YouTubeやSNSで簡単に動画や写真の投稿ができるようになり、近年では高性能なデジカメやビデオカメラを使用する人が増えてきました。そんな中、カメラのアクセサリーとして装着することで、手ぶれを抑えてプロのような映像や写真を撮影できるスタビライザーが注目を集めています。
簡単に綺麗な映像を撮れるのが魅力ですが、種類が多すぎてどのような商品が自分に合っているか判断するのは難しいです。そこで今回は、カメラ用スタビライザーの選び方とおすすめの10商品を紹介します。単純な作りの商品から高性能な電動のものまで紹介するので、ぜひあなたにぴったりのカメラ用スタビライザーを見つけてください。
カメラ用スタビライザーとは

カメラ用スタビライザーとは、動画や写真撮影の際に発生する手ぶれを補正してくれるアクセサリーです。筋肉の僅かな震えや人の鼓動など、極微小な動きでさえもカメラに振動として伝われば手ぶれは発生します。鮮明で安定感のある動画や写真を撮影したいと考えている人にとって、手ぶれは最大の敵とも言えるでしょう。
カメラ用スタビライザーは、手ぶれが発生する際に起きる振動や傾きに対し、動こうとする方向とは逆側に補正を入れてくれます。そのため、手ぶれのない鮮明な動画や写真を撮る事が可能になり、プロが撮ったかの様な仕上がりに魅せられます。
カメラ用スタビライザーの選び方
カメラ用スタビライザーは主に2種類に分けられ、使い勝手や使用シーンに合わせて3つの形状から選ぶことができます。しかし、使用するデジカメ・ビデオカメラの種類によっては、互換性や耐荷重などの問題から使用できないこともあるため、正しい選び方を事前に知っておくことが重要です。ここからはカメラ用スタビライザーの選び方を6つのポイントに分けて紹介します。
カメラ用スタビライザーの種類で選ぶ
カメラ用スタビライザーには機械式(アナログ)と電気式(デジタル)の2種類があります。機械式は初心者でも扱いやすく、電気式は細かなブレにも対応できます。それぞれ異なる特徴を持っているので、どちらのスタイルが自分に合うのかしっかりと見極めましょう。
シンプルな構造で扱いやすい機械式

付属されている重りで機材とのバランスを取るシンプルな構造で、初心者でも扱いやすい特徴を持つのが機械式です。使用前に重りの数を自分で調整して、重心を決められるので直感的に扱いたい人に最適です。最初は重りの微調整に苦戦することもありますが、慣れてしまえば撮りたい動画に合わせて簡単に調整できます。
取っ手付きタイプであれば、ローアングルでの撮影も手ぶれなく行えるようになります。電気式と比較すると圧倒的に機械式の方が安価なため、今までスタビライザーを使用した事がないという人にもおすすめです。
小さなブレや傾きにも対応できる電気式

機械式よりも性能が高く、微細な傾きや振動にも対応してくれるのが電気式です。内蔵されているモーターが自動修正することで水平を保ち手ぶれを精密に補正します。小さな揺れでも視聴者が酔いやすい長時間の動画やシャッターが降りるまで時間のかかる暗闇での写真撮影などで特に力を発揮するでしょう。
難点は使用する際の最初の設定が難しいことです。一定の知識が必要とされる上に、不慣れな状態だと自在に扱えるようになるには時間がかかるので初心者には向いていません。機械式に慣れ、より高度な撮影を求める時に検討するのが無難なタイプなので覚えておきましょう。
カメラ用スタビライザーの形状で選ぶ
カメラ用スタビライザーには3つの形状が用意されており、それぞれのタイプで得意なシチュエーションが変わってきます。形状の変化に伴い特徴や撮影の向き・不向きも異なるため、撮影に関するイメージや目的を明確にしておくことが重要です。何を・どのように撮りたいのかを事前に決めて、最適な形状のスタビライザーを用意しましょう。
片手で扱えるハンドヘルド型

ハンドヘルド型は、その名の通り片手で持って機器を扱える形状になっているため、旅行先や外出先での撮影をメインにしたい人に最適な形状です。コンパクトな形状なので小回りが利き、狭い室内でもダイナミックな撮影がしやすくなります。
一眼レフカメラやコンデジなど本格的で高価な機材に対応している他、最近ではスマートフォンを使った撮影に特化したモデルもあります。重量も1kg以下の商品が多く、他の形状の商品よりも安価であることから、最初のスタビライザーとして手に取りやすいタイプです。
補正力が高いボディマウント型

優れた補正力で本格的な撮影に最適なのがボディマウント型。自分の身体に重りを直接装着し、上下・前後・左右の3つの軸からカメラを水平に保つ高度な機材です。重量があるのでバランスが取りづらく、慣れるまで練習が必要ですが、撮れる映像は他の形状と比べても抜群に綺麗です。
重量とボリュームの関係から持ち運びには適していませんでしたが、近年では軽量で折り畳むことができるモデルも販売されています。上級者向けですが、ショートムービーなど本格的な撮影を視野に入れている人は検討してみてください。
動いて撮影しやすいショルダーマウント型

動いて撮影する際に大活躍してくれるのがショルダーマウント型です。肩と手でカメラを支えるので重量が分散され、長時間の撮影も苦になりません。また、ボディマウント型と比べてカメラを持った状態での移動がしやすいので、被写体に合わせて動く事ができ、アクションの多いシーン撮影にも向いています。
ハンドヘルド型とボディマウント型の利点を持ち合わせており、手軽さ・動きやすさの他に安定感と高い補正力を期待できます。シーン・ジャンル問わずオールマイティな撮影をしたい人におすすめです。
カメラに合わせて耐荷重で選ぶ

スタビライザーには耐荷重が決められており、使用するカメラの重さが基準内なのか確認が必要です。デジカメ・ビデオカメラを始めとした様々な撮影機器はそれぞれ重さが異なります。適したものを使用しなければ、結果的に手ぶれに繋がる他、機材が破損する危険もあるので注意して下さい。
また、撮影機器本体だけでなく、マイク・モニター・レンズ・ライトといった本体に装着するアクセサリー類の重さも含めて考慮しなければなりません。本体やレンズ単体でも重量のあるものが多いのできちんと測定しましょう。
持っているカメラに対応しているかチェック

購入を検討しているカメラ用スタビライザーが、手持ちのカメラに対して正常に動く機種かどうかを確認することも重要です。デジカメ・ビデオカメラをスタビライザーに取り付ける際の金具であるマウントとの適合性や、サイズを含めた機種の合致なども確認が必須と言えます。
適していないものを購入してしまうと、スタビライザーに取り付けられないなど致命的なミスに繋がるためチェックは確実に行いましょう。
電気式は連続使用時間に注意

電気式スタビライザーは連続使用時間が決められています。撮影にかかる時間を考慮して連続使用時間も確認しておきましょう。
7~12時間程度の長く連続で使用できるものであれば1日中使うことができ、長時間の動画の撮影も安心です。連続使用時間が短いものだと、撮影時に中断する必要が出てきてしまうため、スムーズな撮影が困難になります。最低でも7時間以上稼働できるものを選びましょう。
アングルの調整ができると便利

カメラ用スタビライザーの購入時には、アングル調整の可不可も確認しましょう。特にローアングルにも対応している機材であれば、背の低い子供・ペット・虫・植物などの撮影がしやすく、臨場感のあるシーン撮影が可能です。
持ち手のグリップが伸縮できるものや、360度回転が可能な製品などがあるので好みで選んでください。どれも撮影の幅が広がり、より本格的な作品を撮ることができます。
カメラ用スタビライザーのおすすめ人気ランキング10選
カメラ用スタビライザーは手軽に使える機械式・高度な補正ができる電気式に別れていて、使用者の力量に合わせられます。また、形状もハンドヘルド型・ボディマウント型・ショルダーマウント型と3種類あり、機動力と性能がそれぞれ異なります。使用シーンや自分の技術レベルに合わせて選びましょう。
ここからは、実際に販売されているおすすめのカメラ用スタビライザーを10商品紹介します。手持ちの機材に対応しているか・耐荷重は問題ないかなど、細かい部分もきちんとチェックした上で、あなたの撮影スタイルに最適な商品をぜひ見つけてください。
1位 hohem スタビライザー Hohem iSteady Multi

yahoo.co.jp
形状:ハンドヘルド
耐荷重:0.08〜0.4g
対応機種:デジタルカメラ/ミラーレスカメラ/スマートフォン等
アングル調整:可能
サイズ:-
スマホやGoProにも使用可能
動きの激しいGoProや、手ぶれ補正が少ないスマートフォンにも対応しているハンドヘルド型の製品。スマートフォン用の拡張フォルダーが付属されているため、手持ちの携帯でも十分本格的な撮影が可能になります。三脚も取り付けられるので、携帯の固定カメラで動きの早い撮影がしたい時にもおすすめ。
耐荷重は400gと重たいコンデジなどは使えませんが、スマホやGoPro用のアクセサリー類であれば満足できる量を装着できます。
2位 ファーストマーケット 1st market スタビライザーハンドル ch0709-1

rakuten.co.jp
形状:ハンドヘルド
耐荷重:5kg
対応機種:デジタル一眼レフカメラ/ビデオカメラ
アングル調整:不可能
サイズ:約長さ25x幅21x高さ9.4m
フォームパッド入りハンドル採用で長時間持ちやすい
ファーストマーケットのスタビライザーハンドル ch0709-1は、クッション性の高いフォームパッド入りハンドルを採用しており、持ちやすく長時間撮影しても疲れにくいです。映画やドラマなど長い映像を撮影する際もストレスなく使用できます。
最大耐荷重が5kgで12cmまでの高さなら装着できるため、重量があり背が高いビデオカメラ・デジカメ・一眼レフにも対応できます。耐荷重にはアタッチメントを付ける余裕があるので、より本格的に撮影をしたい方にもおすすめです。
3位 モザ MOZA 手持ち3軸スタビライザー MOZA MINI P

yahoo.co.jp
形状:ハンドヘルド
耐荷重:0.9kg
対応機種:スマートフォン/アクションカメラ/コンパクトカメラ/ライトミラーレスカメラ
アングル調整:不可能
サイズ:-
長時間の撮影も安心の16時間稼働
モザの手持ち3軸スタビライザー MOZA MINI Pは、最高で16時間も連続使用できるため、旅行先でのVlogや屋外での撮影が長時間続く場合でも安心です。電源の残量を心配をする必要がないので気兼ねなく何度でも撮り直しできます。
ハンドヘルド型で軽いのはもちろんのこと、直感的な操作性で機械に詳しくない人でも扱いやすいです。指先一つでコントロールできるので気軽に微調整できます。
4位 ディージェイアイ DJI スタビライザー DJI RS 2 Pro Combo

amazon.co.jp
形状:ハンドヘルド
耐荷重:4.5kg
対応機種:カメラ全般
アングル調整:可能
サイズ:長さ41x幅26x高さ19.5cm
フルカラーのタッチ画面採用で簡単操作
このカメラ用スタビライザーはフルカラーのタッチ画面で細かな調整が可能なため、電気式特有の難しい知識や操作が必要ありません。タッチパネルから専用のアプリにも接続できるので、使いたい機能も直感的に使用でき、撮影の幅が広がります。
本体の重さが1kgという軽さにも関わらず、耐荷重は4.5kgと見た目に反してパワフル。重量のある一眼レフカメラやビデオカメラなども装着できるため、手持ちのカメラを最大限活かせます。
5位 Zeadio スタビライザー DV-TGRIP-O

yahoo.co.jp
形状:ハンドヘルド
耐荷重:-
対応機種:スマートフォン/カメラ全般
アングル調整:不可能
サイズ:-
アタッチメントを取り付けられる3つのホットシュー搭載
こちらの商品は、撮影時に使いたいLEDライト・マイク・ストロボなどを取り付けられる、ホットシューがグリップの前面に3箇所も設置されているのが最大の魅力。3箇所すべて同時使用できるため、撮影状況に合わせてライトやストロボの配置を変えられます。
低角度の撮影に優れており、スポーツなど激しい動きのあるシーンはもちろん、子供や動物の撮影がしたい人にもおすすめ。臨場感のある動画を子供・動物目線で撮影できます。
6位 ディージェイアイ DJI スタビライザー Ronin-SC

yahoo.co.jp
形状:ハンドヘルド
耐荷重:2.0kg
対応機種:一眼レフカメラ/ミラーレスカメラ
アングル調整:可能
サイズ:長さ34x幅10x高さ37cm
各軸の感度を向上するスポーツモード搭載でアクションシーンもブレない
ディージェイアイのスタビライザー Ronin-SCは各軸の感度が上がるスポーツモードを搭載しているため、激しい動きをしている被写体を撮影してもブレません。突然被写体が予測できない方向へ移動してもしっかりと追跡してくれるので滑らかな動きを撮影できます。
また、ロール軸よりも高い位置にカメラを配置できるので、撮影時にディスプレイが遮られることもありません。液晶を見ながらスムーズに撮影できます。
7位 Spolehli スタビライザー GBN-27

amazon.co.jp
形状:ハンドヘルド
耐荷重:1kg
対応機種:ビデオカメラ/一眼レフ/スマートフォン
アングル調整:不可能
サイズ:長さ34x幅20.5x高さ5.7cm
ネジの位置を変えるだけでバランスを調節
重心調整の際に4つのネジの位置を変えるだけでバランスの変更ができるため、初心者や不慣れな人でも簡単に操作ができます。また、総重量を変更できる重りも付属されているので、バランスを取りながらの撮影が難しい場合でも安心です。
機械式のハンドヘルド型で特殊な弓形なので初心者でも持ちやすくなっています。扱いやすい・手ぶれしにくい設計で最初に手に取るスタビライザーとして最適です。
8位 UTEBIT スタビライザー UTEBIT_HDSTB_BK

yahoo.co.jp
形状:ハンドヘルド
耐荷重:1kg
対応機種:一眼フレカメラ/ミニDV/ビデオカメラ
アングル調整:不可能
サイズ:長さ25x幅20x高さ9cm
手触りの良い高級ノンスリップスポンジ使用で長時間の撮影も快適
UTEBITのスタビライザー UTEBIT_HDSTB_BKは、手触りが滑らかな高級なノンスリップスポンジをグリップ部分に採用しているため、長時間の撮影でも疲れにくいです。しっかりと持てる形状になっているので低い画角での撮影でも手ぶれを防いでくれます。
グリップの前面にホットシューアダプターが搭載されており、撮影用のLEDライト・ストロボ・フラッシュなどの機材を取り付けられます。比較的低価格なので手軽に本格的な撮影をしてみたい人にも最適です。
9位 hohem 防滴スタビライザー ISteady Pro3

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形状:ハンドヘルド
耐荷重:0.15kg
対応機種:GoPro
アングル調整:可能
サイズ:-
雨の日も使えるIPX4防水設計
防水規格を表すIPX値が4という防水設計のカメラ用スタビライザー。突然の雨は屋外での撮影において機材の故障などにも繋がり兼ねない大きなトラブルです。そんな予想外の雨に対しても、安心して撮影を続けられる強い味方になります。
最大12時間の連続使用ができるのも魅力。撮影中にカメラの充電もできるので、バッテリーを気にすることなく何度でも撮り直しができます。
10位 モザ MOZA スタビライザー ACGN01

amazon.co.jp
形状:ハンドヘルド
耐荷重:3.2kg
対応機種:一眼レフカメラ/ミニDV/ビデオカメラ/スマートフォン
アングル調整:可能
サイズ:長さ46x幅26x高さ18cm
1kg以下の重量で片手でも扱いやすい
本格的な電気式スタビライザーなのに本体重量が1kg未満という軽量型。片手でも扱いやすい重さで、力の弱い女性や子供でも難なく使用できます。長時間の撮影もストレスなく可能です。
また、スマートホイールを使用してフォーカスシステムを直感的に制御できるため、調整・操作がしやすいです。それぞれのステータスがパラメーターで表示されるので視覚的にバランスを捉えることもできます。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() hohem スタビライザー Hohem iStea……
1
|
17,930円 |
4.1 |
|
![]() ファーストマーケット 1st market ……
2
|
2,080円 |
|
|
![]() モザ MOZA 手持ち3軸スタビライザ……
3
|
26,820円 |
4.45 |
|
![]() ディージェイアイ DJI スタビライ……
4
|
105,600円 |
4.34 |
|
![]() Zeadio スタビライザー DV-TGRIP-O
5
|
2,899円 |
4.2 |
|
![]() ディージェイアイ DJI スタビライ……
6
|
46,715円 |
|
|
![]() Spolehli スタビライザー GBN-27
7
|
2,230円 |
3.3 |
|
![]() UTEBIT スタビライザー UTEBIT_HDS……
8
|
1,858円 |
3.8 |
|
![]() hohem 防滴スタビライザー ISteady……
9
|
10,999円 |
4.16 |
|
![]() モザ MOZA スタビライザー ACGN01
10
|
47,820円 |
|
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まとめ
カメラ用スタビライザーは、機械式・電気式の2種類がある他、形状によって手軽さ・性能・使用に最適のシーンがそれぞれ異なります。アングルの調整・連続使用時間など他の機能も考慮した上で、どのような場所でどのような撮影がしたいのかを明確にしてから商品を選びましょう。
本記事を参考にあなたの撮影スタイルに合ったカメラ用スタビライザーを見つけて、今より本格的に鮮明な動画・写真の撮影にぜひ挑戦してみてください。