アウトドアでバーナーやストーブなどを使うときに活躍する、「燃料ボトル」。ガソリンやアルコールなどの燃料を中に入れるだけの容器ですが、容量や素材など種類は豊富です。
そのため、アウトドア上級者から初級者まで、どれが自分に合っているかを判断するのは難しいかもしれません。そこで今回は燃料ボトルの選び方を中心に、おすすめの製品などを紹介します。
燃料ボトルとは
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燃料ボトルはガソリンやアルコール、灯油などを入れて持ち運べる容器です。フューエル缶とも呼ばれ、容量もさまざまです。持ち運ぶことを前提に作られているので、密閉性や気密性が高く、内部の燃料が漏れる心配もありません。車やバイクなどが燃料切れの際に補給したり、アウトドアなどで活用されています。
燃料ボトルの選び方
容量ボトルは種類が豊富にあるので、選び方を知っておくことにより、自分に合ったタイプを購入できます。容量やフタのタイプ、素材などに応じた選び方を見ていきましょう。
容量で選ぶ
燃料ボトルは容量別に販売されています。ポイントは用途に合わせて容量を選ぶことです。用途に合った容量でなければ、持ち運びにくくなったり、燃料が足りなくなったりする恐れがあります。ここからは、3つの容量別に選び方を紹介します。
0.3L
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0.3Lの燃料ボトルはサイズがΦ5~6.5×H11~12㎝程度なので持ち運びやすいことが特徴です。軽量なのでザックの中に入れても大きな負担にはなりません。アウトドアなどで使用するアルコールバーナーの燃料として使用されることが多く、1~2人程度の人数でキャンプやバーベキューなどへ行く際には、この容量の燃料ボトルが適しています。
0.5L
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0.5Lタイプの燃料ボトルの場合、サイズがΦ5~6.5×高さ22~24cm程と0.3Lよりも少し大きくなっています。それでも、ザックやリュックの中には収まるサイズなので、持ち運びに関しては問題ありません。0.3Lでは物足らない人や、1~2日程度の登山に出かける人などにおすすめの容量です。
1.0L
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1.0Lの燃料ボトルはサイズがΦ8.0×H29~30㎝程と大きいため、大型のバッグの方が収まりやすいです。アルコールバーナーへの使用に問題がないことはもちろん、冬キャンプ用の小型ストーブでも長時間稼働させられます。
また、バイクでのツーリングの際、ガス欠したとしても次のガソリンスタンドまでの燃料としても対応できる容量です。幅広い用途に活用できるので、どの容量にすべきかわからない人はこのタイプを選んでみましょう。
フタのタイプを確認
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燃料ボトルはフタの形にも注目することが大切です。燃料ボトルから中身を別のものに注ぐとき、フタの形によっては溢れてしまう恐れがあります。溢れにくいフタは、ねじ込みとプッシュという2つの仕組みが備わっているタイプです。これらはセーフティタイプとも呼ばれています。
ねじ込みはフタの上部をねじるように引き出すため、密封性が高いことが特徴です。プッシュは引き出したフタを押すことで中身が出てくるようになっています。フタが2段階になっていることで、注ぐときはもちろん、リュックの中に入れているときも中身が漏れ出す心配はありません。
初めて燃料ボトルを購入する人は、扱いに慣れていないため、このようなセーフティタイプを選ぶようにしましょう。
注ぎ口を確認
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注ぎ口の狭い燃料ボトルは中身が一気に出てくることを防ぐことができますが、別の容器などへ入れにくかったり、出てくるスピードが遅いのでストレスに感じる人もいます。スムーズに中の燃料を移し替えたい場合は、注ぎ口の大きいタイプを選びましょう。ノズルやロートなどを使うと、燃料をこぼさずに注ぐことができます。
ガソリンを入れる場合は素材の確認を
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ガソリンを入れる燃料ボトルには一定の強度が求められます。ガソリンは揮発性が高いので柔らかい素材の容器に入れてしまうと、内圧上昇により破裂する恐れがあります。ポリエチレン製の燃料ボトルはガソリンを入れることができません。
ガソリンを入れる場合は、アルミ合金やステンレスなど強度の高い素材が使われている燃料ボトルを選びましょう。
燃料ボトルとひと目見てわかるものを
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燃料ボトルにはさまざまなデザインがあります。中にはおしゃれなデザインもありますが、ひと目で燃料ボトルとわかるものを選ぶことが大切です。
デザインによっては、ドリンクボトルや水筒に見えるタイプもあるため、ほかの人や子供がこれらと間違えて誤飲してしまわないよう、なるべく派手な見た目でドリンクではないことが分かる燃料ボトルを選ばなければなりません。赤や黄色のカラーで燃料であることが大きく記載されたものがおすすめです。
チャイルドロック機能
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家族でキャンプなどに出かけた際、燃料ボトルを持っていくと子供が誤って遊んでしまったり、中身をこぼしてしまうケースがあります。このような事故を起こさないためには、チャイルドロック機能がついた燃料ボトルを選びましょう。
チャイルドロック機能は子供の力で開けられないようになっているほか、一度押し込まないとフタが開けられないようになっています。小さな子供がいる場合は、このポイントを重視することが重要です。
燃料ボトルのおすすめ人気ランキング10選
ここからは、3000円代以下で購入できるおすすめの燃料ボトルをランキング形式で紹介します。購入時の参考にしてみてください。
1位 trangia フューエルボトル TR506005

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サイズ:Φ6.5×H23.5㎝
容量:0.5L
素材:ポリエチレン製
フタのタイプ:セーフティバルブ
セーフティバルブつきの安全な燃料ボトル
trangiaの燃料ボトルTR506005は、フタにセーフティバルブが取り付けられているため中身が溢れる心配がありません。赤いつまみを回し、ボタンを押すだけで中の燃料が出てくる仕組みなので、使ったことのない人でも簡単に扱えます。
さらに、安全性を認証するTUVマークも取得している製品です。初めて燃料ボトルを購入する人でも安心して使うことができます。また、この燃料ボトルはアルコール専用です。ガソリンは入れることができないので注意しましょう。
2位 Optimus フューエルボトル タクティカル L 13182

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チャイルドロックの有無:有
サイズ:φ80×270mm
容量:890ml
素材:アルミ製
どんな燃料でも入れられるボトル
この燃料ボトルはアルミ製でできており、ボトルの内側はコーティングされています。そのため、ガソリンや灯油、アルコールなどの燃料を入れても問題ありません。
フタにはチャイルドロックが取り付けられているので、子供のいる家庭でも安心です。さまざまなシーンでアウトドアを楽しみたい人向けの燃料ボトルとなっています。
3位 Trangia フューエルボトル TR−506105

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サイズ:Φ8.0×H29.0cm
容量:1.0L
素材:ポリエチレン製
フタのタイプ:セーフティバルブ
大容量の1Lが魅力
TR−506105の内容量は1Lとなっているので、バーナーやストーブなどでも長時間使い続けることができます。フタはセーフティバルブつきなので、車に載せて運んでも溢れる心配がありません。
本格的にアウトドアを楽しみたい人に適した燃料ボトルです。注意点として、燃料をちょうど1L入れてしまうと、フタを閉じたときに中身が溢れてしまいます。930mlを目安に燃料を入れましょう。
4位 VARGO アルコールフューエルボトル

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サイズ:D51×H165mm
容量:240ml
ちょっとだけ燃料が欲しい人に適したボトル
このVARGOの燃料ボトルは容量が240mlとなっています。サイズはD51×H165mmなので、小さいカバンの中でも持ち運びしやすいです。
さらに、本体は半透明で裏面にメモリがつけられているので、どれだけの量を使ったのか、一目見ただけでわかるようになっています。ランタンなど少しだけ燃料が必要なときに活躍する製品です。
5位 MSR 燃料ボトル20oz

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容量:591ml
素材:アルミ製
チャイルドロックの有無:有
燃料ボトルとわかりやすいデザイン
この燃料ボトルは赤いカラーで火やドクロのマークが施されています。そのため、一目見ただけで燃料ボトルとわかるデザインです。
子供と一緒にアウトドアへ出かけることが多い人は、この燃料ボトルの購入を検討してみましょう。チャイルドロックが標準装備なので、安心して扱えます。
6位 ソト 広口フューエルボトル SOD-700-04

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サイズ:直径7.4×高さ29cm
容量:1L
素材:(本体)アルミ/(キャップ)樹脂
フタのタイプ:広口
注ぎ口が広く、扱いやすいタイプ
このソトの燃料ボトルは注ぎ口の直径が34mlあり、燃料の注入がしやすくなっています。燃料ボトルの取り扱いに慣れていない人でも、中身をこぼすリスクが少ないです。また、注ぎ口が広くなっていると中の洗浄も行いやすいため、メンテナンスも手軽にできます。
ただし、ガソリンスタンドで直接給油することはできないので注意しましょう。給油する際は、別の容器からポンプなどを使う必要があります。
7位 ソト ガソリン用ボトル SOD-750-07

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サイズ:直径10×高さ15.4cm
容量:750ml
素材:本体=スチール(亜鉛メッキ)、キャップ=ステンレス
錆びにくく、ガソリンを入れても安心
ソトのSOD-750-07は本体が亜鉛メッキ加工されたスチールで、フタはステンレスとなっています。これらの加工・素材は錆びにくくなっているので、長期間使っても燃料に錆が混じりにくいです。さらに、本体が金属製なのでガソリンを入れても破裂する心配がありません。
なるべく長期間使い続けたい人は、この製品の購入を検討しましょう。
8位 Tentock キャンプ ストーブ BRS-103

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サイズ:約直径12cm×高さ20cm
容量:1L
素材:アルミニウム合金製
フタのタイプ:漏れ防止シールリング
機能性に優れた燃料ボトル
Tentockの燃料ボトルBRS-103 1000MLは耐久性に優れているほか、軽量で持ち運びを考慮した仕組みとなっています。本体はアルミニウム合金で作られ、硬化処理も行われているため衝撃や傷に強いです。さらに、持ち運びやすいよう、フタ部分にはシールトッパーがつけられているので、ぶら下げて持ち運ぶこともできます。
本体重量は約160gなので、中身を入れても1L前後です。また、ガソリンや灯油、アルコールなどの燃料も入れられるので、シーンに合わせて燃料を持ち運べます。アウトドア上級者から初心者まで重宝する燃料ボトルです。
9位 LIXADA 燃料ボトル

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サイズ :500ml:19 * 7.3cm 750ml:25 * 7.3cm 1000ml:19 * 9.8cm 1500ml:26 * 10cm ・容量:500ml / 750mm / 1000ml / 1500ml
素材:アルミニウム合金
フタのタイプ:漏れ防止シールリング
4種類の中から好きな容量を選べる
LIXADAの燃料ボトルは0.5L~1.5Lの4種類の容量が用意されています。キャンプやハイキングなど用途に合わせて好みな容量を選べるので、さまざまなシーンで活躍。入れられる燃料はアルコールと灯油、ガソリンです。
さらに、本体は分厚いアルミニウム合金で耐久性があり、フタは漏れ防止の加工が施されているので機能性にも優れます。自分に合った燃料ボトルがなかなか見つからない人は、LIXADAのこのシリーズも見てみましょう。
10位 Lixada 燃料ボトル 1000ML

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サイズ:直径9.7×高さ19cm
容量:1L
素材:アルミ合金製
誤飲防止のデザインが特徴的な燃料ボトル
この燃料ボトルの本体には、燃料缶と書かれていたり、大きな火のマークが描かれていたりします。そのため、大人から子供まで、ひと目で燃料ボトルとわかります。また、漏れ防止シーリングリングやさまざまな種類の燃料が入れられる構造など、機能的にも満足のいく製品です。安全性を気にする人に適した燃料ボトルです。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() trangia フューエルボトル TR506005
1
|
3,024円 |
4.22 |
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![]() Optimus フューエルボトル タクテ……
2
|
1,980円 |
4.4 |
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![]() Trangia フューエルボトル TR−506105
3
|
2,721円 |
|
|
![]() VARGO アルコールフューエルボトル
4
|
345円 |
3.94 |
|
![]() MSR 燃料ボトル20oz
5
|
3,240円 |
3.91 |
|
![]() ソト 広口フューエルボトル SOD-70……
6
|
2,590円 |
|
|
![]() ソト ガソリン用ボトル SOD-750-07
7
|
3,450円 |
4.28 |
|
![]() Tentock キャンプ ストーブ BRS-103
8
|
1,399円 |
|
|
![]() LIXADA 燃料ボトル
9
|
1,798円 |
3.7 |
|
![]() Lixada 燃料ボトル 1000ML
10
|
1,399円 |
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まとめ
燃料ボトルは容量や素材、構造などでさまざまな種類がありますが、それぞれ用途に合わせて選ぶことで、長く使えて扱いやすい製品に出会えます。また、燃料ボトルは引火性の高い燃料を中に入れているため、安全性に関しては十分に注意しましょう。
特に、燃料ボトルを扱ったことがない人は、素材や構造などにおける安全性を十分に考えて選ぶことが大切です。