子どもと一緒にキャッチボールをしたり、少年野球や野球部に入部するときに必要な「グローブ」。野球を始めるにあたって、グローブを購入するのは大人も子どももひとつの楽しみでしょう。しかし、グローブにはさまざまな種類があり、どれがいいか迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、野球グローブの選び方について詳しく解説していきます。また、人気のグローブを軟式・公式に分けて紹介していきますので、購入する際の参考にしてみてくださいね。
この記事でおすすめする商品
野球グローブの選び方
野球グローブを選ぶ際に重要な4つのポイントを見ていきましょう。
ポジションによって使うグローブは違う!ポジションに合ったものを選ぼう
野球で使用するグローブには、さまざまな種類があります。ポジションによっては、使用するグローブの種類が決められているので、そのポジションに合ったものを選びましょう。
ピッチャーは、指カバーやウェブの形状など球種が読まれない工夫がされた「投手用」を

ピッチャー用のグローブは、バッターに手元が見えないよう網目部分に隙間がないのが特徴。手元が見えてバッターに握りがわかると、球種を読まれて打たれやすくなってしまうからです。それを防ぐために、ウェブと呼ばれる網目部分には隙間がないように作れています。
また、グローブから人差し指を出す選手も多いですが、ここにも指カバーを付けることでちょっとした動きも読み取られない工夫がされています。公式戦で使用する際、ピッチャーはグローブの規定も厳しいことが多く、カラーや配色などには注意が必要です。
キャッチャーは、捕球と送球のしやすさに配慮された作りの「キャッチャーミット」を

キャッチャーは、捕球力の高さと素早い送球が求められます。キャッチャーミットには大きく2つのタイプがあり、ポケットが深めの縦型とポケットが浅めの横型に分けられます。確実な捕球を求める方は、しっかりと捕球できるポケットが深めの縦型がいいでしょう。
盗塁に備えて素早い送球も重視したい方は、捕球後の送球がしやすいポケット浅めの横型がおすすめです。自分のプレースタイルに合ったものや、どんなキャッチャーになりたいかをイメージして選ぶといいでしょう。
ファーストは、さまざまな送球やプレーに対応できるよう作られた「ファーストミット」

ファーストミットは、どんな送球にも対応できるよう、捕球面のサイズが大きく長いのが特徴です。また、しっかり掴めるように、親指以外の指入れが小指寄りに設計されているタイプも多くあります。
捕球力を重視するなら大きめのグローブが有利ですが、大きくなると操作性が悪くなるデメリットも。とくに、力のない小学生は大きすぎると使いにくいので、扱いやすさと捕球力のバランスのいいものを選びましょう。
内野手は、早い打球や俊敏なプレーに対応できる操作性のいい「コンパクト」なものを

サード・ショート・セカンドは、早い打球にも素早く対応できるコンパクトなグローブが向いているでしょう。素手のような感覚で扱えるので、捕球・送球ともに俊敏な動きが可能です。
とくに、中学生以上になると送球も打球も一段とスピード・強さがあがるため、それに対応できる精度の高いプレーが求められます。内野手としてポジションが確定してきたら、コンパクトな設計の内野手用グローブの使用をおすすめします。
外野手は、フライの衝撃を吸収するウェブや上下の動きに対応できる「縦長タイプ」

外野手に向いているのは、フライやゴロに対応しやすい縦長のグローブです。また、フライの多い外野は捕球した際の衝撃を吸収してくれる、「ウェブの形状」にも注目して選びましょう。
守備範囲が広くグローブを持ったまま走る機会も多い外野手は、重さも大切なチェックポイント。軽量なものが好みの方や体の小さい少年野球では、ウェブ部分が紐で編みこまれた形のタイプが軽くて操作性がいいでしょう。
野球初心者やポジション未定の場合は、複数ポジションに対応できる「オールランド用」を

これから野球を始める方や、ポジションが定まっていない少年野球などでは、どこのポジションでも使いやすい「オールラウンド用」がおすすめです。とくに、少年野球は好きなポジションと適正ポジションのギャップが大きいこともあるため、まずはどこでも使いやすいものがいいでしょう。
初心者でも扱いやすいものが多いオールラウンド用は、初めて買うグローブとしても最適です。特定のポジション向けのものをいきなり購入するより、内野・外野で使えるオールラウンド用で、自分に向いているポジションを見つけていく方がいいでしょう。
練習の頻度やお手入れのしやすさから素材を選ぼう
素材は耐久性やお手入れのしやすさに関係しています。使用する人の年齢や、練習の頻度などを考慮して選ぶといいでしょう。
幼児や小学校低学年には、雨に濡れても傷みにくく手入れのしやすい合皮がおすすめ

小学校低学年の遊びや自宅で子どもとキャッチボールを楽しみたい方は、お手入れも楽な「合皮製」のグローブがおすすめです。とくに低学年では、自分でこまめにグローブのお手入れをするのは難しいです。
また、親が管理するのも大変な場合は、汚れを落としやすく少々の雨に濡れても傷みにくい合皮がいいでしょう。低価格の商品も多いので、野球を始めたばかりのお子さんや、自宅用のグローブに丁度いい素材と言えます。
少年団や中学生以上は、使い込むほど手によく馴染み高い耐久性と強度がある本革を

本格的に野球をやるなら、使い込むほど手に馴染む「革製」のグローブがおすすめです。中高生の部活動はもちろんのこと、少年団や少年野球などに所属するとなると、それなりの練習頻度・内容になるのでグローブの耐久性と強度も必要になります。
革製なら、毎日の練習にもしっかり耐えられる強度もあり、丁寧に手入れをすることで皮も柔らかくなって手に馴染んでいきます。こうしたグローブの手入れは、使いやすいグローブになるだけでなく、道具を大切にする習慣も身につくでしょう。
捕球のしやすさやグローブさばきは、手の大きさにフィットするサイズ選びが重要

つい、かっこいいグローブに目が行きがちですが、購入する際は自分の手の大きさにフィットしているかもチェックしておきましょう。とくに、大きすぎると手が抜けそうになったり、それが気になって思うようにグローブを扱えません。
サイズはインチで表記されており、グローブの先端から土手と呼ばれる部分までの長さを指しています。身長110~120cmで9~10インチ、120~145cmで10.5~11インチが丁度いいでしょう。一般用は12インチ前後が多いので、小学校低学年や幼児が使う場合はサイズも要チェックです。
公式戦で使用する場合は、カラーやグローブの大きさなど規則をしっかり確認しよう

少年団や中高生の部活動など、公式戦で使用する際は大会規則に準じたものであるかも重要です。規則は競技をしやすくするのが目的で、グローブのルールで多いのがカラーや大きさ。とくにピッチャーにはこまかい決まりがあることが多いです。
また、各大会・所属する野球連盟で規則が異なり、ルールに違反しているグローブはその試合では使えなくなります。市販品は各連盟の規則に大きく外れないよう作られたものも多いですが、刺繡やカラーなどオーダーメイドする際は気をつけましょう。
【軟式】野球グローブのおすすめ人気ランキング5選
ここでは、軟式野球に使用するのにおすすめのグローブをランキング形式で紹介していきます。
1位 Takerei 野球 グローブ

amazon.co.jp
タイプ:オールラウンド
材質:PU合成皮
サイズ:10.5インチ~12.5インチ
カラー:ピンク、ブラウン、ブラック、ブルー、レッド
軽くて柔らかいので小さい子どもでも使いやすい
お子さんでも使いやすい「Takerei 野球 グローブ」は、合皮製の軽くて柔らかいグローブです。サイズは10.5インチ・11.5インチ・12.5インチの3種類。小学校低学年のお子さんから、大人まで選ぶことができます。
親子でキャッチボールを楽しみたい方も、サイズ違いを購入すればいいので別々に探す必要もありません。野球を始めるきっかけづくりにも、丁度いいグローブといえるでしょう。合皮なのでお手入れが簡単なのも嬉しいポイントです。
2位 ミズノ 野球 軟式グラブ グローブ オールラウンド用

yahoo.co.jp
タイプ:オールラウンド用
材質:牛革
サイズ:ー
カラー:アプリコット、ブラック、プラムブラウン
すぐにでも使える柔らかさなので初心者にもおすすめ
「ミズノ 野球 軟式グラブ グローブ オールラウンド用」は、天然皮革を採用したオールラウンド用グローブです。すぐにでも使える柔らかさが特徴で、野球初心者にも扱いやすいグローブといえるでしょう。
ボールの衝撃を吸収してくれるウェブ形状で、さらにその部分に補強紐も装着されているため、耐久性にも期待ができます。ただし、公式戦では使用できないので練習用グローブ、もしくは自宅で使いたい人におすすめです。
3位 FIELD FORCE キッズ用グローブ 幼児向け 専用ボール付き

yahoo.co.jp
タイプ:ファースト用
材質:ポリウレタン
サイズ:ー
カラー:ブルー、オレンジ、グリーン
野球の楽しさを体感できる幼児向けのグローブ
幼児の握力でも使える「FIELD FORCE キッズ用グローブ 幼児向け 専用ボール付き」は、公園遊びや自宅でボール遊びを楽しむのに向いています。専用の柔らかいボールも付いているので、すぐに遊べるのも嬉しいポイント。
軽くて柔らかいので、3~4歳のお子さんでも野球の楽しさを存分に体感することができるでしょう。野球やボール遊びに興味が出始めた小さなお子さんにぴったりのグローブです。
4位 ローリングス オールラウンド用 グローブ

amazon.co.jp
タイプ:オールラウンド用
材質:本革, 合成皮革
サイズ:11.25~11.75
カラー:キャメル、ブラック
野球だけでなくソフトボールでも使用できる
野球用品メーカーとして有名なローリングスが手掛ける「 オールラウンド用 グローブ」は、小さめの作りになっているため内野手向けのグローブといえるでしょう。また、野球だけでなくソフトボールでも使用できます。
11.25インチなので、中高生以上の方に使いやすいサイズです。表面には本革を使用しているので、使えば使うほど手にもよく馴染みます。丁寧なお手入れをして、自分だけのグローブへと変化させていくことができるのも魅力のひとつです。
5位 ZETT ネオステイタスVL 源田壮亮選手タイプ セカンド・ショート用

amazon.co.jp
タイプ:セカンド・ショート用
材質:天然皮革製
サイズ:ー
カラー:オレンジ、ブラック、レッド・ブラック、ロイヤルブルー・ブラック
少年野球を頑張る内野手希望の子どもにおすすめ
ゴールデングラブ賞を受賞した経験もある、源田壮亮選手が使用していたグローブと同じタイプの「ZETT ネオステイタスVL」。憧れの選手と同じグローブを使うのも、野球を頑張るモチベーションのひとつにもなるのではないでしょうか。
ショートやセカンドなど、守備力が求められるポジションは使うグローブもこだわりたいところ。ポジションが固まりつつあるお子さんや、内野手希望のお子さんにおすすめしたいグローブです。
【硬式】野球グローブのおすすめ人気ランキング2選
ここでは、硬式野球に使用するおすすめのグローブを3つ紹介します。
1位 ハタケヤマ 極柔和牛革 硬式キャッチャーミット

rakuten.co.jp
タイプ:捕手用
材質:表革:極柔和牛革,
サイズ:親/10.5インチ、子/8.3インチ
カラー:革(ブラック)、革紐(ブラウン)、ステッチ(ゴールド)
手のひらのような感覚で扱える型付けが魅力
中学硬式野球・高校野球に対応した「ハタケヤマ 極柔和牛革 硬式キャッチャーミット」。手にぴったりとフィットするつけ心地と、吸い付くように捕球できる感覚が魅力のキャッチャーミットです。
しっとりとした粘りのある「極柔和牛革」を採用されたグローブを、職人が丁寧に型付けをしていきます。捕球と送球に配慮したポケット作りが施されたこちらの商品は、日々の練習を裏切らない、心強い相棒となってくれることでしょう。
2位 ミズノプロ 硬式 オーダー グラブ フジスポオリジナルオーダー 前田型

rakuten.co.jp
タイプ:投手用
材質 :表革:プレキシーキップレザー、裏革:表革同皮革
サイズ:13
カラー:ブラック
高校野球規則にも対応したカラーの投手用グラブ
野球ブランドとしても有名なミズノが販売する、「フジスポオリジナルオーダー 前田型」は、高校野球規則にも対応した投手用グラブです。メジャーでも活躍する前田健太投手モデルで、投球時のバランスにも配慮した設計となっています。
そのほか、手を入れたときのフィット感やグローブの扱いやすさなど、さまざまな部分にこだわって作られたグローブです。ピッチャーとして、本格的に野球を頑張っている中高生におすすめの商品です。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
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![]() Takerei 野球 グローブ
1
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1,499円 |
3.8 |
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![]() ミズノ 野球 軟式グラブ グローブ ……
2
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7,980円 |
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![]() FIELD FORCE キッズ用グローブ 幼……
3
|
1,980円 |
4.32 |
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![]() ローリングス オールラウンド用 グ……
4
|
5,893円 |
4 |
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![]() ZETT ネオステイタスVL 源田壮亮選……
5
|
13,453円 |
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![]() ハタケヤマ 極柔和牛革 硬式キャ……
6
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63,360円 |
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|
![]() ミズノプロ 硬式 オーダー グラブ ……
7
|
66,000円 |
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|
![]() ZETT スターラメラベル プロステイ……
8
|
66,000円 |
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おすすめの野球グローブの口コミをチェック
おすすめの野球グローブの口コミをご紹介します。ご購入の際の参考にしてみてくださいね。※口コミはあくまで個人の感想です。
ローリングス オールラウンド用 グローブの口コミ

今日はローリングス軟式グローブ。 形は投手用、でもオールラウンド用笑 ロゴと形が好きで前に即買いしました。 個人的にはアシックスロゴよりローリングスロゴが好き。。
出典:Twitter
ZETT ネオステイタスVLの口コミ

Takerei 野球 グローブの口コミ

本気の利用では無くラフなボールのやりとりでの利用です。ちゃんとした製品も使ったことありますけど、特に問題ない製品だなと言う印象はあります。細かいところは正直気にならないレベルの縫製だとは思います。あくまでラフでの利用です。軽めで良いならこれでいいかなと思います。
出典:amazon.co.jp
まとめ
野球で使うグローブには、色んな種類のものがあります。それぞれのポジションで使いやすいものや、キャッチャー・ファーストのように専用のグローブを使用するなどさまざまです。ある程度ポジションが決まったら、そのポジションで使いやすいグローブを使うのがいいでしょう。
しかし、これから始める方や野球初心者は、どこでも使いやすいオールラウンド用がおすすめ。扱いやすい大きさや形状なので、初めて購入するグローブとして最適です。本格的に野球を続けたい方は、使うほど手に馴染む革製グローブが長く愛用していけるでしょう。