養蜂をするのに、必ず着用するのが養蜂用防護服です。近年では、養蜂をご家庭でする方もおり、密かなブームとなっています。防護服といえば、化学用防護服や消防士の防護服を思い浮かべられる方も、多いのではないでしょうか。
多くのジャンルで使用されている、養蜂用の防護服にも素材が違うものや、上下一体式のものなど様々な種類があります。今回は、養蜂用防護服の選び方から、人気商品をランキング形式でご紹介していきます。
使い捨て可能な簡易的なものや、全身をしっかり守ることが出来る丈夫なものと、様々な特長の商品を揃えました。作業内容や、場面に応じて、ご自身にぴったりなものを、選んでいきましょう。
養蜂用防護服とは
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蜂用の防護服には、
スズメバチなどの危険な蜂を駆除するものと、二ホンミツバチや、セイヨウミツバチを養蜂するものと、2種類
あります。
スズメバチなど、
危険な蜂を駆除するのに使用される防護服は、特殊な素材で二重・三重の構造
になっており、マスクもプラスチック製のものなど厳重な作りになっています。
養蜂用の防護服は、スズメバチ用の防護服とは違い、比較的に薄手の造りものが多い
のが特長です。素材も綿・ポリエステルが混紡されたものや、ナイロン生地のものがあります。
スズメバチ用の防護服より薄手なのは、二ホンミツバチは攻撃性も強くなく刺されても毒性が低いためです。毒性が低いといっても、アレルギーをお持ちの方は、アナフィラキシーショックを起こす可能性があるので、十分に注意しましょう。
養蜂用防護服の選び方
ここからは、養蜂用防護服の選び方をご紹介します。素材の特徴や形状に注目して、用途に最適なものを見ていきましょう。
素材から選ぶ
養蜂用防護服は、商品によって造られている素材が異なります。それぞれの素材の特長を確認していきましょう。
綿・ポリエステル生地
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綿とポリエステルの混紡生地は、ベッドのシーツからTシャツまで幅広く利用されています。綿の型崩れしやすく、縮みやすい特長を、ポリエステルがカバーしているため、洗濯・乾燥がしやすいのが特徴です。
通気性も、綿100%のものに比べれば劣りますが、綿の長所である通気性を十分に確保しています。
夏場の採蜜作業には、綿・ポリエステル生地のものが最適です。ミツバチの針の長さは約2㎜なので、丈夫さを持たせた防護服を着ていれば、十分防御できる
でしょう。
ナイロン生地
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ナイロン素材は、ウィンドブレーカーやスキーウェアなど冬用のスポーツウェアに使われる事が多い素材です。乾きやすく吸湿性が低い特長があります。また、非常に軽く、丈夫で摩擦に強いため、傘やレインコートなどの雨具などにも使用されています。
ナイロン素材の防護服は、蜂の針が通りにくく、綿・ポリエステルの防護服よりも蜂に刺されない安心感が
あります。
ナイロン素材は通気性が悪い点がありますが、非常に丈夫なため、作業していても破れにくく長期に渡って使用が可能です。春先や秋口の作業に向いている素材と言えるでしょう。
フェイスネットの形から選ぶ
フェイスネットは、周りを見渡しやすいものから、視界は狭いが素材に守られているものまで種類が様々です。ご自身に適した種類のものを選んでいきましょう。
フードタイプ
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フードタイプは動きやすく、多くの視界を確保できます。顔の周りにしっかり空間を作ってくれるので、ネットが顔に触れることなく、蜂に刺されるという事はないでしょう。
そんなフードタイプですが、
頭部後方が生地に覆われているので、蜂の気配を感じにくい点は否めません。
しかし、前方の視界はとても広いため、視界の確保を優先する方におすすめです。
帽子タイプ
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帽子タイプは、帽子のつばが広いので、フェイスネットと顔の間に空間が広く確保できます。そのため、フードタイプより刺されない安心感は強いでしょう。
横から見ると顔が隠れるものが多く、その分視界が狭くなってしまいます。
また、帽子も大きいので動きにくいという欠点がありますが、もっとも蜂に刺されることなく、使用出来るタイプと言えるでしょう。
360°メッシュタイプ
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360°メッシュタイプは、帽子タイプの側面から後方まで全てメッシュで覆われています。動きやすく、風が抜けるためとても涼しく、全面メッシュで視界が広いのが特長です。
蜂が後方にいても気配を感じやすいので、作業効率を重視する方に最適
なタイプと言えるでしょう。
服の形状で選ぶ
ここからは、防護服の形状を見ていきましょう。ご自身の使用しやすいものを選ぶことで作業効率アップに繋がります。
上下一体タイプ
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蜂に刺されない安心感が最も高いと言えるのが、上下一体式の防護服です。上下一体となってることで、蜂の侵入もしっかりと防ぐことが出来ます。とても扱いやすいため、養蜂初心者の方におすすめの防護服です。
上下別タイプ
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このタイプは、上着とズボンが分かれていることで、着用がとても簡単です。上下一体式のものは、着用の際に大変な点は否めません。上・下別々の着用が可能なため、汗をかいた場合でもどちらかのみ、取り替えることが出来ます。長時間の作業に、適したタイプと言えるでしょう。
虫よけ帽子のみタイプ
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帽子だけなので、全身のものと比べると価格が安く、購入しやすいのではないでしょうか。短時間作業での着用に最適です。
養蜂用防護服のおすすめ人気ランキング
数ある選び方をご紹介してきましたが、ここからは養蜂用防護服の人気商品をランキング形式でご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。また、サイズの確認や、セット内容の確認も忘れないように注意しましょう。
1位 ペガ蔵 養蜂 防護服 フェイスネット 上下手袋3点セット

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サイズ:フリーサイズ 150㎝~180cm
セット内容:フェイスネット 防護服上下 革手袋
特徴:前面のフェイスネット下にファスナー付き
レビュー数30件以上の人気商品
上着とズボンの分かれているタイプで、フェイスネット部分が広く作られています。付属の革手袋を装着すると、ひじのあたりまでガ-ドしてくれて、蜂の侵入を防ぐことが可能です。上着とズボンの隙間が気になりますが、非常に安心感の高い防護服になっています。
2位 Ninana 養蜂用 防護服 フェイスネット付き

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サイズ:L・XL・XXL
セット内容:フェイスネット 防護服
特徴:前面のフェイスネット下にファスナー付き
蜂の侵入する隙間を与えない上下一体式防護服
上下一体式のつなぎタイプの防護服です。上着とズボンの隙間がないので、蜂に侵入される心配がありません。フェイスネット部分はフードタイプで視界も広く、作業もしやすい形状になっており、蜂の毒液や殺虫剤が浸透しない作りになっています。
手首の部分はゴムでしっかりガード、虫や蜂が侵入できない作りになっており安心です。手袋が付属していないので、別に用意する必要があるので注意しましょう。
3位 Ninana 養蜂用 防護服 フェイスネット 上着手袋付き

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サイズ:フリーサイズ
セット内容:フェイスネット 防護服上 革手袋
特徴:前面のフェイスネット下にファスナー付き
養蜂中級者におすすめ上着手袋のみ
綿とポリエステルの素材を使用しており、優れた通気性と良好なバリア効果を発揮します。上着のみなので養蜂作業に慣れている方や、ちょっとした軽作業をする時におすすめです。つばの広いフェイスネットは、蜂を気にする事無く作業に集中できます。
4位 ノーブランド プロ防護服 養蜂ジャケット

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サイズ:フリーサイズ
セット内容:フェイスネット 防護服上
特徴:前面のフェイスネット下にファスナー付き
驚きのコストパフォーマンス
642円と他の商品と比べて驚きの価格です。価格が安いので安全面が心配になりますが、レビューを見ると75%以上が星5つ。口コミも生地は薄い気がするけど、養蜂作業には十分だったと高評価です。
頭の部分が生地が薄くて蜂に刺されてしまう事もあるので、着用する際は帽子などを被って対策すると十分に使用できます。とにかくコストを抑えたい方や、複数枚替えの上着を用意したい方などにおすすめの商品です。
5位 Acogedor 養蜂 防護服

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サイズ:L・XL・XXL
セット内容:フェイスネット 防護服
特徴:前面のフェイスネット下にファスナー付き
作業のしやすいフェイスネットが360°メッシュ
防護服部分は上下一体式のつなぎタイプ、ゆったりとした作りになっており、蜂に刺されても肌に触れないような作りになっています。フェイスネット部分は、360°メッシュになっていて広い視界を確保、柔らかく快適な動きが可能です。
6位 Zerodis 養蜂用防護服 上下服

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サイズ:フリーサイズ
セット内容:フェイスネット 防護服上下
特徴:前面のフェイスネット下にファスナー付き
ナイロン製の迷彩柄防護服
高品質のナイロン製で、綿・ポリエステル生地よりも、蜂の針を通しにくい作りになっています。迷彩柄なので汚れが目立ちにくいのも、嬉しいポイントです。価格も他の商品と比べて安く設定されており、お買い求めしやすい商品になっています。
7位 ジェネリック 養蜂 保護帽子

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サイズ:フリーサイズ
セット内容:フェイスネット
特徴:あごひも付き
フェイスネット付き麦わら帽子
麦わら帽子なので蜂の針も届きません。通気性も良く、夏の暑い日にも快適に作業できます。フェイスネット下部はゴム付きで、脇の下へ通すゴムバンドにより、首元でゴムが締まらないような作りです。調整可能な、あご紐もついているのでしっかり固定できます。
保護される部分が顔だけになってしまうので、長時間の養蜂作業にはおすすめできませんが、短時間の作業の時に慣れている方なら十分の商品でしょう。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() ペガ蔵 養蜂 防護服 フェイスネッ……
1
|
3,658円 |
4.1 |
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![]() Ninana 養蜂用 防護服 フェイスネ……
2
|
4,200円 |
4.4 |
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![]() Ninana 養蜂用 防護服 フェイスネ……
3
|
2,600円 |
4.3 |
|
![]() ノーブランド プロ防護服 養蜂ジャ……
4
|
637円 |
4.2 |
|
![]() Acogedor 養蜂 防護服
5
|
1,509円 |
3 |
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![]() Zerodis 養蜂用防護服 上下服
6
|
2,019円 |
|
|
![]() ジェネリック 養蜂 保護帽子
7
|
568円 |
3.7 |
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養蜂用防護服を使う時の注意点
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今回ご紹介した護服は、養蜂用となっており、危険な蜂を駆除する時に着用するものではありません。そのため、駆除用としての使用は絶対に辞めましょう。
スズメバチなど、危険な蜂の駆除用防護服は分厚く、厳重な造りになっています。
ご自身の使用目的に適したものを、商品として選びましょう。また、
蜂を駆除する際に着用する防護服は価格も高価で、数万円するものもあります。購入の際は金額を決め、目的・金額に見合った性能のものを
選んでください。
まとめ
ミツバチに刺される事は、さほど危険な事ではありません。しかし、人によってはアレルギー反応を起こし、危険な状態になる可能性があるので、養蜂を始める前には、アレルギー検査を受けることをおすすめします。
養蜂を行う際は、必ず安全面を考慮して作業を行うようにしてください。ご自身に最適な養蜂用防護服を選び、更に快適に作業効率をアップしていきましょう。