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【2024年】アイリッシュウイスキーの選び方とおすすめ人気ランキング10選【飲みやすさとクリアな味わいで人気再燃】

クリアな飲み口とすっきりした味わいが特徴のアイリッシュウイスキー。近年人気が再燃していますが、ジェムソンやカマネラなど有名銘柄が多く、どのような基準で選べばよいか迷ってしまいますよね。

そこで今回はアイリッシュウイスキーの選び方と、おすすめ人気商品をランキング形式でご紹介します。銘柄別にハイボールやロックなどおすすめの飲み方も紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

目次

世界五大ウイスキーのひとつ!近年人気が再燃する「アイリッシュウイスキー」

出典:amazon.co.jp

アイリッシュウイスキーはアイルランド共和国または北アイルランドで生産されるウイスキーのことで、世界五大ウイスキーのひとつに数えられます。

かつてはもっともシェアを獲得したウイスキーでしたが、アイルランドの独立戦争や禁酒法の影響を受け、また隣国のスコッチウイスキーが世界的に人気を博すようになり徐々に衰退してしまいました。しかし近年再評価の動きとともに蒸溜所の復興が進み、注目度が急上昇しています。

すっきりとした味わいとスムーズな飲み口が特徴で初心者でも飲みやすい

出典:amazon.co.jp

アイリッシュウイスキーはアイルランド共和国の法律により定義が定められており、その品質が担保されています。そんなアイリッシュは雑味が少なく、シャープですっきりとした味わいが特徴。スコッチのような独特な風味を持つ品種は少なく、クリアで飲みやすいのが魅力です。

また使用する樽の材質や穀物の種類に決まりがないため、穀物の味わいがより強く感じられるよう未発芽の穀物を使うなどアレンジをすることもできます。

アイリッシュウイスキーの選び方

アイリッシュウイスキーを選ぶ際に重要な4つのポイントを見ていきましょう。

使用する原料や製造方法が風味に影響!ウイスキーの「種類」で選ぼう

アイリッシュウイスキーには4つの種類があり、使用される原料や蒸溜方法が異なります。味わいや飲みやすさが変わってくるので、あなたの好みに合わせた種類を選びましょう。

単式蒸溜機で3回蒸溜させるアイリッシュの伝統的な製法「ポットスチルウイスキー」

出典:amazon.co.jp

アイリッシュウイスキーの伝統的な製法で作られるウイスキーで、大麦麦芽に未発芽の大麦や小麦を混合した原料を使用。そのため、より穀物の風味を感じさせる味わいとなります。

また単式蒸溜機(ポットスチル)で3回蒸溜させるため、スコッチウイスキーよりも雑味が少なくクリアな味わいになることも特徴と言えるでしょう。

蒸溜所ごとの個性的な味わいが特徴!100%大麦麦芽から作られる「モルトウイスキー」

出典:amazon.co.jp

大⻨⻨芽を100%原料として使い、単式蒸溜器で2~3回蒸溜したウイスキーです。シングルモルトとブレンデッドモルトの2種類があり、シングルモルトは単一の蒸溜所で造られた原酒のみを使ったもの、ブレンデッドモルトは複数の蒸溜所の原酒を組み合わせて造ったものを指します。

ピートを使い独特の香りづけをしたものもあり、とくにシングルモルトは蒸溜所ごとに個性や特色が出やすいのが特徴です。

大麦麦芽に複数の穀物を含有した原料から作られるライトな味わいが特徴の「グレーンウイスキー」

出典:amazon.co.jp

大麦麦芽のほかにトウモロコシやライ⻨、⼩⻨などを混ぜた原料を使用し、連続式蒸溜器で精製します。そのためライトでクリアな味わいが特徴で、ウイスキー初心者の方も飲みやすくなっています。

爽やかで飲みやすい特徴を評価され、モルトウイスキーと比較して「サイレントスピリット」と呼ばれることもあります。

上記3つのウイスキーをブレンドし飲みやすい味わいに仕上げた「ブレンデッドウイスキー」

出典:amazon.co.jp

モルトウイスキー・ポットスチルウイスキー・グレーンウイスキーをブレンドして作られるウイスキーです。独特な味わいのモルトウイスキーとクリアな味わいのポットスチル、グレーンウイスキーを混ぜ合わせることで、まろやかな味わいで飲みやすいのが特徴です。

さまざまな蒸溜所のウイスキーをブレンドするので、その味わいはブレンダーの腕にかかります。バリエーションが豊富で、飲みやすい味わいなのでウイスキーを初めて飲む方にもおすすめです。

長期熟成が味に深みを与える!味わいや風味を左右する「熟成期間」で選ぼう

出典:amazon.co.jp

ウイスキーは樽での熟成期間によってその味わいや風味が大きく変化します。アイリッシュウイスキーは法律で3年以上熟成することが定められているものの、より長期間熟成させることでまろやかな味わいに変化していきます。

ウイスキー独特の香りを楽しみたい方は、「12年」や「18年」といった長期熟成されたものを選ぶと良いでしょう。

「熟成樽の材質」がウイスキー独自の色味や風味を与える

出典:amazon.co.jp

アイリッシュウイスキーは容量700リットル以下の木製樽で3年以上熟成するという定義がありますが、スコッチウイスキーと異なりオーク材以外の材質の樽を使うことも可能です。

一般的なオーク材はヨーロピアンオークとアメリカンオークが使われ、ウイスキーならではの黄金色と独特の力強い香りを生み出します。一方バーボン樽やシェリー樽を使うことで味わいや香りに変化を加え、より飲みやすくしたり、フルーティーな香りにしたりできます。

原料や製造方法へのこだわりが味に大きく影響!「蒸溜所」の種類で選ぼう

アイリッシュウイスキーには4つの代表的な蒸溜所があります。それぞれに味わいや風味など特徴が異なるため、ぜひご自身の好みを見つけてくださいね。

モルトにこだわるアイリッシュ最古の蒸溜所「ブッシュミルズ」

出典:amazon.co.jp

1608年創業のブッシュミルズ蒸溜所は、アイリッシュウイスキー最古の蒸溜所のひとつです。多くの蒸溜所が未発芽麦芽を使うなか、ブッシュミルズは大麦麦芽(モルト)にこだわり続けている点が特徴です。

原料に100%アイルランド産のノンピート麦芽を使用し、アイリッシュ伝統の3回蒸溜製法にて作られるウイスキーは、軽やかでスムースな口当たりとともにしっかりとした味わいを実現しています。

設備の利を生かした多様な品質のウイスキーが特徴の「新ミドルトン」

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1825年創業、1975年から広大な敷地と良質の水に恵まれるミドルトンで新しい蒸溜所を稼働しています。ポット・スチルと連続式蒸溜機を組み合わせ、さまざまな品質のウイスキーを生産。貯蔵にはバーボン樽とシェリー樽が用いられるため、貯蔵後の味わいにも変化が付きます。

多様な品質のウイスキーが生産させることから、現在の消費者の嗜好に合わせブレンドが主に行われています。世界でもっとも売れているアイリッシュウイスキー「ジェムソン」の蒸溜所です。

ピーテッド・シングルモルトも手掛けるアイリッシュの異端児「クーリー」

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1989年にウイスキーの製造を始めた比較的新しい蒸溜所です。同一蒸溜所の中でポット蒸溜ウイスキーと連続式蒸溜によるグレーン・ウイスキーの両方を生産する、商品のラインナップの豊富さが特徴的と言えるでしょう。

アイリッシュの革命児と呼ばれ、アイリッシュにおいて革新的な取り組みを数多く行っています。例えば一般的なアイリッシュと異なり、麦芽のみを原料として使用しピートを焚いて麦芽乾燥させるアイリッシュウイスキーでは現在唯一のピーテッド・シングルモルトを生産します。

2016年創業の新興蒸溜所!数々のコンペで賞を獲得する「ロイヤルオーク」

出典:amazon.co.jp

2016年創業のロイヤルオーク蒸溜所は、アイルランド南東部のカーロウ州ロイヤルオークの自然豊かな土地に位置します。仕込み水に付近のバーロウ川の水を使い、また原料の大麦も地元産であることから、まさにロイヤルオーク産のウイスキーと言えるウイスキーを生産します。

シングルモルト、シングルポットスチル、シングルグレーンの3種のウイスキーが生産できるアイルランド唯一の蒸溜所です。新しい蒸溜所ですが、数々のコンペで賞を受賞するなど近年注目度が高まっている蒸溜所のひとつです。

アイリッシュウイスキーのおすすめ人気ランキング10選

ここからはおすすめのアイリッシュウイスキー10商品をランキング形式でご紹介します。自分好みの味わいや風味を持つ商品を選ぶ参考にしてください。

1位 バスカー(BUSKER) アイリッシュウイスキー

詳細情報

容器:瓶
熟成期間:-
アルコール度数:40度

ワインエンスージアスト誌のアワードで最高賞を受賞

ロイヤルオーク蒸溜所で作られるシングルモルト・シングルポットスチル・シングルグレーンを混ぜ合わせたブレンデッドウイスキーです。バーボン樽・シェリー樽・マルサラワイン樽の3種の樽を使い熟成することで、よりトロピカルで華やかなフレーバーを演出します。

「ワインエンスージアスト」誌の2021年のアワードにおいて、最高賞を受賞するなど多くの注目を集めています。独特のトロピカル感、フルーティーさをふんだんに感じるため、水を少し加えるトゥワイスアップを試してみてください

2位 カネマラ(‎CONNEMARA)

詳細情報

容器:瓶
熟成期間:4年、6年、8年熟成のモルト原酒をブレンド
アルコール度数:40度

アイリッシュらしからぬピートのスモーキーさが特徴

クーリー蒸溜所で製造され、通常のアイリッシュウイスキーと異なりピートを効かせたスモーキーな香りが特徴です。4年・6年・8年熟成のモルト原酒をブレンドしており、4年の若々しいピート感・6年のフレッシュ感・8年のバーボン樽由来の甘いフレーバーが見事にマッチしています。

フレーバーさを存分に感じられるハイボールで飲むのがおすすめで、優しい口当たりは食事との相性も抜群です。

3位 ブッシュミルズ(BUSHIMILLS) 10年

詳細情報

容器:瓶
熟成期間:10年
アルコール度数:40度

バーボン樽由来のバニラのような甘いフレーバーが特徴

バーボン樽で10年以上熟成した原酒を使ったスタンダードシングルモルトです。ノンピートの大麦麦芽のみを使っているため飲み口は軽やかな一方で、バーボン樽由来のバニラ風味の甘味やチョコレートのようなテイスト、フルーティーさがバランスよくミックスされています。

すっきりとした後味を楽しむため、ぜひロックやストレートで飲んでみてください

4位 ジェムソン(JAMESON) スタンダード

詳細情報

容器:瓶
熟成期間:3年
アルコール度数:40度

もっとも高いシェアを占めるアイリッシュのスタンダード

アイリッシュウイスキーの中でもっとも高いシェアを誇るジェムソンは、アイリッシュらしくピートを使用せず3回蒸溜によって生み出されるスムーズな飲み口が特徴です。

熟成樽にシェリー樽とバーボン樽を使うことで、芳醇な香りとバニラのような甘いフレーバーを与えます。そのまろやかでスムーズな味わいを楽しむために、シンプルなソーダ割り、いわゆるジェムソン・ソーダを試してみてください

5位 ブッシュミルズ(BUSHIMILLS) ザ オリジナル

詳細情報

容器:瓶
熟成期間:-
アルコール度数:40度

アイリッシュ最古の蒸溜所が作るバランスの良い味わい

アイリッシュ最古の蒸溜所であるブッシュミルズで製造されるスタンダードボトルです。ブッシュミル製のモルト原酒と軽いテイストのグレーン原酒のブレンドですが、そのモルト比率は50%と高い数字を誇ります。

3回蒸溜由来のスムーズな飲み口と、フレッシュなトロピカル感が特徴です。全体のバランスに優れるため、ハイボールやカクテルとして飲むのもおすすめです。

6位 レッドブレスト(REDBREAST) 12年

詳細情報

容器:瓶
熟成期間:12年
アルコール度数:40度

シェリー樽由来の赤みをおびた色合いが特徴

ミドルトン蒸溜所で作られるウイスキーで、伝統のポットスチル3回蒸溜式で大麦麦芽と未発芽大麦のブレンドを原料にします。「レッドブレスト」という名前はコマドリの赤い胸のことで、シェリー樽で熟成することによりウイスキーが赤みを帯びることにちなんでいます。

シェリー樽由来の重厚でドライフルーツのような独特の風味を堪能するため、ぜひストレートで飲んでみてください

7位 カネマラ(‎CONNEMARA) 12年

詳細情報

容器:瓶
熟成期間:12年
アルコール度数:40度

ピート香と長期熟成の複雑性がリッチな味わいを生む

カマネラは未発芽大麦を使わずピートを炊き、また蒸溜回数も2回と通常のアイリッシュウイスキーとは異なる個性を持ちます。12年以上熟成された原酒をヴァッティングして作られており、オリジナルよりも風味に重みが付きリッチな味わいとなります。

長期熟成によりバーボン樽から浸透したバニラのような甘いフレーバーとウッディな香りを楽しむことができるでしょう。オリジナルよりスパイシーでスモーキーな余韻を楽しむため、ぜひロックで味わってみてください

8位 ジェムソン(JAMESON) スタウトエディション

詳細情報

容器:瓶
熟成期間:3年以上
アルコール度数:40度

ビール樽由来の風味でビール好きにもおすすめ

ジェムソン・スタウトエディションは地元のクラフトビール醸造所とのコラボレーションによって誕生したウイスキーです。ジェムソンを熟成させた樽でアイリッシュスタウトを熟成したのち、ジェムソンのフィニッシュに再利用します。

ビール樽に由来するリッチでクリーミーな味わいが特徴的で、ウイスキーとビールの風味をバランスよく味わうため、ロックで飲むのがおすすめです。

9位 ブッシュミルズ(BUSHIMILLS) ブラックブッシュ

詳細情報

容器:瓶
熟成期間:7年
アルコール度数:40度

高いモルト比率が芳醇で深みのある味わいを生む

オロロソシェリー樽とバーボン樽で7年以上熟成させたモルト原酒を少量のグレーン原酒とブレンドしており、そのモルト比率は80%に達します。

熟成にシェリー樽を使っているため、見た目にもブラック感が強く、その味わいも熟したフルーツやナッツ風味の深みのあるものとなります。長く続く芳醇で甘い余韻を存分に楽しむため、ロックやストレートに挑戦してみてください。

10位 タラモア デュー(‎TULLAMORE DEW)

詳細情報

容器:瓶
熟成期間:-
アルコール度数:40度

穀物由来の芳醇な香りとスムースな飲み口が特徴

アイルランドでジェムソンにつぐ2番目の売り上げを誇るタラモア デューは、ポットスチル・モルト・グレーンからなるブレンデッドウイスキーです。1829年にアイリッシュで初めて商品化されたブレンデッドウイスキーと言われており、いまなおその人気は続いています。

原料に穀物を混ぜ合わせることで、芳醇な穀物の風味とライトなオイリー感を演出。まさにアイリッシュらしいウイスキーなので、そのスムースな飲み心地を体感するためストレートで味わってみてください

おすすめの商品一覧

製品 最安値 評価 リンク

バスカー(BUSKER) アイリッシュ……

1

1,848円




4.34

カネマラ(‎CONNEMARA)

2

2,680円


4.51


ブッシュミルズ(BUSHIMILLS) 10年

3

3,058円




4.41

ジェムソン(JAMESON) スタンダード

4

1,562円


4.5


ブッシュミルズ(BUSHIMILLS) ザ ……

5

1,518円




4.37

レッドブレスト(REDBREAST) 12年

6

2,728円




4.47

カネマラ(‎CONNEMARA) 12年

7

4,080円




4.48

ジェムソン(JAMESON) スタウトエ……

8

2,159円




4.34

ブッシュミルズ(BUSHIMILLS) ブ……

9

1,980円




4.47

タラモア デュー(‎TULLAMORE DEW)

10

1,738円




4.34

まとめ

製法や原料、蒸溜所ごとのこだわりによって味わいや風味が大きく異なるアイリッシュウイスキーですが、全体的には飲みやすく、すっきりとした味わいのものが多いです。そのため独特の香りが苦手な方や初心者の方にもおすすめできます。

そのクリアな味わいはハイボールやロック、ストレートはもちろんですが、カクテルとしても使いやすくおいしく味わえます。ぜひ人気が再燃しているアイリッシュウイスキーの魅力をさまざまな形で楽しんでくださいね。

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