お庭やベランダを充実した空間に演出することができる、ウッドデッキ。今回は初心者でも組み立てやすいウッドデッキキットをご紹介します。
ウッドデッキキットは素材の種類や組み立て方法、防犯や使いやすい機能性など選ぶポイントがたくさんあります。
ここでは、初心者から上級者にまでのおすすめのウッドデッキキットの選び方や、おすすめ商品などを紹介していきます。
ウッドデッキキットとは?
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ウッドデッキとは縁側を拡大した建物のことを言います。お部屋のリビングと縁側を一体化させることによって、お庭をアウトドアリビングとして楽しむことができます。
ウッドデッキを作るためにはパーツや部品を商品単位で揃える必要がありますが、ウッドデッキキットならウッドデッキの製作に必要になるパーツや部品がセットになっているため、購入しやすく組み立てがしやすいためとても便利です。
主な使用目的やメリット
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ウッドデッキキットの主な目的は、「リビングの拡張」「お庭に空間を作る」「プライバシーの保護」などがあり、リビングを拡張したり、お庭に新たな空間を作ることによって、ホームパーティや趣味を楽しめたり、ウッドデッキに高いフェンスを付けることによってプライバシーの保護など、さまざまな効果が期待できます。
ウッドデッキキットの選び方
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ウッドデッキキットの選ぶポイントには素材や使用目的の他にも、設置場所や追加機能、レイアウトなどポイントがたくさんあります。ここでは、ウッドデッキキットの選び方をポイント別に解説していくので、購入の際の参考にしてみて下さい。
素材で選ぶ
まずは素材から選んでみましょう。扱いやすくて耐久性にも優れ、メンテナンスの必要のない「人工木(樹脂)」や、高級感が出る「天然木」から選ぶことができます。天然木はさらに「ソフトウッド」と「ハードウッド」に分類され、それぞれ特徴やメリット・デメリットなどが異なります。
人工木(樹脂)
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防虫効果・防水効果など耐久性に優れた加工が施されたタイプで、加工がしやすく価格帯が安いなど、使うにあたりメリットが多い素材です。
天然木とは違い加工が施された人工木(樹脂)であるため、ささくれなどといった天然木ならではのデメリットもなく、メンテナンスもまめに行う必要がありません。
ただし、天然木とは異なり本物の木ではないため、高級感を演出するのが難しく、また熱を吸収しやすいので夏場は表面が熱くなりやすいと言ったデメリットもありますが、価格帯が安く、扱いやすい素材なので初心者の方にはおすすめです。
天然木(ソフトウッド)
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ソフトウッドは柔らく扱いやすいことが特徴です。人工木とは異なり天然で本物の木を使っているため、木のぬくもりや美しさをダイレクトに感じることができ、夏でも熱くなりにくいといったメリットがあります。
人工木のようにたくさんの加工が施されていないので、腐りやすく、外注に弱く、また耐久年数も短いため、まめなメンテナンスが必要です。また、ソフトウッドは柔らかいため、反りやささくれなどが発生しやすいです。ですが、ソフトウッドは人工木よりも安価で手に入れることができます。
天然木(ハードウッド)
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ハードウッドは硬く重い広葉樹であり、耐久性と強度に優れた高級木です。主にウリンやイペ、セランガンバツなどが代表的な樹木です。天然木でありながら腐りにくいうえに害虫に強く、メンテナンスがあまり必要ありません。
ただし、天然木なので時間が立てば色褪せや樹液が染み出してしまうことも。高級木なため価格は高いですが、メンテナンス不要で高級感のあるウッドデッキキットをお求めの方にはハードウッドがおすすめです。
組み立て難易度で選ぶ
ウッドデッキキットは素材によって扱いやすさなどが異なりますが、人工木、天然木それぞれの中でも、セットによって組み立て難易度が異なります。
初心者向け
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初心者の方であれば、構造がシンプルで組み立て工程が少ないセットがおすすめです。また、メンテナンスが不要な人工木、もしくは天然木のハードウッドを選ぶと設置後のお手入れも簡単です。
上級者向け
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上級者の方であれば、DIYをしオプションを追加することもあるでしょう。そういった場合、ハードウッドはとても硬い素材のため加工を施すのが簡単ではありません。ソフトウッドであれば素材が柔らかいため、DIYに向いており、ウッドデッキキットにさらに手を加えたい上級者の方には、ソフトウッドのウッドデッキキットがおすすめです。
設置場所で選ぶ
ウッドデッキキットはどの場所に設置するかによって、選ぶ商品が異なる場合もあります。また、ウッドデッキはリビングを拡張することを第一としているので、設置する庭やベランダへ通じる窓の掃き出しの高さも確認しましょう。
ベランダなどのコンクリート
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ベランダの場合は基本的に地面がコンクリートなので、水平は取りやすいですが、コンクリートとデッキの間にある程度の隙間を設けないと通気性が悪くなってしまい、ウッドデッキにカビが発生してしまいます。
またベランダの場合は、一軒家にあるお庭とは違いスペースも狭いので、セットを使ってウッドデッキを用意するよりも、自由設計でウッドデッキを組み立てた方が自由度が高くなり、状況や環境の変化に応じて対応もしやすいです。
お庭などの土の上
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お庭などの場合は、基本的に土壌が地面になっているため、水平が取りやすいセットがおすすめです。自由設計の場合はウッドデッキの設計の段階から水平を計算する必要がありますが、ウッドデッキキットの場合は適正な設計が既に施されているため、水平が取りやすいです。
お庭の地面の安定感に不安がある場合などは、人工芝のシートやゴミチップなどをあらかじめ敷いておけば、地面をある程度フラットにすることができます。
ウッドデッキキットを購入の際は、安定感の高さなども併せてチェックしましょう。
使用目的で選ぶ
ウッドデッキキットは使用する目的に応じても選ぶことができます。プライバシー保護や趣味など、目的に応じてそれに適したウッドデッキキットを選んでみましょう。
プライバシー保護目的に
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ウッドデッキにフェンスなどの追加パーツを付けることによって防犯効果がアップし、プライバシーを保護することができます。
特に塀が低くお庭が開放的になっている場合は、ウッドデッキに高いフェンスを設けることにより、家の形状や部屋の様子などを隠すことができるので、より防犯効果が期待できます。
防犯効果を目的にウッドデッキを設置される場合は、後付けのフェンスや塀などに対応しているかのチェックを忘れず行いましょう。
パーティーやガーデニングなどに
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ウッドデッキはリビングを拡張し、お庭に新たなフリースペースを作ることができるので、ホームパーティーやガーデニングなど、幅広い趣味を堪能できます。
来客時のホームパーティーなどに使う場合は、デザイン性が高く耐久性に優れているもの、ガーデニングなどの趣味で主に使う場合などは、熱が籠りにくい素材のものなど、使用する目的に応じてそれぞれに適した商品を選びましょう。
メーカーで選ぶ
ウッドデッキを自宅に導入するにあたり、メーカーも気になるところだと思います。パーツや部品単体で購入する場合はさまざまなメーカーから選ぶことはできますが、セット商品を専門的に扱うメーカーはそれほど多くありませんので、選ぶ際の参考にしてみてください。
ラインナップが豊富「山善」
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家庭用向け製品を全般に扱う老舗メーカーで、扇風機やキッチンコンロなどが有名ですが、ウッドデッキキットもラインナップが豊富です。
山善は「ガーデンマスター」と呼ばれるエクステリアブランドを展開しており、庭やテラスでのくつろぎ空間を演出することをコンセプトにした関連製品を多く取り扱っています。そのコンセプトで作られたウッドデッキキットも品揃えが豊富で初心者の方にはおすすめです。
高級感を演出「リーベ(Liebe)」
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エクステリア・インテリアの専門メーカーで、リーベが販売するウッドデッキキットは、高級感があることに定評があります。
お求めやすい価格帯から、高級感のある本格的なものまで、ラインアップも豊富で、目的や用途に応じて商品を選ぶことができるので、初心者から上級者の方にまでおすすめのメーカーです。
ウッドデッキキットのおすすめ人気ランキング5選
1位 Liebe ウッドデッキ 7点セット 0.75坪 ライトブラウン7

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組み立て難易度:簡単
サイズ:デッキパネル900×900mm 3面、縦板フェンス900×450mm 3面、デッキ用脚68×68×340mm 12個
初心者でも簡単に組み立て可能な天然木
ドライバー1本あれば組み立てできる簡易式のウッドデッキキットです。L・I型どちらのレイアウトでも作ることができるので、設置環境や好みに応じて組み立てできます。
2位 山善 ガーデンマスター 天然木ウッドデッキ11点セット YWD-540

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組み立て難易度:簡単
サイズ:デッキ900×900×360mm 6面、縦板フェンス900×450mm
6面タイプの充実した空間
1.5坪タイプのウッドデッキ11点セットで、900×900mmを6面使った充実した空間で、ちょっとしたホームパーティや多彩なガーデニングなどを楽しめます。正方形の面を組み合わせて使えるので、レイアウトも自在に楽しめます。
3位 タック 人工木デッキ 90×90cm ブラウン

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組み立て難易度:簡単
サイズ:デッキ900×900×280mm 3面、コーナーフェンス900×450mm
メンテナンス不要簡単人口木
人口木を使ったタイプのウッドデッキですが、見た目はお庭の雰囲気を損なわないよう、細部にまで木のテイストを取り入れたデザインが施され、組み立てもドライバー1本あれば簡単に行えます。追加デッキを別途購入すれば簡単にウッドデッキを拡張できるので、カスタマイズも自在に行えます。
4位 アイガーデン ウッドデッキ6点セット

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組み立て難易度:簡単
サイズ:デッキ1800×900×780mm
シンプルなタイプで使いやすい
デッキ2台構成のシンプルなタイプで、元々あるウッドデッキの拡張にも使えるウッドデッキキットです。こちらもドライバーが1本あれば誰でも簡単に組み立てられるので、初めてウッドデッキを導入したい方などにはおすすめです。
5位 FIELD PARTNER ウッドデッキキット 0.5坪セット

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組み立て難易度:簡単
サイズ:デッキ1800×900×360mm
リビングの拡張やお庭のインテリアに
ちょっとしたリビングの拡張や、お庭のインテリアにおすすめのウッドデッキキットで、シンプルで使いやすく、フリースペースの確保にもおすすめです。お部屋の窓の高さに合わせて設置するだけなので誰にでも扱いやすく、後付でデッキを加えれば拡張も行えます。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() Liebe ウッドデッキ 7点セット
1
|
34,100円 |
3.6 |
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![]() 山善 ガーデンマスター 天然木ウッ……
2
|
49,044円 |
3.67 |
|
![]() タック 人工木デッキ
3
|
16,988円 |
1.6 |
|
![]() アイガーデン ウッドデッキ6点セット
4
|
18,800円 |
|
|
![]() FIELD PARTNER ウッドデッキキット
5
|
18,830円 |
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ウッドデッキキットのメンテナンス
上記でも少し紹介しましたが、ウッドデッキはパーツの取り換えやお手入れなどのメンテナンスを行うことによって、長く安全に使うことができます。
パーツの取り換え
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ウッドデッキキットは、複数のデッキによって構成されているので、面単位での入れ替えが可能です。ウッドデッキキットで使われている素材は天然木が多いため、日常での使用の際に床が破損したり、害虫が発生したりすることもあります。
デッキを交換すればこれらのトラブルが解決できるので、怪我や事故の予防のためにもこれらのトラブルの際には、パーツ交換を行い、迅速に対応しましょう。
メンテナンスで長持ち
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ウッドデッキは防虫剤や防水処理を施すことによって、害虫の予防や耐水性を高めて、耐久性を上げることができます。
特に天然木の場合は、腐りやすく、害虫に弱く、耐久年数が短いなどのデメリットが懸念されているため、防虫剤や防水処理を施すことが特に重要と言えます。
しかし、最近ではエクステリアメーカーの技術力は向上し、天然木であっても耐久性が優れた材質のものも多くなっているので、初心者の方やメンテナンスが苦手な方で天然木を使いたい場合は、耐久性が高くメンテナンスフリーの素材を選ぶのがポイントです。
再塗装
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ウッドデッキは長年使うと色が褪せてきたり、元の塗装がはがれてしまうことがあります。そうなった場合、そこから素材が劣化したり、害虫が発生したりなどして、ウッドデッキ自体が使い物にならなくなってしまうこともあります。
天然木の場合は、一般的に3~5年で塗り替えをしていくと木材が長持ちすると言われているので、そのサイクルで再塗装を行うことが、長持ちさせるコツと言えます。ウッドデッキに使う塗料は「浸透タイプ」「造膜タイプ」の2種類の塗料から選ぶのが一般的とされていて、浸透タイプは木材を腐るのを防ぐ効果、造膜タイプは木材表面保護する効果と、それぞれ特徴が異なります。
ウッドデッキの再塗装の手順としては、「デッキの汚れを落とす→研磨→マスキング→塗装」の順で行い、スプレー缶ではなく刷毛と液体ペンキを使って行います。
まとめ
ウッドデッキキットは誰でも簡単に、お庭にウッドデッキを導入できる便利なセットです。お庭のインテリアや趣味に必要なフリースペースの確保など、導入することによって様々なメリットがあります。
ウッドデッキを一から作るのは大変ですが、セット商品なら説明書に従うだけで誰でも簡単に組み立てできるので、初めてウッドデッキを購入される方や、検討されている方などは、ウッドデッキキットも併せてチェックしてみて下さい。