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卓上ボール盤のおすすめ人気ランキング10選

木材や鉄鋼の穴あけ作業に活躍する卓上ボール盤。作業自体はドリルなどハンディタイプの電動工具でも可能ですが、正確な位置に垂直に穴を開ける能力は、卓上ボール盤のほうが長けています。

卓上ボール盤は、リョービ・日立・マキタなどの大手メーカーより販売されていますが、価格・パワー・精度・穴あけ能力などに違いがあります。プロ並みの作業から趣味の工作まで、目的に合ったタイプを探してみましょう。

目次

卓上ボール盤とは

出典:amazon.co.jp

卓上ボール盤とは、回転するドリルの刃を上下させることで穴あけができる電動の機械です。最大のメリットは、垂直に穴をあけることができる点。常に垂直に動くため、部材さえ固定すれば穴がズレることはありません。

また、穴をあける対象の材料の大きさやドリルビットによって回転数を替えて使用します。正確性の高い垂直の穴をあけたい場合は、卓上ボール盤での穴あけが必要です。

卓上ボール盤の選び方

卓上ボール盤は他の電動工具同様、多数のメーカーから販売されています。精度やパワーなどさまざまですが、価格や品質を加えて総合的に選ぶと良いでしょう。

穴あけ能力で選ぶ

出典:amazon.co.jp

まず穴あけ能力とは、あけられる穴の大きさのことを言います。各メーカーにより、対応している穴あけ能力が異なりますので、購入前に確認しておくとよいでしょう。

また、ストロークと懐(ふところ)の広さもポイント。ストロークはドリルが上下できる長さで、ストロークが長ければより深い穴をあけることができます。また、懐はドリルの軸とボール盤の柱との間の距離を示しています。

懐の距離が長ければ、卓上ボール盤のテーブルに大きい物をセットすることができます。こうした機械的以外の性能も、穴あけ能力と言えるでしょう。使う状況を想定して、ストロークと懐の広さを確認して選びましょう。

メーカーで選ぶ

選ぶ基準の一つとして、人気の工具メーカーから選ぶのもおすすめです。信頼感はもちろん、修理サポートもあると安心ですよね。また、メーカーにより穴あけ能力が異なりますので、必要なスペックを確認することもポイントです。

リョービ

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創業時からダイキャスト製品の製造を中心にしていますが、電動工具も広く知られているリョービ。プロユースとして販売されていますが、比較的安価でお求め安い製品なので、DIYユーザーなどからも人気です。

マキタ

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マキタは電動工具で国内1位のシェアを誇る大手電動工具メーカー。世界でも広く使われています。修理サポートが充実していることもあり、購入後のサポートが不安な人におすすめのメーカーです。

SK11

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SK11は電動工具を生産・販売する藤原産業のスタンダードブランドです。一番の魅力はやはり価格の安さ。ハンディタイプの電動工具と違い、敷居が高い卓上ボール盤も、手が出やすい価格で販売されています。

ハイコーキ

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日立工機から新会社となったハイコーキ。日立工機時代からプロの現場で使用されてきた実績があり、他では見かけない200Vの卓上ボール盤を製造、販売しています。三相対応の電源を備えているので頻繁に使用する方におすすめです。

パワーで選ぶ

家庭で使う家電製品は、単相100Vと呼ばれる家庭用のコンセントから電源を得ています。また、工場で使用するような電力消費が大きい作業機械は、より電圧が高い三相200Vが使用されています。

一般的な普及型の100V

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現在市販されている卓上ボール盤のほとんどが100Vタイプです。家庭用コンセントでも使用でき、製品の種類も豊富なので、DIYなどご家庭での使用であれば、100Vの卓上ボール盤で十分でしょう。

取扱いが難しいプロ向けの200V

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200Vの特徴は、電気の損失が少なくエネルギー効率が良いことです。反面、電圧が高く危険度も高くなります。すでに200Vの電動工具を使用している方や、三相電源の取扱い経験があるプロの方向けになります。

机の上で使える小型タイプ

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比較的大型の機械である卓上ボール盤ですが、中には机の上でも使用できる小型サイズのタイプもあります。こちらも電源は家庭用の100Vです。穴あけ能力は低くなりますが、価格も通常の卓上ボール盤よりも抑えることができます。

卓上ボール盤の使い方

卓上ボール盤の上部には、回転数を調節するためのベルトが取り付けられています。ドリルの径によって最適な回転数が指定されているので、同じ大きさの穴を何度も開けるような作業では、予め回転数を合わせておくと便利です。

また、ドリルの刃を取り付ける際など、卓上ボール盤をセッティングする際は、必ず電源をコンセントから外した状態で行いましょう。セッティング中に誤って電源を入れると、大怪我に繋がる恐れがあります。

尚、金属に穴を開ける場合は切削油の使用をおすすめします。切削油には潤滑の役割があり、金属の削り屑による傷を防ぐ役割があります。また、冷却効果もありますので、ドリルの刃を長持ちさせる効果もあります。

ワンランク上の使い方

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径の大きい穴をあける場合、はじめから太いドリルを使用すると、芯がずれたりなかなか穴があかないことがあります。その際は、下穴として一旦細い穴をあけておくと、より確実な穴をあけることができます。

また、卓上ボール盤はチャックでドリルの刃を固定しますが、細いドリルはチャックで固定できない場合があります。そんな時に便利なものがピンバイスです。ピンバイスを使うと細いドリルでもしっかり固定できます。

その他、より正確に穴をあけたい場合はバイスを使用します。バイスは、卓上ボール盤にセットして対象物が動かないよう固定できる治具です。オプションで販売されている場合もあるので合わせて検討してみてください。

卓上ボール盤に手が出ない人に

出典:amazon.co.jp

「卓上ボール盤が便利なのは理解できるけど、購入するにはハードルが高すぎる」そんな人には、ドリルスタンドがあります。電気ドリルをセットすることで、簡易式のボール盤として使えるスタンドです。

ドリルだけで穴をあけるよりは正確にあけることができますが、卓上ボール盤に敵いません。正確性を求める作業では、卓上ボール盤を使用することをおすすめします。

作業時の装備について

出典:amazon.co.jp

卓上ボール盤を取り扱う際は、削り屑から目を守る保護メガネや、作業用手袋に厚手の革手袋を着用しましょう。綿のような柔らかい繊維素材の手袋は大変危険です。

綿のような柔らかい素材は絡みやすく、回転部分に巻き込まれる危険性があります。同じ理由で、長髪の人は髪の毛を後ろに束ねるなどして、機械に巻き込まれないよう気をつけましょう。

卓上ボール盤のような回転する機械は巻き込み事故の危険度が高くなります。安全のため、正しい装備での作業を心がけましょう。

卓上ボール盤のおすすめ人気ランキング10選

卓上ボール盤は大きく分けると2タイプ。大型で床面に固定して使うタイプと、持ち運べて机の上でも作業可能な小型です。それほど選択肢は多くないので、まずどちらが自分に合うか確認してから、穴あけ能力や価格等の優先順位を決めると選びやすくなります。

1位 リョービ 卓上ボール盤 TB-1131K

詳細情報

穴あけ能力:木材24mm/鉄工13mm
ストローク:50mm
フトコロ:103mm
電源:単相100V
消費電力:190W
回転数(50Hz):515・915・1,430・1,950・2580/分
回転数(60Hz):620・1,100・1,720・2,340・3,100/分

バイス装備でお買い得な卓上ボール盤

穴あけ能力が高く、価格もお求めやすい卓上ボール盤です。更にバイスが標準で装備されているので、最初から安定した穴あけ作業が可能になります。木工から鉄工まで幅広く活躍してくれる1台です。

2位 マキタ 卓上ボール盤 TB131

詳細情報

穴あけ能力:鉄工13mm/木工24mm
ストローク:52mm
フトコロ:104mm
電源:単相100V
回転数(50Hz):570・890・1,300・1,900・2,670/分
回転数(60Hz):690・1,070・1,560・2,280・3,200/分

コンパクトな卓上ボール盤

国内最大手の電動工具メーカー、マキタから販売されている卓上ボール盤です。穴あけ能力は劣らないものの、バイスは別売りとなるため、バイスが必要な方は別途購入が必要です。

3位 SK11 卓上ボール盤 300W SDP-300V

詳細情報

穴あけ能力:鉄工8mm/木工24mm
ストローク:58mm
フトコロ:103mm
電源:単相100V
消費電力:270/300W(50/60Hz)
回転数(50Hz):600~2600/分
回転数(60Hz):700~3000/分

コストパフォーマンスに優れた1台

安さで定評のある藤原産業の工具ブランド・SK11の卓上ボール盤です。安価ながら国内にアフターサービスの窓口を設けている点も評価できます。価格で選びたいけど故障やサポートが不安という方におすすめです。

4位 リョービ 卓上ボール盤 TB-2131

詳細情報

穴あけ能力:鉄工13mm/木工24mm
ストローク:60mm
フトコロ:125mm
電源:単相100V
消費電力:190W
回転数(50Hz):450・730・1,330・2,170・3,000/分
回転数(60Hz):540・880・1,600・2,610・3,600/分

より使い勝手を進化させた卓上ボール盤

穴の深さを決めるストロークが長く、ドリルの軸とボール盤の柱との間隔が広くなっており、より使い勝手がよくなっています。前述したリョービのTB-1131Kと見た目に大きな違いはありませんが、特に大きい物やより深い穴をあけたい場合にはこちらのタイプがおすすめです。

5位 新興製作所 卓上ボール盤 SDP-13E

詳細情報

穴あけ能力:鉄工13mm/木工24mm
ストローク:50mm
電源:単相100V
消費電力:280/240W(50/60Hz)
回転数(50Hz):600・900・1250・1750・2650/分
回転数(60Hz):750・1050・1500・2120・3200/分

価格とパワーのバランス型

実売価格1万円台と購入しやすい価格ながら、穴あけ能力も比較的高い卓上ボール盤です。ただし、口コミによるとかなり個体により精度のバラつきが見られるようです。価格重視の方におすすめです。

6位 SK11 卓上ボール盤 600W SDP-600V

詳細情報

穴あけ能力:鉄工13mm/木工24mm
ストローク:60mm
フトコロ:125mm
電源:単相100V
消費電力:600W
回転数(50Hz):580・890・1320・1900・2650/分
回転数(60Hz):700・1070・1580・2290・3180/分

大きな物にも対応する強力卓上ボール盤

穴あけ能力も高くテーブルも大きいので、大きい物や長い物でも安定した穴あけが可能です。電源は100Vですが、消費電力が300Wと高いため、ご家庭で使う場合はブレーカーが落ちないよう注意が必要です。

7位 高儀 EARTH MAN ミニボール盤 BB-100A

詳細情報

穴あけ能力:鉄工4mm/木工6mm
ストローク:23mm
フトコロ:100mm
電源:単相100V
消費電力:100W
回転数:2000・3000・4700/分

安価な小型の卓上ボール盤

非常に安価な小型の卓上ボール盤です。とりあえずお試しで値段優先、という方におすすめです。しかし、品質も価格相応でそれほど精度は望めないようです。

8位 PROXXON 小型卓上ボール盤 No.28128

詳細情報

穴あけ能力:6mm
電源:単相100V
消費電力:80W
回転数:2,100・4,500・6,200/分

オプションを追加して更に使いやすく

小型の電動工具を多く展開するプロクソンの小型卓上ボール盤です。オプションで専用のバイスが販売されていますので、バイスを併用することで更に使いやすくなります。机の上でのDIY作業などにおすすめです。

9位 榎本工業 Amini ボール盤 M型 No.3100

詳細情報

穴あけ能力:鉄工6mm/他6.5mm
ストローク:35mm
電源:単相100V
消費電力:40W
回転数:(-)※4段階

精度が求められる工作等に

穴の中心になる芯ブレを2/100mm以内に抑えた高精度を誇る卓上ボール盤です。穴あけ能力はそれほど高くないものの、機械自体の精度が良いことがポイント。精密さが求められる電子基板の工作などにもおすすめです。

10位 ハイコーキ 卓上ボール盤 三相200V B13S-200V

詳細情報

穴あけ能力:鉄工13mm/木工24mm
ストローク:80mm
電源:三相200V
消費電力:200W
回転数(50Hz):500・800・1420・2000・3000/分
回転数(60Hz):600・960・1700・2400・3600/分

連続作業に強いプロ仕様

三相200V仕様の卓上ボール盤はメーカーによる選択肢が少ないですが、プロも使用するハイコーキなら安心です。非常に高価ですが、既に三相電源設備を備えており、穴あけ作業が多い場合は候補にしてもよいでしょう。

おすすめの商品一覧

製品 最安値 評価 リンク

リョービ 卓上ボール盤 TB-1131K

1

20,155円




4.1

マキタ 卓上ボール盤 TB131

2

23,133円




3.83

SK11 卓上ボール盤 SDP-300V

3

13,799円




4.1

リョービ 卓上ボール盤 TB-2131

4

40,700円




3.6

新興製作所 卓上ボール盤 SDP-13E

5

14,399円




3.83

SK11 卓上ボール盤 SDP-600V

6

34,290円




3.14

高儀 EARTH MAN ミニボール盤 BB-1……

7

9,051円




3.4

PROXXON 小型卓上ボール盤 No.28128

8

18,401円




4.1

榎本工業 Amini No.3100

9

47,284円


5


ハイコーキ 卓上ボール盤 B13S-200V

10

12,700円


まとめ

ものづくりの現場では、材料の穿孔(穴あけ)は加工の基本。穴をあける目的に特化した卓上ボール盤は、大型で汎用性はありませんが、プロの現場には必ずと言っていいほど導入されています。

プロで使われていることは、何より卓上ボール盤の有用性を証明していると言えます。一般ユーザーにも十分その恩恵は受けられるので、正確性が求められる工作などに活用してみてはいかがでしょうか。

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