甘いお菓子の代表格ともいえるチョコレート。多彩なフレーバーととろけるような口どけが好きという方も多いでしょう。リーズナブルなものからトップブランドの高級な逸品まで、さまざまな商品が販売されています。
近年の研究ではカカオに含まれる健康成分にも注目が集まり、チョコレートを食べることでアンチエイジングや脳の活性化につながると提唱されるようになりました。なんと、ダイエットに効果があるという研究結果も!食べ方に工夫することで、嬉しい効果を期待できるかもしれません。
この記事では、リンツや資生堂といったトップブランドのおすすめチョコレートのご紹介とともに、チョコレートの雑学や歴史などを幅広く解説していきます。
チョコレート豆知識
甘いお菓子って、おいしいけど体に悪そう……そんなイメージを持っていませんか?実はチョコレートに含まれる成分には、健康や美容に嬉しい効果がたくさんあると言われています。ここでは、チョコレートと健康に関する豆知識をまとめてみました。
意外?チョコレートダイエット
チョコレートには「テオブロミン」という成分が含まれています。苦み成分の一種で、カカオの他にはコーラやガラナなどに若干含有されている程度の非常に希少な成分です。このテオブロミンには脳内物質のセロトニンに働きかける効果があり、食欲を無理なく抑えてくれると言われています。
また、カカオ豆の脂肪酸は体内に吸収されにくいため、チョコレートを食べても体脂肪にはなりにくいとされています。
ポリフェノールで抗酸化作用
ポリフェノールはワインなどにも含まれる苦み・渋みの成分です。高い抗酸化作用があるため、摂取することで体内の酸化を抑え、肌を若々しく保つ・動脈硬化を予防する・リラックスさせるといった効果があるとされています。
チョコレートにはカカオ由来のポリフェノールが豊富に含まれているため、適量食べることでアンチエイジングのような効果が期待できます。
脳の活性化も
日々、体の司令塔として多量のエネルギーを必要としている脳。脳の活動を支える代表的なエネルギーとして挙げられるのが、BDNF(Brain-derived neurotrophic factor:脳由来神経栄養因子)と呼ばれる栄養成分です。
カカオポリフェノールは体内の血流量を増やしてくれるため、チョコレートを食べて脳に血液を循環させることでBDNFがより多く脳内に届き、認知機能を高めてくれる可能性があると言われています。
チョコレートの選び方
ひと口にチョコレートといっても、その種類はとても豊富。カカオの含有量や製造国によって、味わいはまったく変わってきます。ここでは、おいしいチョコレートを選ぶためにぜひチェックしていただきたいポイントをまとめてみました。
チョコレートの名産国で選ぶ
チョコレートには、「名産国」があります。国によって愛されるフレーバーには違いがあるため、食べる人の好みに合ったものを選ぶことが大切です。ここでは、各国のチョコレートの「国全体の傾向」をご紹介していきます。
ミルクチョコレートの本場スイス
チョコレートの名産国として必ず名前が挙がるのがスイスです。実は、現在の「ミルクチョコレート」が誕生したのがスイス。ミルクの風味がおいしい滑らかなチョコレートの誕生は人々を驚かせ、以来世界中で愛されるようになりました。
リンツやフレイといった世界的に有名なブランドを擁するスイスチョコレートの特徴は、牧草地ならではのおいしいミルクをたっぷり使ったクリーミーな甘さ。濃厚でコクのある高品質なチョコレートが多く販売されています。
トップブランドも多いベルギー
ゴディバやレオニダスなど、世界有数のトップブランドを抱えるベルギーのチョコレート。その特徴は、何といっても「妥協のなさ」です。ベルギーでは、チョコレートに使用できる油脂はカカオバターのみ。現在では「ベルギーチョコレート」という名称が保護の対象となるほど品質には定評があります。
こだわりから生み出される繊細な味わいは日本人の好みにも合いやすいと言われています。貝殻やファラオなどユニークなデザインのものも多く、歴史と斬新な工夫が詰め込まれたチョコレートです。
香ばしくナッツを使うイタリア
エスプレッソなどのコーヒーが愛飲されているイタリアでは、チョコレートも香ばしいフレーバーのものが好まれます。チョコレートにヘーゼルナッツなどナッツ類を混ぜ込んだ「ジャンドゥーヤ」はイタリアが発祥。また、カカオも深煎りして香りを引き出すなどの工夫がされています。
カファレルやバビなどのメーカーがよく知られ、全体に大粒に仕上げられたものが多いです。
カカオ成分多めのフランス
フランスのチョコレートといえば、一口サイズの「ボンボン・オ・ショコラ」。美しく装飾された宝石のような一粒が見るものを魅了する職人技です。代表的なブランドとして、ピエール・エルメやダロワイヨなどがあります。
しかし、いかにも甘そうなその見かけに反して、フランスで好まれるのはややビター寄りの味。カカオの成分が多く含まれる大人向けのテイストのものが販売されています。
滑らかでコクがある日本
日本のチョコレートは植物油脂による滑らかな口どけが特徴です。ヨーロッパのものと比べると、後味は比較的あっさりとしています。また、チョコレートとビスケットを組み合わせたものなど「チョコレート菓子」が多く販売されています。
ヨーロッパなどとは製造に関する規定が異なり、カカオバターの代用として植物油脂が多く添加されている場合があります。健康のためにカカオの成分を取り入れたいと考えている方は注意しましょう。
食べ応えのあるアイデアチョコレート・アメリカ
アメリカのチョコレートは、濃厚な甘みや食べ応えが重視されています。ハイクラスなものよりもワンハンドのチョコレートバーなどに人気があり、ビジネスパーソンがオフィスでの間食にかぶりつく、といった光景も一般的です。マース社のスニッカーズにも、「お腹が空いたらスニッカーズ」というキャッチコピーがつけられていますよね。
一方、ハーシーチョコレートのような飾りけのない「ホームメイド感」もひとつの特徴です。
カカオの含有量で選ぶ
特に健康のためにチョコレートを食べたいという場合、チョコレートにどのくらいカカオの成分が含まれているかは非常に重要なポイントになります。甘いチョコレートはおいしいですが糖類や脂肪分が多くなり、健康成分はイマイチ。一方、ハイカカオチョコレートは苦みや渋みが強くなり、食べにくいと感じられることもあります。ここでは、カカオ含有量による違いについて解説していきます。
ミルクチョコレート
日本の一般的なミルクチョコレートに含まれるカカオの量は、20~40%程度と言われています。濃厚な甘さと香ばしい苦みが絶妙な後味となり、多くの人に愛されている味わいです。
甘く加工するためのミルクや砂糖が多く含まれているため、食べ過ぎると肥満や肌荒れにつながります。「チョコレートは太る」「ニキビができる」と言われるのは、主にこの添加物のためです。
ダーク・ビターチョコレート
ミルクチョコレートよりもやや苦みが強いダークチョコレートには、40%~50%ほどのカカオが含まれているとされています。甘みが抑えられているため甘いものが好きではない人にも人気があり、ワインなどのお酒と一緒に楽しむ方もいます。
ミルクチョコレートよりもカカオの含有量が高く仕上がっていますが、甘みも残っているため食べやすくなっています。
ハイカカオチョコレート
近年各メーカーから販売されるようになったハイカカオチョコレート。スイーツとしての味わいよりも、カカオ成分を多く含んでいることを前面に押し出しているのが特徴です。カカオ含有率が60%を超えるものをハイカカオチョコレートと呼ぶことが多く、中には99%という製品もあります。
添加物が少ないため苦みや渋みが強く、カカオ本来の風味を味わえます。一方、カカオは栄養分が非常に豊富なため、通常のチョコレートよりもカロリーは高め。また、カフェインによる興奮作用や利尿作用も現れやすくなるので注意が必要です。
ホワイトチョコレート
繊細な優しい甘さが特徴のホワイトチョコレートは、カカオマスを使わずにカカオバターに砂糖やミルクを加えて作られます。カカオポリフェノールやテオブロミンなどは含まれません。チョコレートの健康成分を摂取したい方は、ダークチョコレートやハイカカオチョコレートを選ぶようにするといいでしょう。
健康を意識するなら
販売されている種類が豊富なだけに「チョコレートならどれでも同じ」などと考えてしまいがち。しかしカカオに含まれるポリフェノールなどを十分に摂取したいなら、やはりハイカカオのチョコレートがおすすめです。同じ「チョコレート」でも、ホワイトチョコレートやミルクチョコレートは健康成分を目的に食べるのにはあまり向いていません。
また、ウイスキーボンボンのようにお酒が使われている製品もあります。見かけからは分からないこともあるので、小さいお子さんや妊婦さんが口にする場合は特に注意しましょう。
おすすめのチョコレート10選
ギフトにおすすめの特別なものから自分へのご褒美に最適なお徳用まで、さまざまなチョコレートが人気を集めています。ここでは、Amazonや楽天など各ショッピングサイトで上位の人気を誇るチョコレートを10選ご紹介。ショコラティエたちが腕によりをかけたおいしい逸品が揃っています。
1位 資生堂パーラー ラ・ブール B01CXZN43Y
内容量:12個(ミルク、ホワイト 各6個)
特定原材料:小麦・卵・乳成分
製造国:日本
滑らかなチョコレートに包まれたリッチなクッキー
資生堂パーラーが手がけるチョコレートのお菓子です。「ブール」は英語の「ボール」に当たり、丸いものを指すフランス語。アーモンドプードル・クラッシュアーモンドを混ぜ込んだ香ばしいクッキーを滑らかなチョコレートで包み込み、丸く形づくった一品です。
チョコレートとクッキーのハーモニーを楽しみたい方におすすめです。
2位 リンツ リンドール テイスティングセット18種23個入り B0775XDGKV
内容量:18種23個
特定原材料:ヘーゼルナッツ、アーモンド
製造国:イタリア、スイス
リンツのこだわりが詰まった大きな一粒
スイスの超有名店・リンツから販売されているチョコレートアソートです。リンツの代表作であるトリュフの「リンドール」シリーズを18種類詰め合わせた人気のセット。ミルクやダークといったおなじみのものから、オレンジ・ピスタチオ・ココナッツなどの特別なフレーバーまで網羅されています。
リンドールならではの華やかな包み紙は、贈りものにしても喜ばれること間違いなしですよ。
3位 チュべ・ド・ショコラ 訳あり 割れチョコミックス1kg 12種
内容量:1kg
特定原材料:乳、ゼラチン、大豆
製造国:シンガポール
リピーター続出のお徳用
東京のチュベ・ド・ショコラが販売している割れチョコレートの詰め合わせです。チュベ・ド・ショコラは全国的にも珍しい割れチョコ専門店。国際規格をクリアした上質な「クーベルチュールチョコレート」を使用するこだわりぶりは、HanakoやESSE・行列の出来る法律相談所など、多くのメディアで取り上げられて話題になりました。
そのまま食べるのはもちろん、お菓子作りに利用することもできるのは割れチョコレートならではの魅力です。
4位 マースジャパン M&M’sミニミルクチョコレート 13.5g×24袋 B00G3XZ7ZQ
内容量:13.5g×24袋
特定原材料:全粉乳、乳糖
製造国:中国
カラフルで楽しいシュガーコーティング
アメリカのマース社から販売されているチョコレートです。「お口でとろけて、手で溶けない」のキャッチコピーは、ご存じの方も多いのではないでしょうか。カラフルなシュガーコーティングがほどこされた小粒のチョコレートが小分けにされているため、お子さんのおやつやオフィスでの差し入れにぴったり。
気軽に食べられる可愛らしいチョコレートを探している方におすすめです。
5位 リンツ リンドール 人気の定番フレーバー10種30個入り B07JV9KP9V
内容量:390 g
特定原材料:ヘーゼルナッツ、アーモンド、乳
製造国:イタリア、スイス
人気の味を食べ比べ
スイスのリンツから販売されているトリュフチョコレートの詰め合わせです。定番のフレーバーとして人気を集めるミルク・ダーク・キャラメルなど10種類の味わいを3個ずつ詰め合わせた大容量。高品質なチョコレートをたっぷり楽しむことができます。
外側のシェルチョコレートからとろけ出すフィリングは、他のメーカーでは味わえない滑らかさ。トップブランドの看板商品を食べ比べしてみたいという方におすすめです。
6位 西村花月堂 割れチョコ 270g e-warechoco300
内容量:270g
特定原材料:乳成分・大豆
製造国:日本
ケーキ屋さんが作った35種類のバラエティ
香川県のケーキ屋さん・西内花月堂が販売する割れチョコレートです。35種類ものフレーバーの中から好きなものを2種類選べる楽しさが魅力的。品質にも妥協は一切なく、国際基準を満たした上質なクーベルチュールを使用したこだわりのチョコレートです。
フレーバーは定番のミルクやハイカカオ・ホワイト・キャラメルなど。「オペラ」「モンブラン」「ザッハトルテ」などケーキのフレーバーから開発されたバリエーションも用意されているのが、ケーキ店ならではでユニークです。
7位 ピエール・マルコリーニ セレクション 6個入り B083ZGFWZP
内容量:6個
原材料:-
賞味・消費期限:-
配送方法:–
宝石のような特別な一粒
ベルギーのピエール・マルコリーニから販売されているチョコレートです。チョコレート大国と呼ばれるベルギーで、王室御用達に指定されたピエール・マルコリーニ。その技術の粋を詰め込み、一粒ひとつぶを宝石のように仕上げた最高級の一品です。
6個入りで5000円前後と非常に高価な商品ではありますが、大切な方へのギフトや特別な記念日に、記憶に残るチョコレートを探している方におすすめです。
8位 森三 トリュフ シャンティ・ショコラ・ボヌール B07Y2VVJ1G
内容量:9個
特定原材料:乳成分・大豆・オレンジ
製造国:日本
柔らかな口当たりの生チョコレートトリュフ
鹿児島のパティスリー・森三が販売しているトリュフです。滑らかな生チョコレートに口どけのよい生クリームを包み込んだ繊細な一品。明治創業の老舗が紡ぎ出すふんわりとした新食感のトリュフは、チョコレート・ホワイトチョコレートの2種類用意されています。
小さなお子さんからお年寄りまで、誰からも愛される優しい味わい。スタイリッシュなブラックカラーのケースに可愛らしいイラストの巻紙があしらわれたパッケージは、ギフトにもおすすめです。
9位 Nico chocolaterie オリジナル ボンボンショコラセットC B(13)4
内容量:18個
特定原材料:乳、大豆
製造国:日本
厳選カカオが紡ぎ出す贅沢なボンボンショコラ
福岡県のショコラティエ・Nico chocolaterieが販売しているボンボンショコラです。Nicoのチョコレートは、ボンボンショコラらしい美しさと斬新なアイデアを合わせたもの。定番のビターやミルクのほか、抹茶・白羊羹・大葉・八角など日本ならではの素材を使用した一粒は、個性的ながらどれもおいしいと評判です。
福岡県小郡市に対するふるさと納税の対象商品でもあります。興味がある方は、ここからふるさと納税デビューしてみてはいかがでしょうか。
10位 パティスリー・サダハル・アオキ・パリ ボンボンショコラ B084H6KCTD
内容量:6個
特定原材料:小麦・乳
製造国:フランス
色鮮やかな和フレーバー
サダハルアオキから販売されているボンボンショコラです。虹のように色鮮やかなチョコレートは、化粧パレットをイメージしてデザインされたスタイリッシュなもの。フレーバーによってフランスから材料を直輸入しているこだわりの定番商品です。
ブルーベリーやフランボワーズなどのフルーティーな味わいに加えて、ワサビ・ユズ・抹茶といった和風の上品なフレーバーがラインナップ。ワンランク上のチョコレートを楽しみたい方にお勧めです。
チョコレートの歴史
現在では固形のものが主流となっているチョコレート。しかし、その歴史は飲みもの「ショコラトル」としてはじまりました。チョコレートやショコラといった言葉の語源になった「ショコラトル」は「苦い水」という意味で、その名のとおり当時のショコラトルはまったく甘みのないものでした。
紀元前の頃から中米のアステカ文明やマヤ文明で薬としてたしなまれていたショコラトルは、1520年代にスペインに渡ったことで蜂蜜が入れられ、ようやく甘くなります。1650年代にはロンドンにチョコレートドリンクを楽しむ社交場が誕生し、それまで特権階級の人々のものだったチョコレートは次第に一般の人々にも広まっていきました。
その後、1840年代後半にイギリスで初めて「食べるチョコレート」が発明され、1860年代にはスイスで「ミルクチョコレート」が生まれます。こうして長い年月を経て、チョコレートは世界中の人々に愛されるお菓子となっていったのです。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
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資生堂パーラー ラ・ブール B01CX……
1
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2,413円 |
3.9 |
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リンツ リンドール テイスティング……
2
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2,980円 |
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チュべ・ド・ショコラ 訳あり 割れ……
3
|
3,434円 |
4 |
|
マースジャパン M&M’sミニミルクチ……
4
|
829円 |
4 |
|
リンツ リンドール 人気の定番フレ……
5
|
2,940円 |
|
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西村花月堂 割れチョコ 270g e-war……
6
|
1,000円 |
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|
ピエール・マルコリーニ セレクシ……
7
|
3,186円 |
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|
森三 トリュフ シャンティ・ショコ……
8
|
2,380円 |
|
|
Nico chocolaterie オリジナル ボ……
9
|
14,000円 |
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|
パティスリー・サダハル・アオキ・……
10
|
5,580円 |
4 |
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まとめ
高い栄養価を誇るチョコレートは、もともと薬として飲まれていました。現在もお菓子としてだけではなく、美容や健康のために販売されている商品もあります。
また、芸術的なボンボンショコラやトリュフなどは見た目も美しく、リラックスタイムに最適。メーカーの直営店では、トリュフを一粒から買えるところもあります。ときには自分へのご褒美に、ハイクラスのチョコレートを購入してみてはいかがでしょうか。