引っ越しを予定している方の中には、初めての引っ越しを経験する方もいるのではないでしょうか。特に1人で引っ越しをするのであれば、引っ越し業者を活用するととても便利です。
そこで今回は引っ越し業者の選び方と、おすすめの引っ越し業者を紹介します。紹介する引っ越し業者の中には、アーク引越センターやサカイ引越センターなどの、大手引っ越し業者も満載です。
引っ越し業者の選び方
引っ越し業者は、口コミ・荷物の量・引っ越し時期などで選ぶなど、さまざまな選び方があります。口コミでは実際に利用した方の声を参考にすることも可能です。荷物の時期や引っ越し時期などで、引っ越し費用の相場価格が大きく異なります。
また他にも、プランやオプションなどを重視することもおすすめです。引っ越し当日に費用が上がってしまうことを防ぐために、事前見積もりしておきましょう。
口コミで選ぶ
引っ越し業者を選ぶ際、実際に利用した方々の口コミをチェックしてみることをおすすめします。いい点も悪い点も知ることができ、その引っ越し業者を実際に利用する様子をイメージすることも可能です。
また電話対応の良さや訪問時の対応の良さなど、たくさんの具体的な情報が集まっています。そこで引っ越し業者の口コミには、どのような内容が記載されていたのかを紹介。
最初の印象で決まる「電話での対応がいい」
引っ越し業者への依頼方法は、電話で行う方も多いことでしょう。もう1度同じ引っ越し業者を利用したいという口コミの理由として、「電話での対応がよかった」との声が多かったです。
また見積もりを電話で依頼する際には、電話対応に注目することをおすすめします。電話対応次第では、依頼を断ることも可能です。
引っ越し前に対面しておくと安心「訪問時の対応がよかった」
見積もり時や事前面会の際には、引っ越し業者の担当が訪問してくることもあります。引っ越し業者の訪問時には、見積もり内容だけに注目せず、相手の対応の良さにも注目するといいでしょう。中には、差し入れを持って訪問してきたということもあります。
連絡手段は電話以外の方がいい方におすすめ「メールでのやりとりもスピーディー」
引っ越し業者によっては、電話でのやりとりだけではなく、メールでのやりとりを行っているところもあります。電話で対応する場合はその場で解決することが多いですが、メールでのやりとりであると返事まで時間がかかってしまうことも。
しかしメールでのやりとりでも、迅速に対応してくれる引っ越し業者であると、それ以外のシチュエーションでも迅速な対応が期待できます。
荷物の量で選ぶ
引っ越し費用には、荷物の量が大きく関係します。もちろん運ぶ荷物の量が多ければ多いほど、引っ越し費用は膨れ上がり相場価格も増加してしまいます。
そこで引っ越しをする人数を参考に、どれぐらいの段ボールの数が必要であるのかをお伝えします。
単身者は「段ボール10〜15個分の荷物」
1人で引っ越しする場合は、段ボール10〜15個分の荷物があると想定されます。1人で段ボール10個以上と聞くと多いように感じてしまうことでしょう。
しかし段ボールには、衣類や食器などさまざまな荷物を詰めなければいけません。他にも冷蔵庫や洗濯機などの家電もあるため、単身者の引っ越しでも荷物を少し多めに見積もっておくことをおすすめします。
夫婦などの2人家族であれば「段ボール20〜30個分の荷物」
夫婦などの2人で引っ越しする場合は、段ボール20〜30個分の荷物があると想定されます。引っ越し業者にある程度の段ボールの数を伝えておくことで、その荷物の量に対応したトラックで訪問することが多いです。
また、段ボールには入らない大きな荷物があるのであれば、事前に申告しておきましょう。冷蔵庫などの家電以外に、トレーニング器具や自転車なども該当します。
3人家族以上のファミリー世帯であれば「段ボール30個分以上の荷物」
3人家族以上のファミリー世帯の場合は、段ボール30個分以上の荷物があると想定されます。もちろん引っ越す人数が増えれば増えるほど、荷物の量も増え必要なトラックの台数を増やす必要がある場合も。
またファミリー世帯で引っ越しする場合は、できるだけ事前見積もりをしておくことをおすすめします。引っ越し日までに荷物の量が変更する可能性がある場合は、見積もりの際に伝えておくといいでしょう。
引っ越し時期で選ぶ
引っ越し費用は、引っ越し時期によって大きく上がることもあります。引っ越し時期は大きく分けると、通常期・繁忙期の2種類です。時期によっては、希望する日に予約が取れないことも。
5月から2月までの「通常期」
引っ越しの時期が選べるのであれば、5月〜2月の通常期をおすすめします。通常期は引っ越し業者を利用する方が少なく、繁忙期を避けた時期をあえて選ぶ方が多いです。通常期に引っ越すことで、引っ越し費用を安く抑えられます。
3月から4月までの「繁忙期」
引っ越し業者が最も忙しいと言われている時期が、3月〜4月にかけての繁忙期です。3月や4月は卒業と入学のシーズンでもあるため、引っ越しシーズンともいえます。繁忙期に引っ越しを控えている方は、できるだけ早めに見積もりを依頼し予約を取っておくといいでしょう。
相場価格で選ぶ
引っ越し業者の相場価格は、単身者・2人家族・3人家族・4人家族によって大きく異なります。家族の人数が増えれば、荷物の量も増え引っ越し費用の相場価格も増加します。
各家族の相場価格を知っておくことも大事になってきます。今回は引っ越し距離が50km未満である場合の相場価格をご紹介します。
単身者であれば「4万円〜8万円程度」
1人で引っ越す場合の相場価格は、4万円〜8万円です。相場価格の範囲は2倍と幅が大きいですが、運送する荷物の種類や量によって価格が変わります。荷物の量も少なく、移動距離も短ければ5万円以内に抑えることも可能です。
2人家族であれば「5万円〜10万円程度」
2人で引っ越す場合の相場価格は、5万円〜10万円です。ほとんどの引っ越し業者では、数万円に抑えられることが多いですが、オプションやプランによって十数万円必要である場合もあります。自身で運べる荷物は、できるだけ自力で運ぶと引っ越し費用の節約にもなります。
3人家族であれば「7万円〜12万円程度」
3人で引っ越す場合の相場価格は、7万円〜12万円です。3人で引っ越すとなると、ファミリー世帯であることがほとんどでしょう。引っ越し費用を少しでも節約するために、荷造りや荷解きなどを家族みんなで協力することをおすすめします。
4人家族であれば「12万円〜17万円程度」
4人で引っ越す場合の相場価格は、12万円〜17万円です。4人以上で引っ越すとなると、引っ越し費用も十数万円以上になります。
4人家族などのファミリー世帯でマイカーを持っているのであれば、マイカーに乗らない荷物だけ引っ越し業者に任せる事で費用の節約にもなります。
プランで選ぶ
引っ越し業を利用するとき、各引っ越し業者で取り扱っているプランから選ぶ仕組みがほとんどです。引っ越し業者のプランは大きく分けると、セルフプラン・プチおまかせプラン・おまかせプランの3種類があります。
述べた順に費用を安く抑えることができますが、その分自身で行うべき工程が増えます。また引っ越し業者によっては、別のプラン名で提供していることもあるため、内容をしっかり確認しましょう。
荷造りや荷解きは自分で行う「セルフプラン」
セルフプランは、荷物を段ボールに入れる工程と、新居での荷解きの工程を自身で行うプランです。引っ越しプランの中でも1番安いプランとなり、家族で引っ越すのであれば、家族で荷造りと荷解きを協力しながら行うことをおすすめします。
荷解きのみ自分で行う「プチおまかせプラン」
プチおまかせプランは、荷解きのみ自身で行う必要があり、その他の工程は引っ越し業者に任せられるプランです。別名で「ハーフプラン」と呼ばれていることもあります。
荷物が多いと荷造りをするだけで一苦労します。荷造りの段階から引っ越し業者に任せたい方は、プチおまかせプランがおすすめです。
荷造りから荷解きまで全ておまかせ「おまかせプラン」
おまかせプランは、荷造りから荷解きまでの全ての工程を引っ越し業者に任せられるプランです。新居で荷解きをする際、どの段ボールに何を詰めたかわからなくなることも。しかし引っ越し業者に荷解きまで任せることで、その日のうちに荷解きができ、家具の配置まで完了します。
オプションで選ぶ
引っ越し業者のプランを決める際に、オプションを追加できる場合もあります。引っ越し業者のオプションには、引っ越しで不要になったものを処分する不用品処分や、単身で引っ越しをする方におすすめな家電の設置などが満載です。
そこで引っ越し業者で取り扱われていることが多いオプションについて紹介します。引っ越し業者によっては、オプション扱いではなく、サービスとして行ってくれる工程もあるため確認が必要です。
不用品の処分が面倒な方におすすめ「不用品処分」
引っ越し業者の不用品処分は、家具や家電などを処分してもらえるオプションです。引っ越し業者の中ではオプションではなく、サービスとして無料で行ってくれることも。大型家電などの処分には費用がかかってしまうため、引っ越し業者に任せるといいでしょう。
また処分ではなく、買取という形で不用品を引き取ることもあります。不用品を買い取ってくれる引っ越し業者を利用すれば、引っ越し費用を節約できおすすめです。
引っ越し日と入居日がズレる場合には「荷物一時預かり」
引っ越し業者の荷物一時預かりは、引っ越し業者が取り扱う貸倉庫や、トランクルームなどに荷物を保管しておくオプションです。荷物一時預かりを行っている引っ越し業者は少ないため、このオプションを利用したい方は荷物一時預かりを第一条件に引っ越し業者を探しましょう。
また荷物一時預かりを利用することで、引っ越し日から入居する日まで間が空いていても、荷物を無事に入居日に届けてもらうことが可能です。
エアコンを新居に持っていくなら「エアコンの取り付け・取り外し」
引っ越し業者の中には、エアコンの取り付け・取り外しをオプションとして行っているところがあります。引っ越し業者に任せることで、わざわざ別の業者に依頼する必要もありません。
旧居で使用していたエアコンを持っていきたいときなどは、そのままエアコンの取り付けまでおまかせすることができます。
家電を1人で設置することが困難である場合は「家電の設置」
引っ越し業者には、新居での家電の設置もオプションでおまかせすることが可能です。家電の設置の中でも、洗濯機やテレビなどの配線に苦戦するのではないでしょうか。これらの家電の設置に自信がない方は、オプションで有料にはなるものの、業者に任せるといいでしょう。
故障しては困るものを運びたい方におすすめ「高級品の輸送」
高級品を輸送してもらいたい場合は、他の荷物と別々で運んでもらう必要があります。美術品や骨董品などの高級品は、輸送中に故障してしまっても、補償対象外になることがほとんどです。そのため念の為、オプションとして高級品の輸送を別で依頼すると安心です。
女性スタッフに任せたい方は必見「作業員の指名」
引っ越し業者の中には、作業員を指名できるオプションまたはサービスを取り扱っていることがあります。女性1人で引っ越す場合には、女性スタッフを指名することで安心するのではないでしょうか。電話やメールでの見積もり依頼の際に、要件を伝えるといいでしょう。
退去時の仕上げとして「ハウスクリーニング」
引っ越し業者にハウスクリーニングを依頼することで、掃除まで自身で行う必要がなくなります。旧居の家主によっては、ハウスクリーニング代を退去時に支払う必要がある場合も。自身でハウスクリーニングを行う必要があるのであれば、業者に任せることもおすすめです。
ペットと一緒に移動することが困難な場合は「ペットの輸送」
引っ越し業者の中には、ペットの輸送までオプションとして行っているところもあります。ペットと一緒に移動することが困難である場合には、ペットの輸送を活用するといいでしょう。
引っ越し業者に任せることが不安である方は、ペット輸送専門の業者に任せることもおすすめです。長距離移動の場合には、ペットの負担がかからない輸送方法を選びましょう。
「引越荷物運送保険」の加入も検討しよう
引っ越し業者を利用する際に、引っ越し業者を通して保険に加入することも可能です。自身が加入する保険は、「引越荷物運送保険」のことをいいます。引っ越し費用に1000円〜2000円追加するだけで、簡単に加入することが可能です。
引越荷物運送保険に加入することで、運送中に家具などが破損してしまった場合に、修理費用として保険金を受け取れます。ただし補償対象となるものは限られており、美術品や骨董品などの高級品は補償対象外になることも。
もちろん保険への加入が任意である場合は、無理やり入る必要はありません。しかし万が一の時のために、備えておきたい方は加入をおすすめします。
引っ越し業者のおすすめ人気ランキング10選
引っ越し業者の選び方を参考に、おすすめな引っ越し業者を10選紹介します。中には対応している引っ越し距離が決まっていたり、梱包資材の用意まで行ってくれることも。それぞれで特徴が異なるため、各引っ越し業者の特徴をお伝えします。
1位 アーク引越センター
「0003」でどこでも利用できる
アーク引越センターは、全国的に利用できる引越しのプロフェッショナル。自動車陸運や荷物一時預かりなど、オプションサービスも充実しています。ピアノやペットなどの、デリケートなものまで運送・輸送も可能です。単身プランから家族プランまで利用できます。
またプランの内容によっては、最大50枚まで段ボールをサービス。アーク引越センターならではの梱包資材で、丁寧かつ確実に荷物を運んでもらえるため安心です。
2位 サカイ引越センター
通販で家具や家電を買い揃えられる
サカイ引越センターは、ショッピングサイトを運営しており、梱包材だけではなく新居に必要な家具まで買い揃えられます。人気家電メーカーの商品が数多くあるため、引っ越しに関することはサカイ引越センターで解決。
さらに全てのプランでは、税込み1650円で10分間サービスを利用できます。10分間サービスでは、荷物を搬送後の10分間でカーテンや照明などの取り付けを、できる限り行ってくれるサービスです。プレミアムプランであると、ダスキンの掃除サービスもセットになります。
3位 アート引越センター
zoomやLINEで簡単に見積もりができる
アート引越センターは、zoomやLINEを活用して見積もり予約が簡単できます。zoomで見積もり予約をすることで、見積もり訪問をする必要がありません。所要時間は30分〜40分ほどで見積もりが完了するため、気軽に利用できるのではないでしょうか。
また引っ越してから1年以内に利用できる家具の移動サービスなどの、アフターサービスまで行っていることもアート引越センターならではです。無料で作業員の指名もできるため、安心して利用できます。
4位 ヤマトホームコンビニエンス
専用ボックスでコストを抑えられる
ヤマトホームコンビニエンスでは、専用パックの利用でコンパクトに荷物をまとめることができます。そのため荷物の量が少ない単身者での引っ越しの場合、専用パックの利用が断然お得です。また電話することなく、WEBで申し込みが完結します。
5位 ハート引越センター
オプションサービスが充実しており自由にプランが組める
ハート引越センターは、インターネット回線の取次や電気工事全般を、オプションとして提供しています。インターネット回線の取次は、引っ越し後の面倒な手続きの1つ。照明などを高い場所に取り付ける場合、ケガをする恐れもあります。
これらの大変な作業を、ハート引越センターではオプションとしておまかせすることが可能です。さらに海外への引っ越しも相談できます。
6位 アリさんマークの引越社
長距離引っ越しも低コストに抑えられる
アリさんマークの引越社は、完全チャーター便で利用できる長距離プランを取り扱っています。中間業者を利用しないため、その分コストを安く抑えることも可能です。またメールでの申し込みは24時間受け付けています。
7位 日本通運
引っ越し費用でマイルやポイントが貯まる
日本通運は日本を代表する輸送会社でもあり、引っ越し作業も受け付けている引っ越し業者です。日本日通で引っ越しを依頼すると、JAL・ANAのマイルや、dポイント・楽天ポイント・Pontaポイントを貯められます。
引っ越し費用は数万から十数万円かかるため、一気にマイル・ポイント獲得が可能。獲得したポイントは、コンビニやガソリンスタンドなどで利用できます。
8位 ハトのマークの引越センター
国内から海外への引っ越しもおすすめ
ハトのマークの引越センターは、エアカーゴや大手海運業者と繋がっているため、海外への引っ越しにおすすめな引っ越し業者です。もちろん国内への引っ越しも受け付けており、国内外ともに高評価を得ています。
また一時預かりオプションも取り扱っており、段ボール1つから預けることが可能です。愛車輸送オプションは、全国どこでも輸送ができます。
9位 ダック引越センター
梱包資材や保護資材で丁寧に運んでくれる
ダック引越センターは、着物専用段ボールやタンス用ジャバラなど、さまざまな梱包資材・保護資材を扱っている引っ越し業者です。荷物の量に応じて、無料でダンボールを提供してくれることも。
キルティングでしっかり廊下や玄関が保護されるため、旧居や新居ともに傷つくことはありません。さらにハイリフト車を活用することで、2階のベランダから荷物の搬送を行うことも可能です。
10位 アップル引越センター
引っ越し当日の追加料金は一切なし
アップル引越センターは、東京圏を中心に引っ越しを受け付けている引っ越し業者です。しっかり見積もりをしてもらうことで、当日の追加料金は一切ありません。また当日に引っ越しのキャンセルをした場合でも、キャンセル料金いらずで安心です。
そのため急病で引っ越しが困難になったり、台風などが原因で引っ越しをキャンセルせざるを得ない場合でも、気兼ねなくキャンセルできます。
引っ越し費用を安く抑えるためには
引っ越し費用を安く抑えるためには、まず始めに一括見積もりをすることをおすすめします。単身者で引っ越す場合は約30000円やすくなり、3人家族であれば約60000円やすくなったという実績も。
またダンボールを自身で用意したり、通常期を選んで引っ越すと少しでも引っ越し費用を節約できます。通常期の中でも11月が1番相場価格が安いため、11月を狙って引っ越し業者に依頼するといいでしょう。
まとめ
引越し業者の選び方を、さまざまな観点で紹介しましたが、自分に必要なオプションやプランなどを見つけることができたでしょうか。家族構成やペットを飼っているのかなどで、引っ越し業者選びで重視すべきポイントも異なります。
引っ越し業者は、1度に何件も見積もりを行えるため、見積もり価格を比較しながら検討することがおすすめです。
