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バネ(スプリング)のおすすめ人気ランキング7選

バネ(スプリング)として最も一般的であるコイルバネ。形状記憶による反発性を活かして、あるものの位置を定位置に戻したり、衝撃吸収材として使われたりします。

バネは、ネジに匹敵するほどよく使われている部品で、その中でも圧縮コイルバネや引張コイルバネ、ねじりコイルバネは日常生活においても多用されている部品です。このコイルバネを購入する目的は主に、既存の商品の部品交換やDIYなどが多くを占めています。

ここでは、コイルバネの種類やサイズ・固さに注目し、選ぶうえでの注意点について解説していきます。おすすめ商品もご紹介しますので、この記事を参考に目的に合ったコイルバネを選んでいきましょう。

目次

バネとスプリングの違い

出典:amazon.co.jp

「バネとスプリングの違いは何か?」と問われたときに詰まることなく答えられる方は少ないでしょう。それもそのはずで、実はバネとスプリングに明確な違いはありません。むしろそれよりも重要なのは、そのバネが圧縮か引張かの違いを見分けることです。

バネとスプリングの違いを強いて挙げるとすれば、バネはバネ製品そのものを指すのに対し、スプリングはバネのカテゴリ全体を指す総称だということです。バネ製品を探すときは「スプリング」ではなく「バネ」というキーワードで検索しましょう。

バネの選び方

バネの選び方は種類とサイズ、バネ定数の3つに分かれます。このうち、種類は使い方によって決まるため、あらかじめご自身の用途を明確にすれば迷うことはありません。サイズも同様です。

この3つの中で一番難しいのは、バネ定数です。別名「バネレート」とも呼ばれますが、これを突き詰めて考えるには力学の知識が必要となります。ここではわかりやすく、バネ定数の計算式のみをご紹介し、商品を選ぶうえで何を考えるべきかに焦点を当てて解説していきます。

使い方に合わせた種類で選ぶ

バネは大きく分けて圧縮コイルバネと引張コイルバネ、ねじりコイルバネの3つに分かれます。これらは使い方によって種類が異なるため、まずはご自身が、どういった用途でバネを求めるのかを明らかにしておきましょう。

サスペンションに使われる圧縮コイルバネ(押しバネ)

出典:amazon.co.jp

圧縮コイルバネは別名「押しバネ」とも呼ばれており、バネ製品の中で最も使われている種類です。押す力に対して反発する性質を持っており、主に衝撃吸収性を求められて使われます

用途としては、車のサスペンション、ノック式ボールペン、押しボタン、寝具のマットレス、自転車のサドルなど、具体例を挙げればきりがありません。

圧縮コイルバネを選ぶうえで重要なのは形状です。詳しくは後述しますが、円筒状のコイルバネや円錐状のコイルバネなど、その形状は多岐に渡ります。とはいえ、円筒状のコイルバネ以外は用途が限られるため、違いがよく分からない場合は円筒状のものを購入すれば間違いありません。

ハンドブレーキに使われる引張コイルバネ(引きバネ)

出典:amazon.co.jp

引張コイルバネは別名「引きバネ」とも呼ばれており、引っ張る力に対して反発する性質を持つバネです。主にその形状記憶性を利用して、ハンドブレーキやレバーなど、あるものの位置を定位置に戻すために使われます。

圧縮コイルバネと引張コイルバネを見極めるコツはフックの有無です。引張コイルバネにはフックがついているので、ここに注目すれば圧縮か引張かの見極めがつきます。

さらに、コイル同士が密着しているかどうか確認するのも良いでしょう。圧縮コイルバネはコイル同士が離れているに対し、引張コイルバネはコイル同士が密着していています。フックとコイル同士の状態を確認すれば、圧縮と引張を見間違うことはありません。

車のシートに使われるねじりコイルバネ(ねじりバネ)

出典:amazon.co.jp

ねじりコイルバネは別名「ねじりバネ」や「トーションバネ」とも呼ばれており、車のリクライニングシートやドアノブ、クリップ、洗濯ばさみなど、回転運動するものを定位置に戻すために使われます

ねじりコイルバネは、アームと呼ばれる腕の部分が備わっているため、圧縮コイルバネや引張コイルバネと見間違う心配はありません。アームの形状には直線状のものやフック状のものがあり、あらかじめ装着するものとの兼ね合いを考えて、形状を選びましょう。

サイズで選ぶ

バネのサイズを決める場合は、自由長(自由高さ)とコイルの平均径さえ確認すれば問題ありません。バネは各部位が細かく分けてあるため、部位ごとの名称がとても多いです。そのためサイズを選ぶ際、どの値を見ればいいのか分からないことが多々あります。

しかし、最低限自由長とコイルの平均径さえ見ておけば、バネが装着できないといった事態は避けられます。逆にこの部分を見逃してしまうと、バネが使えない恐れがあるので注意しましょう。

バネの長さにあたる自由長(自由高さ)を確認

出典:amazon.co.jp

自由長とは、バネが負荷を掛けられていない状態での長さのことです。主に、圧縮コイルバネでは自由高さという名称を用い、それ以外のコイルバネには自由長という名称を用います。

他にもバネの長さには密着長さと呼ばれる、バネに負荷をかけてコイル同士を密着させたときの長さを表す言葉がありますが、少なくとも、この自由長さえ確かめておけば、バネの長さが合わないことはありません。

バネの直径にあたるコイル平均径を確認

出典:amazon.co.jp

コイル平均径とはコイルの内径と外径の平均値です。単に部品として装着できるかどうかを判断する場合は、外径を確かめるほうが適切ですが、コイル平均径は後述のバネ定数に関わる重要な数値です。

また、コイル平均径と外径は僅差であることがほとんどであるため、この差分によって装着できるか否かが決まることはありません。コイルバネの直径を調べる場合は、コイル平均径の方を確認しましょう。

定数で選ぶ

バネには、バネ定数やバネレートと呼ばれる、バネの縮みやすさや伸びやすさを求める計算式があります。

バネ定数はバネの線径やコイル平均径によって左右され、この数値が低いとグニャグニャとした柔らかいバネになり、逆に高いと芯がしっかりした固いバネとなります。では、その計算式について具体的に見ていきましょう。

バネ定数の計算式で固さや柔らかさを求める

出典:amazon.co.jp

バネ定数は「ばね定数=力÷変形量」という計算式によって求められます。たとえば、バネに対し9.8Nの力を加えたときの縮みが1.5cmであった場合、バネ定数は0.65N/mmです。

実際はより正確な値を求めるために、バネの線形やコイル平均径を考慮した計算式も使いますが、あくまでバネの縮みやすさや伸びやすさの目安を求めるだけなら、この計算式で十分です。

ご自身が使われているバネの部品交換をする場合は、あらかじめこの計算式によってバネの縮みやすさや伸びやすさ、あるいは固さや柔らかさを調べておき、それに近いバネを選びましょう

知っておきたいポイント

先ほど紹介した圧縮コイルバネと引張コイルバネについて、選ぶ際のポイントを解説します。様々な種類があり迷ったときは、こちらを参考にしてくださいね。

円筒コイルバネと円錐コイルバネ

出典:amazon.co.jp

圧縮コイルバネの基本的な形は円筒状ですが、中には円錐状の円錐コイルバネと呼ばれるものもあります。円錐コイルバネは圧縮すればするほど、反発する力が増し、さらに密着長さを短くできるというメリットがあります。

ただし、円筒状のコイルバネとは違い、負荷に対する反発力を一定にできないため、使用シーンは限られます。圧縮コイルバネを購入するときは、基本的には円筒状のものを購入し、負荷にあわせて反発する力を変えたいときは円錐コイルバネを購入しましょう。

引張コイルバネのフックの形状

出典:amazon.co.jp

引張コイルバネを選ぶ場合は、必ずフックの形状に目を向けましょう。フックの形状は適材適所ですが、基本的に丸型のものはフックにかかる負荷が少ないです。つまり、それだけフックが長持ちしやすいと言えます。

丸型以外の形状にはVフックやUフック、角フックなどがありますが、いずれも破損しやすかったり、フックが外れやすかったりとデメリットが多いです。引張コイルバネを選ぶ場合は、丸型のフックを選ぶようにしましょう。

圧縮コイルバネのおすすめ人気ランキング2選

まずはじめに、圧縮コイルバネのおすすめ商品をご紹介していきます。圧縮コイルバネは固さをある程度絞って選ばなくてはならないため、ここでは固さから選べるように商品をピックアップしました。また、購入の際は必ずサイズを確認してくださいね。

1位 uxcell 圧縮ばね 304ステンレス鋼 シルバートーン 10個セット

詳細情報

線径:0.4-0.8mm
コイル平均径:3-11mm
自由長:15-40mm
重量:2-11g
材質:304ステンレス

サイズが選べる柔らかめのばね

uxcellの圧縮コイルばねは線形が小さい傾向にあるため、ばねが柔らかいのが特徴です。さらに長さに対して、最適な線形とコイル平均径がそれぞれ用意されているため、交換部品として選ぶにはぴったりの商品です。

2位 WAKI 鉄押しバネ SR-2027

詳細情報

線径:1.1-4.5mm
コイル平均径:14-35mm
自由長:27-108mm
重量:9-40g
材質:クロメート鋼線

縮みにくい固めのばね

WAKIの鉄押しばねは、その線径と材質からuxcellの圧縮コイルばねよりも縮みにくく、固いのが特徴です。uxcellのばねでは柔らかすぎる場合はこちらの商品を購入しましょう。

引張コイルバネのおすすめ人気ランキング2選

つぎに引張コイルバネのおすすめ商品をご紹介します。ここでは取り付け場所に幅広く対応するため、豊富なサイズを用意している引張コイルバネをピックアップしました。

1位 uxcell 引張ばね 304ステンレス鋼 10個セット

詳細情報

線径:0.3-0.8mm
コイル外径:3-11mm
自由長:10-55mm
重量:1-57g
材質:304ステンレス

線径にあわせて種類が選べる

uxcellの引張コイルばねは、長さにあわせた線形と外径が用意されているのが特徴です。固さや伸びやすさに特にこだわりがない方は、こちらの引張コイルばねを購入しましょう。

2位 引きばね ステンレス鋼線SUS304 10個セット

詳細情報

線径:0.4mm
コイル外径:3-6mm
自由長:10-60mm
重量:
材質:304ステンレス

長さは43種類!欲しいサイズが見つかる

こちらの引きばねは、43種類という豊富な種類の中から好きな長さを選んで購入できるのが特徴です。さらにuxcellの引張コイルばねとは違い、線径が0.4mmのもののみが用意されているため、固さや伸びやすさが常に一定であるというメリットがあります。

ねじりコイルバネのおすすめ人気ランキング1選

次に、ねじりコイルバネのおすすめ商品をご紹介します。ねじりコイルバネは他2つのコイルばねと比べて商品数が少ない傾向にあるため、ここでは設置個所にとらわれない、万能タイプのねじりコイルバネをご紹介します。

1位 TRUSCO トーションばね 巻数2 角度90 2個入 TTS121848A2

詳細情報

線径:18mm
コイル内径:12mm
長さ:48mm
巻数:2
重量:19g
材質:304ステンレス

設置個所を選ばないシンプルさ

TRUSCOのトーションばねはねじりコイルばねの中でもかなりシンプルな作りで、設置個所に幅広く対応できる万能なばねです。また同社からは、いくつかサイズ違いのねじりコイルばねも販売されているため、必要に応じてそちらの方も調べておきましょう。

圧縮コイルバネと引張コイルバネのセットのおすすめ人気ランキング2選

最後に、圧縮コイルバネと引張コイルバネがセットになったお買い得商品をご紹介します。これを1つ購入しておけば、バネの部品交換がスムーズに行えるおすすめ商品です。商品選びが面倒な方でも、これを購入しておけば間違いありません。

1位 GOOMAND 圧縮ばね・引張りばね 20種類 200pcs サイバネセット

詳細情報

圧縮コイルばね:8サイズ計76個
引張コイルばね:12サイズ計124個

売上ナンバー1!部品交換に最適

GOOMANDのコイルばねセットは、amazonのベストセラー1位に輝くほどの人気商品です。合計で20種類の圧縮コイルばねと引張コイルばねが用意されており、コスパにも優れています。コイルばねの選び方がよく分からない方は、せひこちらの商品を購入してください。

2位 圧縮ばね 引張ばね 20種 200個 ピックツール セット

詳細情報

圧縮コイルばね:8サイズ計76個
引張りコイルばね:12サイズ計124個

コスパに優れたコイルばねセット

こちらのコイルばねセットは、GOOMANDのものよりもさらに値段が抑えられています。また、GOOMANDのものとはいくつかサイズが異なるコイルばねも用意されているため、使用頻度の高いサイズのばねがある場合はこちらの商品を購入しましょう。

おすすめの商品一覧

製品 最安値 評価 リンク

uxcell 圧縮ばね 304ステンレス鋼 ……

1

608円



WAKI 鉄押しバネ SR-2027

2

165円




4

uxcell 引張ばね 304ステンレス……

3

563円



引きばね ステンレス鋼線SUS304 ……

4

690円



TRUSCO トーションばね 巻数2 ……

5

790円


4.5


GOOMAND 圧縮ばね・引張りばね 2……

6

1,040円




4

圧縮ばね 引張ばね 20種 200個 ピ……

7

1,188円


まとめ

バネを選ぶうえで、バネ定数は重要な要素です。とはいえ、精密な機器に使わない場合や部品交換の場合は、そこまで正確な計算を求められることはありません。

バネ定数はあくまで、バネの縮みやすさや伸びやすさ、柔らかや固さを判断する目安として考えるのが効率的なバネの選び方です。バネを購入するときは、この記事を参考にご自身の目的にあったバネを選びましょう。

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