据置型IHクッキングヒーターは、電気の力で調理できるキッチン家電。工事不要で設置できて、お手入れのしやすさが魅力です。パナソニックや日立などから販売されていますが、2口・3口のもの、グリル付きなどさまざまで、選ぶ際に迷ってしまうでしょう。
そこでこの記事では、据置型IHクッキングヒーターの選び方とおすすめ人気ランキング10選をご紹介します。人気のオールメタルから高火力の200Vモデルまで、あなたのお気に入りの製品を見つけて、安心・快適なキッチン環境を作りましょう。
据置型IHクッキングヒーターの選び方
据置型IHクッキングヒーターを選ぶ際に、重要な7つのポイントを見ていきましょう。
アルミ鍋・銅鍋も使用可能!使いたい鍋の種類にあわせて「加熱タイプ」を選ぼう
据置型IHクッキングヒーターは鉄・ステンレス加熱タイプと、アルミ鍋や銅鍋も使えるオールメタル加熱タイプの2種類にわかれます。購入予算・自分が使いたい鍋の素材にあわせて加熱タイプを選びましょう。
鉄鍋・ステンレス鍋には、種類豊富でお手頃価格の「鉄・ステンレス加熱タイプ」

現在、鉄鍋やステンレス鍋をメインに使用している方には鉄・ステンレス加熱タイプがおすすめ。オールメタル加熱タイプよりも安価に購入できて、種類も豊富なので、多くの選択肢から自分にぴったりのモデルを探せます。
一方で、アルミ鍋や銅鍋は使用できないので注意が必要です。手持ちの鍋の素材がわからない場合は、鍋の底に磁石をくっつけてみると、種類が判別できます。磁石がくっつけば、鉄・ステンレス製の鍋、磁石がくっつかなければ、アルミ・銅製の鍋でしょう。
アルミ鍋から銅鍋まで、すべての金属鍋が使用できる「オールメタル加熱タイプ」

鉄鍋やステンレス鍋に限らず、アルミ鍋や銅鍋などすべての金属鍋を使用したい方には、オールメタル加熱タイプがおすすめ。IH対応の鍋を新たに購入する必要がなく、手持ちの鍋をそのまま使用できます。
鉄・ステンレスタイプと比較して、価格が高いことがデメリットです。なかには安価なモデルもありますが、2口ヒーターのうち、片側だけがオールメタル対応になっている場合があるので、事前に仕様をよく確認してから購入しましょう。
土鍋・陶磁器製の鍋はIH非対応、カセットコンロを使用するのがおすすめ

土鍋や陶磁器製の鍋はIH非対応なので注意してください。冬の寒い時期などに鍋を囲むときは、カセットコンロを使用するのがおすすめ。停電時など、電力が使えない状況でも安定して使えるので、万が一の備えとしても役立ちます。
予算がある方は、新たにIH 対応の土鍋に買い替えるのもよいでしょう。IH非対応の土鍋と比較して、新しい製品が多く、軽さや熱伝導率のよさなど機能面が優れているので、より美味しく調理できます。
時短に役立つ自動調理機能から安全に使える火災防止機能まで、「便利な機能」をチェックしよう
IHクッキングヒーターには、時短に役立つ自動調理機能や火事を未然に防ぐ火災防止機能など、さまざまな便利な機能が搭載されています。機能の違いで、使い勝手や安全性など大きく変わるので、購入前に特徴をしっかり確認しましょう。
お手入れ簡単の焼き網なしモデルがおすすめ、料理のレパートリーが増える「グリル機能」

グリル機能がついている製品なら、ローストビーフから焼き魚まで、さまざまな料理を作れます。両面焼き対応モデルなら、ひっくり返す手間が省けるので、調理時間の短縮ができるでしょう。
なかでも焼き網なしモデルがおすすめです。焼き網に食材がくっつく心配がないので、お手入れのしやすさが抜群。おもなお手入れはグリルや扉を洗うだけなので、家事の時間をできるだけ短縮したい方にぴったりです。
温度調整の難しい揚げ物も◎、こまかな調整で焼き加減自在の「温度段階調節機能」

据置型IHクッキングヒーターはボタンを押して火力を調整する、温度段階調節機能が搭載されています。モデルによって調整できる段階はさまざま。少ないものだと5段階、多いものだと10段階の温度調整が可能です。
おすすめするのが揚げ物モードが搭載されているモデル。100°~200°の間でこまかな温度調節ができるので、唐揚げや天ぷらなど温度調節の難しい揚げ物も失敗せずに作れます。
センサー機能で温度を自動管理、ながら料理で時短に役立つ「自動調理機能」

自動調理機能が搭載されている製品なら、センサーで食材の温度を自動管理してくれます。ガスコンロのように、常に火加減を確認しなくてもいいので、レシピを見たり、ほかの料理に取りかかったりなど効率的に調理できるでしょう。
一方で、モデルによって対応できるレシピの数が大きく変わるので注意してください。自分の作りたいレシピに対応しているのか、レシピの応用が利くのか、仕様をよく確認にしておくとミスマッチを防げます。
災害時や子供がいる家庭でも安心、火事を未然に防いでくれる「火災防止機能」

地震感知や誤作動防止など、火災防止機能が搭載されているか確認しましょう。とくに小さな子供や認知症の高齢者がいる家庭の方は、安全機能が充実しているモデルを選ぶと、安心して利用できます。
おすすめするのが、空だき防止機能・異常高温防止機能・自動電源オフが搭載されているモデル。IHクッキングヒーターで一番多い事故原因、火の消し忘れを防ぎ、火事のリスクを大きく減らせます。
スタンド付きモデルなら高さの調節可能、設置場所にあわせて「サイズ」を選ぼう

据置型IHクッキングヒーターを購入する際には、事前に設置場所の縦幅・横幅を調べておきましょう。ぴったりサイズを選ぶと、調理の際に食材が隙間に落ちることがないので、お手入れがラクになります。
また、高さも重要なポイント。高さがあわないと、調理効率が悪くなったり、無理な姿勢で腰を痛めたりすることがあります。スタンド付きモデルなら、スタンドの付け外しで高さを調節できるので、身長が高い方にもおすすめです。
2口ヒーターなら効率的に料理できる!家族の人数にあわせて「ヒーターの数」を選ぼう

製品によって1口~3口までヒータの数が異なります。数が多いほど同時に調理できる量も増え、料理効率があがるでしょう。3、4人家族なら2口ヒーターがおすすめです。メイン料理プラス、汁物など2品同時に調理できるので、調理時間が短縮できます。
独身の方や、あまり料理しない方には1口ヒーターが最適。調理スペースを最小限にできることに加えて、小型なので卓上用としても転用できます。
3口ヒーターは、5人以上の家族におすすめです。一度に大量調理できるので、週末にお弁当の作り置きをしたいときなどに活躍するでしょう。
掃除が難しい、グリル内部や通風口の「お手入れのしやすさ」をチェックしよう

グリルや排気パネルが、取り外して丸洗いできるかチェックすることも重要です。グリル内部や通風口は内側に汚れが溜まるので、掃除に手間がかかる部分。着脱式なら、こまかな汚れも水で洗い流せるので、お手入れの時間を短縮できます。
グリルは網を洗う手間がない、網なしモデルがおすすめです。もし網を使用したグリルを購入するなら、受け皿に水を入れる、水ありモデルがいいでしょう。食材の油や汚れが直接受け皿に付着しないので、食器用洗剤で洗えば、簡単に汚れを落とせます。
100Vなら家庭用コンセントが使えて工事不要、最大火力に関わる「電圧」をチェックしよう

電圧は100Vと200Vの2種類にわかれます。100Vなら一般家庭用のコンセントで使えるので、購入した日から使用可能です。一方で、200Vの製品と比べて、最大火力約1400Wと低いので、お湯を沸かすなど火力が必要な調理には時間がかかるでしょう。
200Vの製品は最大火力約2500Wの高火力が魅力。お湯を沸かすのはもちろん、素早く火を通せるので、食材の食感を損ねず、おいしく調理できます。デメリットとして、200Vは一般家庭用コンセントでは使用できず、切替工事が必要なので注意してください。
静音設計された30デシベル以下がおすすめ、静かに調理できる「静音性」をチェックしよう

静音性をチェックするのも欠かせません。選ぶ基準として軽視されがちですが、実際使用してみると想像よりも音がして、気が散ってしまうなど、大きな不満につながりやすいポイントでもあります。
そこでおすすめするのが、静音設計された運転音30デシベル以下のモデル。深夜の郊外・小さなささやき声程度の運転音なので、音に気を取られることなく、調理に集中できるでしょう。
据置型IHクッキングヒーターのおすすめ人気ランキング10選
ここからは、据置型IHクッキングヒーターのおすすめ人気ランキング10選をご紹介します。人気メーカーのアイリスオーヤマや安全機能に優れた製品まで紹介しているので、ぜひ購入の際に参考にしてくださいね。
1位 アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 2口IHコンロ(脚無) IHK-W13-B

wowma.jp
重量:5.5kg
ヒーターの数:2
消費電力:1400W
機能:温度段階調節機能/火災防止機能
運転音約30デシベルの静音設計、深夜の調理にも◎
人気メーカー、アイリスオーヤマの据置型IHクッキングヒーターです。静音設計されており、運転音が30デシベルほどなので、音に気を取られずに調理可能。家族が寝静まった深夜でも、気を使わずに調理できるでしょう。
100Vなので、工事不要で購入した日から使用できることもポイント。設置場所に置いて、電源をコンセントに挿すだけで使えるので、面倒な組み立て・設置が苦手な方にもおすすめです。
2位 YAMAZEN(山善) 2口IH調理器 YEM-W1456

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重量:6kg
ヒーターの数:2
消費電力:1400W
機能:温度段階調節機能/火災防止機能
7つの安全機能で火事防止、子育て家庭におすすめ
YAMAZENの据置型IHクッキングヒーターです。空焚き防止機能や電源自動OFF機能など、7つの安全機能が搭載されており、火の消し忘れによる火災リスクを大きく減らせます。火の元から目を離しがちな、子育て家庭におすすめです。
実売価格13,000円ほどとコスパに優れている点も見逃せません。工事不要の100Vなので、ガスコンロをメインに使う家庭のサブ機としても、気軽に購入できるでしょう。
3位 アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 2口IHクッキングヒーター IHC-SG221

yahoo.co.jp
重量:16.8kg
ヒーターの数:2
消費電力:4000W
機能:グリル機能/温度段階調節機能/火災防止機能
グリル自動調理機能で、焼き加減自在にラクラク調理
アイリスオーヤマのグリル付き据置型IHクッキングヒーターです。グリル自動調理機能が搭載されており、具材を入れるだけで、手軽に調理可能。弱・中・強と3段階に火力調節できるので、好みや食材にあわせて、自在に焼き加減を変えられます。
200Vを活かした最大約2500Wの高火力も魅力的。お湯をすぐに沸かせるのはもちろん、中華料理など火力を必要とする本格料理にも挑戦できるでしょう。
4位 Panasonic(パナソニック) IHクッキングヒーター KZ-KB21E

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重量:18.1kg
ヒーターの数:2
消費電力:4.0kW
機能:グリル機能/温度段階調節機能/火災防止機能
10段階温度調節で、蒸しから揚げまで最適火力で調理
パナソニックの据置型IHクッキングヒーターです。10段階の温度調節機能が搭載されており、100Wのとろ火から3000Wの高火力まで調節できます。蒸し料理から揚げ料理まで、最適な温度調節ができるので、素材のうまみを最大限に活かした調理ができるでしょう。
タイマー機能が搭載されている点も見逃せません。カレーなど煮込み料理をする際に、タイマーを設定すれば、設定時間で自動OFFしてくれます。レシピを見たり、ほかの料理に取りかかったりなど、ながら料理で調理時間を短縮したい方にもおすすめです。
5位 Panasonic(パナソニック) IHクッキングヒーター KZ-E60KM

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重量:19.9kg
ヒーターの数:2
消費電力:4.0kW
機能:グリル機能/温度段階調節機能
両面焼きグリルで料理の効率化、網なしで掃除も簡単
パナソニックのグリル付き据置型IHクッキングヒーター。両面焼きに対応しているので、食材をひっくり返す手間が省けて、調理工程・調理時間の短縮ができます。また、網なしモデルなので、面倒な焼き網の手洗いが不要、お手入れがしやすい製品です。
ヒーター右側がオールメタル加熱タイプになっているのもポイント。アルミ鍋から銅鍋まで、すべての金属鍋が使用できるので、新たにIH対応の鍋を購入せずに、手持ちの鍋で料理できるでしょう。
6位 三菱電機(Mitsubishi Electric) IHクッキングヒーター CS-G29CS20A

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重量:21kg
ヒーターの数:2
消費電力:4000W
機能:グリル機能
地震感知機能で、万が一のときは自動OFFで火事防止
三菱電機の据置型IHクッキングヒーターです。火事防止機能のなかでも珍しい、地震感知機能を搭載しているのがポイント。地震を感知したら、自動で電源OFFできるので、パニックに陥りやすい災害時の状況でも、火災リスクを減らせます。
グリルに脱煙フィルタークリーニング機能が搭載されているのも見逃せません。グリル調理後に、脱煙ファンが作動して、フィルターについた汚れを自動で落としてくれるので、お手入れ時間の短縮ができます。
7位 Panasonic(パナソニック) IHクッキングヒーター KZ-KG22E

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重量:18kg
ヒーターの数:2
消費電力:4.0kW
機能:グリル機能/温度段階調節機能/火災防止機能
排気パネルの丸洗い可能!お手入れ簡単で、常に清潔に
パナソニックのグリル付き据置型IHクッキングヒーターです。掃除が難しい排気パネルや排気口カバーが丸洗いできることが特徴。網目に詰まったこまかなゴミや油よごれも、食器用洗剤で洗い流せば、簡単に汚れを落とせます。
使用中にヒーター部分が赤色に点灯する、光るリングを搭載しているのもメリットです。鍋を置く正しい位置がわかりやすくなるだけでなく、ヒーターの切り忘れ防止にも繋がり、火災リスクを減らせます。
8位 Sandoo IHクッキングヒーター HA1910A

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重量:約3935g
ヒーターの数:2
消費電力:1400W
機能:温度段階調節機能/火災防止機能
保温機能搭載で、低電力でデキたての温かさを維持
Sandooの据置型IHクッキングヒーターです。保温機能が搭載されており、少ない電力でデキたての温かさを維持できます。食事の支度が早く済んでしまったときや、味噌汁など汁物の温かさを維持したいときに活躍するでしょう。
スタンドが付属しているので、高さの調節も可能。ねじを締めるだけで、簡単に取り付けられるので、組み立てが苦手な方にもおすすめです。
9位 HITACHI(日立) IHクッキングヒーター HT-32AG(K)

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重量:18.5kg
ヒーターの数:2
消費電力:4kW
機能:グリル機能/温度段階調節機能/自動調理機能
35種類のラク旨グリルレシピで、多彩な料理を食卓に
人気メーカー、HITACHIのグリル付き据置型IHクッキングヒーターです。自動調理メニュー30種類、手動調理メニュー5種類のラク旨グリルを搭載。料理のレパートリーが少ない人でも、焼き魚からローストビーフまで、多彩な料理を作れます。
グリルに揚げ物温めモードがあるのもポイントです。電子レンジで温めるよりカラッと仕上がり、サクサク食感を楽しめます。家事や仕事で忙しく、出来合いのもので食事を済ませたいときに活躍するでしょう。
10位 Sandoo 小型 IHクッキングヒーター HA1910M

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重量:3.5kg
ヒーターの数:2
消費電力:1400W
機能:温度段階調節機能/火災防止機能
据置から卓上まで、2WAYで楽しめるコンパクト型
Sandooの据置型IHクッキングヒーターです。横幅46cm・縦幅23cmのコンパクトなサイズなので、最小限のスペースで調理可能。据置用だけでなく、卓上用としても転用できる万能型なので、調理しながら食事を楽しむこともできます。
一方で、最大火力1200Wと火力が低いことに注意してください。高火力を必要とする調理は不得意なので、お湯を沸かすには電気ケトルを活用するなど、得意分野にあわせて使い分けすると、効率よく調理がすすめられるでしょう。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ……
1
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11,100円 |
4.25 |
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![]() YAMAZEN(山善) 2口IH調理器 YEM-……
2
|
12,800円 |
4.48 |
|
![]() アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ……
3
|
44,800円 |
4.15 |
|
![]() Panasonic(パナソニック) IHクッ……
4
|
71,800円 |
4.42 |
|
![]() Panasonic(パナソニック) IHクッ……
5
|
137,000円 |
|
|
![]() 三菱電機(Mitsubishi Electric) ……
6
|
68,233円 |
4.41 |
|
![]() Panasonic(パナソニック) IHクッ……
7
|
103,970円 |
|
|
![]() Sandoo IHクッキングヒーター HA19……
8
|
12,208円 |
4.3 |
|
![]() HITACHI(日立) IHクッキングヒー……
9
|
69,550円 |
|
|
![]() Sandoo 小型 IHクッキングヒーター……
10
|
10,899円 |
|
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まとめ
据置型IHクッキングヒーターを選ぶ際には、加熱タイプ・便利な機能など、使い勝手にあわせて選びましょう。予算がある方は、オールメタル対応の製品を選べば、素材を気にせず手持ちの鍋を使用できます。
安全機能は妥協しないように。火の消し忘れを防げる、空だき防止機能・自動電源OFF機能などが搭載されたモデルがおすすめです。この記事の選び方を参考に、ぜひあなたにぴったりの据置型IHクッキングヒーターを見つけてください。