炊いたご飯を美味しいまま保温できるものが欲しい、そんな人におすすめしたいのが保温ジャーです。タイガーや象印、熱研など有名なメーカーから多くの製品が発売されています。
どれも保温性があり、時間がたっても美味しいご飯を食べられる工夫がされています。この記事の後半では、おすすめの保温ジャーを10台ピックアップして紹介するので、あなたに合った商品を選ぶ参考にしてください。
保温ジャーとは

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保温ジャーとは、ご飯の「保温」に特化した家電のことです。見た目は炊飯器と似ていますが、保温ジャーではお米を炊くことができません。あくまで、土鍋や圧力鍋などで炊いたお米を保温する用の機材なのです。
炊飯器にも保温機能がついているものがほとんどですが、保温ジャーは消費電力が低いため、電気代を抑えることができます。また、炊飯器の保温機能を使うより美味しい状態を長く保てるので、ご飯を保温する際には保温ジャーを活用しましょう。
保温ジャーの選び方
保温ジャーには、様々な種類があります。基準を知らずに闇雲に探しても、あなたに合った商品は見つけられません。ここで紹介する基準をもとに、あなたに合った保温ジャーを探してみてください。
内釜の素材で選ぶ
ここでは、内釜の素材について説明します。素材によって、保温時間やお手入れの方法などが異なります。衛生面にも関わることなので、しっかりと吟味して選ぶようにしましょう。
保温力・お手入れのしやすさを重視するなら「アルミ・ステンレス製」

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内釜がアルミやステンレス素材のものは保温性が優れています。 メーカーにもよりますが、一般的に最長で保温できる時間は12時間に設定されています。 衛生面の観点から見ても、アルミやステンレスはサビにくくおすすめです。
炊飯器とほとんど変わらない見た目で、構造的にもシンプルなものが多いです。フッ素コートなどの加工がされていれば、お手入れが楽になるので、購入の際には確認するとよいでしょう。
ご飯の旨味を引き立たせたいなら調湿機能に優れた「木製」

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木製はご飯の状態に合わせて水分を調整してくれるので、時間がたってもふっくらでもちもちした状態を保ちます。 木の香りがよりご飯をおいしくしてくれます。 一般的には、寿司屋でしゃりを保存しておくための業務用として販売されているものが多いです。
アルミや陶器製よりも調湿機能が優れているので、ご飯の甘味や旨味をより感じたい人には木製がおすすめ。アルミやステンレスに比べて雑菌やカビが繁殖しやすい傾向があるので、お手入れには注意しましょう。
容量で選ぶ
保温ジャーのサイズは、5合から4升までと幅広くあります。容量を選ぶときに大切なのは、あなたや家族がどれくらいの量を食べるかです。キチンと把握して適切な大きさのものを選びましょう。
2~4人家族なら3~5合の保温ができるものを

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保温ジャーを選ぶときは、保温時間を考慮して美味しく食べ切れる容量のものを選びましょう。2~4人家族なら3~5合が適量です。
保温するご飯の量が少なくなると、温度を維持できなくなります。保温機能を最大限発揮させるために、使用時には釜にご飯を半分以上入れておきましょう。
大家族・炊き出し用なら1升以上の保温ができるものを

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大家族や、友人や地域の住民で集まり炊き出しを行う際は、1升以上の業務用がおすすめです。 いくら保温できるとはいえ、あまりにも長い時間が経過するとご飯の質は落ちてしまいます。業務用サイズになると、3升ほど入るものまであります。
しかし、大容量であるから良いというわけではありません。必要人数に応じて容量を選ぶようにしましょう。
お手入れのしやすさで選ぶ
毎日使うならお手入れが簡単で清潔に保てるものが良いでしょう。楽にお手入れできるものを選ぶことで毎日の家事の手間を減らせます。ここでは、お手入れのしやすい保温ジャーを見分けるためのポイントを紹介するので、購入する際の参考にしてください。
内釜にフッ素コート・テフロン加工がされているかを確認

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内釜にテフロン加工やフッ素コートがされているタイプは、米がこびりつきにくく洗いやすいです。日本の食事には必要不可欠ともいえるお米なので、常にきれいな状態の釜を保ちたい人にはおすすめです。
フッ素コートは清潔に保つことができるメリットがありますが、加工自体が薄く剥がれやすいというデメリットもあります。長期的に使うなら、内釜の交換が必要です。ご飯がうまく炊けなかったり、内側のコーティングが剥がれてきたら交換したほうが良いでしょう。
内蓋などパーツの取り外しができるかを確認
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保温ジャーはパーツが少なく、外蓋や内釜、内蓋を取り外して洗うだけで簡単にお手入れができるものが多いです。毎日使うなら、汚れやすい内蓋まで取り外しができるものを選ぶと良いでしょう。
また、パーツの取り外しやすさも確認しておくことをおすすめします。できるだけシンプルな構造でパーツの取り外しが簡単なものを選ぶとお手入れにかける時間を短縮できます。
保温ジャーのおすすめ人気ランキング10選
ここからは、保温ジャーの人気商品をランキング形式で紹介します。各商品の特徴も紹介しているので、保温ジャー選びの参考にしてください。
1位 タイガー 炊きたて JHD-1800

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サイズ(cm):幅32.3×奥行28.4×高さ30
容量:1升(1.8L)
内釜の素材:アルミ
付属品:しゃもじ
愛用者が多数のタイガー人気製品
魔法瓶で有名なタイガーの保温ジャーです。コンセントに差すだけのシンプルな商品でありながら、ご飯を美味しく保つための水分カット機能が備わった人気のアイテムです。
また、内釜はフッ素加工コーティングでこびりつきにくく、内蓋が取り外しできるので洗いやすく清潔に保てるでしょう。 内容量は1升と、大家族でも十分な量を保温できるサイズです。
2位 PENG 大容量業務用電子保温ジャー FANG 19L-55X44X32CM

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サイズ(cm):幅50×奥行40.4×高さ30
容量:19L
内釜の素材:ステンレス製
付属品:-
見た目がおしゃれで機能面も充実
19Lと大容量が売りの保温ジャー。レストランや旅館、ホテルなどで人気のおひつタイプの電子ジャーです。ダブルヒーター方式なので、非常に保温機能が優れています。
加えて、滑り止めがついていることにより、設置している台から落下するリスクを減らせます。2段階の温度管理調節機能が備わっているので、使用する季節や地域にあわせて適切な温度調節ができることも魅力的です。
3位 タイガー 炊きたて JHG‐A110

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サイズ(cm):幅28×奥行27×高さ27
容量:6合
内釜の素材:アルミ
付属品:しゃもじ、しゃもじ受け
値段が手頃で一人暮らしに人気
価格がリーズナブルで容量も多すぎないので、一人暮らしの人に人気です。玄米や黒にんにくを作るときにも、よく利用されます。保温以外にも、他の料理で使いたい人にはうってつけの商品と言えるでしょう。
メインの保温機能も充実しており、12時間経過しても美味しくご飯が食べられます。また、シンプル構造なので、手入れがしやすいことも人気の理由です。
4位 Thunder Group 電子ジャー SEJ22000JJ

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サイズ(cm):幅46×奥行42×高さ42
容量:4.4升
内釜の素材:フッ素加工
付属品:しゃもじ、2本ピン変換アダプター
サーモスタット機能搭載の大容量電子ジャー
大家族や大人数で集まる機会の多い人向けの大容量電子ジャーです。内釜がフッ素コーティングされているため、ごはんがこびり付きにくくお手入れが簡単にできます。そのため、内釜を清潔に保ちやすいので、衛生面が気になる人におすすめの商品です。
消費電力が70Wなので、8時間使ったとしてもわずか12円ほどの電気代で済みます。サーモスタット制御により、75℃±2.5℃に保たれるので、いつでも熱々のごはんが食べられます。
5位 タイガー 業務用保温ジャー JHA-540A-STN

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サイズ(cm):幅32.3×奥行28.4×高さ30
容量:3升(.5.4L)
内釜の素材:フッ素加工
付属品:しゃもじ
内釜も外装もお手入れが簡単
内釜の素材は、フッ素加工コーティング。ご飯がこびりつきにくく、傷がつきづらいことが特徴です。さらに、外装もステンレス加工しているため、清潔さを保ちやすい商品と言えます。 加えて、内蓋は両手で引っ張るだけで簡単に外せるよう設計されているので、すぐに洗うことができます。
ダブルヒーター方式で保温性に優れており、大容量なのでレストランの厨房などでも活躍するでしょう。通電ランプ付きで、保温しているかどうかも一目でわかります。
6位 タイガー 電子ジャー「炊きたて」 保温専用 一升 カトレア JHG-A180-FT

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サイズ(㎝):幅32.2×奥行29.1×高さ29.2
容量:1升(1.8L)
内釜の素材:アルミ
付属品:しゃもじ、しゃもじ受け
煮込み料理にも使用できる電子保温ジャー
電源コードは、長さが調整できるリールタイプです。一度手前に引くと自動でコードが巻きとられます。持ち運びにも便利です。すっきりと収納したい人におすすめです。電源を入れて30分ほど余熱し、ジャーを温めておくと、露の発生を抑えることができます。
ご飯だけではなくスープやカレーなど煮込み料理にも利用可能です。コンロを使う必要がないので、火の消し忘れも心配せずに安心して長時間煮込むことができます。1升炊きなので、パーティーやイベントなど大人数で集まるときにも活躍するでしょう。
7位 象印 電子保温ジャー THS-C40A-XA
大容量タイプで大人数が集まるシーンで活躍
2升2合炊きができる大容量の電子ジャー。ホテルのバイキングやファミレスのライスバーなどの業務用としてもよく利用されているほどの大容量タイプです。蓋は大きいながらも片手で簡単に開けることができます。
広くて浅い形なのでご飯がすくいやすく、手が内釜にあたって火傷する心配も少ないでしょう。重量が5㎏と他の商品と比べると大きいので持ち運びには不便ですが、取っ手がついているので出し入れがスムーズにできます。
8位 象印 電子保温ジャー TYA-C18-FX

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サイズ(㎝):幅 32×奥行28×2高さ8
容量:1升 (1.8L)
内釜の素材:フッ素加工
付属品:-
消費電力が少なく電気代を節約できる
約2.5kgと軽めで持ち運びがしやすく、電源コードがリールタイプなのでコードを収納する手間が省けます。他の商品と比べて消費電力が約24Wと少なく、エコで電気代の節約にもなるでしょう。保温ランプが赤く点灯するので「入」「切」をはっきりと確認することができます。
また、内釜にフッ素加工がされているので、ご飯がくっつきにくく洗いやすいです。内釜のフッ素加工は長年使っているとはがれてくることがありますが、内釜のみの買い替えも可能なので長きにわたり使用できます。
9位 熱研 おひつ NK-30

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サイズ(㎝):直径38.3×高さ41
容量:3升(5.4L)
内釜の素材:アルミ
付属品:-
省エネでお手入れも簡単
おひつの特性である吸湿性や殺菌作用を活かした保温ジャーです。一般的な炊飯器の保温機能を使う場合、消費電力は300Wほどですが、この商品だと130Wと小さいので電気代の節約になるでしょう。6.2kgとかなり重いですが、その分ずっしりしていて安定感は抜群です。
パーツが5つあり、すべて取り外して洗えるので清潔に保つことができます。3升炊きの大容量なので、屋外用延長コードなどを使って、町内の集まりや炊き出しボランティアなど大勢が集まるときに活用すると良いでしょう。
10位 アズワン エバーホット匠 のせ蓋タイプ NS-21N/61-6667-20

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サイズ(㎝):直径216×高さ192
容量:5合(0.9L)
内釜の素材:木製
付属品:-
サワラ材の調湿作用でご飯の旨味が増す
お寿司屋さんのシャリを保温するのに使用されることも多い商品です。約36~42度の間で温度設定ができ、握りやすく丁度よい温度を保ってくれるからです。木製のおひつタイプで、ヒノキなどとは違ってご飯に匂いが移らないサワラ材を使用しています。
サワラ材がお米に適度な湿度をあたえてくれるため、よりふっくらとした旨味のあるご飯を味わえるでしょう。おひつは取り外して丸洗いができるので、清潔な状態を保つことができます。
保温ジャーのおすすめ活用術

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保温ジャーはご飯を保温する以外にも活用できます。たとえば、「寝かせ玄米」は圧力鍋と保温ジャーでつくることができます。玄米を圧力なべで加熱し、保温ジャーに移したら、1日1回かき混ぜて3~4日ほど寝かせれば出来上がりです。
他にもスープや煮物などの低温で煮込む料理も、ジャーに移せばコンロを使わず安全に長時間煮込むことができます。幅広く活用して、普段の食卓をより豊かにしてみましょう。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() タイガー 炊きたて JHD-1800
1
|
5,900円 |
4.35 |
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![]() PENG FANG 大容量業務用電子保温ジ……
2
|
38,986円 |
|
|
![]() タイガー 炊きたて JHG‐A110
3
|
5,139円 |
4.36 |
|
![]() Thunder Group 電子ジャー SEJ2200……
4
|
20,020円 |
|
|
![]() タイガー 業務用保温ジャー JHA-54……
5
|
19,000円 |
4.26 |
|
![]() タイガー 電子ジャー「炊きたて」 ……
6
|
6,336円 |
4.18 |
|
![]()
7
|
6,336円 |
|
|
![]() 象印 電子保温ジャー TYA-C18-FX
8
|
7,980円 |
3.73 |
|
![]() 熱研 おひつ NK-30
9
|
3,972円 |
4.44 |
|
![]() アズワン エバーホット匠 のせ蓋タ……
10
|
27,122円 |
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まとめ
ここまで、保温ジャーのおすすめ商品を紹介しました。保温ジャーは、ご飯を保温するだけではなく、カレーや煮物にも使える便利な商品です。保温だけに機能を絞っているため、炊飯器よりも消費電力が少なく、電気代の節約もできます。
パーツが少なくシンプルなものが多いので、お手入れが簡単なことも利点の一つです。保温ジャーの購入を考えている人は、この記事を参考に自分にとってベストなアイテムを見つけてください。