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生物顕微鏡のおすすめ人気ランキング7選

とても小さなものを拡大して観察することのできる光学機器である顕微鏡。小学校の理科の時間に使用した人も多いのではないでしょうか。近年では、実験での使用はもちろんのこと、大人の趣味としても注目を浴びています。

しかし、微細な対象を観察しようと思い顕微鏡について調べてみても、位相差顕微鏡や倒立位相顕微鏡など、複雑な名前が多くてどれがいいのか分かりにくいこともあるのではないでしょうか。

今回は生物顕微鏡の種類や機能に応じた選び方と、よく選ばれている商品を人気ランキング方式でご紹介していきたいと思います。

目次

生物顕微鏡と実体顕微鏡の違い

出典:amazon.co.jp

生物顕微鏡と実態顕微鏡の違いは、主に使用用途と拡大倍率にあります。生物顕微鏡は、観察対象を数十倍から数百倍まで拡大することが出来、微細な対象をより明確に観察することに優れている顕微鏡となっています。

対して実体顕微鏡の拡大倍率はおおよそ2~30倍程ですが、対象を立体的に観ることが可能になっており、観察対象に対する作業を行いやすくなっています。例えると、精度の良い虫眼鏡の様に使用することが出来ます。

微細な観察対象をより細かく観察したい場合は生物顕微鏡を使用して、身近なものを拡大して観察したい場合や、ハッキリと見える状態で作業を行いたい場合は実体顕微鏡を使用すると良いでしょう。

生物顕微鏡の種類

一般的な生物顕微鏡

出典:amazon.co.jp

私たちが一般的に顕微鏡と聞いてイメージするのがこの生物顕微鏡だと思われます。主に、動植物の細胞や微生物の観察に用いられています。

対象をより観察しやすくするために染色をし、対象の下から光を当てて通過した光をレンズで集光して観察を行います。光を通過させる必要がある為、分厚いものは観察できないので注意が必要です。

また、生物顕微鏡の視野はレンズを通して観察しているので、上下左右が逆になっていることを忘れないようにしましょう。

対象物を染色せずに観察できる位相差顕微鏡

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対象を観察する際に、染色を行わなくても良いのが位相差顕微鏡の特徴です。染色をしなくても良いことから、無色透明のものや、生きている細胞を観察することが出来ます。

原理としては、一般的な生物顕微鏡と同じく光を当てるのですが、通過した光の「回折光」と「直進光」の位相の差を利用して、対象に明暗のコントラストを付けて観察します。

対物レンズが対象物の下にある倒立位相差顕微鏡

出典:amazon.co.jp

顕微鏡は主に観察対象を上から観察するものが一般的で、正立顕微鏡と呼ばれています。これに対し、対象を下から観察するものが倒立顕微鏡と言います。

倒立顕微鏡はシャーレなどの培養容器の観察に適しているので、位相差顕微鏡の特徴を活かして、生きた細胞の実験などに使用されています。

蛍光・燐光を観察することができる蛍光顕微鏡

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観察対象の蛍光・燐光を観察することが可能な顕微鏡で、主に生物学や医学における臨床検査や研究の場面で活躍しています。

試料を染色して特定部分を光らせる蛍光染色法の発達により、細胞の一部分だけを光らせて、その動きを観察することなどが可能となっており、医学の発展に大きく関与しています。

生物顕微鏡の選び方

接眼部の数で選ぶ

顕微鏡には対象を観察するために、実際に私たちが覗く接眼部がありますよね。顕微鏡は、片目で見る単眼式と両目で見ることの出来る双眼式に分かれています。

この接眼部も顕微鏡を使用していく上で重要で、選ぶ際のポイントとなってきますので、注目してみてくださいね。

比較的安価な単眼式

出典:amazon.co.jp

片目で見る単眼式のメリットはズバリ価格です。部品が少なく、その分コストが低めで、価格を抑えられる結果になっているのです。

ただし、単眼式は片目だけを使用するので、人によっては見辛かったり、眼の疲労が溜まり易いというデメリットもあります。

疲れにくい双眼式

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双眼式のメリットは両方の目で観察できることによる、疲労の少なさでしょう。普段の生活でも、片目でいるよりもきちんと両目を開いていた方が楽ですよね。また、両目を接眼レンズに近づけるので、安定しやすくなります。

研究者の方など、長時間顕微鏡を使用して観察する必要があったり、顕微鏡を用いて作業をする場合などは、疲れにくい双眼式がおすすめです。

目的に合わせた倍率で選ぶ

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生物顕微鏡の基本的な倍率は、40倍から600倍程のものが多いです。この倍率だけでも大抵のものは観察することができますが、微細なものや、より細かく観察したい場合は、より高倍率なレンズが使用できる顕微鏡を選びましょう。

高倍率のものですと、1000倍や1500倍の倍率で対象を観察することが可能になります。

細胞の動きや内部構造などを観察したい時は、小さなものでも鮮明に映し出してくれる高倍率の顕微鏡を選ぶと良いでしょう。

照明は高性能なLEDがおすすめ

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光を当てるための照明部分も顕微鏡を選ぶ際の大きなポイントとなってきます。出力が低くて光が弱かったり、光源の寿命が短かったりすると、せっかく良いレンズを使用していても満足に観察することが出来ません。

メジャーな光源としては、ハロゲンランプやタングステンランプが使われてきました。特にハロゲンランプは明るさにムラが無く顕微鏡照明の主流でした。

しかし近年はLEDの普及により、顕微鏡でもLEDランプを使用したものが増えてきています。サイズも小さく、消費電力も抑え目で寿命も長いので、LED照明の顕微鏡を選ぶと使いやすいでしょう。

便利な機能で選ぶ

出典:amazon.co.jp

ただ対象を観察できるだけの顕微鏡もよいですが、最近はより使用しやすいように様々な機能が追加されている顕微鏡も販売されています。

例えばピントを合わせるために、X軸とY軸を動かすハンドル操作が一つのハンドルに合わさって操作が簡単になっていたり、大きく動くハンドルと細かく動くハンドルに分かれており微調整が行いやすいものもあります。

他にも、照明の電源が充電式になっておりコードレスで使用できたりと多種多様な機能が追加されているので、自分の使用状況と観察対象に適した商品を選びましょう。

生物顕微鏡のおすすめ人気ランキング7選

顕微鏡は観察対象や観察方法に応じて様々な種類の商品があります。商品ごとの特徴を人気ランキングにまとめましたので、よければ参考にしてみてください。

1位 新日本通商 ハイクラス顕微鏡セット

詳細情報

サイズ:幅118 X横157 X 293 mm
重量:1260g
倍率 :接眼レンズ:4倍・10倍・S40倍
対物レンズ:WF10X・WF20X・WF25X
照明:白色LED光源(調光装置付き)、絞りつき
鏡筒形式:単眼式鏡筒、45°傾斜鏡筒、鏡筒内径23.5mm
付属品:カバーグラス5枚、ブランクラベル5枚、プレパラート4枚、ブランクスライド5枚、ダストカバー、ピンセット、スポイト、レンズペーパー、ホールスライド、シャーレ、試験管、日本語説明書(1年間 保証書付き)

子どもから大人まで使える顕微鏡の基礎セット

こちらの商品は、顕微鏡学習を始めたお子さんから専門的に使用したい方まで幅広い層に使える顕微鏡になっています。お子さんも使えるというだけで、決して子ども用という訳でなく業務用としても活用できる作りになっています。

本商品の総合倍率は40倍から1000倍になっており、身近なものの観察から細胞の活動など専門的な観察まで行えるようになっています。LED照明を内蔵しており、観察がしやすいのもポイントです。

セット品となっているので、直ぐに使えるようにプレパラートなどの付属品が充実しているのも嬉しいですね。また、メーカーによる1年間の保証がついているので、万が一の時にも安心の商品となっています。

2位 アズワン 充電式生物顕微鏡 E-300HQ-LED Cordless

詳細情報

サイズ:約130×175×340(mm)
重量:約4.2kg(梱包箱含む)
倍率 接眼レンズ:WF10×(視野数18)
対物レンズ:アクロマート4×・10×・S40×・S100×(oil)
照明:透過/白色LEDライト(光量調節可)
鏡筒形式::360°回転式ヘッド・傾斜角45°
機能:電源コード取り外し

野外調査にも使用できるコードレスの双眼顕微鏡

アズワンから発売されている顕微鏡です。本商品の一番の魅力はなんといってもコードレスとして使用できる点です。煩わしい配線に気を使ったり、使用する際の置き場所に困ることが無くなるでしょう。

単3の充電池が4本、本体に内蔵されているので、充電さえしておけばどこでも使用することが可能となっています。電源が無い屋外での調査を想定されているならば、きっと活躍してくれると思いますよ。

鏡筒形式が360℃回転式になっているのもポイント。鏡筒部分が動くので、複数人で観察するときなどに、わざわざ回り込んで顕微鏡の前に座って観察するということが無くなり、スムーズに観察することが出来るようになっています。

3位 Vixen 生物顕微鏡 FM-600M

詳細情報

サイズ:33.0×13.0×18.3cm
重量:1.92kg
倍率 接眼レンズ:視野数/アイレリーフ):WF10×(18mm/13mm)、WF15×(12mm/12mm)
対物レンズ:(開口数/ワーキングディスタンス):4×(0.1/15mm)、10×(0.25/6mm)、40×(0.65/0.4mm)スプリング仕様
照明:反射鏡φ50mm 平面・凹面、LED光源〈FM用〉(別売)対応
鏡筒形式:45°傾斜型360°回転
機能:別売りLED光源対応
付属品:木製ケース

研究用から教材用まで、顕微鏡のスタンダード

顕微鏡の基本を押さえたスタンダードな商品で、学校で使用したことのある顕微鏡と言えばこの商品のようなイメージかと思います。

接眼部が360℃回転するので、使用者が顕微鏡を操作しやすいよう自分で観る位置を調整できるようになっています。また、サイズが大きく場所を取ってしまう顕微鏡ですが、接眼部を後ろに回すことで、収納もしやすくなるでしょう。

基本の光源が反射鏡を用いて観察対象に光を当てるものですが、別売りのLED照明を購入すれば、LED光源で観察することも可能です。電源が無い場所では反射鏡を使用するなど、使い分けができるのはこの商品ならではとなっています。

4位 デジタル 双眼顕微鏡 40X-2500X USBカメラ付き

詳細情報

倍率 接眼レンズ:WF10XとWF25X
対物レンズ:アクロマート対物レンズ、DIN 4X、10X、40X(S)、100X(S、オイル)スプリング仕様
照明:LED照明
鏡筒形式:Siedentopf双眼ヘッド旋回360度 傾斜30度
機能:付属カメラ接続
付属品:640×480ピクセルUSBカメラ

観察対象を映像出力できるデジタル顕微鏡

本製品の魅力は何と言っても、接眼レンズで観察した対象を付属のカメラを用いることにより、パソコンに出力することが出来る点です。顕微鏡で見た視点を画面で共有できるのは、教材として非常に優れていますね。

専用のソフトを使用すればパソコンに出力した映像はそのまま保存したり、加工したりすることが出来るので、実験の記録も簡単にとることが可能になっています。

双眼顕微鏡となっているので、長時間の使用にも使用者の負担が掛りにくいのも嬉しい点です。パソコンに繋いで大画面で観察することも出来るので、疲れにくい顕微鏡となっています。

5位 島津理化 生物顕微鏡 BA210ELED

詳細情報

サイズ:約W220×D390×H450mm
重量:約7kg
倍率 接眼レンズ:接眼レンズ:広視野接眼レンズ N-WF 10×/20mm 2個1対 両眼視度調整可能
対物レンズ:EC プランアクロマートレンズ 4×10× S40× S100×-oil
照明:LED 約6W (クリティカル照明、連続調光式)
鏡筒形式:ジーデントップ式 三眼30°
付属品カバー 電源コード:油浸用オイル 目当てゴム 45mmブルーフィルタ 拡散フィルタ 調整用六角レンチ 鏡筒固定ツマミネジ ビニルカバー 電源コード

安心と信頼の島津理化製の顕微鏡

様々な顕微鏡を世に送り出してきた島津理化の顕微鏡です。長年の使用にも耐えられるように、かなりしっかりとした作りで、プロも納得の製品となっています。

顕微鏡の命とも言える対物レンズを汚れや破損から保護するために、本商品では内向き転換レボルバが採用されています。うっかりとレンズに触れてしまうことがあっても、多少のことなら安心の仕様になっています。

別売りの15×接眼レンズを使用すれば、最大で1500倍の観察も可能です。眼幅調節も可能で、調節機能もジーデントップ式を採用されており、煩わしい調節も不要になっているのも嬉しい点ですね。

6位 CELESTRON デジタル顕微鏡2 CE44341

詳細情報

重量:1600g
倍率 接眼レンズ:-
対物レンズ:(4倍,10倍,40倍)
付属品:キャリングケース・SDカード(1G)付属、ACアダプター、AVケーブル、USBケーブル

液晶画面で観察できる異色の顕微鏡

パッと見ただけでも分かる通り、かなり異彩を放った見た目の顕微鏡です。接眼レンズが無く、代わりに本体上部に設置された液晶画面に観察対象を映し出すことが可能となっています。

液晶画面に映し出した映像は、この顕微鏡単品で静止画、動画の撮影と保存が可能になっています。また、AV出力にも対応しているので、TV画面などのより大きな画面で観察することも出来ますよ。

接眼レンズを覗くということをそもそもしなくても良いため、従来の顕微鏡とはまた違った感覚で操作することが可能となっています。教育現場を始め、多人数で観察結果を見る必要がある場所で活躍することが間違いなしの商品です。

7位 アズワン クラシック生物顕微鏡 BM-322

詳細情報

サイズ:約187×231×385mm
重量:約5.3kg
倍率 接眼レンズ:WF10×(視野数18)
対物レンズ:アクロマート4×・10×・S40×・S100×(oil)
照明:20Wハロゲンライト(光量調節可)
鏡筒形式:双眼ヘッド・傾斜角30°

双眼顕微鏡の定番品

アズワンから発売されている双眼顕微鏡です。本製品は価格と性能が高い水準でまとまっていることが、多くの使用者からの支持を得ています。双眼顕微鏡のスタンダードと言ったところで、間違いなしの商品となっています。

倍率は基本の40倍から1000倍まで変更することが可能で、細胞のより微細な動きを観察することが出来るようになっています。使用者が使いやすいように接眼レンズの眼幅も調節出来るように設計されているのも嬉しいですね。

様々な機能を持った顕微鏡もありますが、シンプルで手堅くまとまっており、顕微鏡本来の性能も高水準でありながら、価格とのバランスがとれているので、どんな場面でも安定して使用することのできる商品です。

おすすめの商品一覧

製品 最安値 評価 リンク

新日本通商 ハイクラス顕微鏡セット

1

27,800円




4.32

アズワン 充電式生物顕微鏡 E-300……

2

51,196円



Vixen 生物顕微鏡 FM-600M

3

65,338円



デジタル 双眼顕微鏡 40X-2500X US……

4

46,900円




4

島津理化 生物顕微鏡 BA210ELED

5

143,704円



CELESTRON デジタル顕微鏡2 CE44341

6

33,293円



アズワン クラシック生物顕微鏡 BM……

7

57,650円


まとめ

いかがでしたでしょうか。顕微鏡には観察対象や使用する場面に応じて多種多様な種類の商品があります。精密機器で高額なものも多いので、自分の使用する目的を明確にし、観察対象に合わせた商品を間違えないで購入したいですね。

小さな世界を覗くことができ、上手く使えれば、非常に有用な顕微鏡。是非、自分の目的に合った顕微鏡探しに、この記事を参考にしてみてくださいね。

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