熱帯魚を飼育する際に用意しておきたいアイテムのひとつが餌です。自宅にある食材を与える方も多いかもしれませんが、それだけでは必要な栄養を補えないので専用の餌を取り入れるようにしたいです。
そこで今回は、熱帯魚の餌の選び方とおすすめ人気ランキング10選を紹介します。ランキングを参考に、飼育する種類や年齢も考慮しながらお気に入りの餌を選んでみてください。
熱帯魚の餌の選び方
餌の選び方は、大きく分けて5つのポイントがあります。軽さや種類、消費期限など着目したい箇所がいくつかあるので順番に見ていきましょう。
沈下性・浮遊性など魚の口の形や位置に合わせて「餌の軽さ」で選ぶ
主に沈下性・浮遊性の2種類があり、魚の種類によって使い分けることが望ましいです。食いつきやお手入れの面にも関わってくるので、選ぶ際は慎重に検討してみてください。
プレコやコリドラスなど海底にすんでいる海底に住んでいる魚には「沈下性」の餌が便利
プレコやコリドラスなど、海底に住処がある魚には沈下性のある餌を選ぶとよいです。沈下性はその名の通り、水に入れることで下に沈む仕組みになっているので、海底にいる魚でも餌を食べることができます。
一方で、水槽が汚れてしまうデメリットもあるので、与える量や頻度は食いつきに合わせるようにしましょう。
金魚やグッピーなど口が上向きについている魚は「浮遊性」の餌が使いやすい
止まることなく泳ぎ続ける魚には、浮遊性のある餌がおすすめです。上に浮かぶので口が上向きについている魚も食べやすく、ふやけにくいので快適に餌を食べることができるでしょう。
商品によって粒のサイズが異なるので、年齢や身体の大きさも考慮しながら選ぶと食いつきもよくなります。
魚の食の好みや栄養バランスにも考慮して「餌の種類」で選ぶ
人工飼料・生き餌・冷凍飼料・フリーズドライなど、餌の種類は幅広くあります。自然界で食べるものから人工的に作られた栄養バランスが整ったものまで豊富にあるので、好みに合わせて選んでみてください。
栄養バランスに優れどの魚にも使用できる「人工飼料」はコスパがよい
人工飼料は、栄養バランスなどを計算されて作られた栄養源が詰まった種類です。初めて餌を購入する方や、栄養バランスが気になる方は人工飼料を取り入れるとよいです。
また、好き嫌いなくどの魚にも使いやすいので長期間与えることができ、コスパがよいのもメリットと言えるでしょう。
ガーやナイフフィッシュなどの大型の熱帯魚には、金魚やメダカなどの「生き餌」が最適
人工飼料だけでは満足できない大型の熱帯魚には、自然界と同じように生き餌を与えることもあります。また、動くものを主食とする魚も多いので、特性に合わせて生き餌を活用することもおすすめです。
生き餌は、鮮度も栄養価もたかいので人工飼料を受け付けない稚魚にも適しています。購入する際は、アクアリウムの専門店を通すことで適した商品が手に入るでしょう。
消費期限が長い「冷凍飼料」はストックしておくといざという時にも活用できて便利
生き餌を丸ごと冷凍した冷凍飼料は、栄養価が高く消費期限が長いのでいざという時も使えて便利です。また、1度冷凍することで殺菌の効果もあるので安心して与えることができます。
餌を始めたばかりの稚魚や、元気のない魚に活用してみるのもおすすめです。
赤虫やオミアミなど、栄養源が豊富でそのまま餌として使用できる「フリーズドライ」は扱いやすい
そのまま水槽に入れて与えることができるので、扱いやすく人気の高い種類です。魚の成長に欠かせないカルシウムやビタミンなどがふんだんに含まれているので、成長期の魚に取り入れるのが望ましいです。
また、比較的安価で購入できるのでコスパがよいと言えるでしょう。
ビタミンが配合されている餌は魚の成長面をサポートしたい時に活躍
魚に必要な栄養素が含まれている餌でも、ビタミンが配合されているものは少ないです。ビタミンは健康面をサポートする上で欠かせない成分なので、餌を選ぶときは含有量にも着目して購入するようにしましょう。
ビタミンを摂取することで、いつまでも生き生きと健康を維持することができます。
稚魚・幼魚など、魚の年齢やサイズに合わせて餌の粒の大きさを工夫してみよう
餌の大きさは商品によって異なるので、飼っている魚の大きさや口の大きさに合わせて選ぶとよいです。サイズが合っていない餌は食べない傾向にあるので、与えた際はしっかり食べているかよく確認しておくことが大切と言えます。
成長に合わせて身体や口の大きさも変わってくるので、その都度取り入れる餌を検討するのが望ましいです。
魚が消化不良を起こさないためにも「消費期限」はしっかり守る
消費期限が設けられている餌は、期限を過ぎると酸化してしまいカビが生える可能性があります。魚が酸化した餌を食べると消化不良を起こし、免疫の弱い魚は最悪の場合命を落とす可能性もあるので消費期限はしっかりと守りましょう。
大量に購入するとコストを抑えることができる一方で、トラブルになる可能性もあるので注意が必要です。
熱帯魚の餌のおすすめ人気ランキング10選
ここからは、熱帯魚の餌のおすすめ人気ランキング10選を紹介します。ランクインしている商品はどれも人気が高いので、餌選びの際の参考にしてみてください。また、飼育している魚の種類や身体の大きさにも着目して選ぶとぴったりの餌が見つかります。
1位 テトラ テトラミン
内容量:52g
原材料 :フィッシュミール、穀類、酵母、植物性蛋白、シュリンプミール、油脂、海藻、糖類、レシチン、β-グルカン、ビタミン類、ミネラル類
与え方:1日最低2~3回、3分以内で食べ尽くす量を与える
善玉菌配合で健康を維持し免疫力を保つことに特化している
40種類以上の原料をふんだんに使用して作られた商品で、栄養バランスに優れ健康面をサポートしたい時に役立ちます。また、善玉菌が配合されており腸内環境を整える際にも活用するとよいです。
消化吸収に優れたフレークタイプの餌は、排泄物が減り水槽を汚すことも少ないのでお手入れの面でも人気が高いです。
2位 ヒカリ ネオプロス
内容量 :150g
原材料 :フィッシュミール、グルテンミール、大豆ミール、でんぷん類、イカミール、ビール酵母、オキアミミール
与え方:1日数回、2~3分以内で食べ尽くす量を与える
2つの成分が排泄物や残った餌を分解するので水質を安定させることができる
水中で働く2つの善玉菌が排泄物・残った餌を分解するので水質を安定させることができ、掃除の手間がかからないのでお手入れが楽になります。また、消化吸収が早いので魚の健康面をサポートしたい時に活用するのもおすすめです。
旨味を追求し、嗜好性が高いのでどの魚も喜んで食べること間違いなしです。
3位 ジェックス グッピー元気
内容量 :52g
原材料 :小麦粉、フィッシュミール、シュリンプミール、大豆、ドライイースト、ミネラル類(リン、カルシウム、カリウム、鉄)、ビタミン類(A、B、D3、E)、スピルリナ、増粘安定剤(グルテン)、着色料
与え方:1日1~2回、5分以内で食べ尽くす量を与える
3つの善玉菌配合で腸内環境を整える
乳酸菌・納豆菌・酵母菌の3種類が配合され、腸内環境を整えるので魚の寿命が長くなり健康に過ごすことができるので、餌選びに迷っている方にもおすすめです。
さらに、稚魚でも食べやすいフレークタイプなので、1つ持っておくと成長しても与えることができるのでコスパがよいです。
4位 B-blast 究極の餌
内容量 :100g
原材料 :オキアミミール、魚粉、イカミール、グルコサミン、乳酸菌、バチルス菌、ニンニク粉末
与え方:1日1~2回、1~2分以内で食べ尽くす量を与える
高栄養素・高タンパクで豊富な栄養源が魅力的
魚に必要な栄養を補うことができ、嗜好性も高いので食いつきがよいのが魅力のひとつです。1日1~2回、1~2分で食べきれる量を目安に与えることで、健康にすくすくと育つでしょう。
さらに、BX菌(バチルス菌の一種)が消化吸収を助けるので排泄物が減り、水槽の汚れも軽減させることができます。
5位 ヒカリ ひかりクレスト カーニバル
内容量 :210g
原材料 :粗タンパク質、粗脂肪、粗繊維、粗灰分、水分、リン
与え方:1日1~2回、数分で食べ尽くす量を与える
肉食魚に適した餌で、与えることで健康体を保つことができる
生き餌よりも栄養価が高い、完全栄養食としても人気が高い商品です。肉食魚に適しているのでそのほかの魚に与える際は、様子を見ながら食いつきを確認しておくとよいでしょう。また、たんぱく質が40%以上含まれているのも嬉しいポイントです。
稚魚や身体が弱った魚にもおすすめなので、商品選びの際の参考にしてみてください。
6位 ヒカリ クレストフリーク ボトムズ
内容量 :250g
原材料 :ー
与え方:1日1回で食べ尽くす量を与える
沈下性があるので海底にすむ大型熱帯魚にも最適
消化吸収が早いので、排泄物の浮遊が少なくお手入れがしやすいです。沈下性のある餌は、海底に住む魚に与えることでお腹を満たすことができるのでおすすめです。
粒のサイズが大きいので稚魚に与える場合は、小さく割って与えるもしくは個数を減らすなどの工夫をしましょう。
7位 ヒカリ 乾燥 赤虫
内容量 :5g
原材料 :蛋白質、脂質、粗繊維、灰分
与え方:ー
魚が喜ぶ赤虫は食いつきもよく栄養も補えるので一石二鳥
高タンパク天然飼料が魅力の赤虫は、魚の食いつきがよいので初めて餌を与える方にも適しています。フリーズドライ加工されているので消費期限が長く、劣化しにくいのも嬉しいポイントです。
食べムラや食いつきがある魚には、ぜひこちらの商品をご検討ください。
8位 テトラ クリル-E
内容量 :100g
原材料 :ー
与え方:ー
アスタキサンチンを豊富に含んでいるので色揚げ効果も抜群
天然のオキアミをそのまま冷凍したドライフードで嗜好性が高く、風味を損なうことなく生き餌同様の味が楽しめます。また、たんぱく質・アスタキサンチンの含有量が多いので色揚げ効果も期待できます。
小型はもちろん、中・大型熱帯魚にも適しているので1つ持っておくと幅広いシーンで活躍するでしょう。
9位 ヒカリ クリーンベビーブラインシュリンプ
内容量 :50g
原材料 :ブラインシュリンプ、水、ビタミンB12、ビタミンB6、安定型ビタミンC、ビタミンB2、ビタミンB1、ビオチン、塩化コリン、葉酸、パントテン酸、イノシトール、ナイアシン、DHA、EPA
与え方:ー
ビタミンが含まれた冷凍飼料で健康面をサポートする際に役立つ
ビタミン・DHA・EPAなどが配合された冷凍飼料は、健康面でサポートしたい時に役立ちます。また、手を汚すことなく与えることができるので手間がかからないのも嬉しいです。成長期の魚や栄養が必要な稚魚に与えると成長を促す効果が期待できます。
冷凍飼料は長期間保存ができストックしておくことが可能なので、いざという時にも活用できて便利です。
10位 メダカ学園 オオミジンコ
内容量 :200ml
原材料 :ー
与え方:ー
大容量タイプの生き餌で身体が弱った際にも大活躍
生き餌は魚が1番好むタイプの餌で、栄養源が豊富なので稚魚や身体が弱っている魚にもおすすめです。また、大きさの異なるミジンコが50~100匹入っているので、多匹飼いしている方にとっても活用できる商品です。
メダカほどの大きさの魚でも食べられるので目安にしてみてください。
熱帯魚の餌の与え方は頻度や量を意識しよう
餌を与える頻度は、1日1~2回が望ましいです。また、1回につき5~6分ほどで食べきれる量を与えると、消化不良を起こすことなく完食することができます。餌の量は個体の大きさによっても変わってくるので、購入した商品の説明を参考に適量を与えるようにしましょう。
数字はあくまでも目安なので、身体の大きさに関わらず飼育している魚に合わせて餌を与えるとよいです。
餌を切らした時に与えてもよい代用品は事前に確認しておこう
代用品は、人間が食べているものと同じ食材を与えても問題ありません。おすすめは、パン・お米・麩などが挙げられます。中でも麩は好物なので小さくしてから与えると食いつきがよいです。
肉やお惣菜が入っている油脂が多いパンなどは、消化不良を起こす上水槽も汚れてしまうので適していません。また、野菜なども農薬が使われている場合があるので避けると安心です。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
テトラ テトラミン
1
|
298円 |
4.49 |
|
ヒカリ ネオプロス
2
|
770円 |
4.46 |
|
ジェックス グッピー元気
3
|
267円 |
4.39 |
|
B-blast 究極の餌
4
|
495円 |
4.48 |
|
ヒカリ ひかりクレスト カーニバル
5
|
1,076円 |
|
|
ヒカリ クレストフリーク ボトムズ
6
|
832円 |
4.33 |
|
ヒカリ 乾燥 赤虫
7
|
185円 |
4.35 |
|
テトラ クリル-E
8
|
980円 |
|
|
ヒカリ クリーンベビーブラインシ……
9
|
1,980円 |
|
|
メダカ学園 オオミジンコ
10
|
880円 |
4.35 |
|
まとめ
熱帯魚の餌の選び方とおすすめ人気ランキング10選を紹介しました。魚の種類や個体のサイズに合ったものを選ぶことで食いつきがよくなり、完食してくれます。成長に伴い口の大きさも変化するので、餌をその都度変える工夫も必要です。
選び方のポイントに着目しながらランクインしている商品を参考に、長く愛用できる餌を選んでみてください。