立体感を演出できたり、重厚感のある絵を描くことができる油絵具。ほかの画材にはできない表現ができ、趣のある絵が描けるのが魅力です。水彩絵具と比べると扱いが難しい画材ではありますが、近年は趣味として油絵具を使用する方も増えています。
しかし油絵具はメーカーでも色の表現が異なり、セット売りでも入っているカラーが異なるため、どれを選べばよいか悩んでしまいますよね。そこで今回は油絵具の選び方を解説するとともに、おすすめの商品をランキング形式でご紹介します。
油絵具の選び方
油絵具を選ぶ際に重要な3つのポイントを見ていきましょう。カラーごとの特徴もご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
油絵具の色の種類は数百種類!まずは「基本色」を揃えよう
油絵具を用いて油絵を描く際、揃えておいた方がよい基本色があります。必要色は人によっても異なりますが、基本色は揃えて損はありません。あれば困らない汎用性の高いカラーなので、初心者の方は参考にして色を揃えるとよいでしょう。
「白系」は初心者にはパーマネントホワイトが◎明度の調整に使うならジンクホワイトがおすすめ

油絵具に限らず、白は基本中の基本色です。油絵具の白にはいくつかの種類があり、パーマネントホワイト・ジンクホワイト・シルバーホワイトなどが一般的。メーカーによっても名称は変化しますが、前述のカラーを混ぜたりして作られています。
白の中でもっとも弱めの白はジンクホワイトです。単体で使うというよりもほかのカラーに混合して明度の調整を行うのに使用します。もっとも強い白はチタニウムホワイトで、はっきりと白を表現するのに最適。パーマネントホワイトは透明感のある白で初心者の方でも使いやすいでしょう。
「赤系」は深みと透明感のあるクリムソンレーキがおすすめ!高価なバーミリオンも要チェック

赤系にもいくつかの種類がありますが、中でも人気を集めているのはクリムソンレーキやバーミリオンなど。透明感のある赤を出したいならクリムソンレーキがおすすめです。透明感がありながら深みも感じられるワインレッドで、重宝します。
鮮やかな赤を出したいときにはカドミウムレッドがおすすめです。万人が赤と聞いてイメージするカラーを実現しています。朱色を求めるならバーミリオンもおすすめですが、非常に高価なカラーなので予算に余裕のある方はチェックしてみてください。
「青系」なら、深みのあるウルトラマリンがマスト!鮮やかなコバルトブルーも◎

深みのある海のような青色を出したいときには、透明感と鮮やかさを両立させたウルトラマンがおすすめです。以前はラピスラズリを原料に作られている高価な油絵具でしたが、現在は人工の顔料になっており比較的安価で手に入れることができます。
彩度の高い青を出したいならコバルトブルーがおすすめです。半透明の鮮やかなブルーで、表現の幅が広がります。青系ならセルリアンブルーも人気のカラーです。セルリアンブルーはコバルトブルーよりも明るいカラーで、持っていると便利なカラーですよ。
「緑系」ならビリジアンが定番!表現に幅をもたせるならコバルトグリーンも◎

緑系の定番色はビリジアン(ビリジャン)です。ビリジアンは透明感のある華やかな緑色で、人気も高いカラーです。しかし難しいカラーとも呼ばれており、色を重ね方や使いこなしが難しい色でもあります。
表現に幅を持たせるならコバルトグリーンがおすすめです。コバルトグリーンは青みがかった緑色で幅広く活用できます。そのほかにもエメラルドグリーンやビリジャンヒューなどの種類がるので、求める色味にあわせて選んでくださいね。
「褐色系」は赤みの強いバーントシェンナと、緑がかったローアンバーを好みで使い分けよう

黄色・褐色系の人気色はカドミウムイエローやバーントシェンナなど。鮮やかな色味を出したいなら、山吹色に近いカドミウムイエローがおすすめです。不透明な色で、しっかりと発色してくれます。
汎用性の高さで言うならイエローオーカーも欠かせません。イエローオーカーは黄土色に近い色で、混色や下塗りなど幅広く活用できます。褐色系なら緑がかったローアンバーもおすすめです。不透明で茶褐色のカラーで混色にも使用できます。
「紫系」は混色よりも1本持っておくのがベター!深みのある色ならミネラルバイオレットを

紫系のカラーは混色で作ることもできますが、意外と使う機会が多いので1本持っておくのがおすすめです。混色でも使いやすい紫色としておすすめなのは、コバルトバイオレット。コバルトバイオレットは鮮やかかつ柔らかさもあるカラーで使いやすい色味です。
深みのあるカラーならミネラルバイオレットもおすすめ。ぶどうのようなカラーで、混色で作るのは毎回同じように作るのはやや難しいカラーでもあります。
「黒系」はアイボリーブラックが人気!強めの色合いならランプブラックを

油絵具においてブラックは使うのが難しいと言われています。黒系はアイボリーブラック・ピーチブラック・ランプブラックの3種類が一般的で、これらのカラーは伸ばしたり薄めたりすることで明確な違いが現れます。
植物の種子から作られるピーチブラックは、軽く青が入ったカラーです。暖色と寒色の中間色でもあります。動物の骨から作られるアイボリーブラックは赤みのあるブラック。ランプブラックは青みのある黒で、つやのない質感が特徴です。
高価な色がよいわけじゃない!低価格で高品質な「HUE(ヒュー)」もチェック

油絵具は価格帯が広く、同じ色でも倍以上値段が違うカラーも少なくありません。この価格の違いは使用されている顔料の違いによって発生します。原料が高い顔料を使用している油絵具ほど販売価格は高くなってしまうのです。
しかし高い顔料を使用している油絵具ならよい色ということではなく、ニュアンスの差異に過ぎません。無理に高い絵具を揃えるのでなく、自分が必要な色・好きな色を揃えるのがおすすめです。初心者の方には代替え原料を使用することで価格を抑えたHUE(ヒュー)もおすすめです。
油絵初心者の方は、多色を一気に揃えられる「セット」がおすすめ

新しく油絵具の揃える際は1色ずつ自分の好みで揃えるのも楽しいですが、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが多色を一気に揃えられるセットの商品です。
セットの内容はメーカーや商品によっても異なりますが、初心者の方は10~20色程度のセットを選ぶのがおすすめ。10色程度の少ないセットを購入した後、必要な色を好みにあわせて揃えていくのも楽しいですよ。
油絵具のおすすめ人気ランキング10選
ここからは前述の選び方を踏まえた上でおすすめの油絵具をランキング形式でご紹介します。描きたいものにあった油絵具を見つけるためのヒントとして役立ててくださいね。
1位 Ohuhu 油絵の具 セット 24色

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色数:24色
内容量:12ml
初心者の方におすすめの24色セット
厳選した高品質な顔料を使用して製造された24色セットの油絵具です。亜鉛色やアイボリーブラック、ビリジアンなど基本色をしっかりと揃えており、このセットでさまざまな表現が行えます。
なめらかな不透明性顔料を使用しているのも大きな特徴。不透明性顔料を使用することで退色しにくく、長期的に鮮やかな色を保ってくれます。使い勝手にすぐれた高品質なセットなので、プレゼントとしても最適です。
2位 クサカベ 油絵具 アイボリーホワイト 134

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色数:1色
内容量:20ml
伸びやすく扱いやすいホワイトカラー
クサカベの「油絵具 アイボリーホワイト」は顔料に酸化チタンを使用した黄変が少ない白色の油絵具です。ポピーオイルとサンフラワーオイルを使用しており、亀裂や剥落の心配がありません。
色味は温かみのある不透明性の白色。明るめのカラーなので、明るい雰囲気の構成に適しています。混色制限がなく、明るい中間色を作る際にも重宝するでしょう。混ぜる色を活かしたカラーを作れるので、幅広い表現に使用できますよ。
3位 ホルベイン 油絵具セット H905 Hセット

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色数:12色
内容量:20ml 11色 、50ml 1色
透明感のあるカラーで深みが出る
ホルベインの「油絵具セット」は、画面の痩せが少なく色変化も起こりにくい人気の油絵具をセットにしたお得な商品です。ホルベインは手頃な価格ながら高品質を実現しているメーカーで、高く支持されています。
深みのある色調に最高ランクの耐光性を持っているのも特徴のひとつ。単一顔料の増色によりにごりにくい鮮やかな混色を実現しています。ベーシックなカラーのセットなので、初めて油絵具を購入する方におすすめです。
4位 クサカベ 油絵具 ジンクホワイト中練 274

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色数:1色
内容量:20ml
青みがかった白がきれい
澄んだ白色を求める方におすすめなのがクサカベの「油絵具 ジンクホワイト中練」です。青みがかった白色で黄変度合いが少ないカラーを実現しています。
混色にも適しており、混ぜる相手の色を尊重しつつ鮮やかな中間色を作ることが可能。単色で用いると清々しさのある透明感のある表現が行えます。仕上げ時に調色に使用するのがおすすめの使い方です。
5位 ホルベイン 高品位油絵具 ヴェルネ 12色セットver.2 V192

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色数:12色
内容量:20ml
混色を試してみたい方におすすめ
鮮やかな発色と細かい肌理を備えた高品質な油絵具の12色のセット。画面に吸い付くような粘着性としっかりとした堅牢性を持ち、描いた表現を鮮やかな状態で維持してくれます。
豊かな質感と陰影を生み出す透明感も魅力のひとつ。望む以上の表現を叶えてくれます。単一顔料処方で、混色しても濁りにくいのも特徴です。伸びがよく扱いやすいので、油絵具に苦手意識を持っている方にもおすすめですよ。
6位 ホルベイン 油絵具 習作用 BSセット B937

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色数:12色
内容量:10ml
混色を試してみたい方におすすめ
お手軽価格で基本色を揃えたい方におすすめなのがホルベインの「油絵具 習作用 BSセット」です。顔料をポピーシードオイルなどの植物油で練った油絵具で、乾燥後にもしっかりと厚みを残してくれます。
セット内容はブライトレッドやバーミリオンシュー、レモンイエローなどの11色にパーマネントホワイトEXを含んだ12色。このセットひとつでもさまざまな色表現を行うことができます。安価で使いやすいセットを求める方におすすめですよ。
7位 アーテック 油絵具 ファースター 12色セット 102039

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色数:12色
内容量:12ml
厳選した顔料を使用
アーテックの「油絵具 ファースター 12色セット」は、12mlの容量を12色セットにした油絵具のセットです。こだわりの顔料を使用した油絵具で、扱いやすさと品質の高さで世界中から愛されています。
乾燥が穏やかなペースで進むので、手直しや重ね塗りを行いやすいのも特徴。リカバリーがしやすいため、学校教材としても適しています。リーズナブルな価格ながら基本的なカラーが揃っているので、初めて購入する方にもおすすめです。
8位 ターレンス 油絵具12色セット 12ml TJOC-12 410324

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色数:12色
内容量:12ml
発色がよく塗り心地がよい
学校教材としてもおすすめなのがターレンスの「油絵具12色セット」です。リーズナブルな価格ながら鮮やかな発色とすぐれた塗り心地を実現しており、習作用として適しています。
セット内容はチタニウムホワイトやアイボリーブラックなどの汎用性の高いカラーに、イエローオーカーやバーミリオンなどの基本色を揃えた12色セット。安全性も非常に高く、扱いやすさに秀でたセットです。
9位 ターレンス レンブラント 10色セット T01C310

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色数:10色
内容量:15ml
ヨーロッパで人気の最高級油絵具
ターレンスの「レンブラント」は、ヨーロッパで長く愛されている最高級の油絵具です。伝統的な製法を続けている製品で、数多くの画家に高く支持されています。
セット内の明るい中間色はサンフラワーオイルを使用することで黄変を防止。厚塗りをしてもシワができにくく着色力も高いため、深みのある表現を自在に行えます。美しい発色にこだわる方におすすめです。
10位 ホルベイン 高品位油絵具 ヴェルネV051

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色数:1色
内容量:20ml
豊かな質感と陰影を生みだす
吸い付くような粘着性とすぐれた質感を有する高品質な油絵具です。伝統だけではくホルベインが誇るテクノロジーが投入されているのも特徴。有色顔料と油のみのプリミティブな処方を採用し、ミクロン単位で粒子サイズを調整する現代ならではの匠の技を駆使しています。
深みを持ちながらすぐれた透明性を持っているのも大きな利点。伸びのよさと高濃度を備えているので、思い描いた表現を自在に行えます。品質と発色を妥協したくないという方におすすめです。
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まとめ
伸びのよさとつやが特徴で乾燥後のつや引けがない油絵具は、印象派のような表現から細密描写まで幅広い表現が行える画材です。初心者の方が初めて購入する場合は基本色がセットになっている商品を購入し、その後好みにあわせて買い足しましょう。
油絵具は価格帯が広い画材ですが、高ければよいというわけではありません。無理に高い油絵具を揃えるのではなく、自分の求める表現ができるものを購入するのがおすすめ。低価格で高品質なHUEもぜひチェックしてみてください。