温かいごはんや汁物をお弁当として詰めたり、時短調理ができることでも人気な保温弁当箱。サーモスや象印といったメーカーが有名ですが、丼タイプや小さめなタイプなど種類も多く、どれがいいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「保温弁当箱」の選び方と、Amazonや楽天などの通販でも買えるおすすめの商品をランキング形式でご紹介していきます。子供・女性・高校生男子・男性など容量の目安や、おかずも温かい状態で食べられる商品などありますので、ぜひ参考にしてください。
保温弁当箱の選び方
保温弁当箱を選ぶ際に重要な5つのポイントを見ていきましょう。
年齢・性別・食事量にあわせて「容量」を選ぼう

お弁当箱の内容量は「ml(ミリリットル)」で表記されていますが、自分の食事量をこの単位に換算して考えたことがない人も多いでしょう。適切な食事量には個人差がありますが、少食なら500〜700ml・男性やたくさん食べる方なら700〜1000ml以上がおすすめです。
平均的には600〜900mlの間で調整するとちょうどいい量が見つかりやすいでしょう。一般的なお茶碗1杯分が160〜180mlなので、迷ったらこれを目安に自分にあった量を考えてみてもいいですね。
食事スタイルにあわせて、弁当箱の「タイプ」を選ぶ
保温弁当箱には、ランチジャー・ごはんジャー・スープジャー・丼タイプの4種類があります。普段の食事スタイルや食べたいメニューにあわせて最適なものを選びましょう。まずはそれぞれの特徴をチェックしてみてくださいね。
ボリュームたっぷり、ごはん・おかず・汁物をまとめて収納できる「ランチジャータイプ」

商品名に「ランチジャー」とついているタイプは、ごはん・おかず・スープのそれぞれの容器を、ひとつの容器にまとめて持ち歩ける保温弁当箱です。もっとも傷みやすいおかずの容器だけは保温されないようになっていることが多く、ごはんと汁物のみを保温します。
ごはんとおかずにお味噌汁などといった食事スタイルの方にぴったりのタイプです。内容量も多いものがたくさん販売されているため、しっかり食べたい方にも最適。ただし副菜が入れにくかったり、すべてがひとまとめになっていることで重いことはデメリットです。
ごはんだけを保温して、底の深い容器によって副菜を充実させられる「ごはんジャータイプ」

おかずは常温だったり冷たくなっても気にならないけど、ごはんだけは温かくないと美味しくないといった方におすすめなのが「ごはんジャータイプ」です。ごはんだけをしっかり保温しながらも、ほかのおかずを入れる容器は通常のお弁当箱と同じ要領で使用できます。
商品によってはおかずをいくつか詰められる容器がついているものもあり、副菜を楽しみたい方にも最適です。しかし汁物は詰められないことがほとんど。またこのタイプは、ごはんとおかずをひとつにまとめて持ち運べる専用ケースがセットになっていることが多いです。
汁物や水気のある料理を充実させるなら、高い密閉性で保温・保冷力の高い「スープジャータイプ」

スープ・カレー・煮物などの水分が多いものをがっつり持ち運びたい方や、パスタやリゾットといったメニューをお弁当にしたい方なら「スープジャータイプ」がおすすめです。このタイプは熱々に沸かしたスープと具を一緒に入れるだけで調理することもできます。
お弁当といえば一般的にはごはんを入れる容器が標準装備されていますが、ダイエット中や健康志向の方で白米を控える食事スタイルの方にも最適です。さまざまなスープジャーレシピがネットで公開されており、お弁当作りを時短しながら美味しい料理が楽しめますよ。
ごはんとおかずだけで十分な方には、コンパクトな2段構造で洗い物も少なくなる「丼タイプ」

お弁当箱はひとつひとつの容器を洗うことが面倒という方や、丼ものが好きな方には「丼タイプ」の保温弁当箱がベストです。パーツがごはんと具を分ける仕切りのみなので洗い物が簡単。またつゆだくの具でも汁もれしないようになっているので、カレーも持ち運べます。
丼ものだと栄養バランスを整えるのが難しいと思われがちですが、ビビンバのような肉・野菜などをあわせた具材を入れたり、野菜を詰めたおかずカップを具材と一緒に詰めるなどするとよいでしょう。
毎日使うのであれば、「持ち運び」がしやすいものを選ぼう

お弁当箱は持ち運ぶことが前提になっていることがほとんどだと思いますが、とくに片手で持ち運ぶタイプの方や、普段使っているバッグに収まるものがほしいという方は、持ち運びのしやすさも選ぶ際のポイントにしましょう。
バッグとは別で手で持ち運ぶなら持ち手が付いているもの、バッグに入れて持ち運ぶならスリムな形状やコンパクトに収納できるものがおすすめです。いっぱい食べたいけど持ち運びも簡単にしたいという場合は、持ち運びやすい専用ケース付きのものもありますよ。
「保温効力」は50℃以上のものがベスト!「保冷対応」であれば料理のレパートリーも増える

食材は30〜40℃の温度帯がもっとも雑菌が繁殖しやすく危険なため、50℃以上の温度を長時間キープできる商品を選びましょう。なお「保温性」をもっとも重視するなら、ベストはスープジャータイプです。「保冷性」も高いため、冷たいサラダにも使用できます。
また自分で保温効力をより高める方法として、詰める前に容器に熱湯を入れて温めておくことも有効です。とくにスープジャーレシピでは、熱湯を入れてしばらく置いておくという工程も含めて書いてくれていることが多いので、ぜひ試してみてください。
あると便利な「機能面」も確認しておこう
お弁当箱は、お弁当を詰めて食べたら終わりというものではありませんよね。使用後のお手入れがしやすいものや、食べる際に再度温め直してより美味しく食べられるものであれば、よりお弁当の楽しみを満喫することができますよ。
お手入れのしやすさを重視するなら、「食洗機対応」や「パーツが少ない」ものがおすすめ

お弁当は衛生的に持ち運ぶためにも、使うたびにしっかりと洗って乾かすことが大切です。しかし毎日お弁当を持参する方は、少しでも洗い物の手間を減らして楽したいですよね。そういった場合には「食洗機対応」のものや、パーツが少ないタイプを選んでみてください。
家に食洗機があるなら食洗機対応のお弁当箱を自分で洗わずに済みますし、取り外して洗わなければいけないパーツが少ないものであれば自分で洗うとしても手間が最小限におさえられます。とくにスープジャーや丼タイプは比較的パーツが少ないものが多いですよ。
万が一食事が冷めてしまったときでも、「レンジ対応」のものであれば温め直すことができる

保温弁当箱は商品によってしっかり保温できる時間が異なります。お昼休憩の時間がずれてしまったり、そもそも不規則だったりする場合は、決めた時間までに食べるのが難しいこともありますよね。
せっかく温かいお弁当を食べるつもりだったのに冷めてしまった…というような万が一のときには、電子レンジで温め直せる「レンジ対応」のものであれば非常に便利です。フタをとれば電子レンジOKの商品が多く販売されているのでぜひチェックしてみてください。
保温弁当箱のおすすめ人気ランキング10選
それではここから「保温弁当箱」のおすすめ人気ランキングを発表していきます。保温力が高いことで人気のサーモスや、スープジャーと組み合わせて温かいおかずも楽しめるごはんだけタイプなどもありますので、ぜひ気になるものをチェックしてみてくださいね。
1位 サーモス(THERMOS)真空断熱スープジャー JBR-300 BW

yahoo.co.jp
重量:0.3kg
容量: 300ml
保温効力:56度以上(6時間)
その他:保冷効力・食洗機対応
お手入れが簡単で食洗機対応!保温・保冷力も抜群
保温性の高さで人気の高いメーカー「サーモス」のスープジャーです。95℃前後のものを入れると、6時間経っても56℃以上をキープできる保温効力があります。また保冷も可能であり、4℃以下の水を入れると6時間経っても12℃以下の温度をキープ可能です。
この高い性能でパーツはシンプルかつお手入れが簡単なのも人気の秘訣。また食洗機にも対応しています。さらにフタを開けるときに自然に圧力を逃すため、開けやすいです。
2位 アスベルランタス(ASVEL LUNTUS)保温弁当箱 HLB-B700

amazon.co.jp
重量:582g
容量:700ml
保温効力:65度以上(6時間)
その他:食洗機対応・電子レンジ対応
食洗機・電子レンジ対応!抗菌加工した容器でより安心
ごはん容器・スープ容器・おかず容器がひとつの保温ケースに収納できるランチジャーです。保温ケース以外の容器はすべて食洗機で洗えるためお手入れも簡単。保冷にも対応していてサラダも詰められます。抗菌素材でより菌がわきにくいことも魅力です。
保温ケースとごはん容器は詰める前に熱湯を入れて温めておき、さらにごはん容器とスープ容器に中身を詰めたあとでフタなしでレンジでチンして収納すれば、より保温効力がアップします。
3位 アイリスオーヤマ ステンレスケータイフードジャー SFJ-300

amazon.co.jp
重量:約248g
容量:300ml
保温効力:51度以上(6時間)
その他:保冷効力
1週間分のレシピ付き!生米・具材・熱湯でおかゆも
外びんと内びんの間に真空断熱層があることによって高い保温・保冷力があるスープジャーです。95℃前後のものを入れると、6時間経っても51℃以上をキープできる保温効力と、4℃以下の水を入れると6時間経っても11℃以下の温度をキープでできる保冷効力があります。
1位のサーモスのスープジャーと比較すると、保温効力はややサーモスが上で、保冷効力はこちらの商品の方がやや上です。また1週間分のレシピが付属しています。
4位 サーモス(THERMOS)真空断熱スープジャー JBZ-200 BK

yahoo.co.jp
重量:100g
容量:200ml
保温効力:55度以上(6時間)
その他:保冷効力
いつものお弁当にプラスできる小さめ!ヨーグルトも◎
1位のサーモスの、フタの構造と内容量が異なるスープジャーです。こちらは200mlと小さめのサイズなので、おかずを入れるというよりはちょっとしたスープやデザートを入れるのに向いています。
保温だけでなく保冷もできるので、ヨーグルトやフルーツなどのような冷たいまま食べたいものを持ち運ぶことも可能です。いつものお弁当にプラスすれば、よりランチが楽しみになりますね。
5位 サーモス(THERMOS)ステンレスランチジャー JBG-1801

yahoo.co.jp
重量:1000g
容量:約1.3合
保温効力:68度以上(6時間)
その他:食洗機対応・電子レンジ対応
保温効力は1位のスープジャー以上でたっぷり入る!
サーモスならではの高い保温・保冷力をもった、ランチジャータイプの保温弁当箱です。容器はすべて食洗機対応なので保温容器も丸洗いできます。保温効力は1位のスープジャーを上回る68℃と高性能です。持ちやすいストラップも付いています。
1つの保温容器のなかで、ごはんとスープを保温・保冷するゾーンと、おかずは保温しないゾーンとに分かれています。そのため傷みやすいおかずは常温でキープしながら、ごはんと汁物だけ保温可能です。
6位 象印 ステンレスランチジャー お・べ・ん・と SL-NC09

rakuten.co.jp
重量:950g
容量:840ml
保温効力:65度以上(6時間)
その他:電子レンジ対応
「昼ごはん時もまだ湯気が立つ」保温力が好評の象印
レビューでも「さすが象印」「昼ごはん時もまだ湯気が立つほど温かい」と大好評の、まほうびんで有名な象印のランチジャーです。ごはんは310ml・おかずも330ml・スープは200mlで合計840mlとたっぷり入ります。
容器はそれぞれ電子レンジに対応しており、万が一冷めてしまっても温め直しが可能です。ただしユーザーからは思っていたより容量が少ないとの声も多いため、男性なら少食な方向きといえます。
7位 サーモス(THERMOS)ステンレスランチジャー JBC-801

rakuten.co.jp
重量:600g
容量:約0.6合
保温効力:61度以上(6時間)
その他:食洗機対応・電子レンジ対応
かわいい専用バッグ付きで持ち運びやすいランチジャー
サーモスの、ごはん270ml・おかず220ml・スープ200mlで合計690mlが入るランチジャーです。サイズ的には中学生以下のお子様や女性向けともいえます。持ち運び用のかわいい専用バッグがついているため、手で持ち運ぶ方にも便利でおすすめです。
内容器はフタを外せば電子レンジに対応しています。食洗機にも対応しているので、家に食洗機がある方は後片付けが楽です。保温効力も言うことなし。さすがサーモスといえます。
8位 アスベルランタス(ASVEL LUNTUS)カフェ丼ランチ HLB-CD800

yahoo.co.jp
重量:484g
容量:800ml
保温効力:47度以上(6時間)
その他:食洗機対応・電子レンジ対応
400mlずつが2段と大容量!パスタやカレーもランチに
2位のアスベルランタスの、丼タイプです。内容量は800mlとたっぷり入るため、がっつり丼物を食べたい方にぴったりでしょう。具は食べる直前にごはんに乗せられる2段構造で、ごはんとおかずはそれぞれ400mlずつ入ります。
丼としてごはんに乗せるのではなく、ふつうにおかずを上の段に入れるのも楽なのでおすすめです。使い方によってはごはん系だけでなく、パスタのような麺類もお弁当にできます。
9位 サーモス(THERMOS)保温弁当箱 DBQ-362

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重量:500g
容量:約0.8合
保温効力:54度以上(6時間)
その他:食洗機対応・電子レンジ対応
ごはんだけ保温できてバッグの持ち手にかけられる
こちらはごはんだけを保温、おかず容器2つは常温で、それらを1つのポーチにまとめて収納できる保温弁当箱です。保温しているごはん容器の隣におかず容器を入れても、おかずが温まることなく常温でキープできるため、傷みを気にせずに持ち運べます。
また専用ポーチはカバンの持ち手にかけられるバックルストラップがついているため、バッグに入らなくても大丈夫。さらにごはんとおかずの容器は電子レンジに対応しています。
10位 サーモス(THERMOS)保温ごはんコンテナー JBP-360

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重量:300g
容量:約0.8合
保温効力:57度以上(6時間)
その他:食洗機対応・電子レンジ対応
スープジャーと組み合わせれば温かいごはんとおかずに
温かいごはんだけを持ち歩けるタイプの、保温ごはんコンテナーです。専用ポーチも保温ごはん容器のみが入るサイズと形状になっており、背面にはお箸やスプーンなどが入れられるポケットがついています。
この商品とは別でスープジャーなどを組み合わせれば、温かいごはんと温かいおかずをお弁当にすることが可能です。保温弁当箱ではおかずはなかなか保温できないので、おかずも温かいものが食べたい方はぜひ試してみてください。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() サーモス(THERMOS)真空断熱スー……
1
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1,718円 |
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![]() アスベルランタス(ASVEL LUNTUS)……
2
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2,010円 |
4.29 |
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![]() アイリスオーヤマ ステンレスケー……
3
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1,694円 |
4.1 |
|
![]() サーモス(THERMOS)真空断熱スー……
4
|
1,236円 |
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|
![]() サーモス(THERMOS)ステンレスラ……
5
|
2,119円 |
4.38 |
|
![]() 象印 ステンレスランチジャー お・……
6
|
2,978円 |
4.35 |
|
![]() サーモス(THERMOS)ステンレスラ……
7
|
2,627円 |
4.39 |
|
![]() アスベルランタス(ASVEL LUNTUS)……
8
|
1,736円 |
4.39 |
|
![]() サーモス(THERMOS)保温弁当箱 DB……
9
|
2,200円 |
4.42 |
|
![]() サーモス(THERMOS)保温ごはんコ……
10
|
1,350円 |
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ごはん・汁物は出来立てのまま詰めて、おかずは冷ましてから詰めることで食中毒の心配もない

保温弁当箱は温かいごはんを持ち運んで食べられることが魅力ですが、その反面、食中毒にならないかどうか心配になりますよね。そういった場合には、食中毒を引き起こす菌が繁殖しやすい温度になることを防ぐ工夫が必要です。
まず、ごはんや汁物は熱々のまま詰めることがポイント。ごはんはできれば炊き立てのものを詰めましょう。冷ましてフタしてしまうと、雑菌がわきやすい温度になってしまい非常に危険です。ただしおかずは傷みやすいため保温せず、完全に冷ましてから詰めてください。
まとめ
保温弁当箱を選ぶ際には、まず自分が持ち運びたいメニューにあわせたタイプを選び、それから内容量やお手入れのしやすさなどの機能面を絞っていくとよいでしょう。複数の保温弁当箱を用意しておいて、メニューによって使い分けたり併用するのも楽しいですね。
この記事でご紹介した選び方を参考にして、ぜひあなたのお気に入りの保温弁当箱を見つけてみてくださいね。