授業や研究で使用される顕微鏡。実は使用目的によって選ぶべき顕微鏡の種類は異なります。しかし、ニコン、マイクロアドバンス、オリンパスなど様々なメーカーの商品があり、単眼・双眼などどれを選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、種類や価格、子供・大人向けといったポイントから、顕微鏡の選び方とおすすめ商品7選をご紹介します。この記事を参考に、自分の目的に合う顕微鏡を見つけてくださいね。
顕微鏡の用途
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顕微鏡は、学校や研究所で使用するものだというイメージがある方も多いのではないでしょうか。顕微鏡の出番はそれだけでなく、自宅で独自に研究をしている方や子供の夏休みの自由研究用など、個人利用でも活躍します。
対象物をそのまま拡大するイメージで観察することはもちろん、植物や細胞などを標本にして光を透過して観察することもできます。
顕微鏡の種類によって使用場面や用途が変わるため、下で詳しく見ていきましょう。
顕微鏡の選び方
顕微鏡を選ぶときは、顕微鏡の種類、価格帯、子供向け・大人向けのどちらなのかといったポイントを確認するにがおすすめです。
種類で選ぶ
一般的な顕微鏡は大きく分けると、実体顕微鏡と生物顕微鏡の2種類があります。それぞれ観察の対象とするものが異なり、操作方法や機能も変わってきます。
本来の用途に合わない顕微鏡を使用すると、期待している結果が出ず間違った認識をしてしまう可能性もあります。観察対象は何なのか、どのようなデータを得たいのかを考えた上で、適した種類を選択しましょう。
実物を拡大して観察する実体顕微鏡
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肉眼で見ているのと同じように対象物を立体的に観察することができる、双眼式の顕微鏡です。倍率は数十倍まで上げることができますが、生物顕微鏡よりは低倍率です。
上から光を当て、対象物に反射した光によって像を観察します。超高性能な虫眼鏡をイメージするとわかりやすいでしょう。
標本を作製して観察する生物顕微鏡
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生物顕微鏡は光を透過することのできる対象物に使用します。観察したい細胞や細菌を、プレパラートと呼ばれる薄い標本にしたり、培養容器に入れて観察します。プレパラートや容器の下から光を当てて、通過した光を対物レンズで集光して観察する仕組みです。
また、生物顕微鏡は、単眼式と双眼式のものがあります。学校の授業で使われているのは主にこの単眼式で、双眼式は大学の研究施設や企業の研究機関などで使われていることが多いです。
双眼式は単眼式と比べて目の疲れが軽減され、長時間の観察がしやすいのがメリットです。仕様頻度が高い方はもちろん、使いやすいため初心者の方にもおすすめです。
価格帯で選ぶ
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顕微鏡は安いもので数千円、高いと10万を超えるものもあります。例えば、学校の自由研究のためや、ちょっとした好奇心から購入してみたいという初心者の方は、数千〜1万円程度のもので十分です。
メーカーによっても値段は異なり、業界大手のメーカーとなると値も張ります。メーカーで絞り込めば、自分が希望としている価格帯の商品を探すことができるでしょう。
「どうせ購入するならしっかりしたものを購入したい!」という方は、有名メーカーであるニコンなどが販売している商品を探してみるのがおすすめです。
子供・大人向けで選ぶ
子供向けの学習用としての用途と、大人向けの本格的な観察での用途では、求められる機能が変わってきます。
子供向けなら使いやすさ重視
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子供が使用するのであれば、機能性よりも使いやすさを重視するのがおすすめです。高機能すぎると使いこなせず、かえって楽しめなくなってしまいます。なるべくシンプルで簡単に観察できるものが適しています。
また、子供が誤って水に濡らしたり壊してしまう可能性を考えると、価格も重要な判断基準です。数千円〜1万円、高くても2万円程度のものがおすすめです。少々高いと感じる方もいるかと思いますが、あまりに簡易的なものだとすぐに飽きてしまうため、ある程度観察機能を備えているとよいでしょう。
大人向けなら機能にも注目
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大人向けとなると価格はいくらでも上がるので、どの程度の観察ができればよいかを事前に考えておくのがポイントです。初心者であれば高機能すぎる必要はないですが、観察する楽しさを感じるもの、満足できるものがおすすめです。
何を観察するのか、長時間作業をする予定なのか、倍率はどのくらい必要なのかを明確にして適したものを選びましょう。
顕微鏡のおすすめ人気ランキング7選
様々な価格の生物顕微鏡と実体顕微鏡の中から、おすすめ商品7つをご紹介します。自分の目的に合った顕微鏡を見つけてくださいね。
1位 Vixen 双眼実体顕微鏡 SLシリーズ SL-40N 21231-6

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使用用途:物体の表面を確認
価格帯:高め
ターゲット:大人用
両目で観察できる双眼タイプ
VIXENが販売している双眼式の実態顕微鏡です。物体の表面をミクロの眼で観察できるため、普段見慣れたものも全く違った表情が見えます。
2位 Kenko 顕微鏡 Do・Nature STV-500VM STV-500VM

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使用用途::生物を観察可能
価格帯:安い
ターゲット:子供におすすめ
最大倍率900倍で観察可能
最大倍率900倍で観察でき、生物の観察に適しています。そのため、子供の夏休みの研究や趣味での観察にも使いやすく、色々なものを細かく観察できるのが特徴です。
また、価格が安く購入のハードルが低いため、壊れるリスクをあまり心配せず、子供にたくさん触らせることができるのも魅力です。
3位 Vixen 学習用顕微鏡 ミクロナビシリーズ ミクロナビS-800 21234-7

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使用用途:植物や昆虫を観察可能
価格帯:平均的
ターゲット:子供におすすめ
子供におすすめのタイプ
ミクロの世界への好奇心を満たしてくれる、学習用におすすめの商品です。白色LED照明装置付きで、明るく快適に使えます。
4位 Vixen 生物顕微鏡 FM-1500L ホワイト 22256-8

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使用用途:研究におすすめ
価格帯:高い
ターゲット:大人におすすめ
本格派も満足の高性能
非常に高性能で、価格も顕微鏡の中では群を抜いて高いです。しかし、その価格に負けないシリーズトップクラスのモデルで、1500倍対応のフル装備。大学での研究や企業で使用できるレベルの商品です。。
5位 2WAY スマホ撮影セット付き学習用顕微鏡

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使用用途:子供の学習用におすすめ
価格帯:平均的
ターゲット:子供におすすめ
コストパフォーマンスが魅力
こちらの商品は、生物顕微鏡と実体顕微鏡が一緒になったモデルで、価格も平均的で導入しやすい商品です。
接眼レンズには広視野レンズを採用し、LEDライトも付いている高性能学習用顕微鏡です。スマホ撮影用アダプターも付いているため使用の幅広がります。
6位 Nikon 携帯型双眼実体顕微鏡

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使用用途:携帯したい時におすすめ
価格帯:少々高め
ターゲット:大人におすすめ
野外での観察にも
防水機能付きで野外でも昆虫、植物、鉱物などの観察ができる軽量・コンパクトタイプです。実体顕微鏡を使う楽しさをより多くの人に知ってもらうためにと、より購入しやすい価格を設定しています。
子供へのプレゼントや学校・教育施設の教材にも最適。ヘッド部を回転させて収納するユニークなデザインも特徴です。
7位 新日本通商 双眼 実体顕微鏡 生物顕微鏡

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使用用途:生物や鉱物等さまざまな種類を観察可能
価格帯:やや高め
ターゲット:子供・大人におすすめ
研究者も満足の高性能
双眼式のため標本を立体的に見ることができます。また、実体顕微鏡と生物顕微鏡、どちらとしても使える2wayタイプです。初心者はもちろん、愛好家、教育施設関係者なども満足できる、コスパのよい商品です。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
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![]() Vixen 双眼実体顕微鏡 SLシリーズ ……
1
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38,823円 |
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![]() Kenko 顕微鏡 Do・Nature STV-500V……
2
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2,667円 |
3 |
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![]() Vixen 学習用顕微鏡 ミクロナビシ……
3
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20,375円 |
4.34 |
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![]() Vixen 生物顕微鏡 FM-1500L ホワイ……
4
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174,175円 |
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![]() 2WAY スマホ撮影セット付き学習用……
5
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19,000円 |
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![]() Nikon 携帯型双眼実体顕微鏡
6
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28,002円 |
4.2 |
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![]() 新日本通商 双眼 実体顕微鏡 生物……
7
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18,000円 |
4.3 |
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まとめ
学校や研究だけでなく、プライベートでも使用できる顕微鏡。科学や生物に興味がある方なら、ぜひ手に入れていただきたいアイテムです。
顕微鏡は価格帯が広いので、誰が何を観察するために必要なのかを考慮し、適切な性能を備えた商品を選ぶのがポイントです。この記事を参考に最適な商品を見つけ、学習や研究に役立ててくださいね。