自宅にウッドデッキを設置している方であれば、定期的に塗り直しのメンテナンスが必要になってくるものです。ウッドデッキ塗料は、油性・水性、浸透性・造膜タイプなど種類が豊富で、実際に塗り直す際はどの塗料を選んで塗装するのがよいか迷ってしまう方もいらっしゃると思います。
今回は「大阪ガスケミカル」「アサヒペン」「カンペハピオ」といったウッドデッキ塗料を扱う売れ筋のメーカーからどれを選んだらいいか迷ってしまうという方に、ウッドデッキ塗料の選び方からおすすめする商品を10商品紹介していきましょう。
ウッドデッキ塗料のメリット

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ウッドデッキは雨や日光に繰り返し当たることで、時間と共に表面の塗料が落ち、木材が傷んで劣化し、朽ち果ててしまうことも。そのため、定期的にウッドデッキ用の塗料を塗装しメンテナンスを施すことが大切です。
また、DIYなど自分でウッドデッキを作ろうとする場合にも、最終的な仕上げとしてウッドデッキ塗料を塗装する必要があり、維持していく為にも同様にメンテナンスとして塗装が必要になってきます。
ウッドデッキ塗料の選び方
では、実際に商品を選ぶ場合はどのような点を考慮して選んだらよいかを説明していきましょう。商品には幾つかの種類分けがされているので、以下の種類の中からどのタイプの塗料が一番合うかを参考にしてみて下さい。
木材保護塗料と自然系塗料

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ウッドデッキ塗料は、まず木材保護塗料と自然系塗料の2タイプから選べます。主に屋外での使用に効果が高いのが、防虫・防カビ・防腐効果のある木材保護塗料です。雨や日光、腐敗やシロアリなどの虫といった木材の敵が多い屋外でも、それらの脅威から木材を保護してくれる耐久性の高さがあります。
自然系塗料は、名前の通り天然原料のみでつくられているので、体や環境にも優しい塗料です。一部には合成顔料や合成樹脂を使用している商品もありますが、屋外ではもちろん屋内の壁や床・階段の手すりなど、人が触れる箇所の塗装でも安心して使えるのが特徴です。
浸透か造膜の2タイプから選ぶ
次に、木目をそのまま残しながら腐敗を防ぐ浸透タイプとペンキのような仕上がりで木材のキズを隠しながら腐敗を防ぐ造膜タイプの説明します。
木目を残したい方には浸透タイプ

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ステイン着色剤とも呼ばれる浸透タイプの塗料は木材の内部まで塗料が浸透するため、塗装後しばらくして木材が劣化によりひび割れがなく、もしひび割れができてもそこから水が浸入して腐敗するようなことが起きにくいです。
また、木目を残したまま塗装ができるので木の風合いや手触りなど木目を残して塗装したい方におすすめです。
劣化をカバーしたいなら造膜タイプ

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こちらのタイプの特徴は、浸透タイプのように木目は残らず内部まで浸透していかないので、表面がペンキのような塗り上がりになり、木材のキズや汚れなどを同時に隠せるというメリットもあります。
表面の保護性能が高いことがこのタイプの特徴で、劣化してひび割れた木材の表面に塗装することで雨などから守ってくれます。
安全性や耐久性で選ぶ
もう一つの選び方として、水性と油性の2タイプから選ぶ方法もあります。こちらは、安全性や耐久性を重視した方にとくに確認していただきたいポイントです。
安全性で選ぶなら水性

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水が主成分の水性タイプのメリットは、臭いの少なさと安全性の高さでしょう。また、粘度が低いので塗りやすいことや、薄めて使う際もシンナーではなく水でOK。使い終わった刷毛なども水で洗えるため、シンナーを別で用意する必要もありません。
また、自然系塗料タイプの商品を選ぶことで安全性が更に高まりますので、小さい子供やペットを飼っているご家庭におすすめです。その反面、耐久性は油性タイプに劣ってしまうのが難点です。
耐久性で選ぶなら油性

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油性タイプは、水性タイプに比べ耐久性が高く保護効果が長持ちする特徴があり、また水を弾く耐水性もあります。デメリットとしては、粘度が高いのでシンナーで薄めて使わないと塗装が難しいことに加え、臭いのきつさが難点といえるでしょう。
DIYで塗装する際のポイント・注意点

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DIYなど自分で塗装する場合は、大体2年~5年経過を目安に塗装するのが一般的と言われています。しかし、劣化の進行度合いによっては2年未満でも塗装が必要な場合もありますので、実際の劣化度合いを見て判断することがベストです。
また、日光の届かない日陰の部分は苔や藻が発生しやすいので防藻・防カビ効果のある商品を、軒下からはみ出て直接雨が当たるような箇所は撥水性の高い商品を選ぶなど、塗装する場所のことを考えて商品を選ぶことも大切です。
塗装の際は、少なくとも3日前まで雨がない日の後に塗装することが好ましく、しっかり木材が乾燥した状態で塗装するように心掛けましょう。塗る前には、上に溜まったゴミを掃除し汚れなども落しておくことも忘れないようにしてください。
キレイに塗るコツは、一度でたっぷり塗ろうとせずに、なるべく余分な塗料を落としてから一度塗りして、商品の規定時間分で十分に乾燥させます。しっかりと乾燥させた上で、2回~3回と重ね塗りすると塗面がキレイに仕上がりますので試してみましょう。
ウッドデッキ塗料のおすすめ人気ランキング10選
ここからは、ウッドデッキ塗料のおすすめ商品を紹介していきましょう。選び方の項目で説明した種類やタイプ別に商品を選んでみましたので、目的に合った商品を見付けてみて下さい。
1位 大阪ガスケミカル キシラデコール 16L

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タイプ:浸透タイプ
容量:16L
使用面積:2回塗りで約80~115㎡
重ね塗り乾燥時間:12時間
カラーバリエーション:7色
木材保護塗料NO.1ブランドの実績で選ぶなら
ドイツから日本に上陸したキシラデコールは、AkzNobel社と技術提供のもとに、大阪ガスケミカルとして日本の風土と気候に合わせた商品を製造販売しています。そして2018までに日経アーキテクキュア「建材・設備メーカーランキング」の木材保護塗料部門で、13年連続1位を得ている商品です。
日本で創業してから45年以上の実績とプロからも認められるお墨付きとしておすすめな商品です。
2位 カンペハピオ 油性木部保護塗料 3.2L

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タイプ:油性・木部保護
容量:3.2L
使用面積:16~22.7m²(2回塗り)
重ね塗り乾燥時間: 8時間~12時間
カラーバリエーション:8色
防藻・UVカット効果も期待できる木材保護塗料
塗料の大手メーカー「カンペハピオ」から販売される、保護効果の強い油性タイプの木材保護塗料の商品です。防腐・防虫・防カビといった木材保護塗料の特徴はもちろん、日陰や湿気の溜まりやすい所には藻が生えにくく、UVカット効果もあるので日差しによる色褪せが少ないのもこの商品のおすすめポイントです。
3位 アサヒペン 木材防虫防腐ソート 2.5L

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タイプ:浸透性・木材保護塗料
容量:2.5L
使用面積:8~10㎡(2回塗り)
重ね塗り乾燥時間:夏期/2~3時間、冬期/4~6時間
カラーバリエーション:3色
コストを抑えたい方におすすめの商品
こちらも塗料では有名なメーカー「アサヒペン」から販売される、浸透性タイプの木材保護塗料です。コストの低さでもおすすめできますが、無鉛で安全性の高い薬剤を使用し発ガン性物質を含まないので安心して使用できるメリットもあります。
4位 オスモ オスモカラー ウッドステインプロテクター(外装用) 750ml

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タイプ:浸透・自然系・水性
容量:0.75L
使用面積:約9m²
重ね塗り乾燥時間:4〜6時間
カラーバリエーション:18色以上
安全性で選べる天然植物油ベースの自然系水性塗料
環境先進国のドイツ生まれの塗料ということで、環境への優しさで選ぶならこちらをおすすめです。天然の植物油がベースの自然系水性塗料なので、エコで環境にも優しく、また、塗装のもサンディングなしでそのまま塗装できる手軽さもあります。
塗装後は撥水性・耐候性も高いのですが、マイナス点としてはコストが他と比べてハイプライスなので広い面積を塗ろうと思うとトータルコストが上がってしまいますので注意しましょう。
5位 ニッペ 水性木部保護塗料 3L

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タイプ:水性・浸透・木材保護
容量:3L
使用面積:25~50㎡
重ね塗り乾燥時間:夏(30℃)約1時間、冬(10℃)約2時間
カラーバリエーション:8色
扱いやすさと選びやすさで初心者の方におすすめ
ニッペの水性保護塗料は、薄めるのも後処理も簡単な水性タイプなので、塗り直しに慣れていない初心者の方におすすめな商品です。水性なので乾燥も早く、乾いた後も臭いがないなど、Amazonの購入者からも好評です。
6位 アサヒペン ウッドガード外部用 3.4L

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タイプ:浸透・油性・木材保護
容量:3.4L
使用面積:15~23㎡
重ね塗り乾燥時間:【吸い込みが大きい木部】夏期/4~6時間、冬期/8~12時間
乾燥時間:【吸い込みが小さい木部】夏期/24時間、冬期/2~3日
コスパの高い油性タイプ
引き続きアサヒペンからコストパフォーマンスの高い油性タイプの木材保護塗料です。木部の内部に深く浸透し、虫や腐敗・水気から木材を保護します。
その保護性の高さは、「塗装しておけば木材の剥がれ落ちがない」「初心者でも扱いやすい」など、長年使用している購入者の方からのコメントもあるほどのお墨付き商品です。
7位 和信ペイント ガードラックアクア プロ仕様の水性屋外木部用塗料 1回塗・高着色・塗替最適 0.7kg

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タイプ:塗膜・水性
容量:0.7kg
使用面積:7m²
重ね塗り乾燥時間:一晩養生(20℃)
カラーバリエーション:17色
発色性の良い半造膜タイプ
数少ない造膜タイプの商品の中でも、こちらは半造膜タイプなので厚すぎない塗膜で落ち着いた仕上がりになる塗料です。また、水性タイプでもあるので扱いやすく臭いが少ないなどメリットと、塗装後の発色の良さが人気のある商品です。
8位 アトムハウスペイント 水性自然カラー(天然油脂ステイン) 1.6L

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タイプ:水性・天然油脂ステイン
容量:1.6L
使用面積:約11~18㎡
重ね塗り乾燥時間:夏期約4時間、冬期約6時間
カラーバリエーション:3色
安全性の高さと塗りムラのない仕上がりが可能
屋外ではウッドデッキ用に、屋内の食卓エリアでも安心して使用できるのがこちらの商品です。植物原料から作られたステイン着色料は、安全性の高さは食品衛生法の基準をクリアしているので、食卓に使うテーブルや赤ん坊が触れるオモチャに塗装しても大丈夫なほどです。
また、塗りムラになりにくく塗り重ねによる塗継ぎが少ないので初心者の方でもキレイに仕上げられます。
9位 リーベ 塗料 防虫 防腐 防カビ 4L 『ウッドステインプロ』

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タイプ:油性・浸透・木材保護
容量:4L
使用面積:1L=約10平米
重ね塗り乾燥時間:約4~8時間
カラーバリエーション:12色
ウッドデッキ専門店の高性能塗料
日本最大級のウッドデッキ施工専門店の「リーベ」から販売されているこちらの商品は、100年以上の実績を持つ老舗メーカーとの共同開発商品です。塗り上がりの美しさや保護性能など、20年の売り上げ実績と現役で選ばれ続ける人気の高さで、一押しのオイルステイン商品です。
10位 自然塗料「いろは」カラー 内・外装用 3.5L缶 濃茶色

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タイプ:浸透性
容量:3.5L
使用面積:約115平米
重ね塗り乾燥時間:-
安心して使える浸透性の自然塗料
人や環境にやさしい自然塗料です。ホルムアルデヒド系などの防腐剤を一切含んでいないため、使用面積制限なしでお使いいただけます。また、浸透性なので塗膜を張らないため、捲れや剥がれが起きにくく、撥水性もよいのが特徴です。
カラーも豊富なので古民家の木材にも馴染みやすく、またニオイも少ないため屋内外の使用が可能です。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() 大阪ガスケミカル キシラデコール ……
1
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26,950円 |
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![]() カンペハピオ 油性木部保護塗料 3.2L
2
|
2,703円 |
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![]() アサヒペン 木材防虫防腐ソート 2.5L
3
|
1,726円 |
4.28 |
|
![]() オスモ ウッドステインプロテクタ……
4
|
4,744円 |
4.48 |
|
![]() ニッペ 水性木部保護塗料 3L
5
|
3,398円 |
4.16 |
|
![]() アサヒペン ウッドガード外部用 3.4L
6
|
4,975円 |
4.47 |
|
![]() 和信ペイント ガードラックアクア ……
7
|
2,170円 |
4.4 |
|
![]() アトムハウスペイント 水性自然カ……
8
|
3,662円 |
3.75 |
|
![]() リーベ ウッドステインプロ 4L
9
|
6,890円 |
4.29 |
|
![]() 自然塗料「いろは」カラー 内・外……
10
|
19,140円 |
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おすすめのウッドデッキ塗料の口コミをチェック
おすすめのウッドデッキ塗料の口コミをご紹介します。ご購入の際の参考にしてみてくださいね。※口コミはあくまで個人の感想です。
カンペハピオ 油性木部保護塗料の口コミ

パリサンダ、落ちついたいい色です
メープル、とうめい、パリサンダの3缶買いました。メープルはちょっと黄色が強かったです。DIYした鉢カバーにパリサンダで二度塗りしたところ、とてもいい感じに仕上がりました。杉の荒材でつくりましたが、木目がきれいに出て、落ちついた雰囲気です。一度塗りはやはり白くて明るすぎるので、二度塗りですね。別の木材でも試してみます。
アサヒペン 木材防虫防腐ソートの口コミ

塗りやすい!
雨ざらしの自転車小屋製作DIYに塗装も兼ねた防食防虫の塗料が無いか調べたところ、価格がお安いこちらの商品を選択。
缶を開けて塗って見ると、色味が少ない事。缶の底に沈殿してるようで、よーく撹拌しないと色味が出ません。液状はシャバシャバで凄く垂れます。でも、ペンキのように固まったりとか気にしなくて良さそう。最初は墨汁の薄まったような感じで、んんっ?てなりますが、二度塗りしていくと、写真のように見ようによっては杉材だと木目が綺麗に出ます。
ホワイトウッドのツーバイ等だと若干色味が薄い感じ。
塗り方次第ですが、色味は塗り重ねていくうちにでてくるのかな?
ペンキを塗ってる感覚ではなく、木に溶剤を染み込ませているイメージです。
臭いはきついかな?家族には不評でした。
総合的には扱いやすいと思います。
あとは、耐久性に期待します。
ニッペ 水性木部保護塗料の口コミ

塗りむらも味になる!?
木質により吸い込みが大きく違う。色むらも多いが、焼き杉の感じにも見える。1時間後に2度塗りすると艶も出てくる。
完全乾燥後は雨もはじく被膜になっている。
UV機能もあると言うことなので耐久性も期待できる。
まとめ
今回はウッドデッキの維持に必要なウッドデッキ塗料を紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?屋外で常に気候の変化や虫など、様々な劣化の原因に晒され続けるウッドデッキですので、定期的にメンテナンスして維持していきたいですね。
いくら耐久性の高い塗料を塗装してあっても中は木材ですので、長年放っておけばやがて朽ちてしまいます。あまりにも劣化の進んだ状態で自分では手に負えないような場合には、専門の業者を頼ってみることもおすすめです。