災害への備えとして「防災用ヘルメット」は用意していますか?この記事では、大人用から子供用、折り畳み式まで様々な防災ヘルメットのサイズや種類をご紹介します。
価格が安いものもありますが、命を守る重要なアイテムなので妥協しないようにしましょう。防災用ヘルメットの選び方のほか、Amazonなどで購入できるおすすめ商品など、緊急時への備えの参考にしてくださいね。
防災用ヘルメットと一般的なヘルメットの違い
地震や火山の噴火など、年々増加している自然災害。特に地震の際は、多くの落下物や飛来物から頭を守るためにヘルメットは欠かせません。そこで、防災用に普通のヘルメットを使っても大丈夫?という疑問にお答えしましょう。
防災用のものは、落下物・飛来物・電気を通さないなどの基準をクリアしています。一方、工事用は電気の基準を満たしていなかったり、交通用に至っては防災用より重量があることも大きな違いになっています。
災害時は長距離を歩く場合もあるので、軽くて首に負担を掛けない防災用ヘルメットが適しています。その他、防災用ヘルメットにはヘッドライトや笛などの機能 が付属しており災害に備えている点が他のヘルメットとの違いです。
防災ヘルメットの選び方
それではここから、防災用ヘルメットを選ぶうえで押さえておきたいポイントをご紹介します。何より重要なのは、しっかりと頭部を守れる信頼性が得られるかということです。いくつかのポイントを見てみましょう。
安全基準を満たしているかで選ぶ
防災用ヘルメットを選ぶ際にチェックしたいのが、「国家検定品」かどうかということ。
ヘルメットには、「労・検」のマークがついた安全基準が設定されています。厚生労働省により定められた「保護帽の規格」により、飛来・落下物・衝撃吸収性・耐貫通性など様々な試験基準に合格したものにラベルが付けられています。
購入する際には、これらの基準に合格したラベルが付けられているかどうか確認しましょう。また、耐用年数が長いものを選べば、長期間使うことも出来ますし、強度が高い判断基準にもなります。
素材で選ぶ
防災用ヘルメットの強度基準を左右するものは素材です。基本的な素材はプラスチックですが、特徴や強度が種類によって大きく違ってきます。ですので、使われているプラスチックの種類をよく確認して、値段とのバランスを考慮しながら安心のものを選ぶようにしましょう。
また、ここで紹介する耐用年数はあくまで基準。あご紐やヘッドパットは表面よりも劣化しやすいので定期的な交換が必要です。保管場所も雨風にさらされる場所よりは、取り出しやすい室内での保管が望ましいでしょう。
耐熱・耐候に優れたFRP樹脂製
変色や変形などの劣化がしにくい繊維強化プラスチックは、熱に強い点が特徴です。地震などの災害には火事発生も多いので、熱から頭部を守る製品を使うのもおすすめです。このタイプは電気は通してしまうので、この点には注意が必要ですが、耐熱性と耐候性には他の素材よりも優れているのがポイント。
耐用年数は4~5年。あまりヘルメットにこだわらず基本的な機能でしっかり頭部を守ってくれるものが欲しいという方にはこのFRP素材のヘルメットをおすすめします。
比較的安価で手に入るABS樹脂製
どのプラスチック素材の中でも安価で揃えることが出来るABS樹脂。耐用年数2~3年で、耐久性には劣りますが家族全員分や大量に購入する際には価格が抑えられるタイプになっています。
強度が高く丈夫なPC樹脂製
強度が高いポリカーボネート性は、耐用年数は2~3年と短いですが、とにかく丈夫な素材で熱に強い素材になっています。また、耐電性もあるのでどんな災害現場でも活躍するポイントも。
防災用ヘルメットの中では1番高価なタイプになりますが、丈夫なのでレスキュー隊や災害自治体などで危険な現場に入る人には特に必要な備えと言えるでしょう。
オプション機能で選ぶ
基本的な防災ヘルメットの質に加え、プラスαとして追加しておきたい機能もあります。どこでどんな状況に見舞われるか、先の見えない備えになるので、様々なシーンを考慮して選ぶことも重要です。ぜひ、防災ヘルメットに加えてみたい安全装備を見てみましょう。
子供も大人も使えるサイズ調節機能付き
ヘルメットは、頭にしっかりフィットさせることで安全性がぐっと高くなります。そこであご紐に十分な長さがあり、自分のサイズに合わせて調節できるものはおすすめ。また、子供が自分で着脱しやすい設計のものを選ぶことも重要です。
頭の形にしっかり密着して守るヘッドバンド付き
ヘルメット内部にヘッドバンドがあれば、後頭部からも頭を固定できより頭部にジャストフィットすることでしょう。ボタン式やダイヤル式で調節が可能なものは、㎜単位でそれぞれの頭部に合わせて固定することができるのでより安全性は高くなります。
コンパクトに収納可能な折り畳み式
防災用ヘルメットの中には、折りたたみ式のものがあります。このタイプは平たくして収納できるので防災用バッグにも収納可能。必要になったら取り出してすぐにかぶることが出来るので便利です。
家族全員分の防災用ヘルメットを用意する際、かさばってスペースがない場合にも、折りたためて収納出来るので省スペースで済みます。
夜間避難や行方不明時に役立つ機能付き
暗闇時の避難や、夜間の移動の際におすすめなのは、ヘッドランプやシールド保護が付いているもの、またホイッスルが付いているものです。
これらは災害時にがれきに埋もれた際に、ホイッスルで救助を求めたりランプであたりを照らすことが出来ます。
付属品が付いているものは価格がやや高くなりますが、あると便利な機能ばかりなので予算に余裕があれば機能付きのものを選ぶことをおすすめします。
防災用ヘルメットのおすすめ人気ランキング7選
ここからは、防災時でも安心して使用していただけるおすすめのヘルメットを商品ごとに解説します。より使いやすく、自分の頭部にフィットした最適なものを選ぶようにしましょう。
1位 HIヒロセオリジナル LEDヘッドライト付ヘルメット

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ワット数:5.00
重量:500.0グラム
素材:ABS
LEDライト付きで安全避難や待機に最適
こちらの防災用ヘルメットについている嬉しい機能はLEDライト機能。ヘッドランプには2種類の光の強弱と赤色のライトが点灯します。場所に応じたライトの強度を変えられるのはもちろん、自分の居場所を知らせ危険警告や救助要請に活用できるライトになっているでしょう。
LEDは単三電池で簡単に変えることが出来るので、日々の定期メンテナンスもしやすいものになっています。
2位 スターライト 日本製 防災用ヘルメット

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総重量:約340g
材質:ABS樹脂、ポリエチレン、綿
首後ろを守る防災たれ付きで安全性アップ
頭部と首後ろを守れるヘルメット。災害時に火災や飛沫から逃げる際、落下物や火の粉などから首の後ろをしっかり守ることが出来る防災たれ付き。非難する際の持ち主の安全を守ります。
ABS樹脂は軽量で、防災グッズと一緒に持ち運ぶのにも便利な重量340g。国家検定合格品として電気絶縁性にも優れています。あご紐はワンタッチで脱着可能ですが、何かの拍子に外れてしまう恐れがないように固めに設定されています。
3位 IZANO 防災用ヘルメット

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内寸 ::幅192×奥行247mm 頭囲の目安:55.5~62cm
重量:450g
材質:ABS樹脂
ハーフサイズで収納可能の折りたたみ式防災ヘルメット
中央を手で押し上げて使用する折りたたみ式ヘルメット。カラーバリエーションも豊富でお好みのカラーを選択できます。作業机や引き出しなど身の回りのスペースに収納可能なサイズに折りたたむことが出来るので、必要なときにパッと取り出せて便利です。
国家安全規格にも合格した、飛来落下物・墜落時保護用にも対応。どんな場所での避難にも対応するプロ仕様な防災用ヘルメットになっています。
4位 ミドリ安全 折りたたみ防災ヘルメット TSC-10

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重量:430g
ミリタリーテイストの業界最薄収納ヘルメット
ヘルメットを折りたたんだら業界最薄の3.3cm、A4サイズと極薄に収納可能。開くのも簡単、ロックを外して両端から押すだけで頭部前方もしっかりガードする防災ヘルメットになります。専用の収納袋付き。
ただ、頭のサイズが大きい男性には窮屈に感じるサイズですので、女性の方や頭のサイズが小さめの男性用といったところでしょうか?安心安全の国内生産で飛来・落下物国家検定合格品です。
5位 加賀産業株式会社 防災用ヘルメットosamet

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重量:約375g
材質:ABS樹脂(帽体)
その瞬間にすぐかぶれる!蛇腹式の折りたたみ製
不必要な動作は不要、折りたたんだまま被って帽体のサイドを持ちながら下部に降ろすだけ。カチカチと3回音がして頭を覆いロックします。内部にはヘッドバンドも付いているので頭の大きさに合わせてセットすればぐらつきも感じません。
蛇腹型の折りたたみ部分を伸ばせば、しっかりヘルメットらしい形になり視覚的にも違和感のないデザイン。組み立てた際のヘルメットの普通に見えるデザインは嬉しいポイントです。他の折りたたみ式と同様収納する場所を選びません。
6位 TOYOセーフティー シールド付きヘルメット ヴェンティープラス

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重量:約544g
ひさし長さ:約33mm
飛来物から顔面を守れるシールド付き
曇り止め加工が施された付属品のシールドは、汗や雨で湿度が高くなっても曇らないクリアな視界が保てる優れモノ。もちろん、シールドを使わないときはしまっておくことも出来ます。飛来物が飛び交う中避難するときも、前方の視界はクリアに飛来物から顔面を守ります。
また、嬉しいポイントとしてあご紐には備長炭入り繊維を使っているので消臭効果も。内部はOT型になっており通気性が良いのもポイントです。帽体は帯電加工が施されているので埃が付きにくいなどの性質も兼ねそろえています。
7位 谷沢製作所製 ヘルメット ST#1610-EZV

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重量:420g
材質:ポリカーボネート
半透明のひさしや溝のデザインがスタイリッシュなヘルメット
発泡スチロール製の衝撃吸ライナーよりも高い衝撃吸収力をもつ「エアライト」を採用。リリースボタンを押せば内部交換が簡単に可能で定期的なメンテナンスがしやすくなっています。また、エアライトは空間を内部に作った設計なのでムレや湿度がヘルメット内にこもらず温度の上昇を防ぎます。
内部の通気性アップに加え、通気孔も開いているのでより通気性を高めています。半透明なひさしは見た目的にもスタイリッシュですし、文字通り日よけにもなるので機能面としても申し分なし。丈夫で強度が高いポリカーボネート(PC)素材なのでもしもの時も安心です。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
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![]() ヒロセ LEDヘッドライト付ヘルメット
1
|
1,486円 |
3 |
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![]() スターライト 防災用ヘルメット
2
|
1,404円 |
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|
![]() IZANO 防災用ヘルメット
3
|
3,242円 |
4.47 |
|
![]() ミドリ安全 折りたたみ防災ヘルメ……
4
|
4,212円 |
4.08 |
|
![]() 加賀産業 osamet
5
|
3,980円 |
4.17 |
|
![]() TOYOセーフティー シールド付きヘ……
6
|
3,827円 |
4.3 |
|
![]() 谷沢製作所 ヘルメット ST#1610-EZV
7
|
3,758円 |
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まとめ
いかがでしたか?体の中でも急所と言われる頭部を災害時から守る防災ヘルメットについて解説しました。いつやってくるかわからない災害に備えて何もないうちから用意しておくことは重要です。購入の際には安全基準をクリアしていること、頭部をしっかり守るサイズや機能で選びましょう。
自分や家族の命を守る大切なアイテムなので、決して妥協せず良いものを選んでくださいね。