エスプレッソ抽出時、フィルター内のコーヒー粉末を均一に圧縮するコーヒータンパー。おいしいエスプレッソを抽出するには不可欠な道具のひとつですが、デロンギなど多くの有名メーカーから販売されており、どのような基準で選べばよいか迷ってしまいますよね。
そこで今回はコーヒータンパーの選び方と、おすすめ人気商品をランキング形式でご紹介します。自作や100均の商品で代用する方もいらっしゃいますが、専用に作られた商品使いやすいので当記事を読んでぜひ検討してみてくださいね。
安定感のあるエスプレッソ抽出に必要不可欠な「コーヒータンパー」

コーヒータンパーは、挽いたコーヒー豆をポルタフィルターに詰め、上から平らになるよう圧縮するタンピングという作業のときに使用されます。コーヒー粉末を均一に押し固め、抽出ムラを防ぐコーヒータンパーは、おいしくエスプレッソを作るのに不可欠といえます。
家庭用のエスプレッソマシンにはプラスチックでできたタンパーが付属していることが多いですが、力が入れづらく均一なタンピングが難しいです。力が入れやすく安定感のあるタンピングができる形状・素材の商品を選ぶことで、よりおいしいエスプレッソを楽しめるでしょう。
コーヒータンパーの選び方
コーヒータンパーを選ぶ際に重要な4つのポイントを見ていきましょう。
均一にタンピングするため、エスプレッソマシンのフィルターに合った「サイズ」を選ぼう

コーヒータンパーは、使用するフィルター形状に合うベースサイズを選びましょう。おいしいエスプレッソを作るためには均一に抽出がなされる必要があり、きちんとサイズが合うタンパーを使わないと均一にタンピングができません。
コーヒータンパーは主に49~58mmのサイズラインナップがあり、多くのエスプレッソマシンでは主に51mmサイズが使用されます。フィルターに合うサイズのタンパーを選ぶために、事前に直径を確認しておきましょう。
お湯をコーヒー豆全体に行き届かせる工夫が光る!「ベースの形状」に注目しよう
均一にタンピングをするため、ベース形状にも注目しましょう。一般にベース形状には大きく3種類あり、それぞれ特徴が異なります。使い心地や慣れの度合いに合わせて、ベース形状を選びましょう。
お湯が全体に行き届き安定した抽出ができる!ベース底面が緩く弧を描いた「コンベックスタイプ」

コンベックスタイプは、ベースの底面が緩く弧を描いており、真ん中部分が少し出っ張っている形状が特徴です。底面が丸いため押し込みがしやすく、ポルタフィルター端までしっかり圧縮することができます。
この形状により、真ん中が少しへこんだ状態で圧縮されるため、抽出時お湯がフィルターの外に抜けずコーヒー豆全体に行き渡ります。そのためタンピングの技術に左右されず、安定した味わいのエスプレッソが抽出できるようになるでしょう。
ベース底面が平らで、簡単にタンピングができる「フラットベースタイプ」

フラットベースタイプは、ベースの底面が平らな形状をしており、より均一な凹凸のないタンピングができます。ポルタフィルターに対して垂直にタンピングするだけで、均一に力を入れやすく簡単にコーヒー豆全体を押し固められます。
初心者でも使いやすい形状のため、初めてタンパーを購入する方はフラットベースタイプがおすすめ。スタンダードなタイプでラインナップも豊富なため、さまざまなデザインが選べるのも魅力のひとつです。
表面積を大きくして均一な抽出が可能に!ベース底面が波状の「リップルタイプ」

リップルタイプは、底面が波状になっているのが特徴です。この形状によりタンピング後のコーヒー豆表面にも波状の凹凸ができ表面積が広くなります。
するとお湯の通りがよくなりコーヒー豆全体に均一に行き渡るようになるため、安定したエスプレッソ抽出が可能となります。使い心地はフラットベースタイプと同様で、より安定感のある抽出を求める人におすすめです。
力を入れやすい「ハンドルの素材と形状」を確認しよう

おいしいエスプレッソを作るためにはお湯がムラなく行き渡る必要があり、いかに均一にタンピングをするかが鍵となります。一般にタンピングには約15~25kgの圧力が必要と言われており、安定して力を加えられるようタンパーのハンドルの素材や形状にも注目しましょう。
水平にかつ均一にタンピングを行うために、ハンドルを持った状態で手首が曲がらず、肘が直角になるのがちょうど良いといわれています。安定したタンピングができるよう、握りやすく、力を入れやすい形状や素材のハンドルを選びましょう。
均一なタンピングには、タンパー自体の「重さ」や「素材」も重要

タンパー自体の重さも、安定したタンピングを行う上で大変重要です。重さのあるタンパーであれば安定してフィルター内に収まり、均一に力をコーヒー豆全体に押し与えることができるでしょう。
市販のタンパーは200~700gほどのものが多いため、自分の使いやすい重さを選んでくださいね。迷ってしまう方は、500g前後のものがおすすめ。圧力をかけやすく重すぎないため、取り回しに優れています。
コーヒータンパーのおすすめ人気ランキング10選
ここからはおすすめのコーヒータンパー10商品をランキング形式でご紹介します。重さや素材で使いやすさが異なり、また衛生面での工夫が施されている商品も数多く存在します。普段の使い方に合った商品を選んでくださいね。
1位 DELERKE コーヒー タンパー

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サイズ:51mm
素材:ステンレス
ステンレス製フラットベースによる安定したタンピング
フラットタイプのステンレス製ベースにより、コーヒー豆全体に均一に力を加えることができ、ムラのないタンピングが可能となります。
余計な力が必要ないしっかりとしたグリップ感を与えるハンドルと、ちょうどよい重みにより安定した抽出を助けてくれるでしょう。シリコン製のタンパーマットも付属しているため、衛生面でも安心ですね。
2位 Praxia コーヒータンパー

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サイズ:直径51mm 、高さ83mm
素材:ステンレス
マットやキャリーポーチなど衛生面の配慮が嬉しい
フラットタイプのコーヒータンパーで、コーヒー豆全体を均一にフラットにタンピングしたい方におすすめです。人間工学に基づいた持ちやすいハンドル形状をしており、十分な自重も相まって、少しの力でしっかりと豆を押し固めることができます。
ハンドル部とベース部の分解ができるため、お手入れがしやすく衛生的。マットやキャリーポーチが付属しているのも嬉しいですよね。
3位 稲植屋 タンパー

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サイズ:直径51mm、高さ80mm
素材:ステンレス
ハンドルとベースの分解が可能で、丸洗い可能
しっかりとした302ステンレス製の本体で、フラットなベース面により均一なタンピングが可能。全体に力が程よく分散されるため、少しの力で十分にコーヒー豆を押し固めることができるでしょう。
手になじみやすいハンドル形状で、取り回しも簡単。ハンドルとベースの分解が可能なため、手入れがしやすく衛生面でも安心ですね。
4位 デロンギ(DeLonghi) バリスタツール タンパー BST-T01

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サイズ:直径51mm、高さ91mm
素材:ステンレス、天然木
取り回しのしやすいサイズ感が日常使いに嬉しい
フラットタイプのベース形状を有するコーヒータンパーで、デロンギのエスプレッソマシンを使っている方には、とくにおすすめな商品です。重量は285gで取り回しがしやすいサイズ感のため、日常使いにストレスを感じません。
ハンドル部には天然木が使われるこだわりも見られ、おしゃれな色合いも相まって、毎日のコーヒーライフの質を高めてくれるような商品でしょう。
5位 La mellow(ラ・メロウ)ディストリビューター タンパー 2in1

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サイズ:直径58mm
素材:-
ディストリビューターがセットになった2in1
フラットベースタイプのタンパーと、ディストリビューターがセットになった、2in1の商品となります。ディストリビューターはフィルターバスケット内のコーヒー粉を均一に分配するための道具で、より安定感のあるタンピングをサポートしてくれます。
そのため誰でもいつでも同じ高品質なエスプレッソを抽出することができ、技術の心配をする必要がありません。また高さ調整も可能で、少しの力でコーヒー豆に十分な力を加えられるよう工夫が施されています。
6位 La mellow(ラ・メロウ) エスプレッソコーヒータンパー

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サイズ:直径51mm
素材:ステンレス
ヘアライン仕上げにより、傷や汚れが目立たない
コーヒー器具専門店のLa mellowオリジナルコーヒータンパーで、安定感のあるタンピングが可能なフラットタイプのベース形状をしています。ベースにステンレス、ハンドルにアルミ素材を使用しているため、適度な重さで技術に頼らず安定したタンピングをサポートしてくれます。
ステンレス製のベースはヘアライン仕上げが施されているため、傷が目立ちにくく、汚れにも強い設計になっています。長く使う上でも安心の工夫が嬉しい商品です。
7位 ソリスメタルタンパー SKA90724

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サイズ:高さ:約78mm、タンピング表面サイズ:58mm
素材:ステンレスクローム
704gの重量が安定感のあるタンピングをサポート
スイス生まれのプレミアムブランド、さまざまな調理器具などを手掛けるソリスが作るコーヒータンパーです。ハンドル、ベース共にステンレス製クローム仕上げで、シンプルでスタイリッシュな見た目を演出。耐久性も十分で食洗器にも対応しています。
重量は704gでずっしりとした重さがあり、少しの力で安定したタンピングをすることが可能。使っていて飽きの来ないデザインと、本格的な使用感がコーヒーライフをさらに充実にしてくれるでしょう。
8位 青芳 コーヒータンパー

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サイズ:φ55×H72mm
素材:ステンレス
直径45mm・55mmのリバーシブル対応
シンプルなステンレス製のコーヒータンパーで、18-8ステンレスが使われているため安定感のある重量と優れた耐久性を実現します。総ステンレス仕上げのため、食洗器での洗浄が可能。衛生面でも安心ですよね。
リバーシブルタイプのタンパーで、直径45mmと直径55mmの両方で使用できます。エスプレッソマシンを使い分けている方は、ひとつのタンパーで賄えるので助かりますよね。
9位 珈琲工房ナナ製 丸棒から切りだしたエスプレッソ用タンパー

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サイズ:底面49.5mm(フラット)、高さ83mm
素材:アルミ
丸棒から切り出した継ぎ目の無い流れるような高級感
愛知県のコーヒー専門店、珈琲工房ナナが手がけるフラットタイプのコーヒータンパーです。愛知県刈谷市の職人の手により、丸棒からひとつずつ切り出すことで作られる本格的な一品で、ハンドルとベースで継ぎ目がない、独特の流れるような高級感を醸し出します。
材質はすべてアルミ素材で、耐久性に優れるジュラルミンを使用。多くのバリスタとともに、試作を繰り返してたどり着いた形状は使いやすさも抜群です。
10位 HOSSJOY コーヒータンパー

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サイズ:51mm
素材:ステンレス
深さ調整が可能なタンパー構造で飲みたい量で抽出可能
51mmのポルタフィルターに対応するコーヒータンパーで、タンパー部とディストリビューターがセットになった2in1設計をしています。タンパー部の深さを5~10mmで調整できるため、飲みたいコーヒー量に合わせてコーヒー粉の量を変えられます。
側面は人間工学に基づいた滑り止め設計がなされているため、余計な力を入れずにタンピングができますね。ベースには304ステンレス鋼が用いられ、高貴な見た目と耐久性を実現しています。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() DELERKE コーヒー タンパー
1
|
2,799円 |
4.1 |
|
![]() Praxia コーヒータンパー
2
|
1,880円 |
4.48 |
|
![]() 稲植屋 タンパー
3
|
2,799円 |
4.2 |
|
![]() デロンギ(DeLonghi) バリスタツ……
4
|
3,608円 |
|
|
![]() La mellow(ラ・メロウ)ディスト……
5
|
3,980円 |
3.5 |
|
![]() La mellow(ラ・メロウ) エスプレ……
6
|
2,680円 |
|
|
![]() ソリスメタルタンパー SKA90724
7
|
4,709円 |
|
|
![]() 青芳 コーヒータンパー
8
|
698円 |
4.3 |
|
![]() 珈琲工房ナナ製 丸棒から切りだし……
9
|
3,480円 |
4.2 |
|
![]() HOSSJOY コーヒータンパー
10
|
2,999円 |
4.2 |
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まとめ
安定感のあるタンピングをサポートし、いつでもおいしいエスプレッソが飲めるようになるコーヒータンパー。サイズ・重量・形状などさまざまな種類がありますが、使用するエスプレッソマシンに合うかどうか、使う人の使い勝手に合うかどうかが非常に重要です。
可能であれば、いろんな商品を試してみて、自分に合う商品を見つけてくださいね。道具にこだわるとより愛着がわき、どんどん使いたくなるはずです。自然と技術や知識も高まり、よりコーヒーを好きになるでしょう。ぜひ毎日のコーヒーライフを充実させてくださいね。