仕事・家事・育児で忙しいときにミルサーがあると、調理の手間を減らしてゆっくり休憩できる時間を確保できます。また、離乳食を作るときに面倒な食材の粉砕も、ミルサーならすぐにできるでしょう。
この記事では、ミルサーの選び方とおすすめの商品10選を紹介します。ミキサー機能まで備えた便利な製品もあるため、一家に一台用意できると料理のバリエーションも増やせますのでチェックしてみてください。
ミルサーとは?
ミルサーは、岩谷産業から発売されている調理器具です。乾燥した食材を専用の回転する刃で叩き砕いてわずか数秒で粉々にできます。また、短い時間なら粗挽き、長い時間なら細かい粒子といったように使い分けが可能です。
たとえば、高齢の人には食べにくい固形物・干物でも、ミルサーならたった数秒でスムージーに。離乳食なら、成長に合わせて挽き方を変えられ、扱える食品の種類を増やせるので、バリエーションを増やすのにも役立ちます。
ミキサーとの違い

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ミキサーと非常によく似ていますが、ミルサーに取り付けられているカッターは、手で触れても切れないように刃が落としてあります。つまり、刃がついていて切り刻むのがミキサー、刃が落とされていて叩き砕くのがミルサーというわけです。
なかには、ミキサーとしても使えるように替え刃が付いているタイプもあります。しかし、基本的には叩き砕く専用の機器として覚えておいてください。
ミルサーの選び方
選び方を知ることで、ミルサーを目的に合わせて選ぶことができます。細かい違いにも目を向け、使いやすいミルサーを見つけてみましょう。
使う食材で選ぶ
ミルサーは、使う食材の水分量によって使えるタイプが変わります。ミルで粉末を作りたいのか、ウェットの食材を細かく砕きたいのかで決めましょう。
乾いた食材が多いならミルタイプ

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乾いた食材なら、粉末状まで砕けるミルタイプがおすすめ。水分をほとんど含まない硬い食材でも、刃こぼれを気にすることなく使えます。
ごま・大豆・乾燥わかめなどを粉末にすると、だしとして色々な食品に混ぜられるでしょう。
水分が含まれた食材ならウェット

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離乳食などを作るなら、水分が含まれた柔らかい食材に対応しているウェットタイプがおすすめ。硬い食品に対応していませんが、ペースト状の食事作りはお手の物です。
フルーツや煮物などをミルタイプで粉砕すると、ショートしてしまって動かなくなるなど、故障の原因になるので注意しましょう。
両方使いたいならミルミキサー

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乾燥した食材から水分量が多い食材まで、故障を気にすることなく使いたいなら「ミルミキサー」という選択肢もあります。
どちらか一方だけに対応したミルサーと比べると、本体価格が高くなりますが、それぞれで2台買うよりもお得です。
刃の種類で選ぶ
ミルサーを選ぶときには、耐久性に大きく影響する刃の材質まで目を向けてみましょう。チタン・ステンレスの2種類から、目的に合わせて選んでみてください。
耐久性を求めるならチタン

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チタンは、軽くて耐久性も高いので壊れにくく、何度も交換しなくても長く使える刃です。ステンレスよりも、硬く乾燥した食材を砕くことに特化した刃でもあります。
ただし、特殊な形状と加工が施されて耐久性が高い刃ほど、2,000〜3,000円の幅で値段が高くなるでしょう。
コスパ重視ならステンレス

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ステンレスは、チタンと比べて耐久性が低いものの、100均でも取り扱われているほど安価な素材なので、ミル自体の価格が抑えられます。
使用感に大きな差はありませんが、あまりにも硬すぎる食品を砕くと刃がボロボロになりますので注意してください。
ワット数で選ぶ
意外に見落としがちなのが、ミルサーが食材を砕く力に直結するワット数です。ワット数が高いとパワーが強いですが、それだけ電気を消費するので電気代がかかります。
使い勝手のよいミルサーを選ぶためにも、ちょうどよいワット数のタイプを選びましょう。
安く抑えたいなら100〜300ワット

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消費電力を抑えたいなら、一般的なミルサーに採用されている100~300ワットがちょうどよいです。過不足なく砕く力を発揮し、消費電力も大きくないためランニングコストも抑えられます。
まだミルサーを使ったことがない方や、用途が限られていて高い性能を求めないなら100〜300ワットから試してみてください。
硬いものを砕くなら300ワット以上

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コーヒー豆や冷凍した食材、氷など硬いものを砕く予定があるなら300ワット以上のミルサーがおすすめ。解凍して砕きやすい状態にするなどの手間を省き、使いたいときにサッと出してすぐに粉砕できます。
ただし、消費電力が大きくなるほど電気代がかかってしまうので注意してください。
自動停止機能を確認

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安全性を重視するなら、自動停止機能が備えられているミルサーがおすすめです。たとえば、蓋が完全に閉まっていない状態では自動的に動作しない状態にする「ロック機能」など。
他にも、モーターの過加熱を感知して動作を停止する「自動運転停止機能」があると、使いすぎによる故障を防げます。
静音性能を確認する

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ミルサーは、細かく粉砕できるパワーを専用のモーターから得ています。そのため、モーター音が大きいとうるさくて使いにくいケースがあります。
夜中に使う、赤ちゃんの近くで使うなど、音が気になるシーンがあるならサイレント装置が備えられたミルサーがおすすめ。音の大きさを表すdB(デシベル)だと50dB前後、またはそれ以下の製品を探してみてください。
ミルサーのおすすめ人気商品10選
ここからは、比較して厳選したおすすめのミルサーを10台まとめて紹介します。使いたい場面を具体的に想像すれば選びやすくなるので、1つずつチェックしていきましょう。
1位 パナソニック ファイバーミキサー MX-X701-T

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重さ:2.9kg
消費電力:255W
ミキサー容量:1,000mL
タンブラーミキサー容量:400mL
ミル容量:ドライ/50g、ウェット/200mL
洗浄・お手入れ:◎
1台3役なんでも作れる万能型
アタッチメントを変えることでミルサー・ミキサー・ハンドミキサーの3種類が使える万能ミルミキサー。ミルの刃はチタンコーティングで耐久性があり、消費電力も255ワットとパワーも十分あるため、ドライ・ウェットどちらも粉砕可能です。
さらに、ハンドミキサーとしても使えるので、パスタソースが作れるほか、1人分のスムージーであれば容器を変えることなく手軽に作って飲めます。調理のレパートリーを広げたい人におすすめです。
2位 岩谷産業 サイレントミルサー IMF-S30G

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重さ:1.75kg ※大容器セット時
消費電力:210W
ミキサー容量:-
ミル容量(大):260ml
ミル容量(小):75ml
洗浄・お手入れ:△
コンパクトサイズで音が気にならない
消費電力210ワットと十分なパワーを備えながら、ミルサーで気になる音を徹底的に抑えたタイプ。大きな音が出せない早朝や深夜に料理をするときにも気兼ねなく使用可能です。
カッターの刃は丸みのあるラウンドエッジ加工で水洗いでも安心。容器は電子レンジに対応しているのでポタージュやホットスムージーも手軽に作れます。沸騰消毒も可能なので、離乳食を作るときも安心ですね。
3位 岩谷産業 クラッシュミルサー IFM-C20G

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重さ:約1.5kg ※大容器セット時
消費電力:210W
ミル容量(大):260cc
ミル容量(小):75cc
洗浄・お手入れ:〇
手ごろな値段で本格的な性能
手ごろな値段ながら、ドライからウェットまで用途を問わない本格的なミルサーです。付属の小型容器を使えば、香り豊かなコーヒーを楽しめる豆挽きまで可能。カッター材質は錆びにくい素材のステンレスで本体価格も控えめです。
容器をセットし、カバーを付けないと作動しないロック機能付きですので、安全性も配慮されています。
4位 山善 ミルミキサー MR-280

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重さ:0.8kg
消費電力:130W
ミキサー容量:400ml
ミル容量:75ml
お茶挽き容量:3g
軽量かつコンパクトな省スペース設計
ミキサーとミルの両方に対応したミルミキサー。軽量かつコンパクトな作りでキッチンのスペースを圧迫しません。また、電源コード専用の収納スペースもあるので、使わないときにはコードを気にしないで片付けられます。刃はチタンコートで長持ち、消費電力が130ワットなので省電力です。
付属のお茶挽きを使えば、簡単に茶葉を粉末にできるので、お茶挽きに挑戦してみたい方にも重宝するでしょう。
5位 テスコム Pure Natura TML162

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重さ:0.87kg
消費電力:130W
ミキサー容量:400ml
ミル容量:75ml
お茶カップ容量:12g
洗浄・お手入れ:△
ロック機能付きのお手軽ミルミキサー
ドライ・ウェットどちらにも対応したミルミキサーです。容器は蓋つきなので、ドレッシングやペーストなどを作ったあとはそのまま冷蔵庫に入れて保存することもできます。ミキサーボトルに付いている波刃チタンカッターは切れ味が良く、滑らかなスムージーや氷を入れた冷たいドリンクを作ることが可能。
また、本体が870gと軽量なのも出し入れが楽になる嬉しいポイントですね。カップがしっかり装着されていないと作動しない安全ロックも付いているので、小さなお子様と一緒にジュース作り、パウダー作りも安心してできるでしょう。
6位 象印 ミルつきミキサー BM-RT08-GA

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重さ:2.9kg
消費電力:225W
ミキサー容量:750ml
ミル容量:200ml
洗浄・お手入れ:◎
クリーニングボタンでお手入れ簡単
独自のカッター「Wフィンチタンコートカッター」によって粉砕力の高いミルサー。消費電力は225Wなので、パワーもあり食材を細かく滑らかに砕きます。
また、洗いやすさも魅力の1つ。使い終わった後に水を入れてクリーニングボタンを押せばボトル内を洗浄し、付着している細かな食材もしっかり落とします。さらに、容器台を外すことができるので手洗いもしやすいです。
7位 アイリスオーヤマ ミル付きミキサー IJM-M800-W

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重さ:2.0kg(本体+ミキサー)/0.4kg(ミルのみ)
消費電力:200W
ミキサー容量:800ml
ミル容量:70ml
洗浄・お手入れ:〇
大家族に嬉しい大容量タイプ
3〜4人分をまとめて作れる大容量を実現した便利なミルミキサー。カッターはチタンコートで耐久性も高く、ミルは乾燥食材から油分の多い食材まで幅広い種類に対応しています。
ボトルが大きいことで洗いやすさまで備えているため、お手入れも簡単。大人数の家族がいる方にはぴったりのみんなで楽しめるミルミキサーです。
8位 ティファール ミキサー BL13C5JP

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重さ:1.1kg
消費電力:300W
ミキサー容量:600ml
ミル容量:200ml
洗浄・お手入れ:◎
300ワットのハイパワーでスピード粉砕
付属しているティファール独自のパウエリックスブレードは、同社従来のカッターと比べ耐久性が2倍にアップ。消費電力は300ワットと強力なパワーを発揮し、硬い食材もしっかり粉砕します。ミル容器は200mlと大きめで、一度にたくさんのスパイスやドレッシングを作ることが可能。
エアークーリングシステムでモーターの熱を逃してくれるので、過加熱による故障を防ぎ安全性能にも配慮されています。
9位 岩谷産業 ミルサー IFM-620DG

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重さ:大容器時/約1200g、小容器時/約1020g
消費電力:200W
ミル容量(大):約260ml
ミル容量(小):約75ml
洗浄・お手入れ:◎
お手頃価格で高性能
200ワットのパワーを確保しながら、ドライ、ウェットどちらも対応している高性能ミルサー。容量は260mlで、1人でスムージーを作るのには十分な大きさとなっています。
また、耐熱性のある容器なので熱湯消毒も可能。モーターの焼き付き防止機能によって、誤った操作をしてもモーターが強制的に止まります。
10位 ティファール クリック&テイスト BL143GJP

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重さ:約1.8kg
消費電力:200W
容量:600ml
お茶挽き容量:5g
洗浄・お手入れ:◎
ハーブティーやお茶に特化したミルサー
200ワットでパワーも問題なく、氷からコーヒー豆まで砕くことができるミルサーです。また、付属のティーミルを使えば茶葉の粉砕もできるので、ハーブティーやお茶を手軽に楽しめます。ご自宅でのカフェタイム・ティータイムが毎日の楽しみという人にとって活躍する製品でしょう。
さらに、本体サイズが幅9.5cm奥行き9.5cmと他のミルサーと比べてコンパクトなので収納スペースにも困りません。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() パナソニック ファイバーミキサー ……
1
|
13,271円 |
|
|
![]() 岩谷産業 サイレントミルサー IMF-……
2
|
15,380円 |
4.3 |
|
![]() 岩谷産業 クラッシュミルサー IFM-……
3
|
6,198円 |
4.45 |
|
![]() 山善 ミルミキサー MR-280(W)
4
|
2,980円 |
3.97 |
|
![]() テスコム Pure Natura TML162
5
|
3,236円 |
4.27 |
|
![]() 象印 ミルつきミキサー BM-RT08-GA
6
|
9,455円 |
4.09 |
|
![]() アイリスオーヤマ ミル付きミキサ……
7
|
3,850円 |
3.69 |
|
![]() ティファール ミキサー BL13C5JP
8
|
7,397円 |
4.45 |
|
![]() 岩谷産業 ミルサー IFM-620DG
9
|
9,980円 |
2.9 |
|
![]() ティファール クリック&テイスト B……
10
|
7,518円 |
4.23 |
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まとめ
ミルサーは、食品を粉砕することで料理のバリエーションを増やせる便利な機器です。また、忙しい方の調理時間を短縮し、ゆっくりする時間を確保するためにも便利に使えるでしょう。
ランキングで紹介したミルサーの選び方で迷ったら、予算と相談しながら性能を重視すると失敗を減らせます。紹介した商品を参考に、あなたに合ったミルサーを見つけてくださいね。