寝袋を覆うことで、保温性を高め、濡れるのも防いでくれるシュラフカバー。寒さが厳しい冬キャンプにはもちろん、登山やハイキングなどアウトドアでの睡眠タイムを、より心地よいものにしてくれるアイテムです。
そこで今回は、シュラフカバーの選び方とおすすめ商品をランキング形式で紹介します。ナンガの透湿性に優れたものから、ゴアテックスの蒸れにくい軽量モデルまで、幅広くランクインしているのでぜひ読んでみてくださいね。
「シュラフカバー」とは結露で寝袋が濡れるのを防ぎ、保温力も上がる冬キャンプの必要アイテム

気温が低く、結露が発生しやすい冬キャンプの睡眠タイムには、寒さ・防水対策が必須ですよね。防水性能がない寝袋(シュラフ)にシュラフカバーを被せることで、結露や雨など水分の浸入を防ぐ、防水カバーとして活躍します。
また、寝袋とカバーの間に空気層が生まれるため、保温効果も抜群。寝袋内をドライな状態にキープするので、より快適に休息できます。近年は、車中避難など災害用寝具アイテムとしても注目を浴びていますよ。
シュラフカバーの選び方
シュラフカバーを選ぶ際に重要な5つのポイントを見ていきましょう。
持ち運びやすさや使い方を考慮して、「レイヤー数」から選ぼう
シュラフカバーは、レイヤー数によって持ち運びやすさや透湿性の高さなどが異なります。使い方にあわせて、お好みのレイヤー数で選びましょう。
寝袋とセットで◎軽量で持ち運びやすい&コンパクト収納が可能な「2(2.5)レイヤー」

裏地がなく、表地・透湿防水素材の2層構造になっている2レイヤーは、コンパクトに収納できるので、持ち運ぶことが多い登山やツーリングにおすすめ。最近では、透湿防水素材に保護フィルムを貼った、汗離れしやすい2.5層の商品が多く展開されています。
片手で持てる軽量200g〜500gのアイテムが多いので、ソロキャンプ女子にも最適。ただ、3層に比べると保湿効果は劣るので、寒さが厳しい冬は寝袋とあわせて使いましょう。
カバー単体の使用も可能!重量感はややあるが、透湿性&防水性に優れた「3レイヤー」

表生地・透湿防水素(メンブレン)・裏生地の3層構造が特徴。保湿効果抜群なので、寝袋としても使いたい方におすすめです。2層目の透湿防水素材は、水蒸気は通し水滴は通さない設計になっており、カバー内をドライにしてくれます。
2レイヤーに比べると値は張りますが、耐久性もあるので長期間使用できます。ただ、重量感があるため、オートキャンプなど車移動が多いキャンプシーンにおすすめです。
より快適な睡眠タイムにするなら、ゴアテックスなど「透湿防水性」の高い生地かチェック

透湿防水性とは、内側から外側へ水分を逃がす透湿性と、雨風の侵入を防ぐ防水性の2つの機能を兼ね備えているものです。汗による水蒸気を放出してくれるため、蒸れにくく、汗冷え対策としても有効ですよ。
抜群の通気性に加え、保温力にも優れているので冬の寒さも乗り切れるでしょう。ゴアテックスが代表的ですが、近年はブランド独自開発の透湿防水素材が登場していますのでぜひチェックしてみてくださいね。
お手入れしやすい「撥水・防水加工」や縫い目からの水の浸入を防ぐ「シームテープ」も確認しよう

シュラフカバーを選ぶ際は、撥水・防水加工がされているものか確認しましょう。透湿防水性が高い素材なら、防水性は抜群ですよ。さらに、汚れの落ちやすさなどお手入れのしやすさも重視するなら、撥水加工が施されているものを選びましょう。
また、雨漏りや隙間風を防ぐため、縫い目までしっかり防水加工がされているかも忘れずに確認してくださいね。シームテープ仕様の商品ならば、雨風のしみこみを防止できるので雨の日でも安心ですよ。
大きめ設計の肩幅85cm×全長200cm以上なら安心!「寝袋のサイズ」にあうものを選ぼう

寝袋に被せて使うときはもちろん、シュラフカバー単体で使う場合も大きめ設計のアイテムを選びましょう。シュラフよりも小さいものやジャストサイズだと、全体を覆うことができず、もう一度買い直すなどのトラブルが発生することもあります。
手間を増やさないためにも、事前にお手持ちのシュラフの肩幅と全長を確認しておきましょう。なかには、マミー型専用や封筒型専用など対応している寝袋が決まっているタイプもありますよ。
利便性が高いと◎「伸縮性」や「ジッパーの開閉範囲」を確認しよう

ストレッチ性が高いシュラフカバーは、動きにあわせて伸び縮みしてくれるため、寝返りが打ちやすくなります。フィット感もあるので、保温性を高めたい方にもおすすめですよ。
また、カバーに対し、1/3程度開けるサイドジッパーや自由に開閉できるつまみがあると、出入りがスムーズになるので便利ですよ。最近では、シンプル&軽量化を追求したジッパーなしデザインもあるので、携帯性を重視する方はチェックしてくださいね。
シュラフカバーのおすすめ人気ランキング10選
ここからは、シュラフカバーのおすすめ商品を紹介します。持ち運びやすさやジッパーの開閉範囲などを比較して、自分にぴったりな商品をチョイスしてくださいね。
1位 NANGA(ナンガ) WATER PROOF SLEEPING BAG COVER(ウォーター プルーフ スリーピング バッグ カバー)N1BC

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サイズ:85cm×220cm
撥水・防水加工:〇
透湿防水性:〇
シームテープ:〇
究極の睡眠タイムを演出する2.5層構造のシュラフカバー
3レイヤータイプを購入したいけれど、値段が高くて手が出ないという方に最適なシュラフカバーです。透湿性&防水性に優れた2.5層構造なので、睡眠中に汗をかいても蒸れにくく、朝までぐっすり眠れるでしょう。
縫い目は防水効果の高いシームテープ仕様で、水の侵入をしっかりと防いでくれますよ。大きめモデルの肩幅85cm×全長220cmなので、防水性能のない寝袋と組み合わせて使用するのもおすすめです。
2位 ISUKA(イスカ) GORE-TEX インフィニアムシュラフカバー ウルトラライトワイド 487469900

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サイズ:87(肩幅)×209(全長)cm
撥水・防水加工:〇
透湿防水性:〇
シームテープ:×
3レイヤーのゴアテックス素材と軽量405gが魅力
軽量かつ高性能の3レイヤーのアイテムをお探しの方におすすめです。超軽量30Dナイロンをベースにした、3層構造のゴアテックス素材が特徴で、軽量ながら高い透湿防水性を実現。睡眠中に発生する汗や水蒸気の滞留を、最小限に抑えてくれますよ。
ゆとりのあるワイド設計なので、お手持ちのシュラフと組み合わせやすいのも魅力。サイドの60cmまで開閉するファスナーで、出入りもスムーズですよ。気温が高い夏は、単体で寝袋として使用することも可能です。
3位 finetrack(ファイントラック) エバーブレス スリーピングバッグカバーUL FAG0532

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サイズ:76㎝×220㎝
撥水・防水加工:〇
透湿防水性:〇
シームテープ:×
持ち運びやすい&ジッパーを省いたスタイリッシュデザイン
ファイントラックが独自開発した防水透湿素材エバーブレス®3Dを使用したスリーピングシェル。雨風を防ぎつつ、内側で発生する水蒸気も効率的に排除してくれるため、寝袋内が蒸れてぐっすり眠れないという方に最適です。
最軽量クラス222gかつ十分な強度を備えた2.5レイヤー構造なので、持ち運びやすさを重視する方にもおすすめ。ストレッチ性もあるため、寝返りしやすいメリットもありますよ。
4位 ML-TEC スリーピングバッグカバー 14115001

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サイズ:85×225cm
撥水・防水加工:〇
透湿防水性:〇
シームテープ:×
防水性&透湿性を兼ね備えた高性能シュラフカバー
3層構造のスリーピングバッグカバーで、1層目・2層目には防水性&耐摩耗性に優れた素材である、ナイロンとポリエステルを採用していますよ。また、吸水性が低いため濡れてもすぐ乾くメリットもあります。
汎用性が高いゆったりサイズの肩幅85cm×全長225cmなので、さまざまなサイズ・形の寝袋と組み合わせられるでしょう。サイドには、開閉場所が自由なつまみとスライダーが2個搭載されているため、使い勝手も抜群です。
5位 エスケープビヴィ シュラフカバー 509773576

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サイズ:75×213cm
撥水・防水加工:〇
透湿防水性:〇
シームテープ:×
コスパが高く自然災害対策アイテムとしても使える
湿気は逃し、体熱は逃さない理想のシュラフカバー。寒い冬は寝袋とセットで保温性を高め、暑い夏の夜には寝袋として使える万能アイテムです。圧倒的な軽さ180gで、キャンプだけでなく持ち物が多い登山やハイキングにもおすすめですよ。
撥水加工処理が施されているため、防水性の高さに加え、汚れも落ちやすいのも魅力。購入しやすい値段なので、人数分用意しておきたい、防災用寝具としても最適です。
6位 oxtos(オトクス) タフシュラフカバー ワイドロング 322921355

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サイズ:94×220cm
撥水・防水加工:〇
透湿防水性:〇
シームテープ:〇
出入りしやすい大きく開くサイドジッパーが特徴
従来のモデルより薄いコーティング設計になり、軽量クラス295gを実現したシュラフカバーです。破れにくい素材の透湿防水マイクロリップナイロンを採用しているので、軽量化に加え、耐久性も抜群ですよ。
シームテープ仕様なので、縫い目からの水の浸入も防いでくれます。さらに、サイズは肩幅94cm×全長220cmと、幅広いデザインの寝袋と相性がよいでしょう。ジッパーは148cmまで開くので、スムーズにシュラフをセットできます。
7位 SOL(エスオーエル) エスケープヴィヴィ 12416-7

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サイズ:81×213cm
撥水・防水加工:〇
透湿防水性:〇
シームテープ:×
軽量設計&内部が蒸れにくい独自の透湿性素材が魅力
マミータイプの寝袋に対応したシュラフカバーです。独自の透湿性素材を使っているので、内部が蒸れにくいのが魅力。寝袋の結露を防ぐためのシュラフカバーとしてはもちろん、保温性を高めるインナーシーツとしても使えますよ。
ただ、カバー表面は撥水処理のみなので、水の浸入を完全に防ぎたい方や、蒸れにくさよりも防水性重視の方は注意しましょう。軽量241gなので、登山やハイキングなど移動が多いシーンでもぴったりです。
8位 TARAS BOULBA(タラスブルバ) スリーピングバッグカバー 484813684

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サイズ:90×230cm
撥水・防水加工:〇
透湿防水性:-
シームテープ:×
マミー型の寝袋と相性抜群の保温力が高いシュラフカバー
結露や雨漏りなどで寝袋が濡れるのを防ぎ、かつ保温力をキープしてくれるマミー型専用のシュラフカバーです。顔の部分には虫の侵入を防ぐワイヤー入りネットも付いていますよ。暑がりの方なら、夏の時期だけ単体で使用するのもおすすめです。
また、生地を巻き込みにくいジッパーを採用しているため、スムーズな出入りはもちろん、シュラフをカバー内にセットする際にもストレスなく使えますよ。
9位 タカ産業 シュラフカバー 4995202

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サイズ:88×180cm
撥水・防水加工:〇
透湿防水性:×
シームテープ:×
コンパクトに折りたためる耐久性に優れたモデル
フィッシングアイテムを取り揃えた、釣り用品メーカーのシュラフカバーは、耐久性を重視する方におすすめ。強度が高くかつ防水性に優れたターポリン素材でつくられているため、長期間使っても劣化しにくい特徴があります。
コンパクトに折りたためるため、移動が多いツーリングや登山などにも最適なモデルです。ただ、肩幅88cm×全長180cmと、肩幅はゆったりしているものの全長が短いため注意してくださいね。
10位 OUTDOOR RESEARCH(アウトドアリサーチ) ヘリウムエマージェンシービビィ 269454

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サイズ:91.44×213.36cm
撥水・防水加工:〇
透湿防水性:〇
シームテープ:〇
軽量&持ち運びやすさにこだわった2.5層構造が魅力
3シーズン用のシュラフに重ねることで、寒さが厳しい冬でも温かくして休息できるのが魅力。2.5層構造で、軽量273gかつ缶ビールほどのサイズに収納できます。荷物をできる限り減らしたいソロキャンプや登山などにぴったりですよ。
抜群の保温力に加え、外気や水滴から保護する防水性もばっちりなので、天気が変わりやすい季節でも快眠できるでしょう。ただ、撥水加工はされていないため汚れが落ちにくいのが欠点です。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
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![]() NANGA(ナンガ) WATER PROOF SLEE……
1
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![]() finetrack(ファイントラック) エ……
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4.1 |
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![]() oxtos(オトクス) タフシュラフカ……
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![]() ◎SOL(エスオーエル) エスケープ……
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6,684円 |
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![]() TARAS BOULBA(タラスブルバ) ス……
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6,900円 |
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![]() タカ産業 シュラフカバー 4995202
9
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2,596円 |
2.9 |
|
![]() OUTDOOR RESEARCH(アウトドアリサ……
10
|
15,180円 |
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まとめ
寝袋の保温効果を高め、結露や雨などで濡れるのを防ぐ、防水カバーとしても活躍するシュラフカバー。購入する際は、持ち運びやすさを重視するのか、単体でも使用したいのかなど、お好みの使い方や携帯性にあわせて選びましょう。
より快適な睡眠をとるためにも、ストレッチ性やジッパーの開閉範囲なども確認してくださいね。アウトドアの睡眠タイムをワンランクあげるシュラフカバーで、朝までぐっすり眠れる環境をつくってみませんか。