食材が入った袋に封をすることで鮮度を維持し、品質を守るのに役立つフードシーラー。小型のハンディシーラーや真空状態がつくれるパックシーラーなどの種類があり、基本的にプラスチック製の袋を溶かしながら密封します。
この記事では、そんなフードシーラーの魅力に迫り、家庭で使える卓上やハンディなどのコンパクトなものからロールカッター付きの業務用まで、多様な種類からおすすめの選び方をご紹介します。最後にはタイプ別に分けたおすすめシーラーの商品も合わせてご紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね。
シーラーとは?

最近では海外製大型スーパーや、業務スーパーの流行によって大量購入をする方が増えています。1度に食べきれないので冷凍ストックをしたり作り置きをして保存しておられる方も多いのではないでしょうか?
そんなとき役に立つのがフードシーラーです。食材を新鮮なままブラスチックの袋に入れ、密封することで、鮮度を保ち酸化も防ぐことができます。
料理をする機会が多い方やまとめ買いや作り置きをよくされる方におすすめな商品です。
フードシーラーの選び方
まず、フードシーラーの選び方をご説明します。製品によって使えるポイントが違いますので、事前にどんな用途で使いたいかを確認してお気に入りのものを選んでくださいね。
性能で選ぶ

フードシーラーには単にビニール袋の封を閉じるだけのものと、中の空気を抜いたうえで封を閉じる真空パック式シーラーがあります。
食べかけのお菓子や、すぐにまた食べることが分かっている場合には、ただ封を閉じるだけでも問題ありませんが、使う日が決まっていなかったり、ストック用として生ものや生鮮品を保存する際には真空式のシーラーが良いでしょう。鮮度が保てるので、再び開封した際袋に入れた時と同じ鮮度で使うことが出来ますよ。
業務用か家庭用で選ぶ
シーラーには大きく分けて、業務用と家庭用があります。サイズや価格が違うのはもちろん、性能にも大きな違いがあります。そのポイントを見ていきましょう。
大量にシールが出来る業務タイプ

業務用タイプの特徴は、なんといっても真空力が高いという点です。家庭内用も業務用も袋内の空気を抜く脱気をしますが、業務用はそのパワーが各段に高い特徴があります。
家庭用真空は富士山頂上に上った時のような圧(真空度39.5%)を袋にかけて食材を密封しますが、業務用はそれよりさらに高い飛行機が飛ぶ高さほどの圧(真空度54.5~99.8%)をかけて食材を真空させます。
そのため袋内の空気を抜くだけでなく、食材内の空気までも抜き取り真空調理にも活用することが出来ます。また、スープやカレーなどの液体、生肉や魚なども問題なく真空パックすることができ、保存状態を新鮮のまま保持できるようになります。
安全性が高く小型な家庭用タイプ

封を開けてしまったスナック菓子や食べかけの食材を、今まで輪ゴムをつけたり、密閉容器に移して保管してきた人も多いのではないでしょうか?
以前は、業務用サイズのような大きな機械が主流でしたが、現在では、フードシーラーを家庭で使えるように小型サイズのものも多く販売されています。
家庭で使えるフードシーラーはコンパクトなうえに、お手入れも簡単。使いやすい設計や見やすい表示になっているので、どなたでも安全・簡単に使うことが出来ます。
それでも業務用ではないので、食品工場で普及している業務用のフードシーラーに比べると、家庭用真空パックは最大でも70%程度の真空度しか実現することは出来ないので、あくまで一時的保存用として使うようにしましょう。
卓上やハンディなどのサイズで選ぶ
フードシーラはハンディタイプのものと卓上タイプの2種類があり、形状や使える機能も違います。業務用は卓上タイプが主ですが、家庭用は小型化が進みハンディタイプと卓上タイプがあります。
電池で加熱可能なハンディタイプ

小型サイズで片手で袋にシーラーがかけられるハンディタイプがあります。電源も乾電池タイプなのでコードも必要なく、置き場所に困りません。ハンディタイプには、磁石がついていて冷蔵庫に貼り付けて保管できるものもあります。
ただ、卓上シーラーに比べると密封する力が弱く真空は行えません。食べかけの袋や調味料入れの封閉めには便利に使えるので、台所に一つあれば便利ではないでしょうか?
電池より熱量が高い卓上タイプ

テーブルの上において使う卓上タイプは、電池タイプより各段に熱量が高いのですばやく確実に袋を密封することができます。袋の中を真空する機能が搭載されているのも卓上タイプのみになります。
大きさや価格は家庭用・業務用かかわりなく様々な種類がありますが、より本格的にシーラーを使いたいのであれば卓上タイプを選ぶことをおすすめします。
圧着数値を確認

スナック菓子などの残した食材が湿気ることのないように保存したいという場合には、シール機能で封をするだけで問題がありません。しかし、冷凍したり長期保存をするためにシーラーを使う場合には、袋を1度でしっかり圧着できるか、真空パック機能があるかないかをよく確認して選ぶようにしましょう。
圧がしっかりかかり空気を抜いて保存すれば、鮮度が長持ちし栄養が失われにくくなりますので、高性能のシーラーを選ぶ際には圧着値数もよくチェックして選んでくださいね。
価格で選ぶ

シーラーは業務用・家庭用どちらにしても、機能が搭載されていればいるほど値段が高価になります。特に水気が多い食材をシールしたり、真空するためにノズルやタンクが搭載されてるタイプの物は価格が高くなります。また、真空機能を利用して作るマリネ機能搭載のものも同様です。
一方、余分な機能はないにしてもシーラーと真空機能が入った一般的な製品であれば3000円から1万円以内での購入も可能。加えて使用する袋も別途専用袋を用意する必要がなく、市販のビニール袋を使えるタイプのものならさらにランニングコストが安く済むでしょう。
作動音を確認

袋内の空気を吸引するモーター音は以外と大きいため、家庭で使用する場合は静音設計のタイプがおすすめです。
脱気力の高さと比例し音も大きくなるため、真空パックや長期での保存などしない場合は、音が小さいものを選ぶとよいでしょう。
家庭用卓上フードシーラーのおすすめ人気ランキング4選
それではここで、家庭用・業務用で使えるおすすめのフードシーラーをご紹介します。
安価で手に入るハンディタイプもありますが、ここでは性能面で特に定評のある卓上タイプに焦点を絞ってご紹介します。卓上タイプシーラーの性能、使いやすさ、操作性、価格などを参考にしながらお気に入りのシーラーを見つけてくださいね。
1位 アイリスオーヤマ 真空パック フードシーラー VPF-385T

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重量:約2.1kg
電源電圧:AC100V(50/60Hz)/消費電力:105W
耐熱冷度・温度:-30℃~100℃
簡単操作&すぐに使える便利な真空パックシーラー
専用ロールと専用パウチが本体と一緒に配送されるので、届いたその日から真空パック生活が始められるキットになっています。自動モードがあるのでボタン1つ空気を抜いてシールしてくれます。簡単操作が可能!もちろん、シール機能だけの機能もあるので、食べかけのお菓子も湿気から形を崩さず保存できます。
残念ながら水分の多い食材の真空には向いていません。カレーやスープを保存する場合には、タッパーなどであらかじめ凍らせてからパックすることをおすすめします。
2位 Toyuugo 真空パック器 シーラー

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重量:約1.3kg
定格電圧:100V(50/60Hz)
消費電力:170W
品質は業務用!サイズは省スペースで軽量な家庭用シーラー
保存や食材によって最適な脱気・真空モードを選択可能。付属のパックロールは100度までの耐熱仕様のため、真空パックのまま低温調理したり、電子レンジや湯銭で時短料理をすることが出来るのもポイントです。漬物やマリネに最適な真空ホース付きで、調味料が更に食材の奥にしみこんで味が良くなりますよ。
真空パックシーラーの特徴でもったノイズ音を低減させ、より快適な静音性が実現。新型モーターと独自脱気技術により、前モデルよりも性能が各段にアップした高性能真空パックシーラーです。
3位 真空パックん フードシーラー

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重量: 2.0kg
電源: AC100V 50/60Hz
消費電力:130W
脱気圧:300mmHg~635mmHg
業界最強クラスの脱気力を誇る!
最大脱気力は84.6kpaと圧は業界最強クラスの家庭用食材シーラーです。しかも、割れやすい・崩れやすい食材も圧力脱気ができるようにノーマルとソフトから選択が可能。また、便利な真空可能なキャニスター付きでスープやフレッシュなフルーツもキャニスターにいれたまま真空保存が可能です。
本体の蓋を開けた内側には、ロールが収納できるので省スペース。本体に収納したままロールがカットできるようにカッターも内蔵されていますので、ロールをカッターから取り出す手間もなくスムーズに作業ができるのもポイントです。
購入者の91%が大満足と答えた納得の家庭用食材真空パックシーラーです。
4位 【PSE認証 2019進化版】EIVOTOR 真空フードシーラー機

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純重量:390g
定格電圧:AC 110V-120V / 60Hz 220V-240V / 50Hz
電力:90W
真空度:-45Kpa / -60Kpa
軽量でコンパクト!機能的にも文句なしの人気シーラー
値段は他製品のものと比べてもとてもお買い得!それでも、食材の状態に合わせて最適な真空パックを2モードから選べます。進歩状況をランプで知らせてくれる機能も搭載!1度ボタンを押せば勝手に自動で真空までしてくれます。
始めてシーラーを使う人にも手に入れやすい価格帯なのも人気の理由になっています。口コミでも、「期待以上だった」「しっかり密封された!」と大満足の声も多数。コンパクトで場所を取らず、コストパフォーマンスに優れたおすすめのシーラーです。
業務用フードシーラー(真空パック機)のおすすめ人気ランキング4選
ここからは業務用として販売されているフードシーラーをご紹介します。どれも手に入りやすい価格と、使いやすい性能のものばかりですので業務用ですが、家庭用として活用するのもおすすめですよ。
1位 インパルス式シーラー/FR-200A

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インパルス式安全設計!
溶着式の卓上シーラーです。調味料の蓋や、様々な素材の袋をしっかり溶着して湿気や乾燥を防ぎます。ビニールの厚さと材質に合わせてタイマーを調節し、シーラーに合わせてレバーを押し込んだら完了!使い方はシンプルで簡単です。
安全機能もしっかりしていますので、レバーを押さえない限り電源が入らず誤作動や指詰めを防ぎます。レトロなビジュアルでおしゃれなのもポイントです。
2位 フードシールド 業務用 真空パック器 【吸引力80Kpa】

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重量:定格電圧
消費電力:定格電圧
定格電圧:100VAC, 50Hz/60Hz
強力ハイパワーで他製品よりも2倍の力で真空圧着可能!
一般用シーラーでは不可能だった-80Kpa以上の真空率を実現。また、圧着幅を5㎜に設定していることでシール不足の空気侵入を防ぎ耐久性をアップさせています。せっかく真空にしてもシール幅が細いと空気の入り込みがある不満を解消してくれる嬉しい機能ですね。
また、真空圧着・テープともに100回を超える連続使用が可能!ハイパワーでシーラーすると何度も繰り返していくうちに、ビニールが焦げ付いたり溶けたりすることがありました。この製品は、ハイパワーなのに高耐久性に優れているのも大きなポイントです。
もちろん、あると便利な機能である「専用袋不要」はコスパの良いシーラーを探している人には必須。市販のナイロンポリ袋、廉価の真空パックを使用できるのでコスパ面でもおすすめの万能シーラーです。
3位 【2019最新版】真空パック機 フードシーラー 業務用

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重量:ー
電源:ー
最大消費電力:ー
吸気性能:
コスパ最強な脱気力-75kPaのフードシーラー
低価格なのに強力な吸引力でしっかり真空状態をつくれるフードシーラーです。業務用並のシール性能があり、厚手の保存袋やマチのある袋でも脱気力-75kPaで脱気してくれるため、野菜や生鮮食品を長期保存できます。
4位 AKZIM 真空パック器 自動真空シーラー

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重量:約0.98kg
消費電力:
定格電圧:110V、50Hz
一器多用で家庭用にも業務用にも
ビニール袋を挟んでから全作業が終わるまで、大体10〜20秒で完了。ワンタッチで吸引がはじまり、自動でロックがかかるため使い勝手のよい仕様です。口コミでの評価も高く、確実に真空になると多くのレビューが寄せられています。
また、手動吸引の機能も搭載されているため、柔らかいパンや脆い和菓子などの真空保存も可能です。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() アイリスオーヤマ 真空パック フー……
1
|
6,338円 |
3.71 |
|
![]() Toyuugo 真空パック器 シーラー
2
|
5,480円 |
4.3 |
|
![]() 真空パックン フードシーラー
3
|
12,980円 |
4.19 |
|
![]() 【PSE認証 2019進化版】EIVOTOR 真……
4
|
2,979円 |
3.95 |
|
![]() インパルス式シーラー/FR-200A
5
|
1,470円 |
4.24 |
|
![]() フードシールド 業務用 真空パック……
6
|
13,400円 |
4.23 |
|
![]() 【2019最新版】真空パック機 フー……
7
|
4,853円 |
3.7 |
|
![]() AKZIM 真空パック器 自動真空シー……
8
|
3,111円 |
3.5 |
|
まとめ
おすすめのフードシーラーをご紹介しました。フードシーラーは食材の生鮮保存や鮮度維持に欠かせない製品。特に中の空気をしっかり抜いて真空するタイプの真空機能付きシーラーは特に人気があります。
選ぶ際には、真空を左右する圧の確認や、空気を抜く際の静音性、サイズや価格を考慮して最適なものを選んでくださいね。