れを除去した後は、油膜切れの状態になっているので、潤滑油でしっかり油分を注油しましょう。油分切れの状態のまま乗ると、部品の破損に繋がります。
プラスチック部品やゴム部品が使用されている部分にも、液剤がかからないように注意する必要があります。気になる方は、プラスチック・ゴムに対応している製品を選びましょう。
車での使用
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車に使用する時も同様に、エンジン周りのギア関係や金属同士の摩擦をする部分に使用する際は、最後に潤滑油を注油するようにしてください。
また、液剤が塗装面にかからないように注意しましょう。塗装面にかかると白くムラになってしまう事があります。
パーツクリーナーは引火性が極めて高いので、火気には十分注意してください。
まとめ
パーツクリーナーは手を使わずに、自転車やバイクの油汚れを洗浄できる便利な製品です。製品によって特性が違うので、使用上の注意をよく読んでから使用するようにしましょう。
目的に合わせた製品はみつかりましたか?普段、清掃していない部分を綺麗にすると気持ちがいいですよね。綺麗に清掃すれば持ち物も長く綺麗な状態を維持できます。ぜひお気に入りの一本を見つけてみてください。