ピザ・パン・ハンバーグなど、あらゆる料理に乗せるだけでクリーミーな味わいを足して伸びる様子も楽しめる「とろけるチーズ」。ピザ用チーズと呼ばれるシュレッドタイプだけでなくスライスタイプもあり、チーズの種類も多く、どれがいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は「とろけるチーズ」の選び方と、Amazonや楽天でも買えるおすすめの人気商品をランキング形式でご紹介しています。市販のスーパーで手軽に購入できるものから本格的なヨーロッパ産のものまでありますので、ぜひ選ぶ際の参考にしてくださいね。
とろけるチーズの選び方
とろけるチーズを選ぶ際に重要な4つのポイントを見ていきましょう。
チーズの形状は特性とその使い道で選ぼう
とろけるチーズには、チーズトーストなどに使いやすい「スライスチーズ」と、ピザやグラタンなどに使いやすい「シュレッドチーズ」の2種類があります。形状だけでなく、じつはチーズの質そのものが違っているため、しっかりと特徴をチェックしておきましょう。
「スライスチーズ(プロセスチーズ)」は一枚ずつ個包装されていて、手軽に使いやすい

トーストに乗せて使いやすい「スライスチーズ」は、「プロセスチーズ」を1枚ずつ薄くスライスして個包装されているタイプです。個包装されていることによって未開封のチーズを衛生的に保存できて、使いたい分だけ包装をはがす手間が必要なため使いすぎを防げます。
「プロセスチーズ」は生のチーズに乳化剤などの添加物を加えて加熱して、溶かしたチーズをまた固めて作るチーズ加工品です。加熱の際にチーズを熟成させる乳酸菌が死ぬのでそれ以上熟成が進まず、品質や味が安定して日持ちがいいという特徴もあります。
「シュレッドチーズ(ナチュラルチーズ)」は好みの量をさまざまな料理に使用できて、汎用性抜群

ピザ用チーズとも呼ばれるシュレッドチーズは、「ナチュラルチーズ」をシュレッド(細かく裁断)したもので、スライスチーズよりもとろけて伸びやすいことが特徴です。また数種類のチーズをミックスしたものもよく販売されています。
「ナチュラルチーズ」は乳酸菌が生きている状態のチーズを指しており、日が経つにつれて熟成が進んでしまうため日持ちはしません。またカビなどにも注意が必要なため、保存する際にはチーズの種類にあわせた方法で正しく保存する必要があります。
「シュレッドチーズ(ナチュラルチーズ)」は好みの量をさまざまな料理に使用できて、汎用性抜群
チーズにはじつにさまざまな種類がありますが、ここでは市販でよく見かける種類のチーズの特徴を解説していきます。それぞれの特徴を知っておくことで、目的や好みによりあわせたチーズを選ぶことができるため、しっかりチェックしておきましょう。
「ミックス」は複数のナチュラルチーズをブレンドして、風味・コク・味わいをアップ

「ミックス」は数種類のナチュラルチーズをブレンドしたものです。市販では1種類のチーズだけで作られたものよりも、ミックスチーズのほうがよく見かけるでしょう。1種類のチーズでは、味わい深いけど伸びないものや、伸びるけど味わいが少ないものもあります。
そこで、しっかりとチーズが伸びるけれど味わいが淡白な「モッツァレラ」をベースに、とろけるけれど伸びが少なく味わい深い「ゴーダ」や「チェダー」といった別の種類のチーズをミックス。それによって、お互いの良さを生かしあったとろけるチーズができます。
「モッツァレラチーズ」はクセのないさっぱりとした味わいで、チーズの糸引きがもっとも伸びる

「モッツァレラチーズ」はイタリアの代表的なチーズであり、固まった牛乳に熱湯を注ぎ、練り上げてちぎり成形します。元は濃厚な水牛の乳のみから作られていましたが、最近は牛乳で作られているものも多いです。熱を加えるととろけて、各チーズのなかでは伸びがベスト。
またほかのチーズと比べるとクセがなくさっぱりとしていて、ほのかに香るミルクの風味が美味しい味わいです。チーズのクセが苦手な人でも食べやすいでしょう。一時期話題になった、韓国のチーズが伸びる「ホットク」にもモッツァレラチーズが使用されています。
「ステッペンチーズ」は穏やかな酸味と塩味で、モッツァレラ並みに伸びてかつ安い

「ステッペンチーズ」は、モッツァレラチーズをお手本として同じ製法で作られたチーズです。モッツァレラチーズは比較的高価ですが、ステッペンチーズはそれと比べると安く、モッツァレラチーズと同じくらいよく伸びます。
モッツァレラチーズの風味はほんのりとしたミルク風味ですが、ステッペンチーズの味はマイルドな酸味と塩の味が特徴です。ほかはモッツァレラチーズとほとんど差はなく、チーズ特有のクセやにおいもあまりないため、幅広く使いやすいでしょう。
「ゴーダチーズ」は濃厚なコクと豊富なカルシウムで、加熱すればほどよい糸引き

「ゴーダチーズ」はさまざまなチーズのなかでもとくに濃厚な風味とコクがあり、うま味も強いタイプです。加熱するとほどよくとろけますが、糸引きはほどほどといった程度。そこまでとろけてほしくないけどチーズの濃厚さがほしいといった料理に使えます。
熟成期間の違いによって味わいの深さは変わりますが、ワインのおつまみとしてそのまま食べたり、サンドイッチに挟んだりして食べても美味しいです。また濃厚ですがクセはあまりないため、日本人の味覚にもあう味といわれています。
「パルミジャーノ・レッジャーノ」は芳醇な香りとしっかりした味わいが際立つ

「パルミジャーノ・レッジャーノ」はイタリアのごく限られた地域で作られる希少なチーズで「チーズの王様」とも呼ばれています。原材料や熟成期間など、パルミジャーノ・レッジャーノと名乗るためには厳しい基準をクリアしなければならない、最高品質のチーズです。
うま味とコクが濃厚であり、焼くとこんがりとした焦げ目がついて絶妙なとろみを堪能できます。似たものに「パルメザンチーズ」がありますが、これはパルミジャーノ・レッザーノ風に作られた、あっさりとしたクセのない別のチーズです。
「コルビージャック」は上品な香りとマイルドな味わいで、色鮮やかな見た目がおしゃれ

「コルビージャック」は色合いが特徴的なアメリカ発祥のチーズです。白くてマイルドな「モントレージャック」とオレンジ色でチェダーチーズのような深いコクのある「コルビー」の2種類のチーズをランダムに混ぜあわせて作られます。
2色のチーズが絶妙な模様を作り出していて見た目がおしゃれなので、シンプルにワインのおともとして用意するだけでも華やかです。またゴーダチーズとモッツァレラチーズで作られることもあります。火を加えるとよくとろけ、どんな料理とも相性がいいタイプです。
「チェダーチーズ」は熟成期間で味わいも変わり、生のままでも食べやすい

「チェダーチーズ」には、白いホワイトチェダーとオレンジ色のレッドチェダーの2種類があります。世界でもっとも多く作られているチーズであり、生のままでも十分美味しいことが特徴。熟成期間が短いほどさわやかな酸味があり、長いほど濃厚で芳醇な味わいになります。
熱を加えるととろけますが、モッツァレラチーズのようには伸びないため、とろけさせるためというよりも味わいを出すために配合されることが多い種類です。やや塩味がきいており、グラタンのような料理にもあいます。
植物性の原料に置き換えたものであればカロリーを気にする方でも安心

基本的にチーズは脂質が多い食べものですが、ダイエット中の方でも食べやすいチーズも販売されています。チーズの脂質を植物油脂に置き換えたものなら、従来のとろけるチーズと同じように使いながらも、減らした脂質のぶんをカロリーカットが可能です。
またコレステロールがカットされている商品は、動物性原料の代わりに植物性油脂を使用することで、ヴィーガンの方でも楽しめます。
健康志向の方は「セルロース」などの添加物不使用なものがベスト

シュレッドチーズによく添加されている「セルロース」は、シュレッドしたナチュラルチーズ同士が袋の中でくっつかないようにするための添加物です。日本では食品に添加することが認められていますが、海外ではNGとされています。
セルロース自体は野菜に自然と含まれているものなので、健康面での問題はとくにないとされてはいますが、添加物としてのセルロースはあくまでも人工添加物です。ナチュラル志向の方は、なるべくセルロース不使用のチーズを探してみてください。
とろけるチーズのおすすめ人気ランキング10選
それではここから「とろけるチーズ」のおすすめ人気ランキングを発表していきます。スーパーでもよく見かけるものから本格的な本場のとろけるチーズ、また変わり種の新食感のものなど幅広くありますので、ぜひ気になるものを探してみてください。
1位 明治 お徳用 とろけるスライスチーズ 4902705014749

amazon.co.jp
原材料:ナチュラルチーズ、食塩、安定剤(増粘多糖類)、乳化剤、調味料(アミノ酸)
形状:スライスチーズ
チーズの種類:ナチュラルチーズ
生産国:日本
よく伸びてクセが少なく、12枚入りとたっぷりで安い
12枚入りでさまざまな用途にたっぷり使いやすい、安くてお得なとろけるスライスチーズです。チーズ系の食品は値段が高めのものが多いですが、明治のこのチーズはスーパーでも比較的安く販売されています。毎日家族でチーズトーストを食べるご家庭にも最適です。
味わいというよりも伸びを重視してチーズをブレンドされており、伸びのいいチーズはクセが少ないものが多く、口コミでもクセが少ないとの声が多くあります。
2位 ドレステーブル 無添加こだわり大人の配合S-1 とろけるチーズ zik-gch-mix

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原材料:生乳、食塩
形状:シュレッド
チーズの種類:ゴーダ50% サムソー50%
生産国:ゴーダ(オランダ) サムソー(デンマーク)
チーズフォンデュに使われる高品質サムソーチーズ配合
高級スーパーなどに卸されている高品質なシュレッドチーズの業務用です。楽天でもグルメ大賞を7年連続で受賞している大人気のとろけるチーズです。そのままでも美味しいので、トーストやグラタンだけでなくサラダのトッピングとしても美味しく食べられます。
味わい深いゴーダチーズと、よくとろけてチーズフォンデュにも使われるサムソーチーズが半分ずつブレンドされています。セルロース不使用なので健康志向の方も安心です。
3位 ハイ食材室 ミックス シュレッドチーズ mrk-002

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原材料:生乳、食塩、セルロース
形状:シュレッド
チーズの種類:ゴーダ50%(オランダ)ステッペン30%(ドイツ)ゴーダ20%(アルゼンチン)
生産国:ゴーダ:オランダ、ステッペン:ドイツ、ゴーダ:アルゼンチン
ゴーダチーズの濃厚な味わいが際立つ配合で安い
1kgとたっぷり入っていてうれしい、業務用ミックスチーズです。配合は味わいとうま味が深いオランダ産のゴーダチーズをメインに、よく伸びるドイツ産のステッペンチーズ、アルゼンチン産のゴーダチーズをブレンドされています。
全体的にゴーダチーズの味が際立つ濃厚な配合となっており、どんな料理にもあいやすく、とくにピザなどの味がしっかりした料理と相性抜群です。またカレーのトッピングにもよいでしょう。
4位 雪印メグミルク とろけるスライスチーズ 4903050502967

amazon.co.jp
原材料:ナチュラルチーズ、乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、調味料(アミノ酸等)
形状:スライスチーズ
チーズの種類:ナチュラルチーズ
生産国:日本
味も伸びもいい!じつは世界初のとろけるスライス
雪印メグミルクで昭和62年に発売されて以来、現在も変わらず人気が落ちないロングセラーのとろけるスライスチーズです。「ナチュラルチーズのようにとろけるスライスチーズ」を作ることにこだわって開発されており、プロセスチーズでとろける商品はこちらが世界初。
味わいと伸びのバランスが非常によく、パッケージイラストにもなっているようにピザトーストにして食べるのもユーザーから人気です。
5位 イタリアンフーズ エメンタール・シュレッド I023

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原材料:生乳、塩
形状:シュレッド
チーズの種類:エメンタールチーズ
生産国:スイス
スイスの代表的チーズ!チーズフォンデュのベースにも
乳製品やチーズが美味しいスイスの代表的なチーズ「エメンタールチーズ」のシュレッドタイプです。そのままでも美味しいですが、チーズフォンデュのベースとしてよく使用されていて、加熱すると風味が増してよく伸びます。
エメンタールチーズはよくあるチーズのイラストのような大きくて丸い穴がところどころに空いており、マイルドな味わいでほんのりとした甘みと、木の実のような風味が特徴です。
6位 once in ジェフダ とろけるシュレッドチーズミックス

yahoo.co.jp
原材料:ナチュラルチーズ(ニュージーランド等)、食用植物油脂(マレーシア等)、乳たん白(ニュージーランド等)、でん粉、食塩、チーズパウダー、加工でん粉、セルロース、リン酸Na、pH調整剤、増粘多糖類、調味料(アミノ酸)、着色料(カロテン)、(一部に乳を含む)
形状:シュレッド
チーズの種類:ナチュラルチーズ
生産国:-
コレステロール60%カット!よくとろけてマイルドな味
ナチュラルチーズに植物油脂を配合して、コレステロールをカットしたチーズを70%ブレンドしているシュレッドチーズです。風味はマイルドなのでふつうのピザ用チーズと同じように使えて、さらによく伸びるため美味しさや満足感も高いでしょう。
たっぷりと1kg入った業務用サイズなので、クリスマスなどのイベントでピザやグラタンにとあらゆる料理に使いたい場合にもおすすめです。
7位 よつ葉 北海道十勝100 3種のチーズ 濃厚コク旨ブレンド 4908013209778

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原材料:ナチュラルチーズ(生乳(北海道十勝産)、食塩)
形状:シュレッド
チーズの種類:チェダー:50%、ゴーダ30%、モッツァレラ:20%を配合
生産国:日本
国産・セルロース不使用!日本人の味覚に合う配合率
北海道産の十勝ナチュラルチーズを100%使用した、国産シュレッドチーズです。日本人がもっとも好むチェダーチーズを50%、と国産ならではの配合率。ほかにはうま味の強いゴーダが30%、よくとろけてミルクの風味が美味しいモッツァレラが20%配合されています。
セルロース不使用なので、健康志向の方でも安心して食べられます。十勝の高品質な生乳の濃厚な風味も美味しく、どんな料理とも相性がよいミックスチーズです。
8位 ランドオブハーベスト LoH オリジナルミックスシュレッドチーズ

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原材料:ナチュラルチーズ
形状:シュレッド
チーズの種類:オランダゴーダチーズとドイツステッペンチーズを独自の配合
生産国:オランダ・ドイツ
本場ヨーロッパ産にこだわり、いつ注文しても新鮮!
ゴーダチーズの本場、オランダのチーズメーカー「フリコ」のゴーダーチーズとドイツ産のステッペンチーズがブレンドされたシュレッドチーズです。チーズの本場であるヨーロッパのチーズにこだわって作られており、日本人の好みにあうバランスに調整されています。
さらにセルロース不使用の無添加。できるだけ注文を受けてから加工されているため、いつ注文しても新鮮なチーズが届きます。
9位 クレイル とろけるチーズ 粉雪

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原材料:生乳、食塩
形状:フレークチーズ
チーズの種類:モッツァレラチーズ風
生産国:日本
とろけながら伸びず、モッツァレラチーズのような風味
こちらはとろけるチーズのなかでも珍しい、伸びないタイプのとろけるチーズです。加熱すると米粒のような形を残しながらとろけていき、モッツァレラチーズのようなほんのりとしたミルク風味でクセのない味わいがあります。
チーズトーストはもちろん、サラダとの相性も抜群です。また塩分が極力控えられているため、チーズそのものの味わいがあり、減塩したい方でも安心して楽しめます。もし使いきれない場合は冷凍保存も可能です。
10位 QBB モッツァレラとろけるチーズ 4903308037623

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原材料:ナチュラルチーズ(生乳、食塩)(モッツァレラチーズ60%以上使用)/セルロース
形状:エネルギー 327kcal、たんぱく質 25.3g、脂質 23.8g、炭水化物 2.8g、食塩相当量 1.63g、カルシウム 706mg
チーズの種類:ナチュラルチーズ
生産国:日本
とにかくよく伸びるピザ用チーズを探しているならコレ
ベビーチーズで有名なQBBの、モッツァレラチーズを60%以上配合したミックスシュレッドチーズです。一般的にピザに使うチーズは濃厚な味わいのミックスチーズが多いですが、ふつうのピザはちょっと濃すぎるという方にはマイルドなモッツァレラチーズがあいます。
またモッツァレラチーズはとにかくよく伸びることが魅力なので、チーズホットクなどのチーズの伸びが重要な料理にもおすすめです。
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まとめ
とろけるチーズのなかでもミックスチーズタイプは一見するとどれも同じに見えてしまいがちですが、それぞれ違う特徴を持ったチーズの配合率によって、味わいやとろけ具合などが大きく異なります。自分の好みや使用する料理にあったものを選ぶとよいでしょう。
この記事でご紹介した選び方を参考にして、ぜひあなたのお口にあった美味しいとろけるチーズを見つけてみてくださいね。