キャンプやバーベキューの日除けとして使用されるレクタタープ。ただ日陰を作るだけではなく、快適に過ごすために必須なアイテムです。サイズや機能性、生地の種類など商品によってさまざまなため、どのような基準で選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回はレクタタープの選び方と、おすすめ商品をランキング形式で紹介していきます。ソロキャンプか大人数での使用か、登山用か、使用する季節はいつかなどを確認して、自分の使用目的に最適なレクタタープを見つけてみてください。
レクタタープの選び方
レクタタープを選ぶ際に重要な5つのポイントを見ていきましょう。
使用するときの状況や持ち運びを考えて「サイズ」を選ぼう
レクタタープのサイズを選ぶときは、使用するときの状況や人数・持ち運びやすさを考慮して選ぶことが大切です。使用するシーンを想像しながら選んでみましょう。
タープ内にテーブルやイスを建てるため、使用人数よりも大きめがおすすめ

タープは使用人数よりワンランク大きめのサイズを選ぶと良いでしょう。タープの下にはテーブルやイス・焚き火などを設置し、リビングスペースとして使用するため、大きめであれば快適に過ごすことができます。
また、キャンプ中に大雨や横殴りの雨が降ってきた場合でも、大きめのサイズであれば、自分たちや荷物が濡れることを防いでくれるので安心です。荷物のサイズを考慮して、もし2人の場合であれば4人用など大きめのサイズを選び快適に過ごしましょう。
雨や風に弱くなるため軽すぎるものは避けて、持ち運びやすいものがうってつけ

用途や人数に合わせて、機能性と持ち運びやすさのバランスを考えて選びましょう。タープは遮光性や耐水圧が高くなるほど重くなりますが、重いタープほど強風で飛ばされにくく、耐久性に優れていることが特徴です。
ただ、重すぎると持ち運ぶときや、設営のときに手間がかかり、疲れてしまいます。ソロキャンプや使用人数、車移動するかなどに合わせてバランスを考えましょう。軽量なポリエステルやナイロンであれば持ち運びやすく、設営も手間がかからないためおすすめです。
夏など日差しが強い日に使用するなら、色が濃い・遮光性が高い・生地が分厚い「タイプ」を選ぼう

自分の肌を日差しから守るために、光を遮る機能性にも注目しましょう。強い日差しを浴び続けると日焼けをしたり体力を奪われたりしてしまいます。とくに日差しが強い夏場は遮光性の高い生地タイプがおすすめです。
また、生地の色が濃いタープは光を吸収し、通り抜ける光が少なくなるため、日焼け防止や日除け効果が高くなります。生地が分厚いものほど遮光性が高い反面、重くなるので注意が必要です。
シルバーコーティングやUVカット加工が施されたものであれば、生地を厚くせずとも日焼け防止や日除け効果が高まるため、夏場の使用にはおすすめ。夏場のキャンプやBBQのときは遮光性の高いタープを選んで、夏を楽しみましょう。
使用時期・目的・価格・機能性にも着目して「生地の素材」を選ぼう
タープに使われる生地によって、商品の性質や価格が大きく変化します。ここでは、ポリエステル・コットン・ポリコットン・ナイロンの4種類の生地について紹介していきます。
価格や性能のバランスが良く濡れても重くなりにくいため、初心者におすすめの「ポリエステル」

初心者がタープの素材選びで迷った場合は定番のポリエステルがおすすめ。雨に濡れても重くなりにくく、速乾性に優れているため片付けや持ち運びが簡単です。価格と機能性のバランスが取れており、レクタタープでもっとも使用されています。
また、紫外線の吸収能力を持っており、ほかの素材と比べると紫外線に強いのが特徴です。ただし、UVカット機能を保証しているわけではないので、必要な方はUVカット加工がされたアイテムを選びましょう。
高価なものが多いが、通気性や遮光性が高く火の粉にあたっても溶けない「コットン」

コットンは通気性・遮光性が高いという特徴を持ち、火の粉にあたっても穴が開きません。価格の高いアイテムが多い傾向ですが、その分通気性に優れているため結露しにくく、遮光性も高いので機能が充実しています。
また、ほかの化学繊維とは違い、火の粉にあたっても穴が開かず燃え広がらないため、タープ付近で焚き火をする人は安心して使用できますよ。長くキャンプを続ける方や焚き火などの火を使う方は、機能性や耐久性の高いコットンがおすすめです。
ポリエステルとコットン両方の良いとこ取りをし、軽量でリーズナブルな「ポリコットン」

ポリエステルとコットンを混紡したポリコットンは、2つの素材の良いところを活かして欠点を補った素材となります。火の粉に強く、耐久性・通気性・遮光性に優れ、コットンを使用した商品と比べると安価です。
機能性の高さと火にも強いことでオールシーズン使えるため、最近ではポリコットンの商品が増えています。「焚き火をしたり機能性にこだわったりしたいけど、なるべく出費を抑えたい」という方はポリコットンがおすすめです。
お手頃な価格で、軽量なので持ち運びに便利で登山におすすめな「ナイロン」

ナイロンを使用したタープの特徴はとにかく軽いことです。レクタタープの重量は、車移動であったり複数人で組み立てたりするのであれば問題ありません。しかし、ソロキャンプをする場合や徒歩移動となると、重量はかなりの障壁になります。
とくに、登山で休憩用にレクタタープを持って行っても、重すぎると疲れてしまい逆効果。登山用やソロキャンプで、できるだけ軽量のものを選びたい方は、比較的安価で軽量なナイロンがおすすめです。
「耐水圧」は1500㎜を目安に!雨に対する強度や風通しを考慮して選ぼう

タープの耐水圧は1000㎜〜3000㎜とさまざまですが、耐水圧は1500㎜を目安に、タープ生地の強度や風通しを考慮して選ぶ必要があります。1000㎜で普通の雨に耐えられる強度で、傘の耐水圧は500㎜程度です。傘の3倍の強度であれば安心できますよね。
耐水圧が高くなればなるほど、価格も高くなります。さらに、通気性が落ちるため、夏は熱中症を引き起こすこともあるので注意が必要です。突然雨が降ってくるときも想定して、ある程度の雨でも耐えられ、通気性のある耐水圧1500㎜を目安に選ぶようにしましょう。
レクタタープを張るために必要な「ポールやペグ」が付属しているかを忘れずに確認しよう

レクタタープを張るうえで不可欠なのが、ポールとペグです。これらが付属されている商品かどうかもチェックしましょう。多くの商品はポール・ペグ・ロープがセットになっていますが、別売りの商品もあります。
商品や張り方によっても異なりますが、レクタタープに必要なポールは基本的にメインポール2本、サブポール4本です。それに応じたペグの数が必要ですが、付属ペグは耐久性に劣るものが多く信用性に欠けます。事前に確認して、買い足すのがおすすめです。
レクタタープのおすすめ人気ランキング10選
レクタタープのおすすめ商品をランキング順に紹介していきます。お気に入りのレクタタープを見つけるための参考にしてみてください。
1位 MORIFUKU 天幕 タープ キャンプテント サンシェルター 焚火可能 防水レベル4級PU塗層

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重量:0.96kg
生地の素材:210T高密度のポリエステル・タフタ生地+シルバーコーティング
耐水圧:3000mm
付属品:収納袋*2、ロープ*6、ペグ*6
紫外線99.9%カットで真夏のキャンプにおすすめ
MORIHUKUのレクタタープは紫外線を99.9%カットでき、ほかのレクタタープに比べ遮光性に優れています。そのため、真夏や秋の強い日差しをシャットアウトし、日焼け対策として最適です。
また、アウトドア初心者でも簡単に組み立て可能で、収納袋がついているので持ち運びに便利です。タープの上から熱気を出すため、タープの下は涼しく快適に過ごせるとの口コミも多くありました。
2位 NORDISK(ノルディスク)アウトドア 【国内正規品】カリ20 Kari20 242018

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重量:9kg
生地の素材:ポリエステル65%、コットン35%
耐水圧:350mm
付属品:ポール*2、ペグ*10、ガイロープ
100年以上の歴史を持つ北欧ブランドのタープ
NORDISKのKari 20は、NORDISKのテントである「レガシー」と合わせた使用や単体での使用もできます。雨や日差しから荷物や自身を守ることもできるので、休憩スペースの確保としても最適です。
砂地でも強度が高いVペグが付属しており、どのような場所でも好きなところに設営できます。白熊のロゴデザインがおしゃれという口コミが多く、老舗ブランドのため生地がしっかりしているのが特徴です。
3位 DOD(ディーオーディー)タープテント ヒレタープ TT5-669-TN

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重量:6.2kg
生地の素材:ポリエステル, コットン
耐水圧:350mm
付属品:専用コンプレッションバック、アルミポール
テントとの接続部分から雨が入りにくい設計
DODのタープテントTT5-669-TNはDODのエイテントに接続することで、リビング空間を作り出すことが可能なレクタタープです。テントとの接続部分がV字形状になっているため、雨が侵入することはありません。
また、生地は厚みがあり、遮光性が高く夏場は涼しく快適です。コットンを使用しているので、焚き火をしても穴は開きません。
4位 FIELDOOR(フィールドア)タープ テント 435×500cm タープテント レクタタープ 大型 4~6人用 日よけ UVカット 高耐水

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重量:2kg
生地の素材:ポリエステル
耐水圧:1500mm以上
付属品:ペグ*8、ロープ*8、収納バッグ*1
機能性の高い大型サイズで大人数で楽しめる
FIELDOORのレクタタープ435×500㎝は、4〜6人用で大人数での使用に適したサイズのレクタタープです。UVカットや高耐水圧加工が施され、強い日差しや突然の雨にも対応できます。
大型サイズのため、タープの片方を下げて一部風よけとして使用するなど、「ソロキャンプでのアレンジがしやすい」という口コミが多いです。
5位 Unigear(ユニジア)防水タープ キャンプ タープ 軽量 日除け 高耐水加工 紫外線カット 遮熱 天幕 シェード

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重量:-
生地の素材:210Dオックスフォード生地+シルバーコーティング
耐水圧:3000mm以上
付属品:収納袋、ナイロンロープ*6、アルミステークス*6、固定バックル*8
生地の裏面で紫外線をカットするシルバーコーティング
Unigearのレクタタープは生地の裏面には紫外線をカットするシルバーコーティングが施され、真夏の紫外線から肌を守ります。軽量でコンパクトに収納できるため、アウトドア初心者や女性同士でも楽に組み立てることが可能です。
レクタタープのなかでも最高の耐水圧で、豪雨にも耐えることができます。また、6か月の保証付きで、「5月末に購入し9月に縫い目が割けても即日保証対応してもらえた」という口コミがあり、対応も丁寧です。
6位 Hilander(ハイランダー)タープ・シェルター レクタタープ440 ポリコットン+スチールポール230 2本セット(収納袋付き)

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重量:4.7kg
生地の素材:ポリエステル65%、コットン35%
耐水圧:-
付属品:スチールポール*2、ガイロープ*8、収納袋
単体での使用やテントとの相性も抜群のタープ
Hilanderのレクタタープ440ポリコットンは単体での使用はもちろんのこと、テントとの相性が良く併用も可能です。広い面積に加えて火の粉に強い素材のポリコットンを使用しているため、バーベキューの日陰利用に適しています。
大型シェルターの中にストーブを入れる、カンガルースタイルに特化したタープで、冬キャンプをする人には最適。ただし、ポール・ペグは付属していないので注意が必要です。
7位 AKASOOM タープ TCポリコットン 2.2mx2.8m 焚き火可 500mm耐水圧 キャンプタープ 難燃性/防カビ加工/遮熱性/日よけ 撥水加工 コンパクト

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重量:2.3kg
生地の素材:ポリエステル65%、コットン35%
耐水圧:500mm
付属品:ペグ*8、ロープ*8
火の粉に強い素材なのでタープの下でストーブを炊ける
AKASOOM タープ TCポリコットンは火の粉に強い素材のポリコットンを使用しているため、夏のバーベキューや冬の焚き火をする場合も安心です。生地は破れ・裂けに強く、耐摩耗性が高い頑丈な作りになっています。
初心者でも簡単に設営できる構造になっており、慣れると10分もかからずに設営可能。木にロープを縛り付けて張ることもできるので、ハンモックと併用して好きなところに設営できるのも醍醐味です。
8位 ogawa(オガワ)システムタープレクタ 295×350cm 3338 CAMPAL JAPAN 送料無料

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重量:2.2kg
生地の素材:ポリエステル210d
耐水圧:1800mm
付属品:張り縄、セッティングテープ、収納袋
遮光コーティングが施された210Dの厚手生地
ogawa システムタープは遮光コーティングが施された厚手の生地で、糸の太さが210dとレクタタープのなかで、もっとも太く高強度生地を使用しているのが特徴です。複数のハトメがついていることで多様な張り方を実現し、テントと合わせることもできます。
今までありそうでなかったさまざまな張り方ができる1枚は、「持っておきたいタープ」というコンセプトで開発された商品です。
9位 GOGlamping タープ tc 正方形タープ ポリコットン 焚き火可能 2人用 3人用 遮光 遮熱 難燃

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重量:4.3kg
生地の素材:ポリコットン
耐水圧:500mm
付属品:自在付きロープ*8、ペグ*8、キャリーバッグ*1
ハトメが19箇所あるためアレンジが自由自在
GOGlampingのレクタタープはハトメが19箇所あり、設営のアレンジ方法が自由自在にできます。焚き火に使用可能なポリコットンを使用し、オールシーズン対応可能なためソロキャンプにもぴったりです。
生地は厚手で耐久性に優れており、撥水加工と防カビ加工が施され長持ちします。晴れや雨の日はもちろん、雪が降る日にも安心して使用できますよ。
10位 OUTDOORMASTER 防水タープ 日除け 遮熱 遮光 軽量 UPF50+ 紫外線カット 3000mm耐水圧 300D高密度生地

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重量:-
生地の素材:300D高密度ポリエステル
耐水圧:3000mm
付属品:ペグ*8、テントロープ*8、収納袋
耐水性と遮光性が高く日差しやゲリラ豪雨に強い
OUTDOORMASTERのレクタタープはUVカットが最高水準のUPF50+で、裏面はシルバーコーティングが施され夏に強い商品です。また、シルバーコーティングは遮熱性も高く、コーティングの有無で4.1℃もの温度差が確認されています。
耐水圧は最高の3000㎜で、タープのすべての縫い目は雨漏りを防ぐシーム加工が施されており、ゲリラ豪雨にも安心です。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
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![]() MORIFUKU 天幕 タープ キャンプテ……
1
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3,880円 |
4.16 |
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![]() NORDISK(ノルディスク)アウトド……
2
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56,806円 |
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![]() DOD(ディーオーディー)タープテ……
3
|
25,010円 |
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![]() FIELDOOR(フィールドア)タープ ……
4
|
7,590円 |
4.3 |
|
![]() Unigear(ユニジア)防水タープ キ……
5
|
3,059円 |
4.2 |
|
![]() Hilander(ハイランダー)タープ・……
6
|
9,980円 |
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|
![]() AKASOOM タープ TCポリコットン 2.……
7
|
6,999円 |
4.4 |
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![]() ogawa(オガワ)システムタープレ……
8
|
14,691円 |
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|
![]() GOGlamping タープ tc 正方形ター……
9
|
7,984円 |
|
|
![]() OUTDOORMASTER 防水タープ 日除け ……
10
|
4,987円 |
4.3 |
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基本的な張り方や、テントと連結する「小川張り」などのアレンジ法を覚えよう

スタンダードなポール2本を使った張り方や4本に増やして有効面積を増やす張り方が基本ですが、テントと連結された「小川張り」などのアレンジ方法も覚えると便利です。ポールの数を増やしたり高さを変えたりすることで、さまざまなアレンジでキャンプを楽しむことができます。
小川張りはキャンプ雑誌などで見かけるアレンジ方法で、タープとテントが繋がるように設営し、カッコよさと便利さを兼ね備えた張り方です。小川張りの設営方法をマスターして、他の人とは違う見た目で差別化を図りましょう。
まとめ
レクタタープを選ぶときは、使用人数や使用時期・シチュエーションによって重視するポイントが異なります。ソロキャンプや登山用であれば軽量で持ち運びやすいもの、大人数であれば使用人数よりも大きめのサイズ、夏は遮光性、冬は火の粉に強い素材がおすすめです。
自分が使用する目的やシチュエーションにあったものを使用しないと、せっかくの楽しいキャンプやイベントが楽しめなくなり、最悪の場合、熱中症や事故に繋がる可能性があります。そのときの条件に合わせたレクタタープを選び、快適なアウトドアライフを楽しみましょう。