別名ステープラーやジョイントとも呼ばれているホッチキス。オーソドックスなハンディタイプや仮綴じに使える針なしタイプ、中綴じも可能な回転式から大量の資料を作れる電動タイプまで様々な種類があり、どれを選べばよいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はホッチキスの選び方とおすすめ人気ランキング15選を紹介します。記事の後半では、実用的な商品の他にデザイン性に優れたユニークなものもピックアップしているので、ご自身の用途に適したホッチキスを選んでくださいね。
ホッチキスの選び方
種類で選ぶ
スタンダードなハンディタイプ

我々が普段、目にすることが多いホッチキスはハンディタイプと呼ばれる種類です。これはその名のとおり、片手で持って使うことを想定した商品で、最大で約15~20枚の紙を綴じられます。意外と日常生活でも使う場面が多いので、ご自宅に1つくらいは常備しておきたいところですね。
また、このハンディタイプは、本体後部にリムーバーと呼ばれる除針具が取り付けられています。そのため、打つ場所を間違えても修正しやすいですよ。
ちょっとした仮綴じなら針なしタイプ

紙を簡易的に仮綴じしたい場合は、針なしタイプがおすすめです。これは紙同士を圧着させたり、穴を開けて折り込んだりするタイプのことで、金属製の針をまったく必要としません。そのため、他のホッチキスと比べるとコストが掛かりにくいです。
また、金属製の針を使わないということは、シュレッダーにそのままかけても問題ないことを意味します。しかも、綴じた部分に厚みが生まれにくいため、大量の書類でもかさばりません。ただし、綴じられる紙の枚数は約5~10枚と少なめなので、あらかじめ書類の枚数を確認したうえで使うようにしましょう。
中綴じをするなら回転式

通常、ホッチキスで冊子の中綴じをすると、クリンチャアームと呼ばれる接合部分に紙が引っかかって上手く綴じられません。こうったホッチキスの弱点を克服したのが回転式です。これは針が収められたマガジン部分が横に90~360°回転するタイプで、従来のホッチキスでは届かなかった冊子の背の部分にも針を打てます。
厚めの資料には卓上タイプ

卓上タイプとは机やテーブルの上に置くことを想定したもので、他のホッチキスよりもサイズや針が大きくなっています。そのため、商品によっては最大で約100枚の書類を綴じられます。
また、こちらはテコの原理で針を打つため、大型な割には必要とされる腕力が少ないです。もちろん、使い方さえ理解してしまえば女性でも安心して紙を綴じられます。特に、業務用としてオフィスや学校に置いておきたいタイプだといえるでしょう。
大量の資料を作るなら電動タイプ

大量の書類を効率的に綴じたい方は、電動タイプがおすすめです。これは電池を動力に針を自動で打ちつけてくれるタイプで、ほとんどはコードレスとなっています。そのため、大量の紙をわざわざ自分のところに運ぶ必要性がありません。
また、電動タイプのホッチキスはセンサーや用紙ガイドなど便利な機能が多数搭載されています。さらに、針の装填数が多く、ハンディタイプなどで使われる10号針も使用可能なので汎用性が高いです。ただし、値段は少々高めなので、購入するかどうかは値段を確認したうえで検討しましょう。
機能で選ぶ
リムーバーがあると修正しやすい

先ほども少し触れましたが、リムーバーとはホッチキスの後部に取り付けられている除針具のことで、例えば針の打つ場所を間違えても、リムーバーがあればその針を抜くことができます。書類をシュレッダーにかける際にも重宝しますね。
基本的に、このリムーバーはホッチキスの種類を問わず標準搭載されていますが、安価な商品には備わっていない場合があります。リムーバーがないとホッチキスの使い勝手が落ちてしまうので、購入する際には必ずリムーバーの有無を確認するようにしましょう。
位置ガイドが付いていると綴じ位置が確認しやすい

実は、会議などで提出される書類は意外と見栄えが重視されています。そのため、ホッチキスの位置が曲がっていたり、ズレていたりすると相手に悪い印象を与えてしまうことも。
そうならないためにも、会議などで提出する書類は位置ガイドが搭載されたホッチキスで綴じるようにしましょう。この位置ガイドは主に卓上タイプのホッチキスに備わっている機能で、針の位置が一定になるよう整えてくれますよ。
持ち運びに便利なスティック・スリムタイプ

数こそ少ないものの、ホッチキスの中にはスティックタイプやスリムタイプと呼ばれる種類があります。これは持ち運びがしやすいようにコンパクト化されたもので、筆箱やバッグのポケットにも難なく収納できます。可愛らしいデザインの商品が多いのも魅力ですね。
ただし、筆箱やポケットに収納すると、衝撃を受けた際に針が飛び出てしまうことがあります。そうならないためにも、なるべくロック機構が備わっているものを購入するようにしましょう。
針のサイズで選ぶ

一般的なホッチキスで使われる針は、10号針と呼ばれるサイズのものです。これは主に2~20枚の紙を綴じるために設計されており、事務所やオフィスに必ず常備されています。そのため、10号針に対応していないと、いざという時に針を交換できないので注意してください。
ちなみに、針の大きさはホッチキスの大きさに比例する傾向にあります。例えば、大型な商品が多い卓上タイプは10号針よりも一回り大きい3号針に対応しています。こういった針のサイズについては、各商品の紹介欄に記載されているので必ず確認しましょう。
針の装填数で選ぶ

ホッチキスの針の装填数は少ない場合で50本、多い場合で200本となっています。ホッチキスを使う頻度によって理想的な本数が変わってきますが、基本的には100本装填できるものが一番バランスに優れているといえるでしょう。
ちなみに、ホッチキスの中にはマガジンとは別に針の収納スペースが設けられている商品があります。こういった商品なら、いざという時にすぐに針の交換がおこなえるので効率的ですね。
ホッチキスのおすすめ人気ランキング15選
1位 コクヨ パワーラッチキス 3SL-MF55-02B

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本体サイズ:W2.9cm×D8cm×H6.4cm
重量:99.8 g
軽とじ機構採用!テコの原理で楽々紙とめ!
こちらは軽とじ機構と呼ばれる仕組みが採用されている商品です。大きさや外見こそ従来のホッチキスと変わりませんが、この仕組みのおかげで、通常の1.6倍もの枚数の紙を綴じられます。しかも、女性の小さな手でも握りやすいコンパクトサイズで、針も100本装填可能ですよ。
2位 コクヨ ハリナックスプレス SLN-MPH105W

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本体サイズ:W3.4×D9.5×H8.5cm
重量:204 g
卓上としてもハンディとしても使える2wayタイプ!
こちらはいわゆる2wayタイプのホッチキスです。一見したところ、ハンディタイプのような外見をしていますが、置いた際の安定感が高いため、そのまま卓上タイプとしても使えます。また、こちらは紙を綴じる際に針を必要としないので、仕上がりがとても美しいですよ。
3位 マックス ホッチキス HD-10NX/B

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本体サイズ:幅21× 奥行90×高さ46mm
重量:75g
シンプルで使いやすい!針ラク入れ機構でさらに効率的に
こちらはシンプルなデザインのオーソドックスなホッチキスです。マガジン部分には針ラク入れ機構と呼ばれる独自の仕組みが採用されており、従来のホッチキスよりも簡単に針の装填がおこなえます。また、側面にある窓のおかげで針の残量も確認しやすいので、頻繁にホッチキスを使う方におすすめですよ。
4位 コクヨ ハリナックス コンパクトアルファ SLN-MSH305W

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本体サイズ:2.7cm×8.7cm×5.3cm
重量:63g
独特な形状で握りやすい!針なしタイプの弱点を克服
こちらは従来の針なしタイプの弱点であった針の外れやすさを克服した商品です。独特な形状をしていますが、これは様々な握り方に対応するためのもので、針を打つ際に必要とされる力が約20%軽減されています。
5位 マックス バイモ80フラット HD-11UFL/W

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本体サイズ:H153×W63×D202mm
重量:690g
1つの針で最大80枚まで!バイパス形状のクリンチで仕上がりも美しい
こちらは1つの針でなんと80枚もの紙を綴じられる商品です。いわゆる卓上タイプに分類される商品で、従来のホッチキスよりも閉じる力が約70%も軽減されています。そのため、力の弱い女性やお年寄りの方でも安心してご使用いただけますね。
6位 KW-trio ホッチキス 360°回転ステープラー

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本体サイズ:L150xW43xH60mm
重量:241g
ステープラーが回転するから様々な綴じ方が可能!
こちらはいわゆる回転式と呼ばれているホッチキスです。通常、回転式ホッチキスは90°ごとに針が打てるようになりますが、なんとこちらは斜め方向にも対応しています。そのため、紙の大きさや針の打ち方にあわせて幅広く対応できますよ。
7位 マックス なかとじホッチキス HD-10DB/K

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本体サイズ:幅309×高さ55×奥行43mm
重量:380g
針の装填数が100本!ゲージで冊子作りがより簡単に
こちらは中綴じ専用のホッチキスです。他のホッチキスと比べるとかなり大型ですが、その奥行のおかげでA3サイズの中綴じにも対応しています。また、針の装填数が100本で交換もワンタッチでおこなえるため、大量の冊子もストレスなく作成可能ですよ。
8位 マックス P-KISS PH-15DS/R

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本体サイズ:H198×W110×D260mm
重量:1.1kg(カートリッジ含む)
金属針を使わないのに驚異の保持力!
こちらは特殊な紙針によって綴じる商品です。従来の針なしタイプとは少々異なりますが、シュレッダーには問題なくかけられるため、異物混入が懸念される環境に適しています。また、この紙針は900本も連結されているため、針交換の頻度が少ないですよ。
9位 コクヨ 電動ステープラー SL-CF20LM

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本体サイズ:41×187×71mm
重量:-
コードレスな電動タイプ!大量の書類を綴じたい方に
こちらはいわゆる電動タイプのホッチキスです。単3アルカリ乾電池4本で駆動し、本体後部では針が1,000本入った箱が収納できます、また、フラットクリンチ機構と呼ばれる特殊な仕組みによって、綴じた書類がかさばりにくいですよ。
10位 プラス 針なしホッチキス 31-211

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本体サイズ:幅70×奥130×高110mm
重量:343g
パワーアシスト機構と見え綴じスコープが圧倒的な使い心地を実現!
こちらはパワーアシスト機構と見え綴じスコープという2つの機能によって抜群の使い心地を誇る商品です。一度に綴じられる紙の枚数が約12枚と少なめですが、女性でも簡単に扱えるうえ、スコープのおかげで仕上がりも均一です。ただし、軽量ではあるものの本体サイズはそれなりに大きいので、どちらかというと穴あけパンチのような使用感に近いですね。
11位 サンスター文具 スティッキールステープラー S4763220

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本体サイズ:W18×H114×D20mm
重量:22g
世にも珍しいスティックタイプ!持ち運びを重視する方に
こちらは携帯性に特化したスティックタイプの商品です。この形状のおかげでペンケースなどにもすっぽりと収納可能で、必要になればサッと取り出して使うことができます。ちなみに、本体後部はクリップや針の収納スペースになっているので、わざわざ針を別にして持ち歩く必要がありません。
12位 コクヨ 電動ステープラー SL-C12LM

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本体サイズ:34×121×58mm
重量:254 g
なんといってもこのお値段!電動タイプなのにコンパクト!
こちらは電動タイプであるにも関わらず、サイズがハンディタイプ程度しかないコンパクトな商品です。対応している針は10号針で、一度に100本セットできるため、効率性は抜群だといえるでしょう。値段も2,000円以下とかなりリーズナブルなので、初めて電動タイプを購入する方にもおすすめですよ。
13位 セトクラフト ステープラー SR-4071

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本体サイズ:3.5×6.5×5㎝
重量:118 g
恐竜の顔がホッチキスに!小さなお子様へのプレゼントに
こちらは恐竜の顔がそのままホッチキスになっているかのような商品です。残念ながら、使い勝手自体はそこまで高くありませんが、そのユニークな外見のおかげで、周囲の目をひくことは間違いなしだといえるでしょう。ホッチキスは無骨な商品が多い傾向にありますが、これならお子様へのプレゼントにも使えますよね。
14位 リヒトラブ ホチキス クリップレス M6-26

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本体サイズ:幅40mm×奥行140mm×高さ133mm
重量:475g
メタリックかつスタイリッシュ!失敗しても簡単に剥がす
こちらは重厚感あるメタリックボディがひと際目を引く商品です。紙を圧着して接合するのは従来の針なしタイプと同じですが、こちらはなんとプレス面を爪でこすればそのまま剥がすことができます。また、圧着する際は2か所プレスするため、意外と保持力も高いですよ。
15位 クラフトデザインテクロノジー SUPH2-005BK

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本体サイズ:116(W) x 58(L) x 22(H)mm
重量:259 g
デザイン性抜群!縦置き可能で収納も楽々
こちらは数あるホッチキスの中でも屈指のデザイン性を誇る商品です。通常、ホッチキスは握りやすくするために丸みを帯びた形状であることが多いのですが、こちらはあくまで直線によって構成されています。その分、握りやすさに難ありですが、自立するおかげで狭い場所にもすっぽり収納できますよ。
おすすめの商品一覧
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14
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5,060円 |
2.9 |
|
![]() CDT クラフトデザインテクロノジー……
15
|
1,380円 |
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まとめ
いかがでしたでしょうか。一言でホッチキスといってもその種類は様々で、それぞれに得意不得意があります。それを意識しながら使い分けると、ホッチキスの利便性はさらに向上しますよ。
ハンディタイプや針なしタイプといった種類、リムーバーや位置ガイドといった機能、針のサイズや総点数などから、ご自身の用途に適したホッチキスを見つけてくださいね。