野鳥観察をする際に欠かすことのできないアイテムが双眼鏡です。自分にあった双眼鏡を使用することで野鳥の動きや姿をしっかりと見ることができ、バードウォッチングがより楽しいものになります。
しかし双眼鏡は倍率の違いや軽量なものなどたくさんの種類があるため、どれが自分にあっているのか悩んでしまう方も少なくないでしょう。そこで今回は、バードウォッチング用双眼鏡の選び方を解説するとともに、おすすめの商品をランキング形式でご紹介します。
バードウォッチング用双眼鏡の選び方
バードウォッチング用双眼鏡を選ぶ際に重要な7つのポイントを見ていきましょう。
持ち歩きやすさと見やすさ両方を重視するなら口径30mmがおすすめ!対物レンズの「大きさ」を選ぼう
対物レンズは、接眼レンズの逆にあるレンズのこと。対物レンズの大きさは、光を取り込む量に影響を与えます。見え方を左右するポイントなので、事前にしっかりと確認しましょう。
ハイキングや散歩中にバードウォッチングをするなら、軽量コンパクトな「20mmクラス」

バードウォッチング用として用いられる双眼鏡の対物レンズは、20mm~40mmクラスが一般的です。とりわけ20mmサイズは軽量コンパクトで携帯しやすいことから、人気を集めています。
20mmクラスは携帯性が高いため、登山や散歩のバードウォッチングだけでなくコンサートなどにも使用できるのも魅力。幅広いシーンで双眼鏡を活用したい方におすすめです。また、取り回しがよいので女性やお子さんでも扱いやすいのも利点と言えるでしょう。
さまざまなシチュエーションで使用するなら、軽さと見やすさのバランスがよい「30mmクラス」

軽さとある明るさを両立させているのが、30mmクラスの特徴です。持ち運びが苦にならないサイズ感なので、幅広いシーンに携帯することができます。20mmクラスと比較すると明るさもあるので、ある程度の見やすさも叶えてくれます。
ただし薄暗い場所で使用するには見やすいとは言えないため、注意が必要です。携帯性とある程度の見やすさを求める方におすすめのサイズでしょう。
薄暗い場所でもしっかり見たいなら、光量が不十分でも見やすい「40mmクラス」

口径40mmクラスの双眼鏡は、薄暗い環境でもしっかり見ることができます。どんな環境でも安定して見ることができるため、さまざまなシチュエーションで活躍してくれるでしょう。
しかし口径が大きい分、本体が大きくなってしまうのは注意したいところ。軽量コンパクトで取り回しがよい双眼鏡を求めている方には使いにくさを感じるかもしれません。
天体望遠鏡としても活用したいなら、明るさをしっかり確保できる「50mmクラス」

対物レンズの口径が50mmを超えると明るさがしっかりと確保されるため、星の観察も行えるようになります。夜間でも双眼鏡を使用したいという方は50mmクラスを目安に選びましょう。
ただし50mmクラスともなると大きいだけでなく重量もあるため、長時間手に持って観察をするのには適しません。手ブレや重量を気にせずに観察するために三脚を別途用意するようにしましょう。
初心者は野鳥の動きを追いやすい8倍がおすすめ!8~10倍を目安に「倍率」を選ぼう

小さな野鳥を観察するのだから倍率は高いに越したことはないと考える方は少なくありませんが、実は双眼鏡の倍率は高ければよいというわけではありません。倍率が高くなると見える範囲が狭くなってしまうため、素早く動く野鳥を観察しにくくなってしまいます。
加えて、倍率が高い双眼鏡は手ブレも気になるところ。バードウォッチング初心者の方は動きを追いやすい8倍程度の倍率がおすすめです。より広い範囲を見たいなら、6倍程度のものを選ぶと広範囲をカバーできますよ。
野鳥の動きをしっかり観察するために「視野の広さ」もチェックしよう
動きが早く体が小さな野鳥をしっかり観察するためには、双眼鏡の視野の広さも大切です。双眼鏡を覗いたときに実視界は、倍率によって変化するので購入前に確認するようにしましょう。
野鳥観察に最適な双眼鏡は、見掛視界60度以上の「広視界型双眼鏡」

見掛視野とは、双眼鏡を覗いたときの視野の広さのこと。実視界と倍率を計算することで、見掛視野が算出されます。見掛視野は倍率が上がるほど狭くなり、下がることで広がります。見掛視野60度以上の双眼鏡が広視界型双眼鏡です。
野鳥を観察するにあたって大切なのは、実際に見える視界の広さ。例えば同じ倍率であっても見掛視野が広い双眼鏡の方が視界が広くなります。動きの早い野鳥を観察する用途であれば、見掛視野が広い双眼鏡を選ぶのがおすすめです。
解像度を落とさずに広い視野で見るなら、見掛視界が「65度〜75度程度」のものが◎

双眼鏡の実視界が広くなると、中央ははっきり見えても端が歪んで見えてしまうことがあります。これは実視界が広くなると解像度が落ちてしまうためです。
解像度を下げないためには実視界が広くないものを選ぶのが一番ですが、野鳥を観察するためには視界の広さも譲れないポイント。広い範囲を見渡すことができ、解像度を下げないために見掛視野が65~75度の双眼鏡を選びましょう。
日中の野鳥観察なら2~3mmでOK!使用する場所や時間にあわせて「ひとみ径」を決めよう

ひとみ径とは接眼レンズを覗いたときの対物レンズの直径のこと。このひとみ径が大きくなるほど暗い場所でも安定して見ることができます。日中の明るい場所で使用するのであれば、2~3mm程度のひとみ径で問題ありません。
日中であっても森や木陰のような暗い場所なら3~5mmを目安に選びましょう。人間の瞳孔の大きさよりやや大きめを選ぶのがおすすめです。また、夜間に使用する場合は7mmのひとみ径の双眼鏡が適しています。
眼鏡をかけている方は接眼レンズとの距離が重要!「アイレリーフの長さ」をチェック

双眼鏡に目をあてた状態で徐々にレンズから目を離していくと、視野全体が見渡せなくなります。視野全体が見渡せなくなるポイントと接眼レンズの距離がアイレリーフです。
アイレリーフの数値が小さいほどレンズに近い距離で覗かなければなりません。眼鏡ユーザーの方は眼鏡に鑑賞せず使用するためにも、14mm以上のアイレリーフの双眼鏡を選びましょう。また、アイレリーフが長すぎると覗いたときに安定しないので注意が必要です。
急な天候変化に備えて「防水機能」がついているものを選ぼう

バードウォッチングは野外で行うため、急な天候の変化に見舞われることがあります。双眼鏡が防水仕様でない場合、中に水が入って故障してしまうことも。そんな事態に備えるために、双眼鏡は防水機能がついているものを選びましょう。
双眼鏡が防水仕様だと中に湿気が入り込まないため、レンズが曇りにくいのもうれしいポイント。防水仕様の双眼鏡であれば、海や川などの水辺でも使用できますよ。
持ち運びを考えて「重量・大きさ」を確認しよう

持ち運んで使用する双眼鏡は、携帯しやすいサイズ感と重量であることも大切です。バードウォッチングは1日中歩き回ることもあるので、あまり重いものでは邪魔になったり腕が疲れてしまいます。
しかし軽ければよいというわけでもありません。あまり軽いものは風の影響を受けてしまい、船上などの風が強い環境では使いにくい可能性があります。使用する環境やどの程度の時間使用するかも考えて、使いやすい大きさと重さのものを選びましょう。
バードウォッチング用双眼鏡のおすすめ人気ランキング10選
ここからは選び方を踏まえた上でおすすめのバードウォッチング用双眼鏡をランキング形式でご紹介します。
1位 Kenko 双眼鏡 New Mirage8×42 103172

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ズーム倍率:8倍
サイズ:140×57×190mm
重量:650g
入門機としておすすめのトラディショナル・デザイン
明るく見やすい42mmの大口径対物レンズを備えたトラディショナルデザインの双眼鏡です。レンズが大きいため暗い場所でも安定して見ることができ、バードウォッチングだけでなく天体観測などマルチに活躍してくれます。
New Mirageシリーズの453974中ではもっとも小さいサイズで、携帯しやすいのも魅力。ホールドしやすいので、手持ちでも観測しやすい双眼鏡です。アイレリーフが15.2mmと長いので眼鏡ユーザーの方にもおすすめですよ。
2位 ミザールテック 双眼鏡 MIZAR LD-218P

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ズーム倍率 :8倍
サイズ:縦38×横98×奥行き90mm
重量:144g
コンパクトに折りたたみができるから携帯性抜群
コンパクトで携帯性に優れ、取り回しのよい双眼鏡です。対物レンズ径は21mm、倍率は8倍で風景や野鳥を観測する上で不足を感じさせません。
本体重量は144gと軽量なので、持ち運びしやすいだけではなく長時間使用しても疲れにくいのもうれしいポイント。2軸で折りたたみができるため、カバンにも入れて手軽に持ち運びができます。登山や旅行、スポーツ観戦などにもおすすめです。
3位 Nikon 双眼鏡 MONARCH M7

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ズーム倍率:8倍
サイズ:高さ:142mm 幅:130mm 厚さ:57mm
重量:670g
野鳥観察・旅行・コンサートにも使えるオールラウンドな双眼鏡
高度な光学性能を有したハイスペックな双眼鏡。対物レンズ径42mmと大きめながら握りやすい形状を実現しており、長時間使用しても手が疲れにくいようになっています。
見掛視野60.3度の広視界タイプで、まるで目の前に対象がいるかのような臨場感溢れるシーンを見られるのもMONARCH M7の特徴です。迫力あるシーンを近くで見たいスポーツ観戦やコンサートなどにも活躍してくれる1台ですよ。
4位 Vixen アトレックIIHR8×25WP 14721-2

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ズーム倍率:8倍
サイズ:20.32 x 10.16 x 20.32 cm
重量:360g
三脚取り付けも可能だから長時間の使用におすすめ
接眼レンズにフラットナーレンズを取り込み、高い視野平坦性を実現した1台。中心像だけでなく端までうつくしくシャープな像を結んでくれます。明るくうつくしい像にこだわりたい方におすすめです。
アイレリーフは15mmのハイアポイント仕様。裸眼はもちろん、眼鏡ユーザーの方でも覗きやすい仕様になっています。別売りのキャリングビノホルダーを併用すればカメラの三脚に取り付けることもでき、星空観察なども楽に行えますよ。
5位 OLYMPUS 8X25WP II PUR

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ズーム倍率:8倍
サイズ:4.4 x 10.7 x 10.4 cm
重量:260g
25mm口径の明るいレンズを搭載
防水機能が付いた本格派モデルながら、折りたたみ可能で持ち運びしやすいバードウォッチング用双眼鏡。最短焦点距離が1.5mで、野鳥だけでなく昆虫や花の観察にも適しています。
防水機能はJIS保護等級7級相当。水深1mに5分つけても問題ないレベルの防水性能を備えています。目幅・ピントを合わせやすく、初心者の方にもおすすめです。コンパクトな本格派を求める方にも適しているでしょう。
6位 PENTAX AD 8×36 WP 62851

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ズーム倍率:8倍
サイズ:5.3 x 12.9 x 15.5 cm
重量:640g
明るさと持ちやすさを兼ね揃えた高性能モデル
口径36mmで明るく対象がクリアに見える双眼鏡です。透過率アップコーティングでシャープな見え味を備えているのも特徴。持ち歩きもしやすいコンパクトな設計で、長時間使用しても疲れにくくできています。
JIS保護等級6級相当の防水性能を備え、水洗いも可能。耐油コーティングが施されており、油がついても軽く拭き取るだけで落とすことができます。明るく見えることに長けており、口コミでも評価の高い双眼鏡ですよ。
7位 Canon 双眼鏡 BINO10X30IS2

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ズーム倍率:10倍
サイズ:12.7 x 7 x 15 cm
重量:600g
手ブレ補正機能搭載で、動きの速い鳥も見逃さない
安定した見心地を求める方におすすめなのが、CanonのBINO10X30IS2です。ブレに応じて形を変えるレンズが光の屈折方向を変化させて像を安定。手持ちでもレンズ本来の高解像度を活かした像を得ることができます。
本体は小型ではないものの、手ブレ補正機能により別途三脚を持ち歩く必要がなく荷物を減らせるのもうれしいポイント。フロントカバーの光沢を抑えたマット仕上げで、警戒心の強い野鳥に対する配慮と高級感を両立させています。
8位 PENTAX 双眼鏡 PAPILIOII6.5×21 62001

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ズーム倍率:6.5倍
サイズ:11 x 11.4 x 5.5 cm
重量:290g
手のひらサイズだから女性やお子さんでも使いやすい
通常の双眼鏡としてはもちろん、独自技術で50cmまで近付き観察ができる1台。花や昆虫などの小さな対象も鮮明な像で観察できます。野鳥観察だけでなくマクロ観察も行いたい方におすすめです。
非球面レンズを採用しているのも特徴のひとつ。非球面レンズにより視野周辺まで歪みの少ないクリアな視野を実現しています。15mmのロングアイレリーフ設計で、眼鏡をかけた状態でも視野が欠けることなく覗けるのもおすすめのポイントです。
9位 Carl Zeiss TERRA ED Pocket 10×25

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ズーム倍率:10倍
サイズ:21.5 x 14.7 x 8.3 cm
重量:310g
温度変化による曇りの発生を抑える
TERRA EDは、二軸で折りたたみが可能な持ち運びしやすいモデル。310gの軽量ボディで携帯しやすく疲れにくいため、長時間の使用にも適しています。
レンズにはホコリや水滴が付着するのを防ぐ加工が施されているのも特徴。内部には窒素ガスが封入されているため、温度変化による曇りの発生を抑えてくれます。-20~63度までの過酷な環境下でも使用できるタフネスさも魅力ですよ。
10位 ATHENA FUTURES 子ども用双眼鏡

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ズーム倍率:8倍
サイズ:10.1×10.1×4.5cm
重量:308g
鳥の図鑑がセットになった双眼鏡
お子さんの初めての双眼鏡におすすめなのがこの商品。お子さんでも扱いやすくポケットにも入れやすい小型のモデルながら、強度と耐久性を備えた頼もしい双眼鏡です。倍率は8倍で、素早い野鳥も安定して観察が行えます。
フルカラーの小冊子が付属しているのも特徴のひとつ。異なる特性を持つ鳥が記載されており、冊子を確認しながらバードウォッチングをすることで自然への理解が高まるでしょう。直感的に使用できる取り回しのよさも魅力の1台です。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
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![]() Kenko 双眼鏡 New Mirage8×42 103172
1
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4,780円 |
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![]() ミザールテック 双眼鏡 MIZAR LD-2……
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![]() Nikon 双眼鏡 MONARCH M7
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48,429円 |
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![]() Vixen アトレックIIHR8×25WP 14721-2
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![]() OLYMPUS 8X25WP II PUR
5
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7,999円 |
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![]() PENTAX AD 8×36 WP 62851
6
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14,463円 |
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|
![]() Canon 双眼鏡 BINO10X30IS2
7
|
56,900円 |
|
|
![]() PENTAX 双眼鏡 PAPILIOII6.5×21 62……
8
|
10,200円 |
|
|
![]() Carl Zeiss TERRA ED Pocket 10×25
9
|
46,000円 |
3.8 |
|
![]() ATHENA FUTURES 子ども用双眼鏡
10
|
2,950円 |
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まとめ
バードウォッチング用の双眼鏡は、携帯性や見やすさを加味して対物レンズ径を選びましょう。ハイキングや散歩中に野鳥観察をするのであれば小型で持ち運びしやすいものがおすすめですが、対物レンズ径が小さいと暗い場所では見えにくいので注意が必要です。
また、野外で行うバードウォッチングは急な天候変化に備えることも大切。防水性能を備えた双眼鏡なら雨や雪に強いだけでなく、レンズが曇りにくいので扱いやすいでしょう。野鳥だけでなく花や昆虫も観察したい方は、マクロ観察が可能な双眼鏡を選んでくださいね。