アウトドアやキャンプ、デザートづくりをする人にとって便利な道具「バーナー」。様々な用途で使うことが出来る便利な道具として1つ持っておきたいと思う人も多いのではないでしょうか?この記事では、特にバーナーの中でも使用用途が広く、使いやすいタイプの「ガストーチバーナー」について解説します。
ガストーチバーナーは、卓上カセットコンロブランドでもおなじみのイワタニや新富士、SOTOなどメーカーによる火力や価格の違いのほか、着火方式にもそれぞれ種類があります。よりご自身の用途や使いやすさにあったガストーチバーナーを選ぶために、選び方のポイントをチェックしましょう。
また、最後にはガストーチバーナーのおすすめ商品を解説とともにご紹介しますので、お気に入りの商品選びの参考にしてくださいね。
ガストーチバーナーの用途とは?
ガストーチバーナーは、実に様々な使い方があります。アウトドアや料理では、バーベキューコンロの火おこしや炙り料理、デザートの焦げ目付けに使うことが出きます。ライターよりも格段に高火力なので素早い作業が可能になります。また溶接作業では、金属部分への溶接やシルバーアクセサリーやパイプの接合などのロウ付けなどに使うことも出来ます。
ガストーチバーナーの火力は大体800度~1800度くらいで、家庭用のガスボンベを燃料にして使用できる便利さがポイント。ライター感覚で手軽に使えることや、用途によって炎の微調節が簡単にできるなど使いやすさや手軽さで人気になっています。
ガストーチバーナーの選び方
ここからはガストーチバーナーの選び方のポイントをご紹介します。種類や使い方、着火方式など様々なタイプが販売されていますので自身の用途にピッタリ合ったものを選ぶようにしましょう。
種類で選ぶ
ガストーチバーナーは、燃料の種類や燃料の供給方式に様々な種類があります。それぞれ、火力や手軽さの点でメリットやデメリットに違いがありますので選び方の参考にしましょう。
安価で入手しやすいカセットガス型
一般的にガストーチバーナーに使われる種類は家庭用のカセットガスを取り付けるタイプのものが便利です。カセットガスはスーパーやホームセンターで手に入るだけでなく、最近ではコンビニでも販売されていますので燃料がなくなってもすぐに入手できる手軽さはメリットといえるでしょう。
また、カセットガス式はバーナー本体への着脱も簡単なので、初心者にも使いやすいのも特徴です。着火方式もボタンやレバーで点火できるので、どなたでも簡単に使いこなせます。デメリットとしては、気温が低いと着火しにくく、製品によっては火力が弱いものもあります。火力が弱いとBBQ用コンロへの着火に時間がかかったり、溶接の際にも結合の難しさがあるので、火力が強いものを選ぶようにしましょう。
火力がパワフルなねじ込み式
ホームセンターや業務・工業用工具店で販売されているねじ込み式のガストーチバーナーは、火力が2000~3000度までになり逆さにしても使えることから、溶接などのプロ用工具として活用されています。火力がかなり高く着火時間も長いので、大型コンロやキャンプファイヤーで使う薪の着火も素早く行うことが出来ます。
この火力の大きさは専用のガス缶を使用することで可能なため、他のガス缶には対応していません。そのため、燃料の入手が困難で燃料コストがかかることはデメリットといえるでしょう。
小型で携帯しやすい充てん式
カセット式のガスやライター用のガスをバーナー本体に充填して使用するタイプもあります。この種類のメリットは、軽量でコンパクトで持ち運びに便利、おしゃれなデザインケースがあったりとデザイン性が豊富なこと。また、コンパクトなので荷物にしてもかさばりません。
しかし、やはり小型でコンパクトなので火力は弱く、燃料の充填容量も多くはないので消費も早いのは否めないでしょう。
使い捨てライターで手軽に使用できるライタートーチ
使い捨てライターをバーナー本体に装着して使うライタートーチは、市販されているライターをセットするだけなのでとても手軽に使いこなすことが出来ます。ライターサイズで持ち運べるのでコンパクトで邪魔にならないのもポイント。当然ながらカセットガス式やねじ込み式に比べると火力は弱いですが、ライターよりは火力は1200度以上で断然パワフル、着火しやすくなるのはメリットです。
デメリットとしては、容量はライターと同じですが火力が高くなる分、燃料の消費も早くなります。いくつか替えのライターを携帯する必要があるでしょう。
安全装置の有無で選ぶ
かなり高温の火力を使うものですので、使用する際には安全に作業することはとても大切です。使用方法を間違えれば重大な事故やけがにつながりますので、よく使用方法を確認して正しく使いましょう。また、ガストーチバーナー自体の安全装置の有無や、安全に使用できる仕組みになっているかを事前にチェックすることもとても大切です。
どのような点を購入前にチェックできるかを確認しておきましょう。
着火スイッチがレバーやボタンのものを選ぶ
着火の誤作動を防ぐため、着火スイッチやレバー式のシンプルなものは誤作動を防ぐのでおすすめです。ガスを噴射しながら、自身でライターやチャッカマンなどで着火するものは初心者には大変危険ですので、注意しましょう。
特に初めて使う人は、ガス噴射しながら手元のスイッチで着火が可能なタイプは使いやすくておすすめです。
誤作動を防ぐセーフティロック付きのものを
簡単に着火できるということは子どもでも簡単に操作できるということ。お子さんが興味本位や好奇心で着火しないためにも安全装置の有無はチェックしておくと安心です。
子どもの手で簡単に着火できないようにプッシュしながらネジを回す2段方式の着火タイプのものや、レバーやボタンがきつくなっている「セーフティーロック」機能の付いたものもあります。そういった商品を選ぶことで、アウトドアなどお子さんがいる環境でも安心して使用できます。
下向き使用のできるものを選ぶ
点火直後のガスバーナーは、傾けて使用するとカセットボンベ内の液化ガスが液体のまま噴出することで、異常燃焼の原因になります。ガストーチバーナーを逆さに使用する際は、余熱が必要な場合やそもそも逆さ使用不可な製品もあるので確認を忘れずに。一歩間違えれば重大な事故につながりかねませんので、製品が下向き仕様可能なものであるかは事前によくチェックしておきましょう。
炎の温度は1200度以上の火力を選ぶ
一般的なガストーチバーナーの火力は800~1500度、業務用になると2000~3000度ほどにもなります。アウトドアで素早く火をおこしたり、料理に焦げ付きをつけるためには1200度以上の物を選べば、ストレスなく使用が可能です。
ただ、屋外での花火や子どもがいる場所での使用には、火力が強すぎるとかえって怪我の原因になることがあります。そのような場合には安全面を考慮して火力の弱いものを選ぶか、火力調節可能なものを選ぶようにしましょう。
ガストーチバーナーのおすすめ人気ランキング7選
それではここでおすすめのガストーチバーナーを紹介します。燃料のタイプや火力など様々な種類がありますので、ご自身の用途や使いやすさで最適なものを選びましょう。
1位 イワタニ ガストーチバーナー カセットガス

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燃焼時間(分/缶):110
発熱量(kcal/h):1600
木炭着火専用:ー
使用ガス:LPG(液化ブタン)
カセットコンロといえばイワタニ!
ガスとバーナー本体で統一されていれば、安定した火力と安全性が確保されます。他のボンベでも使うことは可能ですが信頼できるメーカーで統一すれば安全性はさらに高くなります。その点でイワタニは安心・安全の日本の代表メーカー。もともとカセットガスが付属で1本ついているのですぐに使い始められますし、カセットボンベは安価で手に入りやすいのでランニングコストの面でもおすすめです。
イワタニのガストーチバーナーは、トリガー式点火レバーで作業しやすい設計。木炭着火専用と表記にある通り、1400度までの最高温度が可能。すぐに薪の火おこしが出来ます。カセットガスボンベは押し込み半回転で着脱も簡単です。
2位 SOTO ソト 新富士バーナー

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炎形状:極細集中
炎温度:1300℃
炎サイズ:直径3×15m
使用燃料:経済的なカセットガス、ライター用ガス
燃焼時間:約15分
連続使用時間:1分以内
使いやすいライター形状の充てん式タイプ
普通のライターと同じ着火方式とコンパクトタイプなので、とても使いやすいです。しかしライターと違い火口が伸びるので、手の届きにくい場所にも着火が可能です。炎は極細タイプなので、花火への着火にも安全に使用できます。
使用時は伸ばして使用、使わないときは縮めてコンパクトに収められてとても便利。専用の革製特性ポーチが別売りされていますので、おしゃれに携帯可能なのもおすすめです。使用後に火口をカバーできる火口カバー付きです。
3位 トーチバーナー 1300℃パワートーチ

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炎温度:1300℃
炎サイズ:直径3×15mm
炎形状:極細集中炎
燃焼時間:約1.5時
連続使用時間:10分以内
使用燃料:経済的なカセットガス、ライター用ガス
炎の強さも形も自由に調節できる高性能ガストーチ
初心者でも簡単に操作が可能な、操作性の高いガストーチバーナーです。市販で販売されているカセットガスのガス開閉バブルを反時計周りにゆっくり回せば、簡単に着脱できます。最高火力は1300度と強力な炎を出力するので、アウトドアがもちろん、料理で表面の焦げ目をつけるのにも使用できます。
火口付近が高温になり、火傷や本体の変更の原因になりますので10分以上連続使用は不可です。
4位 新富士バーナー トリガー式パワートーチ

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フルタイム逆さ使用可能:フルタイム逆さ使用可能
ガス消費量(RZ860使用時):253g/h
燃焼時間(RZ860使用時):70分
最大1600度の高火力のねじ込み式
火力調整機能をはじめ、空気調節や連続使用ロック機能や誤作動点火防止機能など、多彩なセーフティーモードを搭載しています。自動車工場の生産ラインでも使用されるプロの業務用パワートーチです。最大火力は1000度から1600度で20㎜の火口径から強力集中火で使用できます。
業務用でありながら操作性に優れているのもポイント。指一本で点火ボタンを押して離すだけなので簡単です。使う時だけ点火できるので省エネでエコに使用できます。
5位 SOTO ソト フィールドチャッカー

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発熱量:2.1kW(1,820kcal/h)(ST-760使用時)、1.8kW(1,550kcal/h)(ST-700使用時)
炎温度:最高1,300℃最低900℃
使用燃料:SOTO製品専用容器(CB缶)
燃焼時間:約1.5時間(ST-760使用時)、約2.0時間(ST-700使用時)
炎の温度調節可能で用途に合わせて使い分け可能!
1300度の高温度と900度のソフトな炎に2段階調節可能。火おこしの際には1300度、料理の炙りの際には800度と炎の&調節できるのは嬉しいポイントです。瞬間気化方式なので着火直後から炎は安定しており逆さでの使用も可能で使いやすい。
製品によっては、点火しても燃焼せずに料理を炙っても焦げ目がつきにくいこともありますが、細めの炎でピンポイントで加熱が出来ます。カセットボンベ式なので経済的に使える点もポイントです。
6位 プリンス ガスバーナー

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燃焼時間(分/缶):25
発熱量(kcal/h):295
容量(g):8
使用ガス:G-130
小型でも火力は1300度越え
ガス充てん式の細口のガストーチバーナーです。サイズは幅75㎜×高155㎜×グリップ径26㎜、重量は154gのコンパクトサイズ。コンパクトサイズでも火力は抜群で最大1300度まで調節可能です。微妙な火力調節も可能なので便利に使えます。
火力もしっかりあって細口なので、宝石や貴金属の加工、ガラス細工など細かい作業にも適しています。また、充てん式特有の軽量さとコンパクトさは長時間の作業でも腕が疲れません。ただ、燃焼時間は最大火力で約20~25分ですので、定期的な充てんが必要です。
7位 新富士バーナー パワートーチ

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発熱量:2.1kW(1,820kcal/h)(RZ-730使用時)※10分間の燃焼データを1時間に換算したものです。
火口径:直径22mm
炎温度:最高1,300℃ 最低900℃
点火方式:電子着火方式
瞬間気化式で高い安全性が実現
瞬間気化式の最大のメリットは、点火直後にどの方向で着火しても生火が出ないこと。それにより高い安全性が可能になりました。点火方法はボタン式、空気調節レバー付きなので火炎温度1300度から900度まで作業用途に応じて、炎の温度の調節が可能です。
また、瞬間気化方式は未気化ガスを強制的に気化ガスに変えるため、燃料を経済的に使用することが出来ます。作業効率がよく経済的にも両立を兼ねたカセットガス式パワートーチです。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
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1
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1,521円 |
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2,137円 |
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6
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3,392円 |
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|
![]() 新富士バーナー パワートーチ
7
|
1,745円 |
4.22 |
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まとめ
アウトドアや料理、溶接のロウ付けにも便利に使用できる便利なガストーチバーナーを解説しました。ライターやマッチでは火が起こしにくい時でもガストーチバーナーがあれば簡単に火おこしが可能です。それぞれの用途に合わせた使いやすいガストーチバーナーを選んでアウトドアや料理をワンランクアップさせましょう。