スマホやパソコン、レコードプレイヤーなどで再生するときに、アンプが付属していないスピーカーと一緒に接続して音を出力するプリメインアンプ。入力端子・出力端子・音質・DAC内蔵タイプなど選び方がさまざまなので、どれを基準に選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回はプリメインアンプの選び方と、おすすめ商品をランキング形式でご紹介していきます。コスパが良いモデルや、簡単にオーディオ機器に接続できるタイプなど、自分に合った1台を見つけてみましょう。
プリアンプとパワーアンプが一体化しており、スピーカーを鳴らすのに必要な「プリメインアンプ」

プリメインアンプとは、元々異なる機能を持った「プリアンプ」と「パワーアンプ」を一体化させたアンプのことを指します。プリアンプは入力切り替えや、音質の変化を行うアンプ。またパワーアンプは、音声信号を増幅させてからパッシブスピーカーに音を伝える機器です。
プリメインアンプがあれば、1台2役の働きを行ってくれるので、ボリューム調節・音質の調節・入力切り替えが行えるほか、アンプが内蔵されていないパッシブスピーカーとの接続も可能になります。
プリメインアンプにDACが搭載されているタイプもあり、スマホやパソコンなどをよく聴く方におすすめ。DACが内蔵されていれば、アンプと別で購入する必要がないので、手間とコストを抑えられる点もメリットです。
プリメインアンプの選び方
プリメインアンプを選ぶ際に重要な4つのポイントを見ていきましょう。
プリメインアンプは再生機器に接続して使うアイテムなので、接続可能な「入力端子」をチェック
プリメインアンプの「入力端子」によって接続できる機器が変わってくるので、しっかりチェックしておくことが大切です。入力端子のそれぞれの特徴をご紹介していきます。
CDプレーヤーやカセットデッキなどのアナログ音声出力に対応した「アナログ入力」が基本の装備

プリメインアンプは、基本的にアナログ入力が備わっており、CDやカセット用プレイヤーのアナログ音声出力に対応しているのが特徴です。また、LINEケーブルやRCAケーブルと呼ばれるオーディオケーブルは、L(左)とR(右)に分かれています。
再生機器から送られる信号は内部のプリアンプによってトーンやボリュームなどの調整が可能です。その後、スピーカーを鳴らすためにパワーアンプへと信号を送信。そして、オーディオケーブルによって、スピーカーから音が出される仕組みです。
拾える電気信号が小さいレコード再生には、フォノアンプと繋げる「フォノ入力」が必要

レコードを聴くなら、フォノ入力端子に対応しているモデルを選びましょう。レコードを再生して音楽を聴く場合、プレイヤーの針がレコードの溝をなぞり、小さな電気信号を発生させます。その信号を音として出力するには、フォノアンプによって増幅しなければなりません。
そのフォノアンプに繋げるための端子が、フォノ入力端子です。プレーヤー側に付いていることもありますが、ほとんどの機種で付いていません。そのため、レコード再生にフォノ入力端子が不可欠なので必ず確認しましょう。
スマホやパソコンなど、デジタル音楽ソースで再生するなら「デジタル入力」がマスト

スマホ・パソコン・CDなど、デジタル音楽ソースで再生する場合は「デジタル入力」に対応しているプリメインアンプを選びましょう。デジタル入力とは、CDなどの光デジタル入力やUSB端子・SDカードに対応しているものを指します。
デジタル入力に対応しているものを選べば、音楽ファイルを楽に再生することができるので、操作も簡単です。しかし、商品によってデジタル入力に対応していないプリメインアンプもあるので注意しましょう。
ヘッドホンやスマホなど、ワイヤレスで楽しめる「Bluetooth・Wi-Fi対応」だと便利

ヘッドホンやスマホを使用している方は、BluetoothやWi-Fiによってワイヤレスで聴くことのできるプリメインアンプを選びましょう。BluetoothやWi-Fiに対応していると、ワイヤレスで音楽を聴くことができ、面倒な接続やコードを気にすることがありません。
しかし、アンプによって圧縮形式が異なるので、接続するBluetooth機器とプリメインアンプの相性も確認しておくことが大切です。ワイヤレスで聴くとノイズが気になる可能性もあるので、そちらも注意して選んでみましょう。
サウンド環境に合った機器が接続可能かどうか、事前に「出力端子」の種類や数を確認しよう

プリメインアンプを購入する前に、接続予定機器の出力端子や接続数を確認しておきましょう。プリメインアンプは基本的にライン出力・スピーカーターミナル・ヘッドホン出力に接続できる端子が付いています。
ライン出力端子数はアンプによって数が異なるので、接続したい機器の数を把握しておくことが大切です。スピーカーターミナルは、端子がA・Bの2つに分かれていることが多く、スピーカーセレクターダイヤルを切り替えることで、2つのスピーカーを同時に使用することができます。
ヘッドホン出力は、基本的に接続数は1つです。ヘッドホンを使用して音楽を聴きたい方は、ヘッドホン出力に対応したプリメインアンプを選びましょう。その他にもHDMI端子が付いているプリメインアンプもあるので、気になる方はチェックしてみてください。
周波数帯域や出力を確認して、音楽を聞く環境や好みに合わせて「音質」をチェックしよう

音楽の音質にこだわりたい方は、周波数帯域やアンプの出力を確認しておきましょう。アンプの出力はW(ワット)数で表され、数字が大きいほど駆動力も大きくなり、大型スピーカーと繋げてもしっかり鳴らすことができます。
また、周波数帯域は、低音から高音までの音域幅を数値で確認することができ、数値幅が大きいほど機能性が優れていると言えるでしょう。しかし、聴感上の音の良さはメーカーや商品によって違いが出てしまうので、購入する前に口コミなどを参考にして選んでみてください。
デジタル音源の再生には、ファイルをアナログに変換できる「DAC内蔵タイプ」がおすすめ

DACとはデジタル音声信号をアナログに変換できる機器です。通常はプリアンプにDACを搭載しているのが一般的で、メインアンプの出力には備えておりません。そのため、パッシブスピーカーでアナログ変換するには、DAC内蔵プリメインアンプが必要です。
また、DACに対応しておらず、ハイレゾ対応のみの機器を選ぶと音質が落ちてしまいます。パソコンの音源をパッシブスピーカーで楽しみたい方は、DACに対応しているものを選びましょう。さらに、DACが内蔵されていると、スペースや購入の手間・コストも省くことができます。
プリメインアンプのおすすめ人気ランキング10選
ここからは、大手ECサイトで人気の商品をランキング形式でご紹介していきます。お気に入りのプリメインアンプを選ぶ際の参考にしてみてください。
1位 YAMAHA(ヤマハ) プリメインアンプ A-S301(B) 192kHz/24bit対応 光/同軸デジタル入力 ブラック

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重量:9.0kg
ハイレゾ対応:〇
Bluetooth・Wi-Fi対応:Wi-Fi環境がなくても気軽にワイヤレス音楽再生を楽しめる
DAC搭載:〇
音の純度を高めた、ヤマハ伝統のピュアオーディオ設計
YAMAHAのプリメインアンプA-S301(B)は、音楽信号の純度を高め、確実なステレオ音を奏でることができるプリメインアンプです。ヤマハ伝統のピュアオーディオ設計思想のトップアートが、こだわりの回路レイアウトと音楽信号の流れで音を忠実に再現しました。
ピュアダイレクトスイッチを搭載しており、あらゆる方面から音質をコントロール。音のわずかな違いも楽しむことができます。
2位 SONY(ソニー) STR-DH190 ソニー ステレオアンプ フォノ入力 Bluetooth

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重量:約6.9kg
ハイレゾ対応:〇
Bluetooth・Wi-Fi対応:Bluetooth対応
DAC搭載:〇
レコードやCDなど、さまざまな機器から再生が可能
SONYのSTR-DH190は、フォノ入力をはじめBluetoothなどさまざまな機器に対応しているプリメインアンプです。音量差を調整することのできる音量調節機能を搭載しているため、レコードやCDを聞き心地の良い音量で聞けます。
また、Bluetooth接続機能も搭載しているため、スマートフォンからの音楽もスムーズに流すことも可能。さらに、遠隔でアンプを起動させることもできます。
3位 SONY(ソニー )ステレオアンプ Bluetooth/フォノ入力対応 2018年モデル STR-DH190

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重量:(kg) 6.9
ハイレゾ対応:-
Bluetooth・Wi-Fi対応:Bluetooth対応
DAC搭載:〇
最大160W×2chのステレオ出力で高音質を実現
SONYのステレオアンプSTR-DH190は、ステレオ出力の高音質が魅力でBluetoothにも対応しているのが特徴です。MMカートリッジに対応したフォノ入力が備わっているのでレコードを聞くことも可能。Bluetooth機能でスマートフォンから本機を起動させることもできます。
音楽プレイヤーの出力レベルによって発生する音量差を「フォノ音量調整機能」で調整できるのも特徴のひとつです。
4位 TEAC(ティアック) USB DAC/ステレオプリメインアンプ AI-301DA-Z

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重量:2.1kg
ハイレゾ対応:〇
Bluetooth・Wi-Fi対応:Bluetooth装備
DAC搭載:〇
USB入力可能な、215mm幅のコンパクトアンプ
TEACのUSB DAC/ステレオプリメインアンプ AI-301DA-Zは、215mm幅のコンパクトアンプで置き場所に困らないサイズ感が魅力的。USB入力端子やDACが内蔵されており、ネイティブ再生やハイレゾ音源にも対応しているプリメインアンプです。
デジタル端子をテレビに接続し、本機で電源のオンオフやボリュームを調節することができます。
5位 FOSTEX(フォステクス) AP20D 【ハイレゾ音源対応】 パーソナルアンプ

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重量:520g
ハイレゾ対応:〇
Bluetooth・Wi-Fi対応:-
DAC搭載:-
ハイレゾに対応したパッシブスピーカーと接続が可能
FOSTEXのAP20Dは、パッシブスピーカーと接続が可能で、ハイレゾにも対応しているのが特徴です。コンパクトなパワーアンプに優れた音響用パーツを使用し、独自の回路設計によって高音質を再現しました。
シンプルな機能性と、無駄のないシステムによって高音質な音楽を再生することができます。また、オートスタンバイ機能を搭載しており、自動的に消費電力を抑えてくれますよ。
6位 DENON(デノン) プリメインアンプ ブラック PMA-390AE-K

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重量:8.3 Kg
ハイレゾ対応:-
Bluetooth・Wi-Fi対応:-
DAC搭載:×
コンパクトサイズなのに大電流に対応した電源回路搭載
DENONのプリメインアンプ ブラック PMA-390AE-Kは、コンパクトサイズにもかかわらず、大電流に対応した無駄のない電源回路を搭載。デノンは入力バッファ回路を不要としており、より音声信号の精度を高めた音質にこだわっています。
また、大量電流を得るために生じる音の濁りを解決し、1ペアという最小単位の素子の増大に妥協を見せません。
7位 McIntosh(マッキントッシュ) MA5300 デジタル入力対応プリメインアンプ
![McIntosh(マッキントッシュ) MA5300 デジタル入力対応プリメインアンプMcIntosh[MA5300マツキントツシユ] 返品種別A](https://enyranking.xsrv.jp/wp-content/uploads/2024/09/mc1.jpg)
yahoo.co.jp
重量:17.2kg
ハイレゾ対応:-
Bluetooth・Wi-Fi対応:-
DAC搭載:-
さまざまなモードを搭載したインテグレードアンプ
McIntoshのMA5300は、独自のさまざまな機能とテクノロジーを採用したデジタル入力タイプのプリメインアンプです。6系統のアナログ入力とMMカートリッジ対応のフォノ入力を備えているため、あらゆるソース機器に対応し柔軟性に特化しています。
さらに、機能性に合わせた漆黒ガラスフロントパネルは、スタイリッシュな見た目で魅力的なデザインです。
8位 Fosi Audio bluetooth 5.0 オーディオアンプ 100w*2大出力 hi-fi 超小型 ミニ 2チャン

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重量:560 g
ハイレゾ対応:-
Bluetooth・Wi-Fi対応:bluetooth対応
DAC搭載:-
Bluetooth対応で、スマホと連動する機能搭載
Fosi Audioのbluetooth 5.0は、Bluetooth機能によりスマホやパソコンと連動することで、より簡単でシンプルな使用感を実現しました。また、コードレス機能だけでなく、その他のオーディオ機器ともケーブルで接続できるなど利便性も兼ね備えています。
シンプルなデザインと持ち運び便利な軽量感が、さらにパワーアンプの魅力を感じさせることでしょう。
9位 Pioneer(パイオニア) A-N701 プリメインアンプ FILL シリーズ

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重量:500 g
ハイレゾ対応:-
Bluetooth・Wi-Fi対応:-
DAC搭載:-
優れた周波数特性で、歪みのない安定した音を実現
PioneerのA-N701は、優れた周波数特性により、違和感のない安定した音を再現したFILLシリーズのひとつです。力強い出力を可能にしたダイレクトエナジーMOS FETを採用しているので、4Ωのスピーカーをしっかり鳴らし、低負荷サウンドを実現できます。
アルミ押し出しの分厚いヒートシンクは、しっかりと放熱処理を行うとともに無駄な振動も軽減させることができます。そのため、さらなる音質向上へと繋げることができるでしょう。
10位 iFi-Audio(アイファイオーディオ)ZEN CAN Signature MZ99

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重量:550 g
ハイレゾ対応:-
Bluetooth・Wi-Fi対応:-
DAC搭載:〇
音補正をアップグレードし、自然なサウンド再生が魅力
iFi-AudioのZEN CAN Signature MZ99は、音補正機能をアップグレードしたことにより、自然なサウンド再生を可能としたXSpaceを搭載。PanasonicのOS-CONなどの大手メーカーの優れたパーツも取り入れています。
さらに、Meze 99 Classic/Neoに合わせた専用イコライザー機能とActiveイコライザーも搭載しているプリメインアンプです。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
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36,000円 |
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4.1 |
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3.8 |
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7
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561,000円 |
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5,480円 |
4.1 |
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10
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49,500円 |
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まとめ
プリメインアンプは「プリアンプ」と「パワーアンプ」を兼ね備えた機器で、初心者でも扱いやすいアンプです。選ぶ際には、入力端子・出力端子の種類や、音質・DAC内蔵タイプなどを基準に、自分に合ったものを見つけてみましょう。
入力端子にはBluetoothに対応したものもあるので、コードレスでスタイリッシュな使い方もおすすめです。プリメインアンプを活用して、最高の音質で大好きな音楽を楽しんでみてください。