キャンプや登山などアウトドア好きな人だけでなく、電気もガスも使えなくなったときの防災用としても人気の高い、ファイヤースターター。しかし、商品によっては口コミで火が起こしにくいと言われているものもあり、どれがいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は「ファイヤースターター」の選び方と、Amazonや楽天などの通販でも買えるおすすめ商品をランキング形式でご紹介。初心者も簡単に火起こしができるフェロセリウム・ストライカー付きで安いもの・ナイフがセットになったものもあるため、ぜひ参考にしてください。
ファイヤースターターとは、燃料なしで火起こしができる「火打石」のこと

電気もガスも使わずに自分で火を起こそうと思ったとき、木の棒などで地道に火起こしをするのは非常に大変で時間もかかります。しかしファイヤースターターを使えば、特別な燃料を使わなくても簡単に、マッチのような感覚で火を起こすことが可能です。
燃料となるロッド(本体)を少し削ったら、次はロッドを勢いよくこすって火花をちらし、先に削っておいた燃料に火花が着火すれば火起こし完了。キャンプなどのアウトドア用としてだけでなく、災害時用の燃料としてもひとつあれば便利ですよ。
ファイヤースターターの選び方
ファイヤースターターを選ぶ際に重要な3つのポイントを見ていきましょう。
発火点の違いで着火のしやすさに大きく差が出る「素材」をチェック
ファイヤースターターの素材には、おもに「フェロセリウム」と「マグネシウム合金」の2種類があります。それぞれ発火点の違いによる火の起こしやすさやコスパが大きく異なるため、自分にあった方を選びましょう。
発火点が約473℃と高くコツが必要だが、安くてコスパのいい「マグネシウム合金」

マグネシウム合金は、発火点が約473℃で高いため、初心者の方は火花を散らすのも着火させるのも少し難しいかもしれません。その代わり、100円ショップでも気軽に手に入るくらいコスパがよく、頻繁にキャンプで使う方などにはうってつけです。
コツを掴めばすぐに火を起こせるようになりますが、災害時用に常備する場合は、いざというときに使えないと困ってしまいます。どちらかというと中級者以上向けといえるでしょう。
発火点が約150℃〜180℃で、初心者でも簡単に火が起こせる「フェロセリウム」

フェロセリウムは、マグネシウム合金よりも発火点が約200℃低いため、簡単に火花を散らして着火させることができます。火花の燃焼温度も約3000℃と非常に高温なので、初心者の方でも簡単に火起こししやすいでしょう。
デメリットとしては、マグネシウム合金よりもコスパが悪いという点です。アウトドア好きな方など、使う頻度が多い場合は、マグネシウム合金のほうがお得といえます。
初心者やキャンプをよくする人ならとくに「扱いやすさ」も重要なポイント
ファイヤースターターの使いやすさは素材による着火のしやすさだけでなく、本体を削る際に持ちやすいかどうかや、持ち運びしやすいかどうかといった点も重要なポイント。自分の手になじむかどうかは、実際に実物を手で握ってみるのがベストです。
持ち手の素材はプラスチックや金属製もあるが、もっとも握りやすいのは「木製の柄」

シンプルな素材そのものの塊といった商品も多く売られていますが、使いやすさという点では少しマイナスでしょう。持ち手にはプラスチック製のものや金属製のものもありますが、もっとも握りやすいのは「木製の柄」です。
さらに木製の柄といってもじつにさまざまな形状のものがありますが、なるべく丸くて太い持ち手であればフィット感も良く、スムーズに火起こしができます。握りやすさよりもコンパクトさを重視する方は、人差し指と親指でつまめる柄付きのものもおすすめです。
ロッドは一度にたくさん削りやすく扱いやすい「長さ6cm前後で太さがある」ものがおすすめ

ファイヤースターターの本体であるロッドは削ったり勢いよく擦ったりと、使いやすさを決めるためのもっとも重要なポイントです。なるべく太さがあるもので、6cm前後の長さであれば長すぎず短すぎず扱いやすいでしょう。
ロッドは長ければ長いほど一度に削れる量が増え、火花を散らす際に擦りやすくなりますが、そのぶんコンパクトさには欠けてしまいます。そのため長すぎず短すぎない、ほどよいバランスのサイズ感が大切です。
持ち運ぶなら、ロッドを削るためのストライカーと「セット」になっているものが便利

ファイヤースターターはロッドと、ロッドを削ったり火花を散らすための「ストライカー」の両方があってはじめて使うことができます。ストライカーがない場合はナイフでも代用は可能ですが、使いやすさを求めるならストライカーがセットになっているものを選びましょう。
よく販売されているのはネックレスタイプのストライカーで、ロッドと一緒に首から下げることができます。ほかには手首にカチッとはめて持ち運べるブレスレットタイプや、スリムに持ち運びできる多機能なペンタイプなどもあるため、自分が好きなものを選んでくださいね。
防災用としても◎ホイッスル・LEDライト・ナイフ付きなど「多機能」なものも使い勝手がいい

ファイヤースターターはキャンプや釣りなどアウトドアが好きな人のための道具でもありますが、特別な燃料がいらないため防災用として常備する人も多いでしょう。防災用としては「サバイバルブレスレット」という、ファイヤースターターが付属した多機能なものもあります。
ファイヤースターターで着火したあとに、さらに火を大きく育てるための火吹き棒や、助けを呼ぶためのホイッスル、栓抜きがついたものなど、ついている機能の種類はさまざまです。また多機能タイプではなくても、そういったものを複数詰め込んだ防災セットも販売されていますよ。
ファイヤースターターのおすすめ人気ランキング10選
それではここから「ファイヤースターター」のおすすめ人気ランキングを発表していきます。木製の柄付きで初心者にも扱いやすいフェロセリウムや、災害時用の備えとしてちょうどいい収納袋付きのセットなどもありますので、気になるものがあればぜひチェックしてみてください。
1位 NHAM(ニャム) ファイヤースターター 561425441

wowma.jp
素材:フェロセリウム
使用可能回数:約15,000回
火花の出る量が多く小学1年生でも簡単に着火できる!
こちらはテレビ番組「VS嵐」のキャンプ対決で「極太ファイヤースターター」として紹介された、木製の柄が持ちやすいフェロセリウムのファイヤースターターです。ストライカーと紐でセットになっており、持ち運びにも便利。とにかく着火しやすさが抜群です。
口コミでは「小学1年生の我が子がキッチンペーパーを薄く裂いた紙に簡単に着火できました」「火花の出る量も使いやすさもとても良い」と大好評でした。
2位 Chileeany ファイヤースターター

yahoo.co.jp
素材:フェロセリウム/マグネシウム合金
使用可能回数:約30,000回
たっぷり削ってもなくなる気がしない!太く使いやすい
こちらは持ち手がついていない、シンプルなマグネシウム合金のファイヤースターターです。簡単な物差しとしても使える目盛り付き・栓抜きとしても使える多機能ストライカーが紐でセットになっています。
口コミでは「太くて長いから大変使いやすい」「結構大きい火花が出ました」「いくら削っても減りそうにない」「太めで質量あるから一生ものですね」などの声がありました。
3位 Jialefu ファイヤースターター

wowma.jp
素材:マグネシウム合金
使用可能回数:-
ポケットに入るスリムなペンケース型サバイバルセット
こちらはスリムな金属製のペンケースのようなものに、ファイヤースターターと火吹き棒が収納できるサバイバルセットです。もちろんストライカーもセットになっていて、目盛りと栓抜き機能つき。ポケットに入れて気軽に持ち運ぶことができます。
口コミでは「キャンプを全くしたことがない初心者ですが、簡単に火をつけることができました」「火吹き棒最高!」「携帯生もよく使い勝手のよい商品」といった声がありました。
4位 ZEN Camps ファイヤースターター 570363580

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素材:フェロセリウム
使用可能回数:20,000回以上
初心者でも火花を散らしやすい!持ちやすくて安心感◎
こちらは火花の量を最大化できる、オリジナルブレンドの素材を使用したフェロセリウムのファイヤースターターです。持ち手なしですがロッドが大きいため、初心者の方でも扱いやすく作られています。削り心地もよく、摩擦熱が発生しやすい絶妙な形です。
口コミでは「ロッドが太く、安心感を持って扱えます」「火花の量が多くて頼もしい限り」「軽い力で擦れる」「一発で火がつきました」などの声がありました。
5位 Ribitek ファイヤースターター 折りたたみナイフ ホイッスル 火吹き棒 5点緊急用セット

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素材:マグネシウム合金
使用可能回数:-
多少コツはいるが、防災用としては十分なセット
こちらはストライカー付きのファイヤースターター・火吹き棒・折りたたみナイフ・ホイッスルがひとつの収納袋に入った、防災用としてもおすすめのセットです。ファイヤースターターはマグネシウム合金製で、ストライカーには栓抜きもついています。
口コミでは「とてもコンパクトです」「多少コツはいるけど、入門編としてはまずまず」「キャンプ初心者には十分なセットでした」などの声がありました。
6位 Ganydet ファイヤースターター 564121498

wowma.jp
素材:フェロセリウム
使用可能回数:約20000回
コンパクトだが太くて扱いやすく、初心者にもやさしい
こちらは削りやすく火花を散らしやすい六角形の、フェロセリウムのファイヤースターターです。摩擦を起こしやすいため初心者でも簡単に火花が出せます。手のひらサイズですが、太めなので持ちやすいでしょう。ストライカーもセットになっています。
口コミでは「普通のファイヤースターターと比べると太く重量感があります」「小学生の子供でもあっけないほど簡単に着火します」などといった声がありました。
7位 sun’s hill ファイヤースターター カラビナケース付 532648346

wowma.jp
素材:マグネシウム合金
使用可能回数:-
持ちやすい木製の柄・火吹き棒やホイッスルもセットに
こちらは木製の柄がついたマグネシウム合金のファイヤースターターのほかに、ストライカー・火吹き棒・ホイッスルがセットになっています。カラビナ付きの収納ケースも付属しているため、持ち運びや防災用の備蓄にも便利。着火方法の説明動画もついています。
口コミでは「格安でコンパクトで持ち運びに最適です」「ちゃんと火花が出て火をつけることができました」「楽しく火起こしできました」などの声がありました。
8位 K&E サバイバルブレスレット

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素材:マグネシウム合金
使用可能回数:-
腕に常備しておける!ホイッスル付きなので緊急用に◎
こちらはブレスレットの両端に小さなロッドとストライカーがついている、サバイバルブレスレットです。ロッドが非常に小さいため使いづらそうに見えますが、意外と簡単に火がつきます。ホイッスルもついており、緊急用として一つ持っておくと便利です。
口コミでは「ティッシュを割いて試してみました。数回で火がつきました」「キャンプで使用しましたがとても使いやすいです」などの声がありました。
9位 CURE(キュア) ファイヤースターター 50050985977

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素材:マグネシウム合金
使用可能回数:-
コンパクトながらもしっかり火花が出る!収納袋付き
こちらは全長10cm以内の非常にコンパクトな、マグネシウム合金のファイヤースターターです。目盛りと缶オープナー付きのストライカーが、ボールチェーンでセットになっており、収納袋付きで携帯性も抜群。コンパクトさ重視の方にぴったりでしょう。
口コミでは「コンパクトでちゃんと使える」「ナイフの背で火花を出して使ってます」「安いけど役目は果たしてくれます」などの声がありました。
10位 PREPARED4X ファイヤースターターサバイバルツール

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素材:フェロセリウム
使用可能回数:-
麻の芯付きでそのまま松明としても使える!海外で人気
こちらはロッドの先に麻の芯がついており、そこに直接着火させることができる、海外で人気のファイヤースターターです。起こした火は、麻の芯だけで3時間程度持続します。麻の芯は使い切りになりますが、交換して何度も使うことが可能です。
口コミでは「すべて一体になっているので一部だけ失くすといったことがない」「丈夫で使いやすい」「ロープをほつれさせておけば簡単に着火できる」などの声がありました。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
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![]() NHAM(ニャム) ファイヤースター……
1
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1,580円 |
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![]() Chileeany ファイヤースターター
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4.16 |
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![]() K&E サバイバルブレスレット
8
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350円 |
3.5 |
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![]() CURE(キュア) ファイヤースター……
9
|
980円 |
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|
![]() PREPARED4X ファイヤースターター……
10
|
7,674円 |
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まとめ
ファイヤースターターを選ぶ際には、初心者の方ならまずはフェロセリウムから試してみるのをおすすめします。慣れてきたらコスパのいいマグネシウムや、コンパクトなタイプなども使ってみるとよいでしょう。
この記事でご紹介した選び方を参考にして、ぜひあなたにぴったりのファイヤースターターを見つけてみてくださいね。