簡単に薄い生地が焼ける「クレープパン」は、自宅で本格的なクレープが楽しめることで人気です。あまり馴染みのないフライパンですが、ティファール・リバーライト・デバイヤー・マトファーなど多数のメーカーが販売しており、種類も豊富でどれを選べばいいか悩んでしまいます。
そこで今回は、クレープパンの選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。クレープパンの使い方や、クレープ以外の使い道も紹介してますので、ぜひ参考にしてみてください。
フチが浅くて生地を平らに伸ばしやすく、熱伝導率も良いのでこんがりと焼けるクレープパン

クレープパンは、通常のフライパンよりもフチが浅く生地をひっくり返しやすい形をしています。クレープメーカーよりも熱伝導率に優れているため、均一にこんがりと焼き上がるのが魅力です。
また、クレープだけではなくパンケーキやガレット・薄焼き卵などもきれいに仕上がるので、料理の見た目も格段に上がりそうですね。
クレープパンの選び方
クレープパンを選ぶ際に重要な7つのポイントを見ていきましょう。
熱伝導率の高さや耐久性など、特徴の異なる「素材」を選ぼう
クレープパンの素材は大きく分類して鉄製とアルミニウム製の2種類があります。それぞれ熱伝導性や耐久性などが異なるため、自分のスタイルに合ったものを選びましょう。
短時間でサッと焼き上がり、お手入れも簡単な「アルミニウム製」

熱伝導率が高く、スピーディーに焼けるアルミニウム製。本体も軽いので作業もしやすく、大きめのフライパンを選んでも負担は少ないでしょう。
使用後は食器用洗剤で洗うだけなので、特別な手入れは必要ありません。フライパンの温度が高くなると食材とくっつく性質があるのですが、気になる場合は表面加工されたものをおすすめします。
お手入れ次第で長く使える、耐久性に優れた「鉄製」

耐久性に優れ、長く使える鉄製。くっつき防止のために、熱したフライパンに油をコーティングする「油ならし」や調理前の「油返し」は必要ですが、次第に油がなじみ使いやすく変化していきます。
使用後はサビ防止のため、しっかりと水分をふき取ることが必要。手入れにひと手間かかりますが、親から子へ子から孫へと長く使用できるのは魅力ですね。ただ、鉄製は本体が重たいのもデメリットのひとつなので、重量をよく理解してからの購入をおすすめします。
生地がくっつきにくく、クレープパン初心者におすすめな「ノンスティック加工」が便利
鉄やアルミの素材に表面加工を施したものをノンスティック加工といいます。焦げ付きにくいことで有名なフッ素加工やテフロン加工などもアルミニウム素地にフッ素樹脂を焼き付けたものです。
生地が簡単にはがれることが特徴で、油をひかなくてもくっつきにくいことから、初心者の方やカロリーを気にされる方におすすめです。表面加工は寿命が短いのがデメリットですが、使用後の特別な手入れもなく扱いやすさは魅力ですね。
ガス火かIHか、ご自宅の「熱源」に対応しているかチェックしよう

クレープパンを選ぶ際には、必ずご家庭の熱源に対応しているかチェックしましょう。鉄製やステンレス製はIH対応が多いですが、アルミニウム製や銅製は非対応のものがほとんど。失敗のないようにメーカーの説明書をしっかりと確認することをおすすめします。
また、今はガスコンロでも今後の生活スタイルの変化を考え、ガス火とIHの兼用にしておくと安心して使用できますね。
収納力や作業のしやすさを考慮するなら「持ち手部分」に注目

持ち手部分の形状や材質にもぜひ注目してみてください。穴やフックがついているタイプなら壁や収納棚に引っ掛けられ、すっきりと収まります。
また、持ち手が木製や樹脂製は調理中熱くなりにくいので、火傷の心配もなく安心して作業ができるのも魅力ですね。
子供のおやつには16㎝~25㎝・食事には26㎝以上など、用途あわせて「サイズ」を選ぼう
お子様のおやつなどに最適なのが16㎝~25㎝。お店のクレープよりも小さく仕上がり、トッピングを変えて色々なクレープを楽しみたい方におすすめです。各メーカーからも、このサイズが多数販売されていることから、ご家庭でも扱いやすいサイズと言えるでしょう。
また、お店のような大きなクレープを作りたい方は26㎝以上。クレープ以外にも、沢山の具材を入れる食事クレープとしてもおすすめです。しかし、フライパンが大きくなるため、購入の際は収納場所をあらかじめ決めておくと安心ですね。
クレープを楽に返すなら、フライ返しなどが入りやすい背の低い「斜めフチ」がベスト

クレープは生地をひっくり返して両面焼くのが基本。そのためクレープパンのフチ選びはとても重要になってきます。
フチが浅く斜めになっているタイプはフライ返しが入りやすくおすすめ。逆に普通のフライパンのようなまっすぐなフチは生地が返しにくく、破れやすいので注意が必要です。
トンボやスパチュラなど、あると便利な「付属品付き」かどうかをチェックしよう

クレープの生地を均一に薄く伸ばすトンボや、生地をひっくり返すときに便利なスパチュラがセットの商品も多数あります。
購入後すぐに本格的なクレープ作りが楽しめるのでおすすめですが、お玉やフライ返しで代用できるのでコストを抑えたいなら本体だけのものを選びましょう。後から別売りで購入することも可能なので、使用頻度に応じて検討するとよいでしょう。
クレープパンのおすすめ人気ランキング10選
ここからは、大手通販サイトで人気のクレープパン10選をランキング形式でご紹介します。自分に合ったクレープパンを選ぶ際の、参考にしてみてください。
1位 T-fal(ティファール) パリ・カフェ 27㎝ B68111

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重量:559g
素材:本体・底:アルミニウム合金、取っ手:フェノール樹脂、内面加工:チタン・インテンス、外面加工:ほうろう
デザインだけじゃない!お知らせマークで機能性も抜群
独自のチタンコーティング技術で、フライパンに食材がこびりつきにくいことで有名なティファール。外側は熱やキズに強いエナメル加工を施しているので美しさが長持ちするのも魅力です。
中心のお知らせマークが消えたら余熱は完了。ベストなタイミングを教えてくれるので、焼き加減も最適です。フランスの伝統絵柄をモチーフにしたデザインも素晴らしく、使用後はインテリアとしても楽しめますね。
2位 RIVER LIGTH(リバーライト) 極JAPAN クレープパン 26㎝ 4903449125180

yahoo.co.jp
重量:1.08kg
素材:鍋本体:鉄(特殊熱処理済み)、 ハンドル:木製
鉄の弱点をカバーした「窒化熱」採用で簡単お手入れ
表面に特殊熱処理された窒化鉄を施すことで、鉄の欠点であるサビをカバー。一般的な鉄の5倍もある耐久性で、金属へらや金たわしも使用可能です。
持ち手部分は取り外しができるので収納もスマートに。さらに持ち手の別売りもあるので、劣化後は付け替えて長く使えるのも嬉しいですね。
3位 TAKAGI(高儀) IH対応ファイバーラインクレープパン 24㎝&トンボセット 4907052853768

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重量:797g
素材:本体:鉄(底厚1.6mm)、表面:透明シリコン樹脂塗装、取っ手:フェノール樹脂
IH対応の鉄製クレープパン!トンボセットでコスパ◎
鉄のフライパンの表面に繊維状の凹凸加工を施した、ガス火・IH兼用のクレープパンです。生地を薄く均一にのばすトンボもセットでこのお値段は嬉しいですね。
表面加工で生地もはがれやすく、鉄製なのに油ならしや油返しなどの面倒な準備が不要なのも魅力。コスパもよく、サイズも24㎝と小回りのきくサイズなので、これからクレープを初めてみる方におすすめです。
4位 de BUYER(デバイヤー) 鉄 クレープパン 26㎝ GKL15026

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重量:1.05kg
素材:鉄
プロ愛用の鉄製クレープパン!長く使えて耐久性も抜群
フランスの老舗メーカー、デバイヤーの鉄製クレープパンです。プロも愛用している本格派で、手入れは必要ですが、耐久性に優れ長く愛用できます。
熱伝導率も高く、表面温度が下がりにくいので生焼けや仕上がりのムラもできにくく、短時間で何枚も焼くことが可能。鉄製で26㎝の比較的大きめのクレープパンということで重量があります。重さに注意してからの購入をおすすめします。
5位 de BUYER(デバイヤー) アルミノンスティッククレープパン 26㎝ 8185

wowma.jp
重量:640g
素材:アルミニウム
フランス製のクレープパン、くっつきにくさに自信あり!
シンプルで無駄のないデザインが魅力。アルミニウム製でフッ素コーティングされてあるので、生地離れもよく軽量で扱いやすいクレープパンです。
フチも浅く斜めのタイプなので、フライ返しも入りやすく簡単にひっくり返せるのも魅力。ご家庭でも使いやすい26㎝なので、お好み焼きや薄焼き卵など日々の食事作りにも活躍できそうですね。
6位 MATFER(マトファー) ブウジャ アルミノンスティッククレープパン28㎝ 6661

yahoo.co.jp
重量:650g
素材:アルミニウム
ノンスティック加工で焦げ付きにくい、軽量なのも魅力
フランスの調理器具メーカー、マトファーのアルミニウム製クレープパンです。表面にノンスティック加工を施しているので生地がはがれやすく、熱伝導率も良いので手早く焼けるのが特徴です。
業務用商品ということですが、使用後の特別な手入れもなくご家庭でも扱いやすいのが魅力。サイズが28㎝と少し大きめなので、お店のようなクレープを作りたい方におすすめです。
7位 staub(ストウブ) 木柄クレープパン 28㎝ RST6201

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重量:2.46kg
素材:本体:鋳鉄(ほうろう加工)、ハンドル:木製
木柄ハンドルがおしゃれ!付属も充実でうれしい
熱伝導率に優れた鋳鉄製クレープパンなので、じっくりと均一に焼き上げます。ストウブ独自の細かな凹凸のある「黒マットエマイユ加工」で、油馴染みがよく生地がくっつきにくいのが特徴です。
フチがとても浅く、持ち手も木柄でおしゃれなデザインなことから、見た目をこだわりたい方にもおすすめ。ガス火・IHの兼用タイプなのもポイントですね。トンボとスパチュラセットなので、購入後はすぐにクレープ作りが始められます。
8位 de BUYER(デバイヤー) 鉄 共柄 クレープパン 18㎝ 5120

yahoo.co.jp
重量:700g
素材:鉄
おやつ作りに最適なサイズ!IH対応で耐久性の強い鉄製クレープパン
耐久性に優れた鉄製のクレープパンで、ガス火・IH兼用タイプ。共柄なので熱に強く、直火での調理も可能です。サイズも18㎝とやや小さめなので、アウトドアでのちょっとした朝食作りや、お子様のおやつに最適ですね。
また、鉄製ということで手入れは必要ですが、長く使うたびに色の変化があり、フライパンの成長を楽しめるのは魅力ですね。
9位 KAMASADA(釜定) シャロウパン 214

rakuten.co.jp
重量:1.3kg
素材:鉄
南部鉄器でモダンなデザインが魅力!焼き上がりの美しくさに自信あり
モダンでシンプルなデザインの南部鉄器のクレープパン。クレープやパンケーキの焼き目が美しく仕上がるのが特徴です。
オーブンにもそのまま使えるので、ハンバーグや焼き魚など普段のお料理にもおすすめです。鉄は温度が冷めにくい性質があるので、余熱調理ができるのもうれしいですね。また、南部鉄器は重量があるので力に自信のない方は注意が必要です。
10位 WADASUKE SEISAKUSHO(和田助製作所) SW 鉄 クレープパン 20㎝

wowma.jp
重量:710g
素材:鉄
使い込むほど味が出る、熱伝導率に優れた鉄製クレープパン
熱伝導率に優れ耐久性もよく、直火での調理も可能なのでアウトドアにもおすすめ。表面加工されていない鉄製のフライパンなので、使用前の油ならしなどが必要ですが、手入れ次第で長く使用できます。
フチも浅く、斜めになっているのでフライ返しも入りやすく、食材をひっくり返しやすいのが特徴。業務用の調理器具として販売されている商品ですが、ご家庭でもコンパクトで扱いやすいサイズで収納の場所も取らないのでおすすめです。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() T-fal(ティファール) パリ・カフ……
1
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2,200円 |
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![]() RIVER LIGTH(リバーライト) 極JA……
2
|
6,600円 |
4.1 |
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![]() TAKAGI(高儀) IH対応ファイバー……
3
|
1,966円 |
4.4 |
|
![]() de BUYER(デバイヤー) 鉄 クレー……
4
|
3,729円 |
4.15 |
|
![]() de BUYER(デバイヤー) アルミノ……
5
|
3,839円 |
4.1 |
|
![]() MATFER(マトファー) ブウジャ ア……
6
|
4,558円 |
|
|
![]() staub(ストウブ) 木柄クレープパ……
7
|
12,754円 |
4.3 |
|
![]() de BUYER(デバイヤー) 鉄 共柄 ……
8
|
2,310円 |
4.4 |
|
![]() KAMASADA(釜定) シャロウパン 214
9
|
9,350円 |
|
|
![]() WADASUKE SEISAKUSHO(和田助製作……
10
|
1,991円 |
4 |
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フライパンを傾ける方法とトンボを使う方法、2種類クレープパンの使い方をご紹介
クレープパンでクレープを焼く方法として、「フライパンを傾ける方法」と「トンボを使う方法」があります。ご自身のやりやすい方法でチャレンジしてみてください。
フライパンを傾ける方法は生地を伸ばすだけで簡単にできるが、焼きムラや穴が空きやすい

お玉一杯ほどの量の生地を、素早く手首を回しながらフライパン全体に伸ばし焼き上げる方法がおすすめです。本体を購入するだけで、低コストで手軽にできるのが魅力です。
しかし、すぐに生地が固まってしまうため、焼きムラや生地が伸びず穴が空いてしまうことも。片手でも持ちやすい650g以下のクレープパンなら、作業もしやすくおすすめです。
トンボを使う方法は厚みが均一になり本格的な仕上がりになるが、コツをつかむまでが難しい

クレープパンに生地を流し、なるべくトンボを寝かせ重みだけで中心から生地を広げていく方法がおすすめです。自分の好みで生地の厚みを調節でき、均一に仕上がることから本格的にクレープ作りを楽しみたい人に人気です。
しかし、力が入ると片側に生地がよったり、ムラができてしまったりとコツをつかむまで難しいでしょう。初心者の方は、木製の丸形が生地を破りにくくおすすめです。
クレープパンの使い道は無限大!実は粉もの料理に最適なフライパン

クレープパンはフチが浅く斜めで、フライ返しがサッと入りやすい形状をしていることから、実は粉物料理に最適なフライパンと言われています。ガレットやお好み焼き・チジミなど、オーブンに使えるタイプならピザもできますよ。
自宅でクレープを作ってみたいけれど、そのためだけにクレープパンを購入するのはちょっと…と考えてしまいますよね。しかし、アイデア次第で普段の料理にも十分活躍できるアイテムなので、ぜひ手に取ってみてください。
まとめ
クレープパンを選ぶ際のポイントは、素材・ノンスティック加工・熱源・持ち手・サイズ・付属品の7つです。商品によって特徴はさまざまなので、今回紹介したランキングを参考にしてみてください。
本格的なクレープ作り以外にも、食事メニューも豊富なクレープパン。ひとつあれば料理のレパートリーも増えますね。ぜひご自身のスタイルに合った商品を見つけてくださいね。