エクステンションバーは、穴開けやねじ締めなどをするラチェットやトルクレンチなどの先端に取り付けて、長さを調整する工具です。コーケンやktcといった工具の定番メーカーが、様々な商品のエクステンションバーを販売しています。
似たような工具にディープソケットがありますが、エクステンションバーを選ぶ理由はどこにあるのでしょうか。首振りの違い、長さの違い、ロック機能の違いから、選び方とおすすめ商品をご紹介します。
エクステンションバーとは
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エクステンションバーとは、通常のラチェットやソケットでは届かない位置のボルトに対して、先端にエクステンションバーを挿入することでソケットの全長を延長し、届くようにする工具です。
例えば車のホイールを外すとき、レンチとホイールの距離が近いと当たってしまいやりづらさを感じることがあります。そんな時、エクステンションバーを使えば対象物との距離を調整でき、作業効率がアップします。
自転車やロードバイクの調整作業、建築工事などでも使うことがあり、整備をする人は使う機会が多い工具です。
エクステンションバーとディープソケットとの違い
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エクステンションバーと似たような工具に、ディープソケットという工具があります。その違いは、エクステンションバーはソケットと工具の間にバーを入れて延長するのに対し、ディープソケットはソケットの部分を延長するという点です。
ディープソケットはソケットの部分が長いので、ボルトが長く出ているナットを絞めたり緩めたりするのに便利です。これはエクステンションバーを使ってもできません。
エクステンションバーの選び方
エクステンションバーを選ぶときは、ソケットの首振りができるか、用途に合った長さかどうか、ロック機能が付いているかをチェックしましょう。自転車なのかバイクなのか、どういった状況で使いたいのかを考えて選んでください。
首振りでエクステンションバーを選ぶ
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首振りとは、ソケットの首の部分が振れるようになっているタイプです。ユニバーサルジョイントやオフセットエクステンションバーといわれています。通常のエクステンションバーの使い方と首振りエクステンションバーの両方ができるものもあります。
ボルトに対してまっすぐのエクステンションバーだと、微妙にソケットがボルトに入らないこともあります。そんな時はオフセットエクステンションバーを使えばななめにソケットが入るので、微妙にずれていてもボルトを回すことができます。ななめになっている分、トルクは多くかけられませんが、作業性がとても良くなります。
ただ、遊びが大きいと初心者の方はしっかりはまっているか確認できないので、なんでもオフセットエクステンションバーで作業するというよりは、ストレートとしっかり使い分けることが大事です。
首振りのエクステンションバーのおすすめ商品

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サイズ:42.5mm
軽くコンパクトで、ジョイント部がピン止めではなく六角のボールジョイントです。がたつきがなく、流石はソケット専門のメーカーだと思わせるような、質の高い商品です。
自転車のメカニカルディスクブレーキの調整の際に素晴らしい効果を発揮します。ロングシャンクのエクステンションと組み合わせることで、的確に対象を確認しながらの調整が可能になります。
有名海外ブランドのものよりも全長が短いため、ハブ軸のクリアランスが少ない場合にも使用可能。もちろん、自転車以外の用途にもパワフルな効果を発揮します。

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差込角:1/2(12.7sq)
自動車やオートバイの整備において、エンジンの奥まった狭い場所などに使用することができる、オフセットエクステンションバーセット。もちろん他の用途にも使えます。
一般的な首振りエクステンションバーと違い、差込みを奥まできちんとはめると固定式エクステンションバーとしても使えます。
使用頻度が高い4サイズがセットになっているので、初めて購入する方にもおすすめです。
ストレートのエクステンションバーのおすすめ商品
KTCエクステンションバーBE4100

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差込角:12.7mm
クルマのメンテナンスでは、様々な長さのエクステンションバーが必要。100mmのエクステンションはありそうでないサイズで便利です。
対角寸法精度、ドライブ角差込の安定性、断面積増など、あらゆる面から精度・強度が高く、軸部中央のスリム設計で早回しも簡単にできます。

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差込角:6.35mm
インパクトドライバーなどでの、狭いところ、奥深いところ、高いところへのネジ締め、穴あけ等に使用可能です。ロングビットやロングタイプのドリルを買わなくても、汎用品のビットやドリルを取り付けて作業ができるので、コストも削減できます。
ぶれやすい形状をしているように見えますが、赤い部分を握れるので、問題なく使用可能です。
長さでエクステンションバーを選ぶ
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工具を使うのに、長さを調整するエクステンションバーは非常に重要です。ラチェットやインパクトなどの工具では対象物に届かず作業しずらい場合も、エクステンションバーを使えば楽な体制で作業ができ、作業効率も上がります。
このエクステンションバーは、何種類も持っていない、または全く持っていない人が多いです。しかし、たくさん持っている方が丁度良い長さを使って作業ができるので、作業性が向上します。
ここではロングのエクステンションバーとセットのエクステンションバーのおすすめ商品をご紹介します。
ロングのエクステンションバーのおすすめ商品

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差込角:3/8(9.5sq)
通常のエクステンションバーでは届かない、奥深いところにあるボルトやナットの脱着作業に使用できます。バーの強度もあり、ブレがない商品です。長く、しっかりとしているためフロントホークのオーバーホールに最適です。インパクトレンチには使用できません。

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サイズ:600mm
口コミで記載がある通り、少し曲がっている場合があるようです。しかし、ジャッキアップには問題なく、気にならない程度の曲がりなので、安く手軽なエクステンションバーが欲しいという方におすすめの商品です。
様々な長さのセットのエクステンションバーのおすすめ商品

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差込角:6.35mm(1/4インチ)
首振り状態と固定状態のどちらにも設定可能なエクステンションバーで、首振りの角度は10度程度です。
三種類の長さがあり、レンチ部の角度調整も可能。直角では困るネジの開け閉めには必須です。安くて精度の高いコスパに優れた商品といえます。

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差込角:1/2″(12.7mm)
首振り(WOBBLE)機能付きのエクステンションバーセットです。深く差し込むことで、通常の固定タイプのエクステンションバーとしても使える優れものです。
少し角度を付けられるので、真っ直ぐでは入らない場所にも対応可能。継ぎ足しもできて、長さの微調整ができて便利です。
外れ止め(ロック機能付き)でエクステンションバーを選ぶ
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ラチェットをエクステンションバーで延長して使うときに、ソケットを落としてしまったことはありませんか。これを解消するのがロック機能付きエクステンションバーです。エクステンションバーの先端につけるソケットをロックして固定できる機能があるので、ソケットを落としたり、無くしたりすることが激減します。
スムーズに作業を行いたい方や紛失が心配な方は、ロック機能付きエクステンションバーを使用することをおすすめします。
ロック機能付きエクステンションバーのおすすめ商品

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差込角:9.5mm
多くの3/8のエクステンションは15cmか25cmが多いですが、これは20cmで痒い所に手が届く長さです。先端のロックはソケットの入れ外しもスムーズで、作業中に落としたりすることもなく便利です。

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差込角:12.7mm
値段は安いですが、品質は必要十分です。クロムモリブデン鋼なので、硬度も高く強度もあります。摩耗や傷に強く、繰り返し使っても傷みにくく耐久性が高いです。ステンレスほどではありませんが、錆びにくいです。
おすすめの商品一覧
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869円 |
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まとめ
エクステンションバーを選ぶときは、首振り機能の違い、長さの違い、ロック機能の違いを見ることが大切です。この記事を参考に、目的や使用頻度に適したエクステンションバーを選んでください。