毎朝の食パンやグルテンフリーの米粉パンなど、おうちでパンを焼くときに重宝する「パン型」。お店で売っているようなきれいな形のパンが焼けると、愛用している方も多いアイテムです。熱伝導のよい素材なら、きれいな焼き色もついてふんわり香ばしく焼きあがります。
そこで今回は、パン型の選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。くっつかないフッ素加工のものや、トーストにぴったりな正方形・かわいい丸型・猫型もありますよ。お気に入りのパン型を選んで、見た目も満足できる美味しいパンを作ってくださいね。
パン型の選び方
パン型を選ぶ際に重要な4つのポイントを見ていきましょう。
食パン・バンズ・カナッペなどの作りたいパンをイメージして「種類」を選ぼう

パン型を選ぶ際は、まず作りたいパンの形をイメージして、食パン型・バンズ型といった型の種類を選びましょう。食パン型といっても、一般的なトーストの形である正方形のスクエア型や丸い形のラウンド型に加えて、動物や星・ハートの形をしたものもあります。
かわいらしい形のパンなら、味はもちろん見た目も華やかで、プレゼントやおもてなしにもぴったり。目でも楽しみながら味わえるため、小さなお子様のいるご家庭にもおすすめです。型選びに迷う場合は、パンやケーキに幅広く活用しやすいスクエア型や丸型を選ぶとよいでしょう。
作りたいパンや食べる量、オーブンの大きさにあわせて「サイズ」を選ぼう

食パン型を選ぶ場合は、まず作りたいパンの形にあわせて型の大きさを選びましょう。正方形の場合は、何cm四方のパンが焼けるのかをチェックするとよいでしょう。市販の食パンのサイズは一辺が約12cm程度。6cm程度のミニサイズの食パンが焼ける、スリム食パン型も人気です。
また食べたい量やオーブンの大きさにあわせて、0.5斤・1斤・1.5斤などのサイズを選ぶことも大切です。スリム食パン型やバンズ型などの小さなパン型を選ぶ場合は、オーブンのゆとりにあわせて複数使いがおすすめです。
耐久性や熱伝導率に着目し、調理時の扱いやすさや用途にあわせて「素材」を選ぼう
パン型には、アルタイト・ブリキ・耐熱ガラス・シリコンなどの素材で作られたものがあります。それぞれ耐久性や熱伝導率に違いがあり、焼き上がりや扱いやすさも異なりますので、使い勝手のよいものを選んでくださいね。
耐久性があり丈夫で長持ち!熱伝導率が高く一気に香ばしく焼きあがる「アルタイト」

アルタイトはスチール(鉄)にアルミメッキが施された素材です。鉄の頑丈さとアルミの熱伝導率のよさを兼ね備えています。一気に焼きあがることでムラの少ないきれいな焼き色がつくことが特徴です。耐久性があり丈夫なため、業務用としても多く使われています。
一般的なアルタイトの焼型は、初めて使うときに「空焼き」が必要。使うたびに油がなじんで使いやすくなることが魅力です。空焼き不要で使える、アルタイトの表面にフッ素樹脂加工やシリコン加工が施された商品もありますので、チェックしてみてください。
リーズナブルな価格が魅力◎熱伝導率が高くきれいな焼き色がつきやすい「ブリキ」

ブリキはスチール(鉄)にスズメッキが施された素材です。食品衛生上安全な素材だといわれており、缶詰やおもちゃに多く使われています。頑丈な鉄と熱伝導のよいスズの性質をあわせ持ち、こんがりときれいな焼き色がつきやすい特徴があります。
ほかの素材に比べて、リーズナブルな価格も魅力のひとつ。アルタイト同様、初めて使うときに空焼きが必要です。またメッキに傷がつくと黒ずみや錆びの原因になります。使用後は汚れを拭き取るかぬるま湯で汚れを落としたあと、しっかりと乾燥させましょう。
空焼きの必要がなくお手入れも簡単!やわらかく型から外しやすい「シリコン」

シリコンで作られたパン型は、やわらかいため型から外しやすいことが魅力です。錆びの心配がなく、お手入れも簡単にできます。空焼きが不要で、電子レンジで加熱もできるので、手間を減らしたい方や初心者の方におすすめです。
金属に比べると熱伝導率が低いため、焼き色の少ないしっとりとした仕上がりになりやすいことが特徴。隙間のない型は、焼く際に乾燥をきらう米粉パン作りに適しています。焼き色のついた香ばしいパンを焼きたい場合は、蒸気を逃がすための穴が開いているものを選ぶとよいでしょう。
お料理やお菓子作りなど多用途に使える!空焼き不要でお手入れしやすい「耐熱ガラス」

耐熱ガラスの容器も、パンやケーキの焼き型として使えます。シリコン同様に空焼き不要で電子レンジでも使えることと、汚れが落としやすいことが魅力です。またお料理の器として普段使いもできるため、パン型を買っても使いこなせる自信がないという場合にも安心できます。
金属に比べると熱伝導率は劣りますが、工夫次第できれいな焼き色のパンにすることも可能。焼き時間を長めにとったり、途中で向きを変えたり、アルミホイルをかぶせて焼き色を調整したりすると上手に焼けますよ。
「フッ素樹脂加工」や「シリコン加工」なら、面倒な空焼きが不要で型離れがよく、お手入れも簡単

「金属製のパン型を使ってみたいけれど、空焼きやお手入れが面倒」という場合は、フッ素樹脂加工やシリコン加工が施されたものがおすすめです。コーティングのおかげで型離れがよく、空焼きの必要もありません。焦げつきにくいため、お手入れも楽にできます。
ただし、傷や経年劣化でコーティングが剥がれてしまうことも。なるべく長く使うためには、傷をつけないようにやさしく洗いましょう。また空焼きや急激に冷やすこともNGです。耐久性をアップさせるために、2重のフッ素樹脂加工が施された商品もありますよ。
パン型のおすすめ人気ランキング10選
ここからは、Amazon・Yahoo・楽天などの大手通販サイトで人気のパン型10選をランキング形式でご紹介します。長く愛用できるお気に入りのパン型を選ぶ際の、参考にしてくださいね。
1位 遠藤商事 業務用 アルタイト食パン型

amazon.co.jp
容量:-
サイズ(内寸):210(200)×112(102)×120mm
フッ素樹脂・シリコン加工:フッ素樹脂加工あり
ムラの少ない焼き上がりが◎プロの料理人も使う業務用
プロの料理人に調理道具を提供している遠藤商事の業務用食パン型です。金属加工の町として有名な新潟県の燕三条で丁寧に作られています。職人・調理人とともに、品質に妥協が許されないプロの視点で作られていることが特徴です。
鉄とアルミのよさを活かして作られた、丈夫で熱伝導率の高いアルタイト製で、使いこむほどに油がなじみます。ムラの少ない焼き上がりも魅力。長く使える確かな品質のパン型をお求めの方におすすめです。
2位 浅井商店 売ってる食パンに限りなく近い理想の食パン型

amazon.co.jp
容量:約2070ml
サイズ(内寸):約135(130)×120(115)×h130mm
フッ素樹脂・シリコン加工:フッ素樹脂加工・スーパーシリコン加工あり
こだわりのある売り物みたいな食パンがお家で焼ける!
製菓製パン道具の老舗専門店である、かっぱ橋浅井商店の食パン型です。市販されている食パンの形とサイズ感を、とことん追求して作られています。こだわりのある売り物のような食パンを作りたい方におすすめです。
アルタイト製なので熱まわりがよく、焼けムラが起きにくい点もポイント。表面加工が施されていないものは空焼きが必要です。空焼き不要で使えるフッ素樹脂加工・スーパーシリコン加工が施された商品もありますよ。
3位 富士ホーロー ベイクウェアー 食パン焼型

amazon.co.jp
容量:1.7L
サイズ(内寸):約198(185)×97(85)×高96mm
フッ素樹脂・シリコン加工:フッ素樹脂加工あり
フッ素加工で焦げつきにくく初めてでも使いやすい
空焼き不要で使えるフッ素樹脂加工が施された食パン型です。富士ホーローが独自に選びぬいた非粘着フッ素樹脂コーティング剤を採用しており、型離れのよさに特徴があります。パン作り初心者からベテランまで、多くの方に使いやすい商品です。
焦げつきにくく、きれいな焼き上がりのままで取り出せることもうれしいポイント。汚れ落ちもよく、いつでも衛生的に保てます。果実の酸に強く、サビにくいことも魅力です。
4位 浅井商店 食パン型 合せトヨ型 ラウンド超丸

amazon.co.jp
容量:-
サイズ(内寸):-
フッ素樹脂・シリコン加工:フッ素樹脂加工・シリコン加工あり
型離れのよい加工が◎まん丸でかわいいパンが焼ける
浅井商店のラウンド食パン型です。従来は楕円形の仕上がりだった「合せトヨ形」を、まん丸の焼き上がりにこだわって改良。うずまき模様やデコレーションが映える、かわいいパンが焼けると人気の商品です。
同じシリーズに、フッ素樹脂加工とスーパーシリコン加工の2種類があり、型離れのよさも魅力のひとつ。面倒な空焼きが不要で、汚れが落としやすくお手入れも簡単なので、初めてのパン作りにもおすすめです。
5位 アルタイト食パン型 スリム

amazon.co.jp
容量:-
サイズ(内寸):60×248×深さ60mm
フッ素樹脂・シリコン加工:-
かわいいミニ食パンやケーキ作りに複数使いがおすすめ
ミニサイズの食パンやケーキ作りに重宝するスリム食パン型です。ひとつの型に1斤の約半分の材料を使います。一度にまとめて焼きたい場合は、オーブンの大きさにあわせて2本・3本と複数使いがおすすめです。
スチールにアルミメッキ加工が施されたアルタイトで作られており、熱伝導がよく、きれいな焼き色がつくことが特徴。フタをすると長方形のミニ食パン、 フタを外すと小さな山型パンやケーキも焼けますよ。
6位 浅井商店 ブリキ バンズ型

amazon.co.jp
容量:-
サイズ(内寸):-
フッ素樹脂・シリコン加工:-
ハンバーガーやアレンジパン・ケーキにと幅広く使える
ブリキ製のバンズ型です。熱伝導がよく、使えば使うほど油がなじんで使いやすくなります。傷がつくと錆びや黒ずみの原因になるためお手入れに気を配る必要がありますが、リーズナブルな価格が魅力です。
一度に作りたい数にあわせて、まとめ買いが◎。型をそろえると、同じ大きさで形の整ったパンが簡単に作れます。手作りハンバーガーのバンズはもちろん、トッピングを工夫したアレンジパンやミニケーキ型としてもおすすめです。
7位 タイガークラウン パン型 ハート

amazon.co.jp
容量:約800ml
サイズ(内寸):約φ71×220mm
フッ素樹脂・シリコン加工:-
食べやすいサイズとかわいい形がパーティーにぴったり
カナッペ用のパンが焼けるミニサイズのパン型です。ハート型のほかにも丸型・星形・花形などがあり、パーティーやおもてなしのお料理を華やかに演出できます。かわいい形と食べやすいサイズのパンは、小さなお子様の食事やおやつにもぴったりです。
素材はスチールにアルミメッキが施されたアルタイトで、熱伝導率がよく、焼き色のきれいな香ばしいパンが焼けることが特徴。ミニサンドやラスクなども作れますよ。
8位 貝印 リトルシェフクラブ 食パン型

amazon.co.jp
容量:-
サイズ(内寸):-
フッ素樹脂・シリコン加工:-
色や表情を変えて動物のトーストアレンジが楽しめる
親子でお料理を楽しめるキッチングッズとして作られた、リトルシェフクラブの食パン型です。クマとネコの2種類があり、かわいいアニマル型のパンが焼けます。パン作りを通じたコミュニケーションはもちろん、キュートなパンで癒しのひとときを味わいたい方にもおすすめです。
ココア・抹茶・いちごパウダーなどを使って色付けするのも◎。ハム・チーズ・チョコクリームなどで顔をつけて、トーストアレンジも楽しめます。
9位 ADERIA(アデリア) Cera Bake(セラベイク) キューブロースター

amazon.co.jp
容量:800 ml
サイズ(内寸):-
フッ素樹脂・シリコン加工:-
特殊コーティングでスルッと取り出せる耐熱ガラス製
こびりつきにくいことで人気のある、Cera Bake(セラベイク)シリーズのキューブロースターです。耐熱ガラスに特許取得の特殊コーティングが施されています。約0.5斤のパンが焼ける程よいサイズ感で、台湾カステラやラザニアなどの高さのある料理にもぴったりです。
型離れがよくスルッと取り出せるため、洗いやすいことが魅力。金属製に比べると熱伝導率は劣りますが、テーブルにそのまま出せるデザインもおすすめです。
10位 fannybuy ミニバゲット型

amazon.co.jp
容量:各小型金型容量は125mlです
サイズ(内寸):10 x 7 x 2.5 cm
フッ素樹脂・シリコン加工:シリコン製
かわいらしいミニバゲットがまとめて8個焼ける
ミニバゲットが一度に8個焼けるシリコン製のパン型です。型の中に開いた小さな穴が蒸気を逃がしてくれるため、こんがりと香ばしく焼き上がります。朝食用のバゲットやティータイム用のミニケーキをまとめて焼きたいときにおすすめです。
食洗機対応なので、お手入れが簡単にできる点もポイント。食品グレードのシリコンを使用しており、安心して使えます。手作りのミニバゲットで、バゲットサンドを楽しむのもいいですね。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() 遠藤商事 業務用 アルタイト食パン型
1
|
2,200円 |
4.2 |
|
![]() 浅井商店 売ってる食パンに限りな……
2
|
5,720円 |
|
|
![]() 富士ホーロー ベイクウェアー 食パ……
3
|
1,342円 |
|
|
![]() 浅井商店 食パン型 合せトヨ型 ラ……
4
|
3,630円 |
|
|
![]() アルタイト食パン型 スリム
5
|
1,500円 |
4.2 |
|
![]() 浅井商店 ブリキ バンズ型
6
|
407円 |
4.49 |
|
![]() タイガークラウン パン型 ハート
7
|
921円 |
4.29 |
|
![]() 貝印 リトルシェフクラブ 食パン型
8
|
1,441円 |
|
|
![]() ADERIA(アデリア) Cera Bake(セ……
9
|
2,750円 |
|
|
![]() fannybuy ミニバゲット型
10
|
1,407円 |
4.4 |
|
アルタイトやブリキは初回の「空焼き」が必要!型離れや火の通りがよくなるお手入れ方法を知ろう

アルタイトやブリキの焼型を初めて使うときは「空焼き」が必要です。製造過程でついた機械油などを取りのぞき、メッキの耐久性を上げて型離れをよくするために行います。中性洗剤で洗ったあと、170℃程度のオーブンで30~40分ほど熱して機械油を焼ききりましょう。
初回のみの作業ですが上手くできるか不安な場合は、フッ素樹脂加工やシリコン加工が施された、空焼き不要の商品を検討するとよいでしょう。手ごねの時間と手間も減らしたい場合は「パンこね機」を使うのもおすすめです。こちらの記事も、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
パン型を選ぶときは、作りたいパンや食べる量、オーブンの大きさを考えて、種類やサイズを選びましょう。耐久性や熱伝導率に着目して、扱いやすい素材を選ぶことも大切。フッ素樹脂加工やシリコン加工が施されたものなら、空焼き不要で型離れもよく、お手入れが簡単にできます。
パンの焼き上がりを左右する「パン型」。この記事を参考に、使い勝手のよいお気に入りの物を選んで、パン作りの腕前をアップさせてくださいね。