耐久性に優れ、シンプルながらおしゃれなステンレスフライパン 。ティファール・フィスラー・ビタクラフトなど様々なメーカーが販売していますが、IH対応から多層構造のものまで豊富な種類があり、どれを選んだらよいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回はステンレスフライパンの選び方とおすすめ人気ランキング10選をご紹介します。注目の日本製メーカーや、使い方・お手入れ方法もまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
ステンレスフライパンの選び方
一口にステンレスフライパンといっても、ブランドやメーカーによってIH対応・多層構造・コーディングなどに違いがあります。選ぶ際に気を付けたいポイントについてこれから詳しく見ていきましょう。
大きさと重さで選ぶ
ステンレスフライパンには14cm程度のものから30cmを超えるものまで幅広いサイズがあります。手頃な大きさのものを手に入れたいところですが、あわせて注意しておきたいのがフライパンの「重さ」です。
ステンレスフライパンはある程度重量があり、24cmで約1㎏、30cm近くなると2kgほどになるものもあります。片手で扱うことを想定して選ぶと負担を感じずに済むでしょう。
1人暮らしには20~24cm
1人暮らしには20~24cmの小型のフライパンがおすすめ。20cmあれば鶏もも肉がまるっと入るので、チキンソテーや少人数分の餃子など1品作るのに丁度いい大きさです。目玉焼きなどちょっとした朝食のおかずを作るのにもぴったりでしょう。
2~3人家族なら26cm
一般家庭で使用するのにぴったりと言われているのが、26cm前後のフライパン。パンケーキをひっくり返すのにも問題ない大きさで、ハンバーグなどをいくつか並べても余裕をもって調理できます。悩んだ場合はこのサイズを選ぶのもいいでしょう。
5人以上の大人数には28cm~
大人数に料理をふるまうときには、大皿料理も一気に作れる28cm以上のものがおすすめ。しかし、大きさの分重量も増します。扱いにくいとなかなか出番がなくなってしまうこともあるので、無理なく扱えるかどうか検討してから買いましょう。
熱伝導率に優れた多層構造で選ぶ
多層構造のフライパンは丈夫で、熱が均一に広がり、保温性に優れています。
ステンレスフライパンの中にはステンレスのみで作られた製品もありますが、実はステンレス単体だと熱伝導率があまりよくありません。そのため、熱が伝わりやすい銅やアルミニウムを間に入れた多層構造の製品がほとんどです。
底面だけが多層構造のものもありますが、全面なら側面まで熱が広がりむらなく調理できます。価格は底面多層構造のほうが安いですが、全面多層構造のほうが重量がありません。予算と相談しつつより適した商品を選びましょう。
表面加工で選ぶ
フライパンの表面にある細かな凹凸に食材がこびりつかないよう、凹凸ををなくすための加工をしています。鏡面加工やテフロン加工といった言葉を目にしたことはありませんか。個々に違いがあるので、それぞれの特徴を押さえておきましょう。
くっつきにくいフッ素樹脂加工(テフロン加工)
フッ素樹脂加工はテフロン加工とも呼ばれ、表面が滑りやすく食材がくっつきにくい優れもの。しかし、空焚きをしたり熱を加えすぎると加工がはがれ、ボロボロになってしまうことも。扱いには気を付けましょう。
また、フッ素樹脂加工の耐久寿命は1年~2年と言われているので、こびりつきや劣化を感じたら買い替えましょう。フッ素加工をさらにコーティングした高級な商品もあるので、長期使用にこだわる方は検討してみてください。
加工が剥がれない鏡面加工
鏡面加工はその名の通り、表面を鏡のようにツルツルにする加工です。見た目が美しいことに加え、フッ素樹脂加工のように凹凸を埋めるのではなく削って仕上げるため、加工がはがれることもありません。
油がなじみやすいヘアライン加工
鏡面加工されたフライパンは凹凸がない分油なじみが悪く、焦げ付きやすいという欠点があります。しかし、ヘアライン加工では表面に線状の模様が入っているため油なじみがよく、焦げ付きを防止してくれるのが特徴です。
便利な機能で選ぶ
ここでは、あると便利な機能や事前に確認しておきたいポイントをご紹介します。使用シーンを思い浮かべて、どのような機能があると嬉しいか考えてみてくださいね。
深型なら鍋の代わりにも使える
通常の焼く・炒めるに適した浅型だけではなく、煮物に役立つ深型のフライパンも便利です。具材や汁が外に飛び散ることを防ぐ効果もあるため、水気の多い料理でも安心して調理できるでしょう。
焼く・炒める・煮るを1つにかねそなえたおすすめ商品をランキングでもご紹介しています。
オーブンや収納には取手が取り外せると便利
フライパンの取手には本体に固定されているものの他に、自分で取り外しができるものもあります。フライパンを持ち上げる際は取手が外れないよう注意しなければなりませんが、取り外し型はオーブン調理や収納にとても便利です。
取手の素材によっては高温に耐えられないということもあるため、オーブンでも使用したい方はサイズや取手も考慮しましょう。
煮物などには蓋つきがおすすめ
ステンレスフライパンにはフライパン単体で売られているものと蓋付きで売られているものがあります。蒸し焼きや無水調理にはぴったり合う蓋がある方が便利なので、料理の幅を広げたいという方は蓋がセットになっているものを購入するのがおすすめです。
目盛りがあれば計量も簡単
内部に目盛りがついていれば計量の手間が省けて調理の時短に。バタバタと忙しい料理の時間に少しでも手間を省きたいという方には便利な機能です。
IH対応などの対応熱源をチェック
ステンレスフライパンを選ぶときは、対応している熱源を確認することも大切です。ステンレスフライパンの多くはガスに加えIHにも対応していますが、一部対応していない製品もあります。
気になる製品が自宅のコンロで使えるかどうか事前に調べてから購入しましょう。
メーカーやブランドで選ぶ
ステンレスフライパンを販売する、代表的なメーカー・ブランドをご紹介します。それぞれ商品に特徴があるため、使いやすいものを探してみてください。
安心の日本製 宮崎製作所
企画から出荷まですべて社内システムで行うことで有名な宮崎製作所。日本製にこだわったステンレスフライパンは15年の長期保証付きで、技術力の高さがうかがえます。
ティファール(T-fal)
フランス発祥で世界的な人気を誇るティファール。おしゃれでキッチンを彩る調理器具を展開しており、ステンレスフライパンでは取手の取り外しができるものを販売しています。
フィスラー(Fissler)
1845年から170年以上の歴史を持つドイツ生まれの老舗メーカー・フィスラー。手早くこんがりと焼けるステンレスフライパンの他に、焦げ付きにくくやさしく炒めることができるコーティングフライパンの2つのタイプを展開しています。
ビタクラフト(Vita Craft)
「家族の健康は家庭料理で守る」という考えにもとづき、健康調理の思想を重んじるアメリカのビタクラフト。特殊な圧着法を用いた丈夫で耐久性に優れたフライパンは安心の10年保証で、一生ものになるでしょう。
ステンレスフライパンのおすすめ人気ランキング10選
選び方やメーカーごとの特徴がわかったところで、ステンレスフライパンのおすすめ人気ランキング10選をご紹介します。それぞれの商品を見比べてぜひあなたに合ったものを見つけてください。
1位 Calphalon Premier Stainless Steel 2029620

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IH対応有無:IH対応
丈夫な3層金属構造、食器洗い機対応でお手入れ簡単
Calphalonが提供するこのステンレスフライパンは、熱伝導率と耐久性にすぐれた3層構造が特徴。450度までのオーブン調理もできるので料理の幅が広がります。手洗い以外にも、食洗器で洗うことができるのでお手入れが簡単です。
ガス・電気・IH・ガラストップコンロと幅広い熱源で使うことができるのも魅力の1つ。また、熱くならないロングハンドルがストレスの少ない調理をサポートします。
2位 KIPROSTAR ステンレスフライパン ihfp-t20

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IH対応有無:IH対応
プロの現場やご家庭でも 業務用ステンレスフライパン
3,000円程度と抜群のコスパを誇るキプロスターは、プロが使うことを想定した丈夫でシンプルな作りになっています。表面はフッ素樹脂コーディングでこびりつきを抑制し、外側はIH加熱に適した素材で作られているためIHでの調理に最適です。
日本工業規格(JIS)にもとづいた強度証明を取得しており、きびしい検査を経てがたつき・変形・たわみなどの異常がないと認められた丈夫な商品。非常にすぐれた耐久性をもっています。
3位 KIPROSTAR コニカルパン IHCO-20

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IH対応有無:IH対応
煮る・揚げる・炒めるをこのひとつで
2位に続いてふたたびキプロスターの商品ですが、こちらは深型のコニカルパンになっています。通常の焼く・炒めるといった調理に加え、ある程度の分量が必要な煮る・揚げることもできる万能なフライパンです。
表面は油なじみをよくするヘアライン加工で、オーブンでの調理にも対応。日本工業規格(JIS)にもとづく厳しい検査を通過しているため、その強度は家庭においても業務においても十分な優れものです。
4位 マイヤー(MEYER) サーキュロン SC21-IN27F

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IH対応有無:IH対応
国内正規品 究極の名にふさわしい使い勝手
マイヤーが開発したこの商品は、使い勝手のよさを追求した深型のフライパンです。おしゃれなふた付きで、すべての熱源での使用が可能な国内正規品。軽量化にも力を注ぎ、熱の伝わりやすさと扱いやすさを両立させた形となりました。
独自の凹凸処理に加え、3層フッ素樹脂コーティングでこびりつきを防ぐ仕様です。熱ムラができにくいためどの位置で焼いても同じ焼き目がつき、料理が美しく仕上がります。
5位 SCANPAN HaptIQ 6001002000

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IH対応有無:IH対応
新ステンレススチールのノンスティック調理器具
ステンレススチールとアルミニウムの5層マルチレイヤー構造で、ノンスティックコーティング「ストラタニウム +」という特許技術を取得。傷に強いコーティングがほどこされているため、金属ヘラなどを使用しても安心です。
他の商品にない特徴として、100%リサイクル可能なアルミニウムでエコという点が挙げられます。持続可能な環境にやさしいつくりです。
6位 ティファール(T-fal) フライパン 3168430314627

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IH対応有無:IH対応
チタンインテンスコーティングで2倍長持ち!
ティファールの重ねてすっきり収納できるステンレスシリーズ。重ねたときに取手が邪魔にならないように設計されているため、フライパン・ソースパン・シチューポッドとまとめて収納することができます。
フライパンの中央に適温を知らせてくれる機能がついているので、食材を入れるタイミングが一目でわかって便利です。トップコートにチタンを配合することで耐久性が強化されており、金属ヘラも使えます。
7位 Silit Calabria 2110301769

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IH対応有無:IH対応
すぐれた保温性で省エネを実現
ムラのない均一な熱の広がりとすぐれた保温性をかねそなえた、アルミニウムをベースにした省エネに適した商品です。260度までの耐性があり、オーブン調理にも対応。揚げ物をつくるときには少ない油で十分なため、余分な油を使わずに済みます。
表面はトリプルシリコンノンスティックコーティングで食材のこびりつきを防ぎ、5年の保証期間つきなので安心して使えます。
8位 マイヤー(MEYER) スターシェフ3 MEY04253

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IH対応有無:IH対応
抜群の『機能』と『耐久性』
機能性を追求した、シンプルなIH対応シリーズ。外面はミラー加工で美しく、フライパンのふちは巻くような形のフレア加工に設計されているため、料理を注ぎやすくなっています。
また、底面3層構造でIHを含むすべての熱源で使用可能。表面はフッ素樹脂加工で傷や汚れに強く、お手入れも簡単です。片手鍋や両手鍋には収納に便利なフラットタイプのガラス蓋もついています。
9位 WMF ミニフライパン 718816021

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IH対応有無:IH対応
小さくてもしっかり使える
いつもの料理以外にも、サイドディッシュやソース作りなど、どんな場面でも小回りのきくミニサイズのフライパン。底面は熱伝導に優れたアルミ合金と保温性に優れたステンレスを使用した、3層構造のトランサム・ユニバーサルベースになっています。
ガスやIHをはじめ、電気プレートコイル・セラミックヒーター・ハロゲンヒーターの熱源にも対応。なんといっても小さめサイズなので普段使いのフライパンとは別に、ちょっとした調理にも役立つでしょう。
10位 ビタクラフト(Vita Craft) MOCOMICHI 261206

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IH対応有無:IH対応
料理がもっと楽しくなる 驚きの耐久性
料理番組などでおなじみの速水もこみちさんがプロデュースしたフライパン。独自のニューダイヤモンドコートで耐久性に優れ、お手入れもらくらく。中央にオイルの量を測ることができるマークがあるので、計量の手間が省けます。
3000回の耐性があれば基準を満たすとされる、耐磨耗テストを100万回以上クリア。高温で長時間調理しても変形しにくいため、安心して長く使い続けることができます。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
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![]() Calphalon Premier Stainless Stee……
1
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17,986円 |
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![]() KIPROSTAR ステンレスフライパン i……
2
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2,460円 |
4 |
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![]() KIPROSTAR コニカルパン IHCO-20
3
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1,890円 |
4 |
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![]() マイヤー(MEYER) サーキュロン SC2……
4
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7,766円 |
4 |
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![]() SCANPAN HaptIQ 6001002000
5
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22,727円 |
4 |
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![]() ティファール(T-fal) フライパン 3……
6
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2,400円 |
4 |
|
![]() Silit Calabria 2110301769
7
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16,800円 |
4 |
|
![]() マイヤー(MEYER) スターシェフ3 ME……
8
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3,680円 |
4 |
|
![]() WMF ミニフライパン 718816021
9
|
7,857円 |
4 |
|
![]() ビタクラフト(Vita Craft) MOCOMIC……
10
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6,050円 |
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ステンレスフライパンを長く使うために
ステンレスフライパンを長く愛用するにはいくつかの工夫が必要。上手くお手入れすれば10年以上使い続けることもできます。なるべく長持ちさせるために、適切なお手入れの仕方を知っておきましょう。
使用後は冷めないうちに洗う
使用後はフライパンが冷めないうちに洗ってください。調理後すぐに水をかけるなどして急な冷却をすると、汚れが落ちにくくなってしまうので避けましょう。
また、焦げ付きはお湯につけたり重曹水を使用したりすると取れやすくなります。
十分な予熱をしてから使う
調理前は油をひかずに中火で2~4分予熱を入れましょう。予熱によって調理中の焦げ付きを防ぎ、均一に熱が加わる状態にすることができます。フライパンの上に水滴を落とした際、水玉となってころころ転がるくらいがベストです。
油をしっかり引く
食材の焦げ付きを防ぐため、多めの油をしっかりと引いてフライパンになじませてから、弱火で調理を始めてください。
弱火~中火で調理する
強火で調理してしまうと、フライパンのコーディングを痛めたり変形の原因となってしまう可能性があります。そのためステンレスフライパンを使うときは弱火~中火で使用しましょう。
まとめ
プロも使用する、耐久性に優れたステンレスフライパン。手入れが難しいイメージもあるかもしれませんが、適切な扱いをすれば長く使い続けることができ、料理も美味しく仕上がる優れものです。
使用感や利便性を考慮して自分に合った商品を選びましょう。ぜひ納得のできるものを見つけて、楽しい料理生活を送ってくださいね。