ドローン初心者でも飛ばしやすく、楽しく遊べるトイドローン。室内で遊べる機種も多く、お子さんのおもちゃとしても人気を集めています。しかし、カメラ機能が搭載されているものや操作可能距離が異なるものなど種類が豊富なのでどれを選べばよいか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか
そこで今回はトイドローンの選び方を解説するとともに、おすすめの商品をランキング形式でご紹介します。GPSを搭載したハイスペックなトイドローンも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
トイドローンとは

ドローンの中でも小型・軽量なものをトイドローンと呼びます。その中でも100g未満のドローンは航空法の無人航空機規定の対象から外れ、基本的に遊ぶための許可は必要ありません。
しかし屋外で遊ぶ場合は、空港や一部の国の施設近くでは飛行が禁じられているので注意が必要です。また地域での条例も確認し、遊ぶようにしてください。トイドローンという名称で販売されていても無人航空機規定の対象内になるものもあるので、購入前に確認してくださいね。
トイドローンの選び方
トイドローンを選ぶ際に重要な7つのポイントを見ていきましょう。
室内と屋外、飛ばす場所にあわせて「サイズ」を決めよう
トイドローンを選ぶ際は飛ばす場所に応じてサイズを決めるのがおすすめです。室内と屋外のどちらで遊ぶのかを考えて選びましょう。
室内で遊ぶなら、狭いスペースでも飛ばしやすい手のひら程度の「小さめサイズ」が◎

室内で遊ぶ場合、照明や家具などにぶつかる可能性を考え、なるべく小型のものを選ぶようにしましょう。室内には家具などがあるため、飛ばすためのスペースが限られています。そのため、大きめのトイドローンを選ぶと満足に飛ばすことができず、楽しめないことも。
また、小さめサイズのものはお子さんが遊ぶ用としても最適です。小型のドローンは扱いやすく飛ばしやすいので、お子さんだけではなく初めてドローンで遊ぶ方にも適していますよ。
屋外で遊ぶなら、安定感があって飛ばしやすい「100g~120g以上」

屋外でドローンを飛ばす場合、軽量なものを選ぶと風の影響を受けたり木に引っかかってしまたりと満足に遊べない場合があります。そんな事態を避けるためにも、屋外で遊ぶ場合は100~120gの重量を目安に選ぶようにしましょう。
重量が重めの大きなものは、パワーがしっかりとあるため多少の風なら影響を受けずに安定した飛行が望めます。しかし屋外での飛行は天候の影響があり、初心者では扱いにくさを感じるでしょう。初心者の方は、室内飛行に慣れてから屋外で飛ばすのがおすすめです。
飛ばす場所や用途にあわせて「操作可能距離」を確認しよう

操作可能距離とは、トイドローンを飛ばせる距離のこと。室内で遊ぶ場合は飛ばせる範囲が狭いので、20mほどの操作可能距離でも問題ありません。
屋外で遊ぶ場合は、操作可能距離が長いものを選ぶのがおすすめ。中には100mを超える商品もあり、室内では味わえないダイナミックな遊び方ができます。迫力ある飛行を行いたい方に最適です。ただし、遊ぶ際は目の届く範囲で操作するようにしてくださいね。
安定した飛行にはオートホバリング機能付きが◎楽しく遊べるよう「機能性」もチェックしよう
トイドローンには商品によって異なる機能が搭載されています。遊び方にあった機能を持つトイドローンを選んでくださいね。
機体を安定させる「高度維持機能(オートホバリング)」があれば、水平飛行させやすい

トイドローンを安定して飛行させるために便利なのが高度維持機能(オートホバリング)です。高度維持機能(オートホバリング)が搭載されていれば、センサーが自動で高度を感知して空中で飛行状態を保ったまま静止してくれます。
ホバリングをしてくれれば、あとはコントローラーで方向を操作するだけで簡単に水平飛行が可能。ドローンを初めて扱う方にとっては必須の機能ですよ。
直感的操作ができる「ヘッドレスモード機能」なら、初心者でも操作しやすい

ドローンには前後左右があるので、操作する人とドローンが向き合った状態の対面飛行では操作が反転してしまい、操作しにくくなってしまいます。
ヘッドレストモードは、前後左右関係なくコントローラーの方向操作通りに動くのが特徴。ドローンの向きを気にせずに操作が行えるので、初心者の方でも直感的に操作が行えます。対面飛行を不安に感じる方はヘッドレストモード機能が搭載されているモデルを選んでくださいね。
一人称視点で操作できる「FPV対応」なら、トイドローンの位置を把握しやすい

FPVとはFirst Person Viewの略で、一人称視点のことを指します。トイドローンに搭載されているカメラから受信機に映像が送信され、ドローンの目線の映像が確認できるのが特徴です。
カメラからの映像はモニターに映し出されるタイプと、ゴーグルに映し出すタイプがあります。モニタータイプはドローンを目視しながら操作できるので位置を把握しやすいのが利点。ゴーグルタイプは、ドローンの視点だけで操作ができるため自分が飛んでいるような感覚を楽しめます。
離陸や着陸などの難しい操作が簡単に行える「ワンキー操作」も初心者におすすめ

ドローンを操作するにあたって、離陸・着陸を苦手に感じる方は少なくありません。ワンキー操作はそんな難しい離陸・着陸をボタンひとつで簡単に済ませることができる便利な機能。不時着などの初心者にありがちなミスを回避でき、スムーズに遊ぶことができます。
また、ワンキー操作が行えるトイドローンはドローンを手元に戻す際もボタンひとつで済ませることが可能です。遊び終わったあとにドローンを回収しに行く手間が省けるので、屋外でドローンを飛ばしたい方にもおすすめですよ。
スマホとの連携も要チェック!「カメラ性能」もしっかり確認しよう

トイドローンの中にはカメラを搭載しているモデルがあります。カメラが搭載されていれば、空撮や一人称視点の操作など、遊び方が広がるのでぜひチェックしましょう。
カメラが搭載されているモデルでも、性能は商品によって異なります。リアルタイムでスマホなどに映像を映すことができるものや映像のきれいさなど、事前にしっかり確認してください。本格的な空撮を行いたいなら、HD画質のものがおすすめです。
長く飛ばしたいなら予備バッテリーを活用するのも◎「バッテリー持続時間」も確認

トイドローンは本体が小さいため、搭載されているバッテリーも必然的に小さくなります。小型のバッテリーは持続時間が短く、平均で5~10分程度。5分のものはすぐに遊べなくなってしまうため、できるだけバッテリー持続時間の商品を選びましょう。
屋外で遊ぶ際は長く遊ぶために、予備バッテリーを準備しておくのがおすすめです。トイドローンの中にはバッテリーが複数個セットになっている商品もあります。バッテリーが複数個セットになっていれば別途予備バッテリーを購入する必要がないので便利ですよ。
初心者なら全方位ガードが最適!安全性のために「プロペラガート」をチェックしよう

ドローンは複数のプロペラが高速で回転するため、安全性にも配慮しなければなりません。特に初めてドローンで遊ぶ方やお子さんが使用する場合は注意が必要です。
プロペラガードの形状は一部分のみをカバーするものと、全方位カバーするものがあります。お子さんが使用する場合は全方位タイプを選ぶのがおすすめです。全方位タイプは外れにくく、耐久性もあるので事故や故障を防ぐのに役立ちます。
法令違反にならないよう「技適マーク」がついているか確認しよう

トイドローンを購入する際に気を付けたいのが技適マークの有無。技適マークは技術基準適合証明マークの略で、電波法で定められた技術基準をクリアしている証です。
技適マークが付いていないドローンを使用すると、ほかの電波機器と干渉して通信障害が発生する可能性があります。また技適マークが付いていないトイドローンを飛ばすことで電波法に違反することもあるので、購入前に必ず確認してください。
トイドローンのおすすめ人気ランキング10選
ここからは選び方を踏まえた上で、おすすめのトイドローンをランキング形式でご紹介します。
1位 Holy Stone ミニドローン HS210

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重量:21.8g
最大飛行距離:‐
機能:ヘッドレスモード、フリップモード、高度維持機能
スマホ対応:‐
高性能6軸ジャイロ搭載で安定性抜群
最新の6軸ジャイロ飛行制御システムを搭載し、安定した飛行を実現したトイドローンです。気圧センサーによる高度維持機能により、誰でも簡単にホバリングが行えます。
バッテリーは3個付属。あわせて最大21分飛行ができ、たっぷり遊べます。本体は21gと軽量かつ360°抗衝撃デザインで、家具や壁にぶつかっても安心です。ドローン操作練習にもおすすめのモデルですよ。
2位 Ryze Technology Tello

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重量:81.6g
最大飛行距離:100m
機能:ローバッテリー保護機能、衝突検知、高品質映像プロセッサー搭載、ビジョンセンサー・気圧センサー搭載
スマホ対応:あり
安定性と滑らかな映像美を両立させた本格機
本体重量80gの小型・軽量トイドローン。1回の充電で約13分のフライトが行えます。コントローラーはなく、専用アプリをインストールしたスマホから操作を行うのが特徴です。
誰でも直感的操作で簡単にフライトを行えるのも利点のひとつ。ジェスチャーでも操作ができるので、お子さん用にもおすすめです。小型ながらもなめらかで安定した映像撮影が行え、最高の写真や映像を撮影できるのもうれしいですね。
3位 Holy Stone ドローン HS160-F

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重量:700g
最大飛行距離:ー
機能:高度維持機能、ワンキー機能/着陸、ヘッドレスモード、体感操作モード、トリム調整、スピード切替
スマホ対応:あり
ワンキー起動/着陸で初心者の方にもおすすめ
140×68×30mmの折りたたみ式サイズで、カバンに入れて簡単に持ち運びが行える小型のトイドローンです。旅行やアウトドアなど、さまざまなシーンに連れて行けます。
720P FOV120° HDカメラを搭載しているのも大きな特徴。スマホに専用アプリをインストールすれば、思うままに空撮が楽しめます。ワンキーで起動・着陸が行えるので、ドローン操作に慣れていない方にもおすすめです。
4位 Holy Stone ドローン HS420

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重量:31g
最大飛行距離:ー
機能:手投げテイクオフモード、ヘッドレスモード、高度維持、体感操作
スマホ対応:あり
スマホの傾ける角度と一緒にドローンが動く!
軽く投げ出すだけで自動的に飛行を開始してくれるお手軽操作が魅力の室内ドローン。アプリの体感操作モードを活用すれば、スマホの傾ける角度にあわせてドローンを動かすことができ、コントローラー操作が苦手な方でも簡単にドローン操縦が行えます。
バッテリーは3個付属。合計で18分の飛行が可能です。専用の収納ケースが付属しており、ドローンと部品を守るだけでなく収納や持ち運びにも便利に活用できます。プロペラガードは全保護タイプで安全に遊べるのもうれしいですね。
5位 Kyosho Egg LIVE STYLE Type-300HD TS050

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重量:31.5g
最大飛行距離:30m
機能:オートホバリング機能、オプティカルフローセンサー
スマホ対応:あり
オプティカルセンサーで安定飛行
最新ハイスペックな機能を搭載した室内用トイドローンです。トイドローンとしては初となるオプティカルフローセンサーを搭載し、空中でビシッと止まることができます。
ボタン1つで自動着陸、オートホバリングなどを搭載しているのも特徴です。安定飛行ができるので、飛行時のリアルタイム撮影もきれいに行えます。トイグレード以上の操作感と奥深いギミックが搭載された、おもちゃ+αを実現している1台です。
6位 Potensic ドローン A20W

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重量:20g
最大飛行距離:ー
機能:高度維持機能、ワンキー離陸/着陸、低電圧・有効距離外アラーム機能、ヘッドレスモード
スマホ対応:あり
720Pカメラ付きで臨場感ある映像が楽しめる
映像を見ながら操縦することができ、臨場感溢れる体験ができるモデル。VRゴーグルも対応しており、ただ飛ばすだけではなく迫力ある映像を楽しめることもできます。
機体や送信機の電池残量が不足しているときや無効距離にドローンが出た際にアラームで警告を発してくれるのも特徴のひとつ。ドローンの紛失や損傷を防ぐことができ、安心・安全に遊べます。
7位 Holy Stone ミニドローン HS450B

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重量:35g
最大飛行距離:50m
機能:対戦機能、ブーメランモード、高速旋回機能、ホバリングモード、ヘッドレスモード、三段階スピード切替、緊急停止、ワンキー起動/着陸、モード1/2自由転換
スマホ対応:ー
1台の機体でも対戦が楽しめる
対戦送信機が付属し、1台の機体でも対戦を楽しめるトイドローン。対戦送信機から出る赤外線でドローンを狙うと機体が攻撃を受けた動作をし、4回攻撃が当たるとドローンが停止します。
手で機体を約30°傾けて投げると2mほどフライトして手元に戻ってくる、ブーメランモードを搭載。一人でも楽しく遊ぶことができます。全保護のプロペラガードや緊急停止などを備えており、お子さん用としてもおすすめです。
8位 INGRESS 2.4GHz GPS FPV & 1080p HD Wi-Fi CAM DRONE GB080

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重量:182g
最大飛行距離:28m
機能:RTH「リターントゥホーム」、サークルフライトモード、フォローミーモード、GPSのオン・オフ切替えが可能
スマホ対応:ー
フォローミーモードでドローンが追従する
飛行重量182gのホビードローンながらもGPSセンサーを搭載したハイスペックな1台。GPSの位置情報を取得することで手放しでもその場に留まり続ける自律安定性を実現しています。
さまざまなインテリジェントフライトを可能にしているのも特徴。一定の硬度まで上昇したあと離陸ポイントに帰還するリターントゥホーム・自動で旋回飛行を続けるサークルフライトモード・ドローンが追従するフォローミーモードなど、新しい遊び方が楽しめます。
9位 DRONE STAR DRONE STAR 01

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重量:200g以下
最大飛行距離:およそ25m
機能:高度維持機能
スマホ対応:あり
ARゲームが出来るミニドローン
ラジコンなどを展開する模型メーカーによる、人気のトイドローン。ドローン操縦の基礎を楽しみながら覚えることを目指した製品です。操縦者教育機能を搭載したアプリと機体を併せて使用することで、ドローン操作を学習できます。
ワンタッチで自動的に離着陸し、内蔵の気圧センサーで高度維持をサポート。初心者でも扱いやすい操作性を実現しています。ARゲームなど楽しみながらドローンの基礎を学習できるため、お子さんのドローンデビューに最適ですよ。
10位 Holy Stone 対戦型ドローンセット HS177

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重量:23g
最大飛行距離:ー
機能:対戦機能、フリップモード、ワンキー起動/着陸、スピード切替、ヘッドレスモード、LEDランプ搭載
スマホ対応:ー
遊び方広がる対戦型ドローン
赤外線で相手の機体を狙い合う対戦ゲームが遊べるトイドローンです。機体を4回攻撃することでドローンの機能が停止し、勝敗が決まります。機体には弱点があり、戦術的な戦い方も可能です。
起動も着陸もワンキー操作で簡単に行えるのも大きな利点。難しい操作を必要としないので、誰でも簡単に遊べますよ。簡単操作と楽しい遊び方を両立させており、お子さんへのプレゼントとしてもおすすめです。
2022年6月から100g以上のドローンは登録が必要!遊ぶ前に最新情報の確認を

ドローンの利用シーン拡大に伴い、落下事故や違反なども増加傾向にあります。安全確保を目的に2022年6月から航空法改正がなされ、100g以上のドローンは氏名・住所・機種などを国交省に登録しなければなりません。
登録記号の表示を怠った場合、50万円以下の罰金または1年以下の懲役が科されてしまいます。100g以上であっても屋内のみで飛ばす場合は登録の必要はありませんが、ドローン関連の法法律はどんどん整備されていく可能性があるので、購入前に最新の情報を確認するようにしてください。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() Holy Stone ミニドローン HS210
1
|
4,950円 |
4.4 |
|
![]() Ryze Technology Tello
2
|
12,576円 |
4.4 |
|
![]() Holy Stone ドローン HS160-F
3
|
7,990円 |
3.9 |
|
![]() Holy Stone ドローン HS420
4
|
7,790円 |
4.38 |
|
![]() Kyosho Egg LIVE STYLE Type-300HD……
5
|
5,921円 |
4.2 |
|
![]() Potensic ドローン A20W
6
|
4,620円 |
4.3 |
|
![]() Holy Stone ミニドローン HS450
7
|
4,960円 |
4.25 |
|
![]() INGRESS 2.4GHz GPS FPV & 1080p H……
8
|
17,580円 |
3.2 |
|
![]() DRONE STAR DRONE STAR 01
9
|
12,515円 |
|
|
![]() Holy Stone 対戦型ドローンセット ……
10
|
3,780円 |
4.2 |
|
まとめ
トイドローンを選ぶ際は、遊ぶ場所にあわせてサイズを選ぶようにしましょう。室内では小回りが利く小型タイプが適していますが、屋外では風の影響を受けやすいため注意が必要です。
トイドローンはドローンの中でも軽量・小型なものを指しますが100g以上の機体を屋外で飛ばす場合は機体登録をしなければなりません。登録には手数料がかかるため、安く抑えたい方は100g未満の機種を選ぶか、室内のみで遊ぶようにしましょう。