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ワイヤーロープカッターのおすすめ人気ランキング10選

強度・耐久性に優れた線材であるワイヤーロープを切断できるワイヤーロープカッター。家庭での自転車・バイクの整備から、工業用のロープ切断にまで使われる切断工具です。クニペックスやツノダのような工具メーカーが切れ味の高い製品を販売しています。

一部ではワイヤーカッターと呼ばれることもあり、手動で切るタイプから電動油圧タイプまでモデルはさまざまです。ワイヤーロープカッターを選ぶときには本体形状の違いが目につきますが、その他にどこを見ればよいのでしょうか。ケーブルカッターとの使い方の違いや、選び方のポイント、おすすめの製品をご紹介します。

目次

ワイヤーロープカッターの使い方

出典:amazon.co.jp

ワイヤーロープカッターは、ワイヤーロープを切断するために使われます。ワイヤーロープは、鋼線をより合わせたものを束ねてさらによじった、強度の高い線材です。自転車のブレーキ部や額縁の吊り下げヒモ、エレベーターのロープ部やクレーンの玉掛索にも使用されています。

ワイヤーロープを切断する際には、切断面からより線がバラバラにならないようにスパッと切れていなければなりません。例え細いロープでも、ニッパーで切断すると切り口がはじけたように広がってしまいます。ワイヤーロープカッターは、ロープの強度を保ったまま切断するために欠かせないアイテムです。

ケーブルカッターやボルトクリッパーとの違い

出典:amazon.co.jp

ワイヤーロープカッターとよく似ている切断工具として、ケーブルカッター・ボルトクリッパーが挙げられます。どれも線形の資材を切断するための工具ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

ボルトクリッパーは針金などの鋼線や簡易なより線を切断するために使われます。刃形は直線で、両側からスッパリ切るための工具です。太めの鉄線でも切断できるほどの能力を持ちますが、ワイヤーロープのようなより線の集まりに使うと芯に向けて潰すように切断することになり、反発でバラけてしまいます。

ケーブルカッターは被覆された導線類を切るために使われ、刃形はゆるい弧を描いています。ケーブル表面にバリを出さずに切れるのが特徴です。より線もバラさず綺麗に切れますが、太いワイヤーロープでは刃の切れ味が追いつかず、切断しにくい難点を持っています。

ワイヤーロープカッターの刃は強く曲がった弧、もしくは半円形です。円の断面を持つワイヤーロープの表面をしっかり包むため切断しやすく、より線のまとまりを数本一度に切れます。太めのワイヤーロープも切りやすい形状です。ただし、細いワイヤーのより線を切っていく道具なので、太い針金やピアノ線のように線そのものが硬い素材を切ると切れ味が落ちてしまいます。

ワイヤーロープカッターの選び方

ワイヤーロープカッターを選ぶ際のポイントは、本体の形状・刃の形状・ハンドルの長さの3点です。とくに本体の形状は、切断できるワイヤーロープの径に大きく影響しています。

本体の形状から選ぶ

ワイヤーロープカッターの切断能力は、どのような力で刃が動くかに大きな影響を受けます。切断能力が高くなるのは油圧タイプで、逆に低いのはハサミタイプです。

軽量かつコストも低いハサミタイプ

出典:amazon.co.jp

ハサミタイプはハンドルを手で握って動かし、刃が閉じることでワイヤーを切断します。テコの力を使って切断するため、ハンドルが長いほど切断能力は上がります。切断時に力を込める必要があるものの価格は安価で、本体重量が軽く持ち運びやすいのが利点です。

一定の切断能力は有しているものの、あくまでも人力で切断するので太すぎるワイヤーロープは切断できません。大抵は直径12mmのワイヤーロープまで、大型のカッターでも15mm程度が限界でしょう。自転車などの一般家庭に使われるワイヤー類であれば問題なく切断できますが、工業用の太さ・硬さがある製品では刃が傷んでしまいます。

太い線材切断に適した油圧タイプ

出典:amazon.co.jp

油圧タイプは、太いハンドル部の中に油圧機構が内蔵されています。油圧ポンプを動作させて、刃を動かしていく仕組みです。手動タイプに比べると切断能力は各段に高く、直径20mm程度まで切断することができます。

油圧タイプには手動式・電動式の2つがあり、どちらでも切断能力にそれほど違いはありません。油圧ポンプを動作させるには、手動式はハンドルを動かす必要があり、電動式はモーター駆動です。電動式は本体重量が重く価格も高価ですが、力をかけずに切断できます。

刃の形状から選ぶ

ワイヤーロープカッターの刃を分類すると、両刃式・片刃式の2種類です。手動タイプのカッターは両刃式が多く使われており、片刃式は油圧タイプに多い傾向があります。

ハサミと同じように切っていく両刃式

出典:amazon.co.jp

両刃式の刃は左右対称形です。左右の刃のくぼみでワイヤーロープをつつみ、巻き込むように切断していきます。小さな力でも高いせん断力を発揮できるため、ハンディタイプのカッター類でよく採用されています。

家庭用途であれば十分な切れ味を見せてくれますが、刃先の開き幅が狭くなりやすいのが欠点です。また、固定する力が弱いため、径の太いワイヤーロープに対してはやや不向きとされています。

大型モデルに採用されている片刃式

出典:amazon.co.jp

片刃式は、切れ刃側に丸いくぼみがあり、受け側は刃がついていない固定用となっています。くぼみにワイヤーロープを入れて、受け側に押さえつけて切っていく仕組みです。

両刃式に比べると、くぼみにワイヤーをはめこんでしっかり固定できるのが利点です。ワイヤーロープカッターではとくに大型の製品で採用されていて、油圧式カッターの刃も大雑把に分類すると片刃式です。

ハンドルの長さから選ぶ

はさみ型の工具はテコの原理を応用しているため、持ち手の長さによって切れ刃へかけられる力に差が出ます。手動タイプのワイヤーロープカッターを選ぶ際には、ハンドルの長さによる違いを把握してください。

工具ベルトにも差せるコンパクトサイズ

出典:amazon.co.jp

大きくても全長は20cm程度、片手で扱えるサイズのワイヤーロープカッターは家庭・DIYでの使用にぴったりです。軽量なので持ち運びやすく、収納スペースを大きくとりません。ハンドル間にスプリングがついた製品なら握りしめた後に自動で刃が開き、連続して切断することができます。

ハンドルの長さはあまりないため、太すぎる番線の切断には向きません。ほとんどの製品は切断能力が4~6mmの範囲になっています。

ハンドルが長く切断能力が高いロングサイズ

出典:amazon.co.jp

ハンドルが長い分、テコの原理を効果的に活用できる形状です。両手に持って使うのはもちろん、片側を地面に固定してハンドルの上げ下ろしで切断していけば素早く切っていけます。

こちらは切断能力が12mm程度まで対応しているものが多く、中には15mmや16mmの製品も見られます。吊り下げや牽引用ワイヤーロープの切断ならロングサイズの製品を選んだ方がよいでしょう。

機能から選ぶ

ワイヤーロープカッターによく付属されている機能は、安全性にかかわる開閉ロック、連続切断を可能にしてくれるバネ機構の2つです。

刃の開きを防ぐ開閉ロック

出典:amazon.co.jp

ワイヤーロープカッターは刃に挟みこんだものを切る道具なので、使わない時にも安全なように開閉ロック付きを選びましょう。とくにコンパクトサイズのほとんどの製品では開閉ロックが採用されています。ロックをかけておけば、工具ベルトから取り出すときにいきなり刃が開くなどの危険はありません。

連続切断に便利なコイルバネ・タケノコバネ

出典:amazon.co.jp

コンパクトサイズのワイヤーロープカッターは片手で使うものですから、手動で刃を開け閉めするのは面倒なものです。ハンドルの間にコイルバネが入った製品は閉じた刃を自動で開いてくれるので、連続切断を可能にしています。ワイヤーロープを短く連続でカットするときに重宝するでしょう。

また、いくつかの製品では異形線バネの一種であるタケノコバネが採用されています。タケノコバネは薄板を巻いたような形状です。コイルバネのように円線を巻いたタイプではないため、指の肉を挟んだまま握ってしまう怪我が減らせます。また、コイルバネに比べると丈夫でへたりにくいのもメリットです。

ワイヤーロープカッターのおすすめ人気ランキング10選

ワイヤーロープカッターのおすすめ製品を10個ご紹介します。長く使えるカッターを選ぶためにも、切断能力からスプリングや開閉ロックの有無などをよく確認してください。

1位 クニペックス ワイヤーロープカッター 9561150

詳細情報

全長:150mm
重量:205g
刃の形状:両刃式
切断能力:ワイヤーロープ 3mm
機能:開閉ロック、コイルバネ

細いワイヤーの切断に向いているモデル

ドイツの工具メーカーとして名高いクニペックス製のカッターです。しっかり焼き入れされた刃は強度が高く、コイルバネにより繰り返しの切断にも向いています。切断能力は3mmまでなので、細めのワイヤー類にのみ使用してください。

2位 ツノダ King TTC ワイヤーロープカッター WC-150

詳細情報

全長:168mm
重量:200g
刃の形状:両刃式
切断能力:ワイヤーロープ 4mm
機能:開閉ロック、コイルバネ

切れ味の評価が高い国産カッター

ツノダはペンチ・ニッパー類を中心に展開しているメーカーで、国内で製造された刃は鋭い切れ味を持ちます。開閉ロックは片手で握ると簡単に外れるようになっていて作業を始める際に便利です。ただ工具箱に入れると何かの拍子にロックが外れることもあるので、保管の際は注意してくださいね。

3位 フジ矢 ワイヤーカッター WC1-190

詳細情報

全長:191mm
重量:120g
刃の形状:両刃式
切断能力:ワイヤーロープ 4mm
機能:開閉ロック、コイルバネ

持ち運びに便利な軽量ワイヤーカッター

フジ矢もペンチ・ニッパー類を主力としているメーカーです。ハンドル部にアルミ合金を使用したことにより軽量に仕上がりました。ハンドル中央にあるストッパー調整ボルトにより、刃先の位置調整ができます。刃先の形状はカーブが緩いためか、ワイヤーロープを切るとバラけるという評価も見られます。

4位 SK11 ワイヤーロープカッター SWC-165B

詳細情報

全長:165mm
重量:190g
刃の形状:両刃式
切断能力:ワイヤーロープ 4mm
機能:開閉ロック、タケノコバネ

タケノコバネを採用した、多素材を切断できるカッター

ワイヤーロープだけでなく、鉄線は4mm、ステンレス線・ピアノ線も1.5mmまで切れる多機能が魅力の製品です。スプリングはタケノコバネを採用し、安全性を高めました。自転車の整備用に1本持っていると重宝するでしょう。

5位 フジ矢 ハンディワイヤーカッター HWC-5

詳細情報

全長:180mm
重量:232g
刃の形状:両刃式
切断能力:ワイヤーロープ 5mm
機能:開閉ロック、コイルバネ

人間工学に基づいたグリップ形状を採用

鋭角の切れ刃は特殊な熱処理を施されており、高い切れ味が期待できます。左右非対称のグリップは下側に4本の指をかけやすく、上に置いた親指が滑らない構造です。バネはハンドル内蔵のため、保管時に紐・布が絡んでしまう心配がありません。

6位 クニペックス ワイヤーロープカッター (SB) 9562-190

詳細情報

全長:190mm
重量:314g
刃の形状:両刃式
切断能力:ワイヤーロープ 6mm
機能:開閉ロック バネ(内蔵)

すっきりした見た目でありながら機能的な製品

ワイヤーロープが6mm、銅・アルミケーブルは7mm、ピアノ線は2.5mmなど、ハンディタイプとしては高い切断能力を誇ります。バネはハンドルの間ではなく開口部に内蔵しているため、見た目がスマートになっています。ケーブル端子圧着のためのカシメ機能付きです。

7位 MCC 倍力ワイヤーカッター PWC-210

詳細情報

全長:213mm
重量:310g
刃の形状:両刃式
切断能力:ワイヤーロープ 6mm
機能:-

倍力機構により切断にかかる労力を軽減

松阪鉄工所のブランドであるMCCが送る、切断力の高いカッターです。特徴的な形状は倍力機構を採用しているためで、従来品の約半分の力で切断ができるとされています。また、ハンドルは左右非対称で握りやすいデザインです。スプリングを採用していないため、切った後は自分で刃を開く必要があります。

8位 アーム ワイヤーロープカッター RC-450

詳細情報

全長:450mm
重量:1,500g
刃の形状:両刃式
切断能力:ワイヤーロープ 12mm
機能:-

太いワイヤーロープも切断できる

作業工具を製造しているアーム産業のロングサイズカッターです。持ちやすいハンドルグリップと長い柄により刃先に強い力がかかり、12mmまでのワイヤーロープを切断できる能力を有しています。替え刃が販売されているので、刃の切れ味が悪くなってきたら交換して使い続けられます。

9位 MCC ワイヤーロープカッター WC-0260

詳細情報

全長:585mm
重量:2,300g:2,300g
刃の形状:片刃式
切断能力:ワイヤーロープ 10mm
機能:-

10mmまでのワイヤーロープ切断に使える片刃式カッター

片刃式を採用したワイヤーロープカッターです。受け側の根元についた調整ネジにより、刃先の開き幅を調整できます。この製品も替え刃が販売されているため、長く使い続けられるでしょう。鋼芯入りの線材は切断できないので注意してください。

10位 ツノダ ワイヤーロープカッター WC-450

詳細情報

全長:430mm
重量:1,290g
刃の形状:両刃式
切断能力:ワイヤーロープ 12mm
機能:-

使いやすい形状のロングサイズカッター

ロングサイズとしては比較的軽量な製品です。片側のハンドルを地面につけることで、太いワイヤーロープでも押し切ることができます。グリップは指をかけやすい形状で、力をこめて握っても手が滑りません。替え刃の販売はされていないため、切れなくなってきたら本体を買い替える必要があることも頭に入れておいてください。

おすすめの商品一覧

製品 最安値 評価 リンク

クニペックス ワイヤーロープカッ……

1

3,709円



ツノダ King TTC ワイヤーロープカ……

2

910円


4.58


フジ矢 ワイヤーカッター WC1-190

3

1,034円




3.45

SK11 ワイヤーロープカッター SWC-……

4

1,134円


4.8


フジ矢 ハンディワイヤーカッター ……

5

2,804円




4.4

クニペックス ワイヤーロープカッ……

6

6,746円




3.8

MCC 倍力ワイヤーカッター PWC-210

7

3,680円




4.2

アーム ワイヤーロープカッター RC……

8

5,275円


4.6


MCC ワイヤーロープカッター WC-0260

9

7,292円



ツノダ ワイヤーロープカッター WC……

10

5,892円




4

まとめ

ワイヤーロープカッターを使うなら、より線で構成されているワイヤーロープがバラバラにならないよう切断したいですよね。そのためには、切断したい径に対応していることも重要ですが、切断面が綺麗にまとまっているかも重視して選びましょう。刃の形状が丸く、対象物を包んで巻き込むように切っていく商品がおすすめです。

ハンディタイプを選ぶ場合、開閉ロックとバネ機構の有無をよく確認してください。この2つがあれば安全性・使いやすさの点で期待できる製品だと見分けられます。

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