お茶ミルを使えば茶葉を簡単に粉末化でき、茶殻に残りがちな栄養素も摂取できます。お湯に溶かすだけで簡単に飲め、お茶の風味や旨味をダイレクトに味わえるのも魅力です。しかしさまざまなメーカーから販売されており、どのような基準で選べばよいか迷ってしまいますよね。
そこで今回はお茶ミルの選び方と、おすすめ人気商品をランキング形式でご紹介します。手動式や電動式などさまざまなタイプの商品が販売されているので、ぜひ選び方をチェックしてくださいね。
微粉砕した茶葉をそのまま摂取できるので栄養分を逃さない「お茶ミル」とは
粉末ミルや緑茶ミルとも呼ばれるお茶ミル、茶葉を粉砕し粉末状にする道具を指します。粉末になった茶葉はお湯でさっと溶かすことができ、急須を使わず手軽に緑茶を飲めます。
通常では茶殻に残るビタミンCやカテキンといった栄養素を、残さず摂取できるようになるのもポイント。粉末状になることで風味や苦味をよりダイレクトに楽しめますね。粉末状であれば料理やお菓子作りにも使いやすく、より幅広くお茶を楽しめるでしょう。
お茶ミルの選び方
お茶ミルを選ぶ際に重要な5つのポイントを見ていきましょう。
茶葉の引き具合にこだわるなら手動式がおすすめ!ミルの「稼働方法」で選ぶ
お茶ミルには駆動方式によって、手動と電動の2種類あります。普段の使い方に合わせて、使いやすいほうを選んでくださいね。
茶葉の風味や栄養を残し、引き具合も調整できる「手動式」
手動式は付属のハンドルを手動で回転させ、中のブレードや石臼を動かすことで茶葉を粉砕します。低速でゆっくりとすりつぶすので茶葉に熱が伝わりづらく、風味や栄養分を残したまま粉末にすることができます。
挽き具合の調節もしやすく、用途に合わせて粉末の粗さを手軽に調整できるのも嬉しいですよね。一方手動で操作するため、時間と手間がかかる点には注意が必要です。電動式に比べ手軽でコスパにも優れるので、初心者の方におすすめです。
スイッチを押すだけで簡単に挽ける「電動式」
電動式は装置に茶葉を入れ、スイッチを押すと中の刃が動き茶葉を粉砕します。ハンドルを回す必要が無いため手間がかからず、短時間で簡単に一度に大量の茶葉を挽くことができます。
一方高速で刃が回転するため、手動式と比べ摩擦熱が発生しやすく味わいや風味に影響が出る恐れがあります。また中の構造が複雑でお手入れがしづらい点にも注意が必要です。手動式に慣れ、お茶ミルを使う機会が多いと感じたらチェックしてみるとよいでしょう。
お茶専用に購入するなら専用タイプが◎用途にあわせて「タイプ」を選ぼう
お茶ミルには茶葉の粉砕に特化した専用タイプと、複数の用途に使える兼用タイプがあります。お茶の味わいを考慮するなら、専用タイプがおすすめです。
抹茶のような粉末を作りたいなら「茶葉専用タイプ」がおすすめ
抹茶のように細かい粉末で、お茶の風味をしっかり味わいたい方は茶葉専用モデルを選ぶとよいでしょう。茶葉を挽く用途に特化した設計がなされているので、お湯や水に溶けやすく、風味やのど越しに優れたなめらかな粉末に仕上げてくれます。
細かい粉末になることでお茶の風味や味わいを引き立て、香りを存分に楽しむことができるでしょう。お茶のみにしか使えませんが、ほかの食材の風味が移ってしまうリスクもなく安心して使えますよね。
コーヒーやスパイスの粉砕にも使用するなら、汎用性が高い「兼用タイプ」
お茶をあまり飲まない方は、茶葉以外のさまざまな食材にも使える兼用モデルを選ぶのがおすすめです。紅茶やほうじ茶といったほかの種類の茶葉はもちろん、コーヒー豆やゴマ、胡椒などのスパイスに使える商品も販売されています。
より幅広い用途に活用できるので汎用性が高く、料理の幅も広げてくれますよね。しかし、スパイスやコーヒーなど風味が強い食材と兼用すると臭いが残り、お茶の繊細な風味を損ねてしまう可能性があるので注意しましょう。
お茶の風味を残したいなら低速タイプが◎ミルの「回転速度」をチェックしよう
お茶ミルを選ぶときは刃の回転速度にも注目しましょう。電動式は短時間で一度の大量の茶葉を挽け、朝の忙しい時間や作り置きをしたい場合に便利ですよね。
しかし、回転速度が速すぎると摩擦熱が発生し、熱が加わることで茶葉の味わいや香りが変化する恐れがあるので注意が必要です。刃の回転速度を低速にできる商品なら、お茶の風味を損なわないで茶葉を挽くことができますね。
味わいや舌ざわりを好みに調整できる「粗さ調節機能」があると便利
お茶ミルを選ぶときは、茶葉を挽く粗さを調節できる商品がおすすめです。なめらかな抹茶のような風味を楽しみたい方は細かめに、少し茶葉感の残るしっかりした味わいを楽しみたい方は粗めといったように、好みの飲み方によって挽き方を調整できます。
また料理に使う場合にも使い方に合わせて挽き方を選べれば、幅広い用途に応用できますよね。
衛生的に使い続けるために「お手入れのしやすさ」もチェックしよう
お茶ミルを購入する前に、お手入れのしやすさもチェックしておきましょう。微粉末にすることも多いお茶ミルでは、粉末茶葉がパーツの隙間に入り込みやすく、お手入れがしづらい場合があります。
茶葉の風味を損なわず、衛生的に長く使い続けるためにも、汚れを残さず清潔にしておきたいですよね。パーツの分解がしやすく水洗いにも対応している商品であれば、手軽にお手入れができ大変便利です。ぜひ購入前に部品の仕様や水洗いの可否を確認してくださいね。
お茶ミルのおすすめ人気ランキング10選
ここからはおすすめのお茶ミル10商品をランキング形式でご紹介します。メーカーごとに刃の形状や素材、機能などが異なります。普段の使い方に合わせて、最適な商品を選んでくださいね。
1位 貝印 KAI お茶 ミル SELECT100GL 日本製 DH3136
タイプ:茶葉専用タイプ
容量:-
粗さ調節機能:〇
均一に茶葉を挽ける独自技術でお茶の旨味を引き立てる
無駄のないスマートな設計が魅力の手動式お茶ミルです。雑味の元となる微粉を減らし、均一な粗さで茶葉を挽くことができるフィックスグラインド機構を採用することで、お茶のおいしさをより深く味わうことができます。
挽き具合を粗目・細目と調節できるので、使い方に合わせて粉末の度合いを調整可能です。使わないときはハンドルを本体縦向きに取り付けられるので、コンパクトに収納できて便利ですね。
2位 ポーレックス(PORLEX) お茶ミル・Ⅱ
タイプ:茶葉専用タイプ
容量:-
粗さ調節機能:〇
パーツを簡単に分解でき水洗いも可能でお手入れが楽
セラミック素材を使った手動のお茶ミルです。セラミック製の刃は金属臭がないので、お茶の風味を邪魔しません。また摩耗しにくく錆びることもないので、安心して長く使えますよね。
パーツは簡単に分解でき、水洗いも可能です。お茶の粉末が内部に残ったままにならず、清潔なままいつでも新鮮なお茶の香りと味わいを楽しめますよね。内部の調節ネジの調整で粉の粗さを変えられるので、いつでも好みの味わいにできますよ。
3位 ツインバード(TWINBIRD) お茶ひき器 緑茶美採 GS-4672W
タイプ:茶葉専用タイプ
容量:-
粗さ調整機能:〇
簡単操作の電動式で一度に大量の茶葉を素早く挽ける
茶筒型のシンプルでコンパクトなデザインの電動式お茶ミルです。茶葉を入れてスイッチを押すだけで高速回転ミルが粉砕し、簡単に粉末化してくれます。挽き加減は無段階で調整可能で、好みの味わいや使い方に合わせて自由に設定できますよね。
お湯に溶かしてお茶として楽しむのはもちろん、ケーキやパン、お茶漬けや緑茶ラテなど色々な使い方で楽しむことができるでしょう。専用のブラシも付属しているので、お手入れがしやすいのも嬉しいポイントです。
4位 ポーレックス(PORLEX) セラミックお茶ミル JPM005K
タイプ:茶葉専用タイプ
容量:-
粗さ調節機能:×
石臼型の刃でお茶の風味を損なわない
セラミック刃を採用した手動式のお茶ミルです。石臼型のセラミック刃となっているので、低速でじっくりと茶葉を粉末化。50回転で1~2杯分の約1gのお茶を挽くことができます。
石臼型を採用することで、茶葉の味わいや風味を損なわずに粉末化することができるでしょう。また食洗機にも対応しているので、手軽にお手入れできるのも便利ですよね。
5位 川崎合成樹脂(Kawasaki-plastics) セラミックお茶ミル pure MI-014
タイプ:茶葉専用タイプ
容量:-
粗さ調節機能:〇
耐久性の高いセラミック刃で使い始めの挽き味を持続
セラミック製の石臼型の刃を採用したお茶ミルで、誰でも簡単に茶葉を粉末化できます。ゆっくり挽くことで摩擦熱が発生せず、お茶を酸化させないので本来の風味を存分に楽しめるでしょう。
セラミックは耐久性も高いので、摩耗しづらく使い始めの挽き味を長く持続できます。パーツは取り外しが可能で、セラミック刃は水洗いも可能。錆びる心配もないので、いつでも清潔な状態で使うことができますよ。
6位 Sururu (するる) ポータブルお茶ミル TS-SURU01
タイプ:茶葉専用タイプ
容量:30ml
粗さ調節機能:×
挽いた粉末を直接移せる構造で粉が飛び散らない
ハンドルが本体にすっきり収まるコンパクト設計が魅力の商品です。携帯ポーチ付きのため、こぼれる心配なくカバンにスリムに収納でき、いつでもどこでも持ち運びがしやすいでしょう。石臼型セラミック刃を使用しているので、お茶の風味を残しまま細かく粉末化することが可能です。
挽いた後スプーンを使わず直接カップに移せる構造となっているので、粉が飛び散る心配なく外出先でも安心して使用できます。移し替え口はペットボトルの飲み口サイズになっているので、簡単に注ぐことができますよ。
7位 川崎合成樹脂(Kawasaki-plastics) MILLU 手挽きお茶ミル MI-001
タイプ:茶葉専用タイプ
容量:40ml
粗さ調節機能:〇
底面の滑り止めにより安定感の向上をサポート
茶葉本来の風味を損なわない石臼型セラミック刃を採用したお茶ミルです。ゆっくり挽くことで、熱をもたず酸化しにくいので茶葉本来の風味を楽しむことができます。粗さ調節ネジが付いているため、好みに応じて粒度を選べるのもポイント。
味わいや使い方に合わせて使い分けできるのは嬉しいですよね。容器の底面に滑り止めが付いているので、安定した状態で茶葉を挽くことができます。余計な力を入れずに使えるのは便利ですね。
8位 パール金属 お茶ミル UW-3502
タイプ:茶葉専用タイプ
容量:100ml
粗さ調節機能:〇
本体にステンレス素材を採用し、優れた耐久性を発揮
取り外し可能なセラミック刃を採用しているので、金属臭が移りづらくお茶本来の風味をしっかり楽しむことができます。まるごと水洗いできるので、茶葉の残りかすもなく衛生的です。
本体には錆びにくいステンレス素材を使用。丈夫で壊れにくいのでアウトドアでも使いやすいですし、汚れも落ちやすいのでお手入れも簡単です。粗さ調節ネジを回すだけで簡単に粒度を調整できるので、用途に合わせた使い方ができますよ。
9位 マリン商事 電動お茶挽き器 Ki-80524
タイプ:茶葉専用タイプ
容量:-
粗さ調節機能:×
コーヒーや小魚の粉砕にも使える兼用モデル
スイッチを入れるだけで簡単に動作する電動式のお茶ミルで、毎分2300回転の高速駆動であっという間に茶葉を粉砕してくれます。一度に大量の茶葉を短時間で粉末状にしてくれるので、家族で飲むのにも使いやすいですよね。
茶葉だけでなく、コーヒーや小魚を粉砕するのにも使え、小魚の粉末はふりかけやだし粉として使えます。専用のはけも付属するので、お手入れがしやすいのも嬉しいポイントです。
10位 京セラ お茶ミル CM-50GT
タイプ:茶葉専用タイプ
容量:-
粗さ調節機能:〇
専門メーカーによるセラミック素材が優れた強度を発揮
ファインセラミックスの専門メーカーである京セラが手がけるお茶ミルです。通常のセラミックスよりも不純物が少なく、硬い靭性と切れ味の持続性、強度を実現しています。そのセラミックスを刃として採用し、お茶の風味をしっかり残すきめ細やかな粉末を作り出します。
本体の底の部分を拡げることで、安定感が向上し手軽に茶葉を挽けます。ハンドルが本体にフィットするデザインとなっているので、収納時はコンパクトにするのでスペースの邪魔にもなりません。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
貝印 KAI お茶 ミル SELECT100GL ……
1
|
2,057円 |
3.9 |
|
ポーレックス(PORLEX) お茶ミル・Ⅱ
2
|
7,260円 |
|
|
ツインバード(TWINBIRD) お茶ひ……
3
|
6,780円 |
4.1 |
|
ポーレックス(PORLEX) セラミッ……
4
|
4,290円 |
4 |
|
川崎合成樹脂(Kawasaki-plastics……
5
|
1,830円 |
4.4 |
|
Sururu (するる) ポータブルお茶……
6
|
4,800円 |
3.1 |
|
川崎合成樹脂(Kawasaki-plastics……
7
|
3,079円 |
4.4 |
|
パール金属 お茶ミル UW-3502
8
|
5,229円 |
3.4 |
|
マリン商事 電動お茶挽き器 Ki-80524
9
|
6,480円 |
4.3 |
|
京セラ お茶ミル CM-50GT
10
|
3,278円 |
4.05 |
|
まとめ
栄養価の高いお茶を丸ごと飲めるお茶ミルは、健康志向の高まりから大きな注目を集めています。粉末状であればお湯に溶かすだけで手軽に飲めますし、料理やお菓子作りの材料としても汎用性高く使えますよね。
コンパクト設計により持ち運びに優れる商品も多く販売されており、自宅だけでなくアウトドアやオフィスでも使いやすいでしょう。ぜひ手軽にお茶を楽しむ工夫として、お茶ミルを検討してみてくださいね。