車のボディの表面を研磨する道具で、車が鏡面に仕上がるほか、水垢落としや傷消し効果などがあるポリッシャー。ダブルアクション・シングルアクション・ギアアクションなどのタイプがあり、ユーザーの技量に合わせて選んでいきます。
リョービ・マキタ・ボッシュなど一流メーカーのものから、初心者でも扱いやすくリーズナブルなものまであります。今回は、車用ポリッシャーの選び方と注意点、Amazonなどからバフがセットになったおすすめ商品10選をご紹介しますね。
ポリッシャーの役割

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ポリッシャーでは、回転力を利用して車を磨いたり、小さな傷を消すなどの作業が行えます。タイプによって回転力の強さが違い、回転力の大きいものは研磨力も強いため、一般的にプロの方が使います。初心者が使用すると、かえって傷を増やしてしまうことにもなりかねないので注意が必要です。
家庭用としては、扱いやすくボディに傷が付きにくいことから研磨力の低い(回転力が小さい)ポリッシャーがおすすめです。主に、鏡面仕上げや水垢落としなどで使いますが、その際、目的に合ったバフ(パッド)を装着してから使います。
ポリッシャーの使い方

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ポリッシャーを使う際には、バフにコンパウンド(専用の磨き剤)を付けますが、1回の磨きで付けるコンパウンドの量は、5mm~1cm大くらいです。それ以上出してしまうと、磨く際にコンパウンドが飛び散って、他の場所を傷付ける可能性があります。
小さいホコリでも、付着していると傷になる場合があります。そのため、作業直前には表面のホコリを飛ばしておきましょう。磨く順番は、天井など高い部分から始めるのが基本で、奥から手前へと動かしながら磨いていきます。
一度に広範囲を磨くと、服が当たるなどして傷になる可能性があります。そのため、1回の磨き範囲をA4サイズくらいと決めておくといいですよ。磨く際は、ゆっくりとS字を描くようにします。S字の描き方は、上下でも構いません。
ポリッシャーを使うタイミング

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ポリッシャーは使うタイミングが決まっており、いつ使ってもOKというわけではありません。間違ったタイミングで使うと、愛車に傷を付ける羽目になってしまうので、正しいタイミングを知っておきましょう。
ポリッシャーを使うタイミングは、洗車の後です。洗車前のボディには、砂ボコりや油汚れ、虫など付着しており、その状態でポリッシャーを使うと表面に傷が付くほか、虫や油汚れが余計に取れなくなってしまいます。
洗車の仕方も重要で、簡単に済ませれば良いわけではありません。ボディに残った油汚れや虫なども傷の原因となるため、洗車の際にしっかりと落としておくことが大切です。
ポリッシャーの選び方
ここからは、車用ポリッシャーの選び方をご紹介していきますね。車用ポリッシャーは家庭用やプロ用があるため、自分の技量を把握しておくことが大事です。
自分の技量を知ることで、ピッタリなタイプを選ぶことができますよ。タイプが決まったら、動力源や価格などから商品を絞っていくと、満足できる商品が見つかるでしょう。
自身の技量に合わせて選ぶ

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ポリッシャーには研磨力の強いプロ用から、初心者でも扱いやすい家庭用まであります。そのため、自分の技量を考えずポリッシャーを選んでしまうと、強い回転力をうまく扱い切れず、ボディの塗装を必要以上に剥がしてしまったり、傷を付けてしまうことになります。
深い傷や大きな傷が付いてしまうと、塗装をやり直してもらわければなりません。塗装をやり直してもらうとなると、時間も費用も掛かってしまいますね。そうならないためにも、自分の技量に合わせて選ぶことが大切です。
タイプで選ぶ

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ポリッシャーには、シングルアクション・ダブルアクション・ギアアクションの3つのタイプがあります。
■シングルアクション
一定方向のみに回転します。動きはシンプルですが研磨力が高く扱いが難いため、プロ向けのタイプです。
■ギアアクション
カクカクと波のような半円を描きながら回転します。使い勝手が良く、中級~初級の方でも扱えますよ。ただし、家庭用電源で使えない高価なものも多いので、選ぶ際には電源にも注目しましょう。
■ダブルアクション
振動しながら小さい弧を描いて回転します。家庭用電源や車のシガーソケットに対応しているほか、価格もリーズナブルなので初心者の方におすすめです。軽量・コンパクトで研磨力は低めですが、落ち着いて作業が行えるので初心者にもってです。
バフの種類を選ぶ

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バフには、スポンジや羊毛などの柔らかい素材からできていて、様々なサイズや硬さ、粗さのものがありますが、用途に合わせて選ぶことで、傷消し・水垢落とし・鏡面仕上げなどに使い分けて作業が行えます。家庭用ポリッシャーでは、本体と仕上げ用バフがセットになった商品を選ぶと便利です。
研磨力があるバフはウールですが、初心者の方におすすめな素材はスポンジです。スポンジバフは、黄色、グレー、白の順に目の細かなスポンジになりますが、初心者には失敗が少ない黄色がよいでしょう。
ダブルアクションポリッシャーにスポンジの組み合わで、コンパウンドは超微粒子コンパウンドを使用するのがよいでしょう。さらに直射日光や砂ホコリが舞う場所を避けて下処理もしっかり行ったうえで作業をすれば、大失敗は避けることができます。
動力源で選ぶ

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自宅でポリッシャーを使うときには、家庭用電源などが使えるかも重要となります。ポリッシャーの動力源はプロ用・家庭用で違っており、家庭用としてはAC電源・DC電源・充電式を選ぶのがおすすめです。
AC電源は家庭用電源のことで、ダブルアクションやギアアクションに多いです。AC100Vと書かれていれば使えますよ。DC電源は、接続部がシガープラグのようになっており、車のシガーソケットに接続します。DC12Vと書かれていればOKです。
AC・DC電源用は、共に5mほどのロングコードになっていますが、場所を気にせず使いたい場合は充電タイプも検討してみましょう。ただ、充電に1時間前後かかる点、連続使用時間が20分~40分程度という点も考慮してくださいね。
価格で選ぶ

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車用ポリッシャーは、タイプによって価格に大きな差があります。使い勝手が良く磨き効果も高いギアアクションは、1台揃えておくと便利ですが、高価なものが多いです。ブランド品になると、数万円程度するものもあります。
一方、ダブルアクションはノーブランド品が多く、リーズナブルな商品が揃っています。安いものなら1,000円台からありますよ。水垢落としや傷消しなどは難しいですが、手軽に磨き作業が始められるのでおすすめです。
ポリッシャーの価格が高ければ、磨き効果も高いというわけではありません。いくら高価なものを選んでも、使いこなせなければ商品の良さを発揮させることは難しいです。使う頻度も考えながら、価格を検討していきましょう。
ポリッシャーのおすすめ人気ランキング10選
ここからは、家庭用として使える車用ポリッシャーを、10点ほどおすすめしていきたいと思います。ここでご紹介する商品は、大手通販サイトの売れ筋ランキングで上位にランクインした商品がメインです。
おすすめ商品をチェックすると、ユーザーの声や評価なども分かるので、選び方の参考にもなりますよ。
1位 PROSTAFF 電動ポリッシャー シャインポリッシュ AC100V

amazon.co.jp
タイプ:ダブルアクション
動力源:AC100V
パッド・バフサイズ:直径152mm
機能:ダイレクトモータードライブ(振動・騒音最小限カット)/最大回転数3,800rpm/10m超ロングコード/バフ3枚付(ワックスがけ用×2・仕上げ用×1)/無段階スピード調整
Amazon・楽天・ヤフーで超人気のポリッシャー
ダブルアクションタイプの車用ポリッシャーで、家庭用電源が使えます。10mのロングコードですので、長さを気にせず作業に集中できますよ。重さは約1.8kgと電動タイプの中では軽量なので、女性でも扱いやすいです。
ダブルアクションは、回転と振動が起こるため騒音が気になりますが、この商品にはダイレクトモータードライブという機能が備わっており、振動や騒音を最小限まで抑えてくれるので、周囲を気にせずワックスがけができます。
Amazon・楽天・ヤフーの売れ筋ランキングでトップ5に入っており、ヤフーでは1.000件近いレビューが寄せられています。2,000円台というお手頃な値段も、このポリッシャーが人気な理由です。初めてポリッシャーを使う方に、ぜひおすすめしたい商品です。
2位 アストロプロダクツ AP 電動ポリッシャー950W

amazon.co.jp
タイプ:ダブルアクション
動力源:AC100V
パッド・バフサイズ:直径180mm
機能:直径180mmパッド&バフ・ハンドル付き/5mロングコード/ファスナー式バフ着脱/ハンドル左右装着可
無段階式スピード調整だから技量に合わせた作業が可能
工具通販サイト「アストロプロダクツ」の電動ポリッシャーで、サイズも比較的大きく、重量も約2.4kgとどっしりしています。直径18cmと比較的大きいバフを取り付けて作業するため、男性に向いています。
ダブルアクションタイプであり、回転スピードを無段階で調整できるので、初心者の方にも使うことができますよ。ただ、バフが大きめで振動も起こりがちなので、作業を慎重に行ってくださいね。
自分の技量に合わせてスピードを微調整できるポリッシャーが欲しい方に、この商品はおすすめですよ。
3位 洗車の王国 コードレスパワーポリッシャー

yahoo.co.jp
タイプ:ダブルアクション
動力源:充電式
パッド・バフサイズ:直径150mm
機能:連続使用約20分(フル充電時)・ウレタンバフ細目1個付き
軽量・コンパクトでもプロショップ並みの仕上がりに
洗車用品専門ショップ「洗車の王国」の車用ポリッシャーで、この商品はリチウムインバッテリーを使った充電式となります。わずらわしいコードがなく電源の心配も不要なので、磨き作業に集中できますよ。
価格は2万円台と少々割高ですが、軽量・コンパクトで片手でも操作できるほか、コーティング専門ショップと同等レベルにまで仕上げられる、コスパの高い商品です。ただ、連続使用できるのは約20分程度なので、効率良い作業が必要となります。
コーティング作業を何度が経験したことがあり、本格的な仕上がりにできるコードレスタイプを探している方に、この充電式ポリッシャーをおすすめしたいです。
4位 PROSTAFF コードレスポリッシャー シャインポリッシュ P-151

rakuten.co.jp
タイプ:ダブルアクション
動力源:充電式
パッド・バフサイズ:直径約152mm
機能:リチウムイオン電池バッテリー/ハンドル付き/振動・騒音最小限カット/最大回転数2,600rpm
グリップアーム付きで作業がしやすい
プロスタッフのカーポリッシャーで、この商品はシャインポリッシュシリーズの充電タイプ(コードレス)となります。電源やコードの心配をせず、磨き作業に専念できることが魅力です。約2時間の充電で、30分程度の連続使用ができますよ。
大きめのサイズで、約2.5kgの重さがあります。重さがあっても扱いやすいよう、長めのグリップと反対側にはグリップアームが付いているので、初めての方でも安心して作業が行えます。
シャインポリッシュシリーズで充電タイプが欲しいと思っていた方に、この商品をぜひおすすめしたいです。
5位 DutyJapan ハイパワーポリッシャー1050W

amazon.co.jp
タイプ:シングルアクション
動力源:AC100V
機能:1mコード/ハンドル付き(左右取り付け可)/1,050Wハイパワー/回転調整機能付
シングルアクションでも回転調整機能付だから安心
シングルアクションタイプのポリッシャーで、AC100V電源で使えるため家庭用としてもおすすめです。1,050Wというハイパワーながら、本体は比較的軽量なので扱いやすい商品です。
研磨力が強く、失敗すると傷になりがちなシングルアクションですが、この商品には回転調整機能が備わっているので、自分の技量に合わせて作業を行うことができます。左右取り付け可能なハンドルが付いており、両手で作業ができるので丁寧に仕上げられます。
自宅で使えるシングルアクションタイプや、左右取り付けOKのハンドルが付いたシングルタイプが欲しい方などに、この商品をおすすめします。
6位 SuperPDR 電動ポリッシャー

yahoo.co.jp
タイプ:ダブルアクション
動力源:DC12V
パッド・バフサイズ:直径150mm
機能:4.5mコード/最大回転数3,500rpm/軽量コンパクト設計/バフ2枚付き(ワックスがけ用×1枚・仕上げ用×1枚)
車のシガーソケットから電源が取れるから便利
初心者の方にも扱いやすい、ダブルアクションタイプの車用ポリッシャーです。DC12V車対応で、シガーソケットから電源を確保できて、作業場所を選びません。コードは4.5mの長さがあり、わずらわしさを感じることなくワックスがけができますよ。
ダブルアクションは、回転と共に振動が起こるため機械音が大きくなりがちですが、この商品には、ダイレクトモータードライブ機能が搭載されており、振動と騒音を最小限に抑えられます。
扱いやすく近所迷惑にならないポリッシャーを探している方、リーズナブルはDC12V電源のポリッシャーを探している方などに、この商品をおすすめいたします。
7位 ミナト 充電式ポリッシャー 18V POE-1820Li

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タイプ:ダブルアクション
動力源:充電式(リチウムバッテリー)
パッド・バフサイズ:直径150mm
機能:最大回転数4,000rpm(無負荷状態)/充電時間約55分・連続使用時間約40分(フル充電時)/マジックテープ式バフ
AC100V電源に匹敵する18Vバッテリーを搭載
電動工具メーカー「ミナト電機工業」の充電式カーポリッシャーです。重量はバッテリーも含めて1.65kgと軽量なほか、バッテリーは本体上部にセットするので安定感があり、バフへ真上から均等に力を与えることができます。
充電式はパワーがない印象がありますが、この商品に搭載された18Vリチウムバッテリーは、AC100V電源に匹敵するパワーを持っているので、コード式のような本格的作業が行えます。マジック式バフで、着脱が楽なところも魅力ですね。
約55分でフル充電でき、連続40分間の作業が行えます。電池はカートリッジ式で予備電池も別売されているため、交換用を揃えておけば長時間作業も可能です。多機能で本格磨きができる充電式ポリッシャーが欲しい方に、この商品をおすすめしたいです。
8位 髙儀(Takagi) 充電式ポリッシャー EARTH MAN S-Link 14.4V EP-144LiAX

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タイプ:ダブルアクション
動力源:DC14.4V
パッド・バフサイズ:約φ148mm
機能:-
超人気シャインポリッシュシリーズのDC12V電源タイプ
工具で有名な髙儀の充電式ポリッシャーです。充電式なのでコードレスで使えるため、あらゆる場所で作業が可能です。主に車や床の研磨やワックスがけ、拭き取りやツヤ出し作業に使用できます。付属品は充実していますが、バッテリーパック・充電器は別途必要なためご注意ください。
9位 リョービ サンダポリシャ RSE-1250

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タイプ:ダブルアクション
動力源:AC100V
パッド・バフサイズ:直径125mm
機能:ランダムオートビットサンダ機能/回転調整機能付/集じん袋付
Amazonベストセラー1位の人気&高評価ポリッシャー
リョービのポリッシャーで、Amazonでベストセラー1位に輝く人気商品です。180件ものレビューが寄せられており、星5つの高評価ばかりとなっています。AC100V電源対応で、家庭用としてもおすすめですよ。
バフサイズは直径125mm程度と若干小さめですが、マジック式で着脱がスムーズなので作業もしやすいです。軽量・コンパクト&多機能でありながら、1万円以下で購入できるというところも魅力の1つですね。
軽量・コンパクトでコスパの高いポリッシャーを探している方に、このサンダポリッシャをおすすめします。
10位 電動カーポリッシャー 12V

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タイプ:ダブルアクション
動力源:DC12V
パッド・バフサイズ:直径150mm
機能:4mコード/3段式スイッチ/LEDライト付き
楕円軌道回転で手がけのように仕上げられる
ダブルアクションタイプのカーポリッシャーで、シガーソケットから電源が取れるDC12V対応商品です。コードは4mのロングサイズなので、車の後方部分もしっかりと磨けられます。
通常回転と楕円回転の、2種類の回転動作を選択できます。楕円回転は、手磨きのような感覚で使えるので、女性でも手軽に使うことができますよ。
本体にはLEDライトが付いているので、光が当たりにくい場所でも作業がしやすいです。片手でも扱えるポリッシャーを探している方、女性でも扱える軽量なポリッシャーを求めている方に、この商品をおすすめします。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?車用ポリッシャーは、ユーザーの経験や技量に合わせて選んでいくことが大切です。
そこから、電源・重量・価格などを比較して商品を絞っていくと、使い勝手が良く満足した仕上がりにできるものを見つけられるでしょう。