MENU

気化式加湿器のおすすめ人気ランキング10選

この記事では、気化式加湿器の選び方とおすすめの商品をご紹介します。気化式加湿器は、ヒーターレス式(ヒーターレスファン式)とも呼ばれるフィルターに浸透した水が気化することで加湿する加湿器です。

加湿器を選ぶにあたっては、そもそもどの方式の加湿器にするのか、その方式の中でもどの商品を選べば良いのか、迷うこともあると思います。省エネなものやパワフルなもの、それぞれのメリット・デメリットを比較し、自分に合った製品を見つけてください。

メーカーには、パナソニックやシャープのような国内家電メーカー以外にも、デザイン性の高い製品が特徴のバルミューダや、海外のメーカーもあります。様々な商品をご紹介しますので、是非参考にしてください。

目次

気化式加湿器とは?メリットとデメリット

出典:amazon.co.jp

冒頭にも書きましたが、気化式加湿器というのは、フィルターに含ませた水が気化する(蒸発する)ことによって加湿する仕組みの加湿器のことをいいます。もっとも、単にフィルターに水を含ませて放置するだけでは気化する量が限られるので、ファンで風を当てることで気化を促します。

他の方式の加湿器についても後でご説明しますが、気化式加湿器には以下のような特徴があります。まず、スチーム式のようにヒーターを使わないので、消費電力が小さいというメリットがあります。

ただし、水が気化することで加湿するので、スチーム式と比べると短時間での加湿には向いていません。フィルターに水を含ませた状態で使用するので、手入れを怠ると雑菌が繁殖してしまうという欠点もあります。

加湿器の種類と特徴

ここでは、気化式加湿器と比較するため、他の方式の加湿器についてご説明します。

加湿能力が高いスチーム式

出典:amazon.co.jp

まずご紹介するのは、スチーム式です。蒸気式とも呼ばれます。その名の通り、水をヒーターで加熱してスチーム(蒸気)にして放出することで部屋の空気を加湿します。

スチーム式は、ヒーターを内蔵しているため、消費電力が大きくなるのが欠点です。気化式加湿器と比較すると10倍とも10数倍とも言われる電気代がかかり、長時間の運転をする場合は費用負担が大きくなります。

長所としては、水を沸騰させているので雑菌が繁殖せず清潔であること、加湿能力が高いことなどがあります。ただし、加湿をし過ぎて、結露やカビが生じたりする恐れもあります。

安価で手軽な超音波式

出典:amazon.co.jp

超音波式というのは、水を超音波振動によって細かな粒子に変えて、空気中に放出する方式です。安価で手軽に使える加湿器で、机の上などにも置ける小型の製品も販売されています。

超音波式には、水を粒子化する際の振動によって水の中に含まれているミネラル分や細菌類も放出されてしまうという欠点があります。タンクに長時間水を溜めて置くような使い方は、衛生上避けた方がいいでしょう。

性能も価格も高めのハイブリッド式

出典:amazon.co.jp

短時間で加湿したいときには不向きな気化式とスチーム式を組み合わせたり、消費電力の大きなスチーム式と小電力の超音波式を組み合わせたりした2つ以上の加湿方式を組み合わせたハイブリッド式と呼ばれる加湿器もあります。

欠点を補い合うような組み合わせになっているので、一つの加湿方式の製品よりも性能的には優れたものが多いのですが、価格が高くなる場合が多いのが欠点といえます。

なお、気化式の水を気化する能力を高くするため、ただの風ではなく温風を当てる温風気化式もハイブリッド式に含めることがあります。

気化式加湿器はこんな人にオススメ

出典:amazon.co.jp

以上の他の方式の特徴も含めて検討すると、気化式がおすすめなのは、以下のような人ということになります。

まず、電気代を抑えたい人。気化式加湿器の大きなメリットは、消費電力が小さいことです。省エネを心がけている人は、気化式加湿器を選ぶべきでしょう。

結露やカビが心配な人。気化式加湿器は、水が蒸発する作用を利用しているので、空気中の湿度が一定上に高まると加湿量が減ります。加湿し過ぎることが少ないので、結露やカビが発生する恐れが低くなります。

手入れに手間をかけられる人。気化式加湿器の欠点は、フィルターが水に浸かっている状態になるため雑菌が繁殖しやすいことです。フィルターやタンクの掃除をまめにできる人に気化式は向いています。

気化式加湿器の選び方

ここからは、気化式加湿器の中で、どんな製品を選ぶべきかの基準についてご説明します。

加湿量・適用床面積で選ぶ

出典:amazon.co.jp

まずは、その製品にどれくらいの加湿能力があるのかをチェックしましょう。各製品には1時間あたり何mlの加湿ができるかが表示されています。

もっとも、800ml/hという数字を見ても、あまりピンとこない場合が多いと思いますので、実際には適用床面積の数字が参考になります。

大体何畳くらいの部屋に使うのが適しているのか書かれているので、使いたい場所に合わせて選んでください。

タンクの容量で選ぶ

出典:amazon.co.jp

タンクの容量も見ておきましょう。タンクの容量が大きな製品は、水を足す回数が減るので手間が少なくなります。

大型の製品の場合、タンクを2個に分割している製品もあります。このタイプは大きな容量でも給水がやりやすいのでオススメです。

製品によっては、取り外しができるタンクではなく本体に直接水を注ぐものもあります。給水方法も確認しておいてください。

消費電力で選ぶ

出典:amazon.co.jp

気化式加湿器は、もともとスチーム式などと比べて消費電力は小さいのですが、製品によっても違いがあります。電気代を節約したい人、長時間運転をする人は特に重視したい項目です。

節約モードなどの消費電力を抑えたモードを選択することが可能な製品もありますから、省エネ性能を重視したい人は、どんなモードが設定されているかも合わせてチェックしてください。

気化式加湿器のおすすめ人気ランキング5選【大容量タイプ】

ここからは、具体的なおすすめ製品について見ていきます。まずは、オフィスや店舗などで使用するのに適したタンク容量が大きなタイプです。

1位 パナソニック 加湿機 FE-KXF15

詳細情報

加湿量:1500ml/h(強)
適用床面積:42畳(69㎡)
タンク容量:約9L(4.5L×2個)
消費電力:47W(強)
サイズ:高さ410×幅445×奥行350mm
重量:約9.8kg(タンク空時)

約10年間交換不要のフィルターにナノイーも搭載

この製品には約10年間交換不要のフィルターが搭載されています。フィルターが枠から取りはずせるので、月に1回くらいの割合で押し洗いをすれば、10年間フィルターを買い換える必要がありません。

また、除菌やアレル物質抑制、カビ菌抑制、脱臭などに効果があるナノイーも搭載されています。家庭用としては価格がやや高めですが、大容量タイプの中では小さめな製品なので広めのリビングにもオススメです。

2位 パナソニック 加湿機 FE-KXP23

詳細情報

加湿量:2300ml/h(ターボ)
適用床面積:64畳(106㎡)
タンク容量:約12L(6L×2個)
消費電力:46W(ターボ)
サイズ:高さ700×幅560×奥行280mm(背面の脚部を含んだ奥行は305mm)

業界トップクラスの加湿量ながら、給水は1日1回でOK

ターボ運転をした場合の加湿量は1時間に2300mlで、業界トップクラスの製品です。広いオフィスや店舗での使用に威力を発揮します。

タンクの容量が12Lとかなり大きいので、「静か」モードで運転した場合12時間は給水不要です。オフィスでの使用なら、始業時にタンクに水を入れれば就業時まで持ちます。シンプルですっきりとしたデザインもオフィスにピッタリです。

3位 Kaz 気化式加湿器 KCM6013A

詳細情報

加湿量:1500ml/h(強)
適用床面積:プレハブ住宅洋室42畳(69㎡)、木造住宅和室25畳(42㎡)
タンク容量:12L(6L×2個)
消費電力:60W/70W(50Hz/60Hz)
サイズ:幅550×奥行350×高さ460mm(キャスター含む)
重量:7.2kg

大容量タンク搭載の低価格な加湿器

パナソニックの大容量加湿器は、確かに機能面では優れているのですが、価格が高いのがネックです。この製品は、パナソニックの製品と同じ12Lのタンクを搭載しながら、価格はかなり抑え目なのが魅力です。

時間あたりの加湿量ではパナソニックの製品には及びませんが、その分タンクの水は強で運転しても8時間は持ちます。キャスター付きで移動もしやすいので、いくつかの部屋で使いまわすこともできる製品です。

4位 ボルネード 気化式加湿器 Evap3-JP

詳細情報

加湿量:1200ml/h
適用床面積:39畳(㎡)
タンク容量:6.7L(受け皿含む)
消費電力:42W/38W(50Hz/60Hz)(強)
サイズ:幅400×奥行260×高さ310mm
重量:3.3kg

サーキュレーター内蔵で、部屋全体をまんべんなく加湿

上の写真では分かりにくいかもしれませんが、この製品は本体の上部がサーキュレーター(風で空気を循環させる装置)になっています。加湿器を使うのは主に冬ですが、サーキュレーターの働きで足元の寒さを防ぐことができます。暖房効率を高めることも期待できる加湿器です。

注意点としては、この製品のフィルターは基本的に使い捨てであることがあります。手入れをすることで長持ちさせることはできますが、4~12週間で交換になります。本体価格は安めですが、ランニングコストがかかるので、この点を計算に入れて購入を検討してください。

5位 ダイニチ 気化式加湿器 HD-EN700

詳細情報

加湿量:700ml/h
適用床面積:プレハブ洋室19畳(32㎡)、木造和室12畳(20㎡)
タンク容量:6.5L
消費電力:19W/24W(50Hz/60Hz)
サイズ:高さ410×幅285×奥行270mm
重量:約5.3kg

「のど・肌」モード、「節約」モード搭載

この製品には4つの運転モードがあります。「標準」「静音」「のど・肌」「節約」です。標準モードでは、設定した湿度に合わせて加湿しますが、のど・肌モードでは、のどや肌のうるおいを守る湿度になるように自動で加湿量を調節して運転します。

節約モードは、微弱の風量で運転します。節約モードの消費電力はわずか5W(50Hzの場合)で、運転音は12dBです。睡眠時のような、静かに運転して、ゆるやかに加湿したいときに向いています。

気化式加湿器のおすすめ人気ランキング5選【中・小容量タイプ】

ここからは、個人宅で使用するのに適したタンク容量が少なめの製品をご紹介します。

1位 パナソニック ヒーターレス気化式加湿機 FE-KFP03

詳細情報

加湿量:300ml/h(強)
適用床面積:約8畳(14㎡)
タンク容量:約2.1L
消費電力:10W/11W(50Hz/60Hz)(強)
サイズ:高さ295×幅305×奥行190mm
重量:約3.1kg(タンク空時)

パナソニックの低価格帯加湿器

パナソニックの加湿器の中では低価格のモデルです。パナソニックの加湿器の特徴の一つであるナノイーが搭載されていなかったりと、高機能の機種ではありませんが、その分価格はかなり抑えられています。

価格を抑えた商品ですが、強・弱の2段階の連続運転モード、「のど・肌」と「おまかせ」の2つの自動運転モードが搭載されていて、加湿器としての基本的な性能は十分に満たしています。

2位 シャープ 加湿空気清浄機 KI-JS50

詳細情報

加湿量:550ml/h(強)
適用床面積:プレハブ洋室15畳(25㎡)、木造和室9畳(15㎡) タンク容量:約2.5L
タンク容量:約2.5L
消費電力:53W(強)
サイ:幅345×奥行262×高さ631mm
重量:約8.9kg

空気清浄機の機能も併せ持った高機能商品

空気清浄機の機能も持った製品です。空気清浄機としては、フィルターによる集塵・脱臭に加えて、プラズマクラスターによる浮遊カビ菌や浮遊アレル物質などの抑制、タバコ臭や汗臭などの脱臭が可能です。

加湿器としては、ローター方式加湿構造というものを採用していて、加湿しないときにはフィルターが水に浸からず、清潔に使える加湿器となっています。

無線LANで接続することでクラウドのAIが使い方を学習する「COCORO AIR」にも対応した、高機能型の製品です。

3位 シャープ 加湿機 HV-H30

詳細情報

加湿量:290ml/h(強)
適用床面積:プレハブ洋室8畳(14㎡)、木造和室5畳(8㎡) タンク容量:約2.4L
タンク容量:約2.4L
消費電力:9W(強)
サイズ:幅322×奥行159×高さ316mm
重量:約2.8kg

高い省エネ性能が魅力の加湿器

上でご紹介した製品と比べるとシンプルな機能の加湿器です。その分価格も安いので、コスト優先で製品を選びたい方におすすめです。

本製品の特徴の一つは省エネ性能が高いことで、従来機が17Wだった消費電力はDCモーターを採用することで9Wまで下がっています。

強運転時でもこの数字ですから、ランニングコストを抑えたい人には特におすすめです。また、湿度と温度を検知するWセンサー搭載で加湿のし過ぎを防ぐため、この点からも省エネになっています。

4位 バルミューダ Rain Wi-Fiモデル

詳細情報

加湿量:600ml/h(風量5)
適用床面積:約17畳
タンク容量:4.2L
消費電力:2W~23W
サイズ:幅350×奥行350×高さ374mm
重量:約5.7kg(満水時 約10kg)

空気清浄機能も備えたおしゃれな加湿器

空気清浄機と同じ酵素フィルターを採用した加湿器です。ホコリや雑菌を取り除いたキレイな空気が加湿されて送り出されます。Wi-Fi対応でスマホでの操作も可能です。

また、他のメーカーにはない独特のデザインも魅力的です。タンクレス構造になっていて、本体の上から直接給水します。水は給水ボウルに溜められますが、ボウルは丸洗いが可能で清潔さにも配慮がなされています。

5位 Stadler Form 気化式加湿器 Osker little

詳細情報

加湿量:200ml/h(MAX運転時)
適用床面積:約6畳(10㎡)
タンク容量:2.5L
消費電力:7~16W
サイズ:W246×D175×H290mm
重量:約2.5kg

日本製とは一線を画すデザインが魅力

こちらもデザイン性の高さが大きな魅力となっている製品です。Stadler Formはスイスのデザイン家電ブランドで、このOsker以外にもデザイン性に優れた加湿器や空気清浄機などを販売しています。

本体の側面にはアロマ容器があり、アロマの香りを楽しみながら加湿することもできます。このOsker littleの加湿量では不足がある場合は、ほぼ同サイズで奥行が243mmのOskerや、更に大型のOsker”Big”もあります。

おすすめの商品一覧

製品 最安値 評価 リンク

パナソニック 加湿機 FE-KXF15

1

49,364円




4.33

パナソニック 加湿機 FE-KXP23

2

63,500円




3.07

Kaz 気化式加湿器 KCM6013A

3

24,300円




4.31

ボルネード 気化式加湿器 Evap3-JP

4

15,389円




4.09

ダイニチ 気化式加湿器 HD-EN700

5

7,480円


4.5


パナソニック ヒーターレス気化式……

6

18,000円




3.9

シャープ 加湿空気清浄機 KI-JS50

7

27,980円




4.28

シャープ 加湿機 HV-H30

8

10,280円




4.42

バルミューダ Rain Wi-Fiモデル

9

48,000円


4.6


Stadler Form 気化式加湿器 Osker ……

10

9,052円




3.62

まとめ

気化式加湿器の選び方とおすすめの製品をご紹介しました。気化式だけに絞っても様々な製品があることがお分かりいただけたのではないかと思います。

それぞれの製品に特徴があり魅力がありますから、この記事も参考にして自分に合った製品を選んでください。

目次