パスタ・アクアパッツァ・ピザなどのイタリア料理には絶対に欠かせないエクストラバージンオリーブオイル。「PLANETA」や「カスティージョ・デ・カネナ」など多くのブランドから発売されています。
そこで今回は、エクストラバージンオリーブオイルの選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。用途に沿ったエクストラバージンオリーブオイルをぜひ見つけてみてくださいね。
エクストラバージンオリーブオイルとは

エクストラバージンオリーブオイルとは、オリーブの実を絞った時のバージンオイル(一番搾り)が国際基準の酸度0.8%以下で、香り・味わいが共に最高品質で化学的な加工が全くされていないオリーブオイルのことを指します。
本物と偽物の見分け方は?

エクストラバージンオリーブオイルを値段で本物か偽物か区別するのはとても難しいことです。商品によって値段に差が出るのは、輸送にかかるコストに違いがあるからです。大型のタンクで購入し日本で詰め替えを行うか、ボトル単位で輸入するかで大きく価格に差が出ます。
また、品質に関してもIOC(国際基準)と日本基準とにズレがあるため、同じエクストラバージンオリーブオイルでも違いが出てしまいます。IOC(国際基準)のエクストラバージンオリーブオイルを購入したいなら1mlあたり3円を超える商品を選ぶと良いでしょう。
ピュアオリーブオイルとの違い

オリーブの実を絞ったままのエクストラバージンオリーブオイルとは違い、ピュアオリーブオイルは絞ったオイルを精製し他のオリーブオイルをブレンドすることによって香り・味をなくしたオイルのことです。
どちらのオイルも過熱・生使いできますが、香りや味わいを楽しむならエクストラバージンオリーブオイルを、香りを楽しむ必要がないならピュアオリーブオイルを使うといった使い分けがおすすめですよ。
エクストラバージンオリーブオイルの選び方
エクストラバージンオリーブオイルを選ぶときには、保存ボトルの材質や品質、原産国、価格などの項目を比較することが重要なポイントです。
鮮度に直結するボトルの材質で選ぶ
搾りだされた瞬間から、劣化を始めるエクストラバージンオリーブオイル。最後まで高い鮮度を維持したまま使いたいならボトルの材質に注意して選びましょう。
光による酸化をブロックする遮光性ボトル

遮光性の高い濃い色のボトルは、エクストラバージンオリーブオイルを劣化させる原因の太陽光や蛍光灯の光から守ってくれます。
また、遮光性の高いボトルにはプラスチック製のボトルもあります。このタイプはもう一つの劣化原因の酸素を通しやすいため、避けるのが賢明です。
長期保存にもおすすめのガラス製のボトル

エクストラバージンオリーブオイルの香りや味わいを長く楽しみたいなら、ガラス製のボトルを選びましょう。
特に遮光性ビンのタイプは、劣化の原因になる光・酸素を両方ブロックしてくれるため、おいしさを長持ちさせてくれますよ。
使い切りにピッタリな少量ボトル

どんな材質のボトルでも、一度開封すると空気にふれて劣化してしまうエクストラバージンオリーブオイル。開封時のフレッシュをずっと味わいたい人や、一人暮らしの人におすすめなのは使い切りができるサイズのミニボトルです。
開封後は、遅くとも2か月以内で使い切るようなサイズのボトルを選びましょう。
オリーブオイルの品質もチェック
高品質なオリーブオイルを選ぶためには、ラベル表記の酸度や認証マーク、製法を必ず確認しておきましょう。
世界基準の品質なら酸度0.8%以下

本物との見分け方でも触れましたが、IOC(国際基準)が定めたエクストラバージンオリーブオイルの基準の一つに「酸度」があります。
「酸度」とは、オリーブオイル内に遊離脂肪酸がどれだけ含まれるかを表します。IOC基準ではエクストラバージンオリーブオイルは酸度0.8%以下となっています。
しかし、日本ではJASの独自基準で酸度2.0%以下となっているため注意が必要です。
認証マークの有無もチェック

エクストラバージンオリーブオイルにはさまざまな認証マークが付いていることがあります。エコリーフマークやオーガニックマークなどです。一定の高い品質を満たしたオイルにつけることが許されいるため、品質を見分けるポイントになりますね。
コールドプレス製法で上質なオイルに

余計な熱を加えずに抽出したオリーブオイルは香りや味、風味を損なうことなく高品質なオリーブオイルになります。そこで、非加熱か30℃以下で抽出するコールドプレス製法で抽出したオリーブオイルかどうかの表示をチェックしましょう。
オイルの原産国にも注目しよう
オイルの産地にも注目しましょう。どの国で採れたオリーブから抽出されたかによって、香りや味わいの違いを楽しむことができますよ。
トマトやピザに合うイタリア産

オリーブオイルを使った料理が有名なイタリア産はパスタ・ピザ・トマトとの相性が良いエクストラバージンオリーブオイルが多くあり、栽培されているオリーブの品種が豊富でオイルのバラエティにも富んでいます。
南部で栽培されているものは、オリーブらしいフルーティな味と風味を楽しめますし、トスカーナ州で採れたものは癖のあるスッキリとした味わいを楽しめますよ。
そのまま食べるならスペイン産

オリーブオイルの生産量が世界一位のスペイン産のオリーブオイルは、香り高くまろやかな味わいが特徴的です。苦みや辛さが少ないため、そのままでも楽しめるオリーブオイルです。
スペインではオリーブオイルの品種を限定して、高品質なオイルを安定的に供給することができるようにしているため、どの地域でも特徴にあまり大きな差がありません。
オリーブオイルの歴史が長いギリシャ産

高級エクストラバージンオリーブオイルの産地として有名なギリシャ産のオイルは、新鮮なオリーブの香りと濃厚な風味、上品で豊かな後味が特徴的です。また、ギリシャはオリーブオイルの消費量が、なんと世界一な国でもあります。
オリーブの品種で選ぶ
原料になるオリーブの品種は、数え切れないほどあります。風味が品種によって違ってくるため、さまざまな風味を楽しみたいなら品種で選ぶようにしましょう。ここではオーソドックスな品種を紹介していきます。
フルーティーな香りのピクアル

世界中どこでも栽培されている、最もポピュラーなオリーブの品種です。
なんといってもオレイン酸による耐酸化性が高いため長期保存ができることでも有名です。個性豊かでフルーティな香りとわずかな辛みと苦み、酸味のバランスがよく、熱にも強いためオールマイティに使えるオイルです。
テーブルオリーブ用にも最適なオヒブランカ

「白っぽい葉の色」を意味するオヒブランカは、フレッシュなハーブの風味と香りの甘い口当たりで、苦味の後わずかにピリっとした刺激が残るのが特徴的です。
サラダのドレッシング、マリネや乳化させて使うのが一般的です。また肉料理などに使うことで、ハーブのような効果が出てより一層お肉のおいしさを引き立てくれます。
イタリアで最も有名なレッチーノ

イタリアのトスカーナが原産のオリーブで、独特のクセがなくスッキリとマイルドな口当たりのよさから、魚介やサラダのような食材の味を生かす料理に特におすすめです。
好みの香りで選ぶ

エクストラバージンオリーブオイルは、芳醇な香りでも愛されているオイルですから、選ぶときには好みの香りのオリーブオイルを選ぶようにしましょう。
果実のような香りを楽しめるコルニカブラ種や、ピクード種のような青りんごやオリーブの葉を連想させる香りが特徴なものまであります。
価格で選ぶ

リーズナブルなオイルがたくさんあるなか、最高品質のエクストラバージンオリーブオイルは数万円にも上ります。
その中でも、できるだけ高品質なエクストラバージンオリーブオイルを選ぶときの基準になる値段は、3千円以上のオイルです。この値段以上の商品なら、たくさんの商品の中でもかなり高品質な部類と言えるでしょう。
エクストラバージンオリーブオイルのおすすめ人気ランキング10選
ここからは、エクストラバージンオリーブオイルをおすすめ人気ランキング形式でご紹介します。それぞれの特徴を簡単にまとめているので、ぜひエクストラバージンオリーブオイル選びの参考にしてみてください。
1位 ガルシア エクストラバージンオリーブオイル

yahoo.co.jp
寸法:8 x 25.5 x 8 cm
容量:1000ml
コスパと品質がちょうど良い
本場スペイン産のピクアル種・オヒブランカ種・コルニブランカ種をブレンドしたエクストラバージンオリーブです。また、収穫から24時間以内に抽出するのを徹底することで、酸度が低い高品質なオイルを提供しています。
加熱用にも生食用にもマルチに使えて、なんと大容量の1000mlでコスパにも優れていますよ。
2位 オリテラ エキストラバージンオリーブオイル

yahoo.co.jp
寸法:‐
容量:1本1リットル(914g)×6本
スペイン産オリーブの4種を配合
オリーブそのものの豊かな香りとフルーティな味わいが特徴のオリテラのエクストラバージンオリーブ。オーソドックスなスペイン産の4品種を絶妙にブレンドしており、いろいろな料理との相性がとてもよいオイルです。
しかし、日本基準で選定されているため、酸度が0.21%となっていますのでIOC基準をお探しなら注意してくださいね。
3位 オレオエステパ エグレヒオ オーガニック

yahoo.co.jp
寸法:36.2cm×9.2cm×9.2cm
容量:500ml
オリーブジャパン2015最優秀賞のオリーブオイル
日本最大規模のオリーブオイルのコンテストで、2015年の最優秀賞に輝いたエクストラバージンオリーブオイルです。青い果実のようなフルーティで芳醇な香りと、新鮮なハーブの香りが特徴的で、ほのかに感じる苦みと辛みの風味が絶妙です。
値段も比較的リーズナブルなため、普段使いにピッタリですね。
4位 CIVGIS 有機JAS オーガニック エキストラバージン オリーブオイル

yahoo.co.jp
寸法:-
容量:1000ml
オーガニックで高品質かつ高コスパ
エーゲ海東海岸産オリーブから抽出された、有機JAS認定・EU認定オーガニックのエキストラバージンオリーブオイル。たっぷり1リットルで2000円以下と、高品質なのにお手頃な価格なのも嬉しいポイントです。
豊かな果実のような香りとまろやかな口当たりで、パスタ・サラダにピッタリですよ。
5位 ヴィラブランカ オーガニック エクストラバージンオリーブオイル

yahoo.co.jp
寸法:57×57×275
容量:500ml
コールドプレス製法で搾油したオーガニックオイル
有機JAS認証のオーガニックエクストラバージンオリーブオイルです。アンダルシア州の有機オリーブのみを使用してブレンドしているため、食材そのものの味を引き立てくれるフレッシュな香りとやさしい味わいが特徴的です。
伝統のコールドプレス製法で抽出されるため、もちろん酸度は0.8%以下に保たれています。どんな料理にも合わせやすいブレンドをしているため、普段使いでも問題ありません。
6位 マタピロ エクストラバージンオリーブオイル

rakuten.co.jp
寸法:‐
容量:スプレータイプ 225ml ボトルタイプ 250ml
オリーブ果実の一番搾りを採用で世界最高基準
単一畑で収穫された6種類のオリーブ(フランレイオ・レッチーノ・ピクアル・コロネイキ・カロレア・ビコレーネ)を6時間以内に抽出、箱詰めまで約7時間以内で出荷されるエクストラバージンオリーブオイル。FFA認証を受けた世界基準を満たした高品質なオリーブオイルです。
無添加で、純粋なオイルを楽しみたい方におすすめ。
7位 OLITERRA エクストラバージンオリーブオイル

yahoo.co.jp
寸法:‐
容量:500ml
フルーティで高品質
コールドプレス製法で抽出されたフルーティな香りが特徴的な、オリテラのエクストラバージンオリーブオイルです。世界40カ国で長年にわたって愛され続けているオリテラが、化学溶剤を一切使わず丁寧に抽出。クセが非常に少ないことから組み合わせられる料理は無限大です。
また、価格も大変リーズナブルなため、毎日気兼ねなく使えるのも嬉しいですね。
8位 ベルドイル エクストラバージンオリーブオイル

rakuten.co.jp
寸法:‐
容量:1000ml
本場スペインで香りや成分の高品質をマーク
スペイン産の高品質なオリーブを贅沢に使ったエクストラバージンオリーブオイルで、お肉や魚介、野菜のおいしさを一層引き立てくれます。ベルドイルのオリーブオイルは万能なオイルとしても人気で、料理の風味を通常のオリーブオイルよりアップさせてくれますよ。
野菜オイル漬けや自家製ドレッシングなどにも最適で、使いやすいオリーブオイルになっています。
9位 味の素 オリーブオイルエクストラバージン

yahoo.co.jp
寸法:78×64×230mm
容量:600ml
味の素が送る日本の素材・料理に最も適したオリーブオイル
スペインの国際オリーブ協会認定のオリーブを使用することにより、鮮度にこだわったしぼりたての味がするエクストラバージンオリーブオイルになりました。どんな料理にも合わせやすいように、特有の苦みや辛みをおさえてフルーティさを全面に押し出しています。
また、日本の食材にも合わせやすいようにブレンドしてくれているため、普段使いもしやすくなっています。
10位 ラーレ ピークハーベスト

yahoo.co.jp
寸法:‐
容量:250ml
アイヴァルック種100%のエクストラバージンオイル
高品質でコストパフォーマンスに優れたエクストラバージンオリーブオイルのピークハーベスト。トルコ産のオリーブで作られています。
えぐ味・苦味が少なくスッキリとした香りや風味が特徴的で、早摘みの青いオリーブの実と少し熟したオリーブの実をバランスよく配合することによって、クセの無いまろやかな味わいも楽しめます。どんな料理でも合わせやすいオリーブオイルです。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
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![]() ガルシア エクストラバージンオリ……
1
|
881円 |
4.47 |
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![]() オリテラ エキストラバージンオリ……
2
|
4,491円 |
4.4 |
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![]() オレオエステパ エグレヒオ オーガ……
3
|
2,703円 |
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|
![]() CIVGIS 有機JAS オーガニック エキ……
4
|
1,598円 |
4.15 |
|
![]() ヴィラブランカ オーガニック エク……
5
|
734円 |
4.48 |
|
![]() マタピロ エクストラバージンオリ……
6
|
3,120円 |
|
|
![]() OLITERRA エクストラバージンオリ……
7
|
2,990円 |
|
|
![]() ベルドイル エクストラバージンオ……
8
|
2,560円 |
|
|
![]() 味の素 オリーブオイルエクストラ……
9
|
695円 |
|
|
![]() ラーレ ピークハーベスト
10
|
1,728円 |
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まとめ
エクストラバージンオリーブオイルを選ぶときには、ボトルの材質・オイルの品質・オリーブの品質・原産国・香り・価格をチェックして選びましょう。酸度の違いのように、どの国の品質基準でオリーブオイルを選ぶかによって価格やメーカーが大きく変わってくるのもポイントです。
ぜひ、自分の好きなエクストラバージンオリーブオイルを見つけて料理やおいしい食事を楽しんでくださいね。