土木作業での使用や農具のイメージが強い「レーキ(熊手)」ですが、ガーデニングや農作業、野外スポーツでのグラウンド整備など様々な場面で活躍できる優れものです。しかし、芝生の手入れや園芸など用途によっても適したレーキは異なるため、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
この記事ではレーキの選び方や使い方を解説し、用途に合わせたおすすめの商品をご紹介します。自作できるのか、似た用具であるトンボとの違いなどの解説もしていますので、お気に入りの商品を見つけるための参考にしてくださいね。
レーキとトンボの違いは?

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レーキとよく似た器具にトンボがあります。ここではこの同じような形をした2つの器具の違いを、用途に注目して説明します。
そもそもレーキとは「土をならすもの」の総称であり、熊手などの工具を指すこともあります。土を細かく砕いたり、砂利をならしたりするのが主な役割です。さらには土木工事や除草に使えるタイプもあります。
一方、トンボは「土を平らにするもの」であり、それ以外の用途に使用されることはほとんどありません。例えば荒れたグラウンドの整備にレーキとトンボを使用する場合、先にレーキで土を細かく砕き、トンボでグラウンドを平らにするという流れで使用することになるでしょう。
ただしレーキの中にもトンボのような役割をする商品があり、明確な基準で分かれているというわけではないようです。
レーキの使い方

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レーキの基本的な使い方は「対象物をひっかける」ことです。使い方は基本的にこの動作からなり、シンプルであるために誰でも簡単に利用できます。
この動作を応用的に発展させることで、芝生を抜いたり、土をならしたりできるようになります。
先端が板状のものは例外的に、土に沿わせてレーキを往復することで地面を平らにします。何度も往復するとより平らにすることができるので、疲れにくいレーキを使用するとよいでしょう。
レーキの選び方
ここからはレーキの選び方をタイプや特徴ごとに紹介していきます。記事後半では選び方に対応したおすすめの商品も紹介していきますので、是非参考にしてみてくださいね。
先端の形状で選ぶ
レーキには大きく分けて2つのタイプがあり、先端の形によって分けられます。それぞれ適した作業がありますので、紹介していきます。
除草作業に適した爪付きタイプ

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先端に爪が付いているレーキは、砂利をならしたり草を掃除するのに適しています。爪の数は商品によって異なり、掃除する対象のものが大きければ爪の数が少ないもの、反対に対象が小さければ爪の数が多いものを選ぶとスムーズに作業できます。
爪の形にも種類があり、平型やU字型、先がとがったものなど様々です。庭や芝生では土を傷めない平型やU字型、農地など草を刈りながら集めたい場合は先がとがったものを選ぶのがおすすめです。
土をならすのに適した板状タイプ

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先端が板状で平らになっているレーキは、主にグラウンドをならすのに使われることが多いです。トンボの用途とほとんど一緒であるといえますね。他にはアスファルトを平らにする時にもおすすめです。
板状タイプを選ぶときには正しいサイズを選ぶことが重要です。例として、たとえば小学生が野球のグラウンド整備に使う場合には、小さめなのものでなくてはいけませんよね。身長より少し短いものを選ぶと使いやすいです。
材質で選ぶ
作業のしやすさを大きく左右するのがレーキの材質です。先端の材質によってできる作業や効率がかなり変わってきます。では、それぞれの素材の特徴を紹介していきます。
長く使用できるステンレス製

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ステンレス製レーキの特徴は、なんといっても長く使えることでしょう。サビに強く丈夫なため、激しい作業にも耐えられます。
他の素材に比べると圧倒的に重く、なかには1㎏を超える商品もあります。一度に大量の雑草を集められる一方で、女性や子供が使うには不適当といえるでしょう。
葉や草の量が非常に多い場合や農地などに適した素材です。
地面をしっかり捉える木製

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木製レーキは土ならしに使われることが圧倒的に多く、平らにする作業には最も適した素材です。
木製の弱みとして、腐りやすいことが挙げられます。腐ったまま使用すると、木片が飛びケガをする危険があるため、すぐに取り換えられる取替式の商品を選ぶといよいでしょう。
軽くて扱いやすいアルミ製

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アルミ製レーキは軽さが特徴で、女性でも簡単に使える素材です。サビにも強いため、手入れが簡単なのも利点ですね。
軽さが特徴であるため、重い土や草への使用にはあまり向いていません。ガーデニングや家庭菜園の手入れなどに使用するのがおすすめです。
錆びにくく使いやすいプラスチック製

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プラスチック製レーキの特徴はアルミ製レーキと似ており、軽さや錆びにくさが特徴です。先端がやわらかいものが多いため、お子さんが使用しても比較的安心できる素材です。
使用用途もアルミ製と同様に、狭い場面での作業に向いています。サイズは小さいものが多く、熊手くらいのサイズのものが多数販売されています。
用途に合わせて選ぶ

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レーキが最も使われる場面として、農作業が挙げられます。畑を耕す、雑草を抜いて集めるなど、レーキ1本で多数の作業をこなすことができます。
他にも舗装工事でアスファルトをならしたり、ガーデニングや園芸で使用したりと幅広い活躍ができる優れものです。
以下のおすすめ商品紹介では用途に合わせた商品を扱っていますので、目を通してみてくださいね。
レーキのおすすめ人気ランキング5選
ここからは一押しの商品をランキング形式で紹介していきます。さまざまな素材からおすすめの商品をピックアップしています。素材ごとの特徴は記事上部にまとめてありますので、あわせて選んでみてください。
1位 ORIENTOOLS 熊手 レーキ 15爪

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重量:0.68kg
先端の形状:爪付き(15爪)
素材:アルミ
ワンタッチで伸縮可能!使い勝手抜群!
こちらのレーキは、持ち運びや保管時に便利な伸縮タイプです。無段階調節が可能なため、好きな長さに調節することができ、用途によって持ち手や頭の部分の長さ変更できます。
土ならしや落ち葉などの掃除用に適しており、伸縮可能なため、お庭のお手入れや園芸にもご使用いただけます。また、爪の先に玉がついているため、落ち葉などが刺さりにくく、スムーズに作業いただけます。
2位 OWL ファイバーグラス 木の間レーキ

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重量:170g
先端の形状:爪付き(12本)
素材:プラスチック
コスパ最強のプラスチック製レーキ
こちらはサイズが小さい商品であり、ガーデニングに最適です。他商品と比べ価格はかなり安く、たまにしかレーキを使わない方でも手が届きやすいので、コストパフォーマンスが良い商品ですね。
爪は平型で、庭の葉を集めやすいと評判です。弾力もあり使いやすい一方、爪がやわらかいが故に折れやすいので、複数買ってストックしておくと安心ですよ。
3位 アルミス アルミレーキ R600-18

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重量:998g
先端の形状:爪付き(18本)
素材:アルミ
シンプル構造で軽さが特徴
アルミ製レーキの中でも、特に軽いと評判なのがアルミス社製のこちらの商品です。レーキとして必要最低限の機能のみに抑えられているため、非常に使いやすく特に女性におすすめです。
板の部分には水ハケ穴があけられており、水が多く含まれる土壌でも問題なく使用できます。水田でレーキを使用したい方には、間違いなくおすすめできる商品です。
4位 GREENCROSS オールステン伸縮式レーキ 9本爪

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重量:1.75kg
先端の形状:爪付き(9本)
素材:ステンレス
雑草を一気に取り除くパワフルレーキ
この商品は1.75kgもあり、ステンレス製の中でも特に重量のあるタイプです。その重さからパワーは折り紙付きで、春先の短い雑草を驚くほどきれいに掃除できます。
サビにくいのはもちろん、伸縮可能で作業に合わせて長さを変えられるのもうれしい点です。短くしておけば幅をとらずに収納できますよ。
重量がこのパワフルさを生み出していますが、女性には少し重すぎるかもしれません。広い畑や庭など、一気に作業をしたい方に特におすすめです。
5位 浅香工業 木製レーキ 替刃式アルミ柄

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重量:960g
先端の形状:板状
素材:柄=アルミ、先端=木材
整地に最適の替刃式
こちらの商品は柄がアルミ、先端は板状で木製となっています。柄がアルミのため非常に軽く、長時間の整地作業でも疲れにくいのが良い点です。
先端は替刃式となっており、木が腐ったらすぐに変えられるのも便利です。
土を崩すような作業には向いていませんが、畑の土をきれいに平らにするのにぴったりな商品です。
用途別のおすすめ人気ランキング3選
続いては上記で紹介した用途にあったおすすめ商品を取り上げます。すでにレーキの使用目的が決まっている場合にはこちらの商品をチェックしてみてください。
1位 農作業におすすめ<GS アメリカンレーキ 4076>

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重量:1.25kg
先端の形状:爪付き(14本)
素材:柄=木、先端=スチール
幅広い農作業に使える万能レーキ
芝生をはる際の整地、農地での雑草取りなどにおすすめなのがこちら。キンボシから販売されているこちらのレーキです。金額は抑控えめながら、作りがしっかりしていて長く使える商品です。
爪は14本あり、草をしっかりととらえてくれるので作業効率が高まります。長さも約140cmとちょうどよく、女性でも使いやすいのが嬉しい点です。
農地での作業には、こちらの商品1本でほとんど対応できる優れものです。
2位 舗装工事におすすめ<舗装レーキ シモダトンボ 固定式>

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重量:-
先端の形状:板状
素材::柄=樹脂、先端:木
プロ納得のクオリティを誇る舗装用レーキ
舗装用レーキの中で、圧倒的なシェアを誇るシモダトンボのレーキです。グリップの改良により耐久性が大幅にアップし、引板を変えるだけで長く使えるので1台持つだけで安心です。
価格も同ブランド製品の中では控えめながら、機能性は他製品にも見劣りしません。さらにシモダトンボのメリットとして、商品の互換性がある点は非常に重要です。用途によって引板を変えられたりと、柔軟にな対応ができ可能になりますよ。
3位 園芸・ガーデニングにおすすめ<CLUBJ W伸縮式ガーデンレーキ 大>

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重量:-
先端の形状:爪付き(15本)
素材:-
多彩な機能が魅力の庭用レーキ
柄の長さが調節できることに加え、頭部の幅も変えられることから様々な対象物に使えます。最大156cmで使用でき、最小は81cmまで縮められるので収納もらくらくです。
サッチングや落ち葉集めはもちろん、土ならしにも使用できコスパ抜群の商品です。ただし先端の強度は若干弱く、力を入れすぎると変形の恐れもあるため、重い対象物への使用は避けるようにしましょう。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() ORIENTOOLS 熊手 レーキ 15爪
1
|
2,200円 |
4.2 |
|
![]() ファイバーグラス 木の間レーキ
2
|
286円 |
3.95 |
|
![]() アルミス アルミレーキ R600-18
3
|
2,688円 |
4.36 |
|
![]() GREENCROSS オールステン伸縮式レ……
4
|
1,728円 |
4.3 |
|
![]() 浅香工業 木製レーキ
5
|
2,375円 |
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|
![]() 舗装レーキ シモダトンボ
6
|
9,500円 |
|
|
![]() CLUBJ W伸縮式ガーデンレーキ 大
7
|
1,319円 |
4.4 |
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レーキは自作できる?

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レーキはホームセンターで木材を買いそろえて、自作することも可能です。工具や時間が必要になりますが、自分専用にカスタマイズしたい場合は自作してみるといよいですね。
レーキを使ったことがない人や使用頻度が低い人は、市販のもので十分事足ります。安価に販売されているものも多いので、まずは市販の商品を試してみると良いでしょう。市販のレーキではどうしても対応できない用途がある場合のみ自作することをおすすめします。
まとめ
レーキの選び方、おすすめ商品を紹介しましたがいかがだったでしょうか。用途によって適したレーキは変わってきますので、複数の用途で使用する方は農業用、園芸用といったように複数所持しておくと作業が楽になりますよ。
軽さ重視、見た目重視など、この記事を参考に自分好みの商品を見つけてみてくださいね。