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センターゲージのおすすめ人気ランキング7選

センターゲージとは、自転車のリムに対してハブ軸がセンターに位置しているかを計測する工具です。
特にロードバイクのホイールは奥が深く、張りの調整やセンターが出ているかが乗り味に影響します。
自分でホイールを組みたい方、定期的に調整をしたい方に必須のツールです。

センターゲージは主にホーザンやパークツールなど、自転車工具のメーカーから販売されています。
通常工具と違い種類は多くありませんが、専門性が高い工具なので、どれを選んで良いのか迷うのではないでしょうか。

そこで、大手自転車店に2店舗勤務していた筆者が、インチ数の違いや精度の違いなどによるセンターゲージの選び方と、実際に現場で使用していたものをはじめとするおすすめ商品を紹介していきます。

目次

センターゲージの用途

出典:amazon.co.jp

センターゲージは、自転車のホイールの中心にある、ハブ軸がリムの真ん中に位置しているかを調べる工具です。
自転車のホイールはスポーク、リム、ハブ軸から形成されています。ハブ軸は、片方にスプロケットをつけるスペースがあるため、中心から左右の長さが均等ではありません。

そのため、左右のスポークの長さが異なり、仮に数値的に同じ張力で左右を張ったとしてもリムに対してハブ軸を真ん中に持ってくることは出来ません。そんなとき、センターゲージを使用すれば、両側のロックナット部分からリムの隙間がどれくらい空いているかを調べることが出来ます。

センターゲージの使い方

出典:amazon.co.jp

センターゲージの使い方は実に簡単です。センターボルトをハブのロックナットに合わせて、センターゲージとリムの両側の隙間を調べます。

どちらもぴったりとリムの密接すれば、ハブがリムの中心に位置しています。どちらか片一方がリムに届かない場合は、スポークの張りを再度調整し直す必要があります。

センターゲージとセットで必ず必要なもの

センターゲージは基本的に単体で使用することはありません。ハブ軸がリムの一箇所ではセンターであっても、他の箇所ではセンターでない状況だと意味がないので、まず車輪に振れがない状態にする必要があります。

そのためには、ホイールの振れをチェックするための「振れ取り台」とスポークの張りをチェックするための「ニップル回し」が必要になります。

ホイールの振れをチェックするための振れ取り台

出典:amazon.co.jp

車輪を回して振れがある状態は、片一方のスポークの張りが弱い、もしくは片一方の張りが強い状態です。
さらにホイールには横振れ以外にも縦振れが存在します。たて振れは、極端に言うと円ではなく楕円になった状態です。
それを確認できるのが、振れ取り台になります。

スポークの張りを調節するニップル回し

出典:amazon.co.jp

振れ取り台で、振れを確認して振れを取るためには、スポークの張りを調整する必要があります。そのための工具が、ニップル回しです。

スポークとは棒の部分で、それをリムに固定するための受けネジをニップルと呼ぶのですが、それを時計回りに回すと、張りが強くなり、逆に回すと張りが弱くなる仕組みです。

センターゲージの選び方

センターゲージは自転車専用の工具なので、売っている場所が限られておりホームセンターなどであまり販売されていません。

とても専門性が高い工具の1つで、選び方が重要です。この記事では、対応しているインチ数や精度を元に選び方を説明していきます。

対応しているインチ数で選ぶ

出典:amazon.co.jp

通常の自転車は26インチ〜27インチが主流ですが、スポーツバイク(ロードバイク、クロスバイク)は、「650c-700c」と言うように、タイヤサイズの表記が異なります。
まず計測したいホイールのサイズを把握しておくことが絶対条件です。センターゲージの対応ホイール径は「18-29インチ」「18-28」など商品によって異なります。

例えばロードバイクのホイールは基本的に700Cなので、インチ換算すると約27インチに相当します。そのため28インチまで対応しているセンターゲージであれば使用可能です。

しかしマウンテンバイクには29インチのホイールが使用されていることも。この場合は、29インチまで対応のセンターゲージを購入することが必須です。小径車と呼ばれる20インチ以下のものに使用することを考えている場合は、最小の範囲にも注意しましょう。

精度で選ぶ

出典:amazon.co.jp

どの商品でもセンターを測定することは可能ですが、その精度によって仕上がりに誤差が生じます。
自転車においてホイール部分は特に乗り味に直結するため、精度を軽視することは出来ません。またハブがセンターからズレると変速の切り替わりにも影響を及ぼします。

例えば、リムに接地する部分からハブに接地する部分まで全て金属製となっているものなら、曲がったり変形するリスクが少なく正確な測定が可能です。一方、プラスチック製の場合、長い期間使用していたり他の工具と合わせてツールボックスに入れていたりすると、気付かないうちに変形していたりします。

そのため、より正確に測りたい方や頻繁に使用する方が、センターゲージの素材や形状を確認して、誤差の生じにくい金属製のものを選ぶと良いでしょう。

センターゲージと振れ取り台のセットが便利

出典:amazon.co.jp

ホイールの振れを取ってから、センターゲージを使い、ハブとリムのセンターを確認するため、これらはセットで必要になります。
まだ振れ取り台、ニップル回しのどちらとも持っていない状態であれば、センターゲージと合わせてセットで購入するのが得策です。

センターゲージのおすすめ人気ランキング7選

ここまでは、センターゲージの使い方や選び方を紹介してきました。
続いては、人気のあるおすすめセンターゲージを7つ紹介していきます。是非参考にしてください。

1位 ホーザン ホイールリムセンターゲージ

詳細情報

製品サイズ:(約)全長/690mm
製品サイズ:(約)全長/690mm
対応:適応範囲/18-28

シンプルな構造でズレが起きにくい

ホーザンのセンターゲージの良さはそのシンプルさにあります。折りたたみ構造もなく全てが一体の金属性のため、たわむ心配もありません。

またハブの軸を受ける中心のロッドが筒状のスライドになっていることで、しっかりと固定して計測することができるのもポイントです。絶妙な精度が求められる場面では、シンプルな構造の方がズレが起きにくく、安心して使用できます。

ロードバイクのホイールは乗っていると、振動や不可で少なからず張力のバランスが崩れてしまうものです。
セルフメンテナンスに力を入れている方、定期的にチェックしたい方におすすめです。

2位 パークツールプロフェッショナルリムセンターゲージ

詳細情報

製品サイズ:(約)645×150×55mm
製品重量:(約)540g
対応:適応範囲/16-29

タイヤをつけたままでも測定可能

センターゲージを使用する場合、通常はタイヤを外して、リムとハブ軸でセンターを計測します。こちらのセンターゲージはリム接地部分がプラスチックで稼動するため、タイヤを付けた状態、もしくはフレームにタイヤが着いた状態でも計測することが可能です。

そのため、リムにタイヤを糊付けするチューブラタイヤといった、ホイールから外すのが面倒なタイヤでもそのまま計測できて便利です。

また計測できる範囲が16~29インチまでと幅広く、小径車からマウンテンバイクまで、このセンターゲージで計測出来ないホイールサイズはほぼありません。

3位 ミノウラホイールセンターゲージ

詳細情報

製品サイズ:(約)660×110×50mm
製品重量:(約)310g
対応:適応範囲18-29

お手軽価格のセンターゲージ

ミノウラホイールセンターゲージの大きなメリットは、価格が安いことです。だからと言ってセンターが全く出ないことや、誤差がひどいと言うことはなく、必要最低限の機能は備えています。

アルミや樹脂で出来ているため軽量で、折りたたむことも可能。18-29インチと幅広く対応しています。

より高い精度を必要とするスポーツバイク(主にロードバイク)を取り扱う現場では、あまり使用されていないのが現状です。しかし、一般の自転車、ママチャリなどに使う分には問題ないので、試しに利用したい方にはぴったりです。

4位 ヴァールセンターゲージ

詳細情報

製品サイズ:(約)20x110mm
製品重量:(約)458g
対応:適応範囲14-29

オールマイティーな万能ゲージ

14インチの小径車から29インチまで対応と、対応範囲は今回紹介するセンターゲージの中で一番広くなっています。
タイヤを取り付けたままでも計測が可能で、使い勝手のバランスが高いことがポイントです。

使用可能な範囲が広いため、様々な自転車のメンテナンスを頻繁に行う方におすすめです。

5位 PWT プロフェッショナル リム センターゲージ


PWT プロフェッショナル リム センターゲージ
出典:


コスパの高いセンターゲージ

ハブの軸を受ける中心のロッドが筒状のスライドになっていて、しっかりと固定して計測することができます。
この価格でありながら、7000円~9000円のものと比べても遜色なく使用することができるので、セルフメンテナンスをする方に人気の高いセンターゲージです。

6位 パークツールリムセンターゲージ

詳細情報

製品サイズ:(約)650×150×55mm
製品重量:(約)780g
対応:適応範囲26-29

パークツールの下位グレード

先ほど紹介したプロフェッショナルリムセンターゲージの下位モデルとなります。価格が安い分、リム接地部分の調整が出来ないため、タイヤを取り外しての計測が必要になります。対応サイズも26-29インチと限られていて使用できる自転車が限定されるのがネックです。

複数サイズの使用もなく、気軽にメンテナンスやカスタマイズを楽しみたいライトユーザー向けです。

7位 ゴリックス振れ取り台+リムセンターゲージコンポセット

詳細情報

適応範囲:20-29

センターゲージと振れ取り台がお得なセットに

スチール製で振れ取り台、センターゲージ共に、精度が高くガッチリとした作りになっているのがポイントです。幅広い20-29インチ対応で使い勝手が良く、何よりこの価格帯で、この2つが揃うのはこれから購入を考えている方にとって、非常にコスパが高いと言えます。

おすすめの商品一覧

製品 最安値 評価 リンク

ホーザン ホイールリムセンターゲ……

1

9,137円


4.6


パークツールプロフェッショナルリ……

2

2,970円




3.7

ミノウラホイールセンターゲージ

3

1,560円




4

ヴァールセンターゲージ

4

10,678円


5


PWT プロフェッショナル リム セン……

5

10,678円



パークツールリムセンターゲージ

6

3,000円




4

ゴリックス振れ取り台+リムセンタ……

7

7,990円




4

まとめ

いかがでしたか。今回はセンターゲージのおすすめ商品を使い方や選び方とともにまとめました。

センターゲージには様々な種類や、サイズごとの選び方があることをお分かりいただけたかと思います。この記事を参考に、サイズや使用頻度に適したセンターゲージを見つけてください。

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