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ダイヤモンドカッターのおすすめ人気ランキング7選

堅い素材を切断する時に最も適しているのがダイヤモンドカッターを使用した切断方法です。しかしダイヤモンドカッターといっても様々な形状の刃があり、どれを選べばよいか悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ダイヤモンドが使用されたカッターだからといって、何でも切れるわけではありません。取り扱う素材に適したカッターを使用しないと、カッターの刃や素材自体も痛めてしまう可能性があります。

そこで今回は、ダイヤモンドカッターの選び方とおすすめのダイヤモンドカッターを紹介します。正しい刃の選び方を身に着けて、より効率よく材料の加工を行えるようにしましょう。

目次

ダイヤモンドカッターの仕組み

出典:amazon.co.jp

ダイヤモンドカッターとは、石・タイル・レンガ・コンクリート・瓦などの硬い素材を切断するために使用する刃です。刃先に人工ダイヤモンドの細かい粒が取り付けられており、ダイヤモンドの高い硬度を活用して硬い素材を切断します。ダイヤモンドカッターの刃は刃先を研ぐことができないため、使い捨てされます。

ダイヤモンドカッター自体は「刃」なので単独では使用できません。通常、丸のこやディスクグライダーなどの切断機に刃を取り付けて使用します。しかし切断機に取り付けられたダイヤモンドカッターの刃は、電気モーターにより回転させ材料を切断するため、摩擦熱が発生します。ダイヤモンドは熱に弱い性質なので、摩擦熱が高くなる金属類の切断は避けた方が良いでしょう。

ダイヤモンドカッターの選び方

こちらからは、具体的なダイヤモンドカッターの選び方についてご説明します。製品選びの際の参考にしてください。

種類で選ぶ

ダイヤモンドカッターは刃の特長により大きく3種類に分類できます。それぞれの特長をみてきましょう。

仕上がり重視ならウェーブタイプ

出典:amazon.co.jp

仕上がりを重視されるなら、切れ味を落とさずにきれいに切断できるウェーブタイプがよいでしょう。ウェーブタイプのダイヤモンドカッターは大理石やタイルなど、美しい仕上がりが求められる素材の切断に適しています。

ウェーブタイプの刃には刃先にスリットが細かく入れられており、スリットは切断時の切り粉を逃がし、摩擦熱からダイヤを冷却する役割を果たします。ウェーブタイプのダイヤモンドカッターはタイル工具店などでタイルをきれいに切断するために使用されています。

切れ味抜群のセグメントタイプ

出典:amazon.co.jp

セグメントタイプのダイヤモンドカッターは切れ味が抜群なので、コンクリートの切断に適しています。しかし刃に大きな切れ込みが入っているため、切断面の仕上がりは美しいとは言えません。つまり、大理石やタイルのように美しい仕上がりは必要とされないコンクリートなどの切断に使用すると良いでしょう。

セグメントタイプのダイヤモンドカッターに入った切れ込みは、切り粉を逃がして摩擦熱による熱を冷却する効果があります。また、火成岩である御影石は大変硬い素材なので上記のウェーブタイプのダイヤモンドカッターでは上手く切断できません。このような素材の場合は、セグメントタイプのダイヤモンドカッターで切断した後、切断面の研磨を行いましょう。

切断面がきれいに仕上がるリムタイプ

出典:amazon.co.jp

リムタイプのダイヤモンドカッターは刃にスリットが入っていないため切断面がきれいな仕上がりになります。切断面にきれいな仕上がりが求められる大理石やタイルの切断に適しています。ただし切れ味がウェーブタイプやセグメントタイプに比べて劣るのが欠点です。

また、スリットやスジのないリムタイプの刃先は切断時の摩擦熱が逃げにくいため、通常は水をかけることで摩擦熱による熱を冷却しながら使用します。このように、つるっとした刃先のリムタイプは水をかける湿式に適しているため、乾式ではあまり使用されません。

砥粒の固着方法で選ぶ

硬い素材の切断に最も適しているダイヤモンドカッターですが、固着方法によっても向いている素材の種類が異なります。切断する素材に適した固着方法のダイヤモンドカッターを選びましょう。

コンクリートに適したメタルボンド

非常に硬い素材の切断に適しているメタルボンドは、金属を材料としているボンドです。一般的なPVAやゴムベースのボンドと比較して粘度が高いため、ダイヤモンド砥粒の保持力が高い特徴があります。

さらにダイヤモンドカッターの使用により徐々にボンドが減少するので、常に砥粒が表面に出ている状態で安定した切れ味が続きます。砥粒が重なり合い、層ができることで長期間の使用が可能です。

ガラスやタイルに適した電着

電着は、電解メッキ法によってダイヤモンドの砥粒をダイヤモンドカッターの表面に接着する方法です。電解メッキによる電着は細かいダイヤモンド砥粒を均一に付着させられるため、高密度なダイヤモンド層が形成されます。そのため耐摩耗性に優れており、切れ味がなめらかです。

メタルボンドに比べるとダイヤモンド砥粒の保持力は低いですが、高い研削性が求められる作業に適しています。また、電解メッキを行える形状ならば、どんな形状の刃にも砥粒を付着させられます。

アルミや鋳物に適した溶着

電着の低保持力をカバーする方法が、アルミや鋳物に適した溶着です。溶着はダイヤモンド砥粒の表面に金属メッキで溶着した後さらに、基盤にロウ付けを行います。この作業により、ダイヤモンド砥粒の保持力が高くなり、切れ味が鋭い刃ができあがります。

ダイヤモンド砥粒はそれぞれ突出した状態で溶着されているため、目詰まりが起こりにくくなるメリットがあり、長く使用できます。

刃の外形で選ぶ

ダイヤモンドカッターは切断機に取り付けて使用するため、取り付ける切断機によってダイヤモンドカッターの刃の外形を選ぶ必要があります。

取り付ける器具に適したサイズか確認する

出典:amazon.co.jp

ダイヤモンドカッターの刃を取り付ける切断機に合ったサイズ(外径・内径)の刃を選びましょう。切断機は具体的に、ディスクグライングカッター・電動カッター・エンジンカッター・丸のこなどがあります。あらかじめ取り付ける切断機に適応したダイヤモンドカッターのサイズ(外径・内径)を調べておきましょう。

乾式か湿式かで選ぶ

出典:amazon.co.jp

ダイヤモンドカッターには水をかけながら切断するタイプの湿式と、水をかけずに切断する乾式タイプがあります。主に湿式は重量のある機械での作業に向いていて、道路カッターなどが湿式タイプです。一方、乾式はハンドカッターなどの小型・軽量の切断機での作業に向いています。

湿式タイプは水をかけながら切断するので、水による摩擦熱の冷却効果や、切り粉の付着防止効果が期待できます。ダイヤモンドカッターの性能が最も発揮できる切断方法でしょう。しかし液体を避ける必要のある現場では乾式を使用しましょう。

ダイヤモンドカッターのおすすめ商品7選

では、ダイヤモンドカッターのおすすめ商品をご紹介いたします。切断する素材によっても適しているダイヤモンドカッターの種類が多数あるので、目的に合った刃を選びましょう。

1位 KENOH ダイヤモンドカッター ウェーブ

詳細情報

サイズ:ダイヤ幅 7mm・刃部厚 2.3mm
重量:86.2g
種類:ウェーブタイプ・乾式
刃外径: 105mm

シャープな切れ味と切断能力の高さが魅力

コンクリート・ブロック・モルタルなどの硬い素材の切断に適したダイヤモンドカッターです。シャープな切れ味と優れた切断能力が特徴のウェーブタイプで、スムーズな切断が可能です。ディスクグラインダーに取り付け可能ですが、修正リングがプラスチック製なので取り付けネジをしっかりと締め付けておくと安定するでしょう。

2位 高儀 EARTH MAN ダイヤモンドカッター セグメント

詳細情報

サイズ:H170×W147×D64(mm)
重量:177g
種類:セグメントタイプ・乾式および湿式
外径:125mm

安定感のあるセグメントタイプ

安定感が魅力のセグメントタイプのダイヤモンドカッターで、コンクリート・ブロック・レンガなどの切断に適しています。低価格ですが切れ味もよく作業性も高いため、高いコストパフォーマンスです。

刃厚は1.9mmとしっかりとした厚みがあり、最高使用回転数は12200min-1なので、素早く硬い素材を切断できます。

3位 IWOOD 電着ダイヤモンドカッター プレミアム 薄板プラスチック用

詳細情報

サイズ:165×1.0×20 (mm)
重量:99.8g
種類:電着・湿式および乾式
外径:125mm

プラスチックもきれいな切断が可能

プラスチックの切断に適しているダイヤモンドカッターで、電着によりダイヤモンド砥粒が付着しており、保持力が高く、きれいな切断が可能です。キッチンパネルやFRPバスなどの比較的硬質なプラスチックの切断も容易に行えます。

ただし摩擦熱によりPP・PVC・ポリエチレンなどは溶けてしまう恐れがあるので注意しましょう。また、割れやすいポリカ中空ボードの切断もきれいに行えます。

4位 BOSCH(ボッシュ) バリューシリーズ・ダイヤモンドホイール(リムタイプ)

詳細情報

サイズ:刃厚(mm):1.9・刃高(mm):12mm
重量:113g
種類:リムタイプ・乾式
外径(mmφ):105
刃先:ダイヤモンド及びメタルボンド

きれいな切断が特徴のリムタイプ

陶磁器タイルなどの美しい仕上がりが求められる素材に適したリムタイプのダイヤモンドカッターです。きれいな切断が特徴で、リムタイプの欠点である目詰まりはドレッシングすることで解消できます。素早い切断が可能で、鉢などの割れやすい素材もきれいに切断できます。

ダイヤモンド砥粒はメタルボンドによって付着しているので、保持力の高さが魅力的です。

5位 UID 2枚セット ダイヤモンドブレード

詳細情報

サイズ:13 x 10 x 0.3 cm
重量:31.8g
用途:カーボングラス、F.R.P、プリント基板などの切断
種類:ダイヤモンド電着
外径:Φ50mm

ダイヤモンド電着されており、カーボングラスやプリント基板などの切断に適したダイヤモンドカッターです。Proxxon(プロクソン) サーキュラーソーテーブル小型卓上丸鋸盤に対応しています。刃が厚めなため、切断するのに力が必要ですが、切れ味は抜群です。

また、刃の取り付け方法は簡単で、軽金属やポリエステルパテの切断と成型もスムーズに行えます。

6位 リリーフ(RELIFE) 薄型・軽量 ダイヤモンドカッター

詳細情報

サイズ:12.5 x 0.1 cm
重量:998g
種類:乾式、ウェーブタイプ、超薄型
対応工具:ディスクグラインダー用
外径:直径:100mm

薄型・軽量で使いやすい

ディスクグラインダーに取り付け可能なダイヤモンドカッターで、薄くて軽量なので取り扱いしやすいという特徴があります。乾式のウェーブタイプなので、仕上がりが重視されるタイルや瓦などをきれいに切断できます。

切断速度が速く、美しい仕上がりを重視して設計されたダイヤモンドカッターなので、軽く押し当てるだけで素材の切断が可能です。乾式で使用できますが、注水機能付きの切断機でも利用できます。

7位 リリーフ(RELIFE) 5枚組ダイヤモンドカッター セグメントタイプ

詳細情報

サイズ:穴径:15mm
重量:431g
種類:乾式・セグメントタイプ
対応工具:ディスクグラインダー用
外径:直径105mm

切れ味バツグンで切断面・溝入れの仕上がりが美しい

レンガ・タイル・コンクリート・モルタルの切断に適したセグメントタイプで、切れ味の良さが特徴的です。ディスクグラインダーへの取り付けもストレスなく行え、砥粒の摩耗も少ないため、コスパの高い商品です。

対応工具はディスクグラインダーで、コンクリートブロックや大理石の切断もスムーズに行えるため、自宅でのDIYとして使用される場合は十分すぎる切れ味でしょう。切断能力が高いため、硬い花崗岩(御影石)の切断も可能です。切断時は細かい粉が飛ぶため、保護用のゴーグルは必須です。

おすすめの商品一覧

製品 最安値 評価 リンク

KENOH ダイヤモンドカッター ウェ……

1

467円




2.8

高儀 EARTH MAN ダイヤモンドカッ……

2

460円


4.5


IWOOD 電着ダイヤモンドカッター ……

3

2,323円




4.08

BOSCH(ボッシュ) バリューシリーズ……

4

863円




3

UID 2枚セット ダイヤモンドブレード

5

2,999円




3.8

リリーフ(RELIFE) 薄型・軽量 ダイ……

6

963円




3.7

リリーフ(RELIFE) 5枚組ダイヤモン……

7

946円


4.6

ダイヤモンドカッターの注意点

出典:amazon.co.jp

ダイヤモンドカッターの取り扱いには注意点がいくつかあります。まず安全のため、作業を行う際は必ずヘルメット・保護メガネ・安全靴を着用しましょう。細かい切り粉が舞う素材の場合はマスクも必須です。

切断する際は刃の回転が一定になってから素材に押し当てましょう。強い力で押し当てると刃が欠ける原因にもなるので、軽く当てる程度で使用しましょう。曲線切りや斜め切りなどは刃の破損の恐れがあるため危険です。

ダイヤモンドカッターの刃の交換を行う際は、切断による熱が冷めてから行い、切断直後は摩擦熱により刃がたいへん熱くなっているのでやけどに注意しましょう。また交換の際は、必ず切断機の電源を切り、プラグを抜いてから行うようにしてください。

まとめ

今回はダイヤモンドカッターの選び方とおすすめのダイヤモンドカッタ-をご紹介しました。ダイヤモンドカッターといっても、刃の形やダイヤモンド砥粒の付着方法、湿式や乾式など、取り扱う素材によって適するカッターが異なります。

素材に合ったダイヤモンドカッターを選び、適切な使い方をすることで、作業効率をアップさせられます。美しい仕上がりが必要な素材は、よりきれいな切断面に整えられ、スピードが要求される作業は、より素早く切断が行えるようになるでしょう。

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