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圧着ペンチのおすすめ人気ランキング15選

圧着ペンチは、電線の心線と端子を圧着させる工具で、端子の種類によって使い分けが必要です。端子の種類は、裸圧着端子・スリーブ用、リングスリーブ用、絶縁被覆付き圧着端子・スリーブ用、閉端接続子用、オープンバレル端子用の5種類があり、それに合わせて圧着ペンチのダイス(歯型)形状も変わります。

端子の大きさによって圧着ペンチの大きさも変えることができ、タイプによっては通常サイズのほかにミニサイズもあります。メーカーではロブテックス・ホーザン・マーベルなどの日本メーカー製が人気です。

これだけ種類が多いと、どの圧着ペンチを選んだらよいのか迷ってしまいますよね。そこで今回は、圧着ペンチの選び方と共に、タイプ別のおすすめ人気ランキング3選も合わせてご紹介していきたいと思います

目次

圧着ペンチと圧着端子の関係性

出典:amazon.co.jp

圧着端子は、接合可能な電線サイズが決まっているため、電線サイズに合わせて端子を選んでいきます。例えば、0.75㎟・1.25㎟の電線には0.25~1.65㎟の端子を、1.25㎟・2㎟の電線には1.04~2.63㎟の端子を選びます。

適合範囲以下の端子を圧着すると「電線抜け」を、適合範囲以上だと「電線切れ」を起こす可能性があり、事故につながって非常に危険です。そのため、圧着端子は必ず使用する電線のサイズに合わせることが大切です

また、タイプによりダイス形状が異なるため、正しく使わないと事故につながります。例えば、裸圧着端子用ペンチで絶縁被覆付き端子を圧着すると、絶縁部が切れたことで金属が飛び出しショートを引き起こします。このように2点の関係性は強く、事故を防ぐためにも正しく使うことが大切です。

圧着ペンチの使い方

出典:amazon.co.jp
  1. 圧着したい部分の電線の被膜を剥がす
  2. 被膜を剥がした部分の芯線をしっかりとねじってまとめる
  3. 絶縁キャップを電線に通す(ギボシ端子の場合は、オス端子とメス端子で絶縁キャップの形が異なるため、確認しましょう。)
  4. 端子に電線を通す(被膜を剥がした電線が端子の小さい方の爪から1ミリほどはみ出せば大丈夫です。大きい方の爪からは被膜の部分がくるようにしましょう。)
  5. 小さい方の爪を圧着
  6. 大きい方の爪を圧着
  7. 圧着作業を終えたら、抜けないか確認
  8. 3で電線に通した絶縁キャップをはめる

圧着作業の注意点
圧着の作業で一番気をつけなければならない点は、確実に圧着端子に電線を圧着することです。前述でも触れましたが、電線と端子が適合サイズではない場合、電線抜けや電線切れなどが起こり、製品の故障や破損、または火災などにも発展してしまう恐れも。なので、端子と電線をカシメたあと、抜けないか確認するようにしましょう。

圧着ペンチの用途

出典:amazon.co.jp

圧着ペンチは、主に電線の心線と圧着端子をカシメる(圧着する)ために使用しますが、その他にも様々な機能が備わっています。

例えば、電線の被覆剝きが行えるほか、F型コネクター(テレビなどの接続用コネクター)やモジューラー(電話回線などの接続基盤)などをカシメられるものもあります。このように圧着ペンチは、1台で複数の作業を行うことができる便利な圧着工具です。

とは言うものの、正しく選んだ圧着ペンチで作業をしなければ便利さを実感することはできません。そこで、ここからは圧着ペンチの選び方についてご説明していきます。

圧着ペンチの選び方

一見するとどれも同じに見える圧着ペンチですが、よく見るとダイス形状がタイプごと微妙に変わっているのが分かります。つまり、適合するものでないと端子をしっかり圧着させることができないわけです。そのため、正しい圧着ペンチの選び方を知ることから始めます。

まずは、「圧着端子の種類」に合わせて圧着ペンチのタイプを絞っていきましょう。それから、「圧着端子の大きさ」や「グリップの握りやすさ」などで製品を選んでいくと失敗が少ないです。

ここからは、圧着端子の種類と大きさ、グリップの握りやすさに分けて、詳しくご説明していきますね。

圧着端子の種類で選ぶ

圧着端子は、主に「裸圧着端子/スリーブ用」・「リングスリーブ用」・「絶縁被覆付き圧着端子/スリーブ用」・「閉端接続子用」・「オープンバレル端子用」の5種類に分けられます。

ここでは、端子の種類に適合する圧着ペンチを、タイプ別に分けて見ていきましょう。

裸圧着端子・スリーブ用

出典:amazon.co.jp

「裸圧着端子・スリーブ用」は、絶縁被覆がない圧着端子・スリーブの接合に使用する圧着ペンチで、一枚歯タイプとなります。

歯型はデコボコしており、凸部分が山状になっているため電線と圧着端子をしっかりとカシメることができます。端子のカシメは歯の凹部分にのせて行いますが、歯は1枚なので1回でカシメられるのは1か所だけとなります。

メーカーによって異なりますが、ニチフ製では通常サイズの圧着ペンチでは1.25~8㎟の端子のカシメが可能で、ショートハンドルでは1.25~2㎟までの圧着端子のカシメが行えます。

リングスリーブ用

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「リングスリーブ(筒状の端子)」専用の圧着ペンチです。歯は波のような形状をしており、閉じると隙間ができます。リングスリーブには小(1.6×2)・小・中・大の4サイズがあり、電線のサイズと本数に合わせて使い分けます

歯の形状は、根元が大きく先端にいくにつれて細かくなっており、大きい波型の根本で大サイズのリングスリーブのカシメが行えます。更に、中間では中サイズ、先端では小・小(1.6×2)のリングスリーブがカシメられます。

端子サイズだけではなく、電線の本数によってもカシメ位置が変わってきます。また、製品によって大サイズがカシメられるものとカシメられないのものがあるので、使用するリングスリーブのサイズに合わせて選んでいきましょう。

絶縁被覆付き圧着端子・スリーブ用

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絶縁被覆が付いた圧着端子のカシメに使うのが、絶縁被覆付き圧着端子・スリーブ用圧着ペンチです。このペンチの特徴は、歯が2枚構造になっている点で、こうすることにより心線と端子の被覆部分を同時にカシメることができます

裸圧着端子用とは違い、凹凸部分がR状にくぼんでいるため、被覆部分を傷付けることなく端子をカシメることができるわけです。

被覆部分が裂けてしまうと、金属部分が剝き出しとなってショートなどの事故を招く可能性があるとご説明しましたね。そのため、絶縁被覆付き端子の圧着を行う際には、必ずこのタイプを選ぶようにしましょう

閉端接続子用

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「閉端接続子」とは絶縁被覆付き閉端子とも言い、キャップ型の絶縁端子のことです。先端は細長く塞がっていることから閉端子といいます。この端子のカシメには閉端接続子用圧着ペンチを使用します。

閉端接続子には、CE-1(0.5~1.75㎟)・CE-2(1~3㎟)・CE-5(2.5~6㎟)・CE-8(4~9㎟)などのサイズがあり、製品によってCE-1~CE-5までカシメられるものもあれば、全サイズをカシメることができるものもあります。

複数の電線をひとまとめにする際に使用されるため、作業によって電線の本数が増える場合には、全サイズをカシメることができるものをを選ぶと良いでしょう。

オープンバレル端子用

出典:amazon.co.jp

オープンバレル型コンタクトピン(カシメ部分が開いた形状をしている端子)に適しているのが、「オープンバレル端子用」圧着ペンチです。オス型・メス型の端子を噛み合わせてカシメるギボシ端子も、このタイプの圧着ペンチを使用します。

オープンバレル型端子は小型のものが多いため、他のタイプの圧着ペンチよりもダイス厚(歯の厚み)が薄めにできています。こうすることで、カシメたい部分だけをピンポイントで捉えることが可能となりまです。

特にギボシ端子の場合、ラジオペンチ(先端が鳥のくちばしのように細長い形をしたペンチ)でもきれいにカシメられるように感じますが、重要な配線に関しては決して正しく行えているとは限りません。そのため、必ずこのオープンバレル型端子用を使用するようにしましょう。

大きさで選ぶ

出典:amazon.co.jp

圧着端子の種類から適合する圧着ペンチのタイプを絞れたら、今度は自分の手に合ったサイズのものを選んでいきましょう。メーカーによっては、手が小さく握力も弱い女性でも扱えるミニサイズの圧着ペンチを出しているところもあります。

例えば、ロブテックス(エビ印)の製品においては、裸圧着端子・スリーブ用の柄荷重が従来品よりも約50%軽減され、AK1MA(使用範囲1.25・2㎟)は全長16.6cm・重量250g、AK2MA(使用範囲0.3・0.5・1.25・2・3.5・5.5㎟)は全長17cm・重量260gと、片手で作業しやすくなっています。

また、プロの方たちが多く愛用しているホーザンの706は、重量159gと非常に軽量なので、女性でも片手で扱いやすいですよ。

グリップの握りやすさで選ぶ

出典:amazon.co.jp

カシメるときには、少なからずグリップに力強く握る必要があります。特に、大きめの圧着端子のカシメをする方や、長時間作業を行う方、握力が弱めな女性の方などは、グリップの握りやすさにもこだわると良いでしょう。

おすすめなのは、上記画像のような波型形状のグリップや、エストラマー樹脂素材のスリップしにくいグリップを採用した圧着ペンチです。製品の中には、人間工学に基づいて設計されたグリップなどもあり、自分の手に合ったものを選びやすくなっています。

効率良く作業を進めていくためにも、握りやすさなど細かい部分にも気を遣って選ぶと失敗が少ないですよ。

圧着ペンチ(裸圧着端子・スリーブ用)のおすすめ人気ランキング3選

圧着ペンチの選び方をご紹介したところで、ここからは圧着ペンチのおすすめ人気ランキングを、5つのタイプに分けてそれぞれ3選ずつご紹介していきます。

まずは、「裸圧着端子・スリーブ用」圧着ペンチの人気おすすめランキングをご紹介していきますね。

1位:マーベル ハンドプレス 裸圧着端子・スリーブ用 MH-5S

詳細情報

全長:176mm
重量:240g
適合端子:裸圧着端子・裸スリーブ
使用範囲:1.25・2・3.5・5.5㎟
機能:仮押さえ機能・圧着マーク印字機能

仮押さえ機能付で圧着もラクラク!

全長17.6cm・重さ240gのコンパクトサイズの圧着ペンチで、女性でも扱いやすいのが魅力の1つです。正しくカシメられるとマークが付くようになっており、1.25㎟には「1」、2㎟には「2」、3.5㎟には「3」、5.5㎟には「5」が印字されます。

仮押さえ機能が付いており、端子をセットしてグリップを1回握るだけで仮押さえができます。これにより、端子と電線を確実にきれいにカシメることができ、作業量もアップします。圧着不良のものは電通検査を通過することはできないため、無駄な作業を増やさなくて済むのはうれしいですね。

端子のカシメ作業は工場で女性が行うことが多いほか、手が汚れないので内職としても人気があります。MH-5Sは軽量・コンパクトなので、女性にも扱いやすくおすすめですよ。

2位:アイウィス 圧着工具(裸圧着端子・スリーブ用)HS-16

詳細情報

全長: : : : ::270mm
重量:550g
適合端子:
使用範囲:1.25・2・5.5・8・14㎟
機能:トグル機構・ラチェット機構・ラチェット緊急解除ナット

多機能・高品質素材でスピーディーな圧着が可能に

使用範囲1.25~14㎟、圧着能力1.25~16.0sqと、幅広いサイズをカシメられる圧着ペンチです。ノーブランドではありますが、様々な機能が搭載されておりコスパが高いと人気です。例えば、負荷がかかる圧着にも耐えられるよう、オイル焼き入れ・焼き戻し処理を施した特殊鋼を使っており、耐久性にも優れています。

トグル機構(倍力機構)も搭載されており、1回の圧着にかける握力を軽減させても必要な力をかけることができます。つまり、思いっきりグリップを握らなくてよく、手の疲労を抑えることができるわけです。更に、ラチェット機構によって一定方向にだけ動力を与えられるので、力のいるカシメ作業が楽になります。

カシメに失敗しても、ラチェット緊急解除ナットを緩めれば大丈夫です。グリップも滑りにくいほか握りやすく工夫されているので手も痛くなりにくいですよ。

3位:ロブテックス 圧着工具(裸圧着端子・スリーブ用)AK15A

詳細情報

全長:256mm
重量:400g
適合端子:裸端子・裸スリーブ(B・P)
使用範囲:1.25・2・5.5・8㎟
機能:成形確認機構

安心と信頼のエビ印製品

銅線用裸圧着端子とP形・B型スリーブ専用の圧着ペンチです。従来品と比べハンドル開き幅が狭くなっています。また開いた時には約20mmになるように設計されており、端子の仮押さえも片手で行えるようになりました。400gと軽量なので、カシメ作業も効率良く進められます。

正しく圧着ができないとハンドルが開かない「成形確認機構」が備わっているため、確実なカシメ作業が行えます。この機能は他社の圧着ペンチにも搭載されていますが、比較的安価なものには備わっていないこともあります。

時には圧着ミスをすることもありますね。そんなときハンドル付近のナットを緩めることで、ロック機能を解除することができます。ですので、カシメ作業に慣れていない方でも安心して使用できますよ。

圧着ペンチ(リングスリーブ用)のおすすめ人気ランキング3選

ここからは、リングスリーブ用圧着ペンチのおすすめ人気ランキング3選をご紹介しますね。

おすすめ商品には、リングスリーブ専用のものと裸圧着端子・スリーブ用と兼用できるものがランクインしています。

1位:圧着ペンチ(圧着スリーブ用)HS-16 TY23

詳細情報

全長:270mm
重量:550g
適合端子:リングスリーブほか端子全般
使用範囲:1.25・2・5.5・8・14㎟
機能:トグル機構・ラチェット機能・リリーサー付き・圧着マーク

適合端子数・多機能で人気!

ノーブランド製品ながら、リングスリーブのほか裸圧着端子・スリーブなどのカシメにも使用できるラチェット式圧着ペンチで、適合端子の多さが魅力の1つです。サイズは1.25㎟から14㎟まで対応しており、汎用性も高さも魅力です。

ラチェット機構によって、適正な圧着ができないとダイスが開かないため、不良のない確実な作業がおこなえるようになります。また、カシメ完了後にはマークも刻印されるので、スピーディな作業が進められますよ。

様々な端子のカシメ作業を行ってきた方であれば、絶縁被覆付き端子の圧着も可能です。また、DIY目的でそれほど頻繁に使用しない方には、安価で多機能なこの圧着ペンチはおすすめです。

2位:ロブテックス 圧着工具(リングスリーブE型用)AK17A

詳細情報

全長:277mm
重量:430g
適合端子:リングスリーブ
使用範囲:小(1.6×2)・小・中・大
機能:成形確認機構・圧着マーク・ラチェット解除ナット

大サイズも圧着可能

小(1.6×2)から大サイズまでのリングスリーブに対応する圧着ペンチで、人気のエビ印(ロブテックス)製品です。裸圧着端子・スリーブ用と同様、従来品よりもハンドルが狭くなっているので端子の仮押さえも楽に行うことができます。

成形確認機構が搭載されているので圧着を正しくきれいに行うことができます。また、圧着を失敗してもラチェット解除ナットを回せば解除できるので、安心してくださいね。

大サイズまで対応しているためペンチの寸法も大きく、人によっては片手作業は難しいかもしれません。そのため、手が小さめの女性や操作性を重視する電気工事技能試験受験者の方などは、ミニサイズのAK17MA2を選ぶと良いでしょう。

3位:ツノダ 圧着工具(リングスリーブ用)TP-R JIS

詳細情報

全長:254mm
重量:430g
適合端子:リングスリーブ
使用範囲:小(1.6×2)・小・中・大
機能:仮押さえ機能・トグル機構・成形確認機構・圧着マーク・エラストマーグリップ

多機能のJISマーク認証品で安全圧着

電気工事技能試験必携工具としても推奨されているリングスリーブ用圧着ペンチです。JISマーク認証品で、連続試験回数3万回にも耐える耐久性を持っています。

トグル機構で手にかかる負担を軽減できるほか、仮押さえ機能・成形確認機能が確実なカシメを実現します。確実にカシメられると端子に〇・小・中・大の圧着マークが付く仕組みとなっており、効率の良い作業が行えます。

エラストマー(弾力ゴム)素材のグリップなので、握りやすく滑りにくいです。長時間カシメ作業をする方には、手への負担を軽減してくれるのでおすすめです。

圧着ペンチ(絶縁被覆付き圧着端子・スリーブ用)のおすすめ人気ランキング3選

絶縁被覆付き圧着端子は、裸端子専用ペンチでカシメると被覆を切ってしまう可能性があります。そのため、被覆付き圧着端子を扱う場合には、必ず「絶縁被覆付き端子・スリーブ用」を使うようにしましょう。

ここでは、全て絶縁被覆付き圧着端子専用のペンチをご紹介していくので、参考にしてくださいね。

1位:マーベル ハンドプレス(絶縁被覆付圧着端子・スリーブ用)MH-155

詳細情報

全長:244mm
重量:420g
適合端子:絶縁被覆付き端子・スリーブ
使用範囲:1.25・2・5.5㎟
機能:仮押さえ機構・圧着マーク

適合サイズに合わせた色分けでミスを軽減!

3位のMH-032の大きいサイズで、1.25・2・5.5㎟の絶縁被覆付き圧着端子をカシメることができます。端子と被覆部分のカシメが可能で、仮押さえ機構が確実にきれいな仕上がりに導きます。仮押さえは、グリップをカチッと握るだけで簡単にセットできます。

ダイス部分に段が付いていて、端子をセットする際の位置決めが楽です。また、被覆部分も一緒にカシメられるので、圧着強度もバッチリですよ。ニチフ端子との相性が良いので、ニチフの絶縁被覆付き圧着端子を使用している方におすすめできます。

マーベル製品は、電気工の方たちからも信頼されており長く愛用されている方が多いです。ノーブランド品に不安がある方は、少々割高でもマーベル製を使用してみてはいかがでしょうか?

2位:ホーザン 圧着工具(絶縁被覆付圧着端子用)P-743

詳細情報

全長:208mm
重量:365g
適合端子:絶縁被覆付き端子・差込型ピン端子(PC型)
使用範囲:0.3・0.5・1.25・2㎟
機能:トルグ機構・ハンドル開き量調節機構・圧着マーク・成形確認機構

ハンドル開き量が調節できて便利

ダイス中心部にはヒンジピンを使用しており、従来品よりも回転負荷への耐久性がアップしています。トルグ機構によって操作性もアップしているので、女性にも扱いやすい製品だと言えます。

被覆タイプの端子は小サイズから黄・赤・青…と色分けされていますが、このP-743のダイスも端子カラーに合わせてカシメ部分が色分けされています。そのため、端子のセッティングミスを起こすことがありません。

0.3や0.5などの小端子のカシメでは、ハンドルが開きすぎてしまうと作業しにくいですね。このペンチにはハンドル開き量調節機構が付いており、小さい開き幅をキープしながらカシメ作業が行えるので大変便利です。

3位:マーベル ハンドプレス(絶縁被覆付圧着端子・スリーブ用)MH-032

詳細情報

全長:183mm
重量:250g
適合端子:絶縁被覆付き端子・スリーブ
使用範囲:0.3・0.5・1.25・2㎟
機能:仮押さえ機能・圧着マーク

ミニサイズで使いやすい

端子と被覆部分のカシメに最適な、コンパクトタイプの圧着ペンチです。重さ250gと軽量なので、女性でも楽に作業を行うことができます。また、グリップを握って1回握れば仮押さえができるため、あまり慣れていない方でもきれいにカシメることができます。

0.3・0.5・1.25・2㎟の圧着端子に対応しています。ダイス、0.3・0.5㎟は黄色、1.25㎟はピンク、2㎟は青とカラーで分けられており、ひと目で位置を確認できます。また、グリップも赤と青のバイカラーとても目立つので、他のタイプの圧着ペンチともすぐに見分けられて便利です。

ニチフの絶縁被覆付き圧着端子との相性が良いので、ニチフ製品を扱っている方には、仕上がりが良く確実にカシメができておすすめです。

圧着ペンチ(閉端接続子用)のおすすめ人気ランキング3選

ここからは、閉端接続子用圧着ペンチのおすすめ人気ランキングです。

絶縁被覆付きならば、絶縁被覆付き圧着端子・スリーブ用のペンチでもカシメられるように感じますね。しかし、絶縁被覆付き端子・スリーブ用とは端子形状が異なるため、ペンチのダイス形状も違っています。

そのため、閉端接続子を使用する場合にはこの必ずタイプを選んでくださいね。

1位: ホーザン 圧着工具(絶縁閉端子用) P-736

詳細情報

全長:199mm
重量:315g
適合端子:絶縁被覆付き閉端接続子
使用範囲:CE-1・CE-2・CE-5
機能:トグル機構・成形確認機構・解除レバー・圧着マーク

片手操作で女性にも人気!

全長19.8cm・重さ299gと軽量かつコンパクトな絶縁閉端子用圧着ペンチで、扱いやすいため内職をしている女性にも愛用者が多いです。国内の老舗工具メーカー「ホーザン」の製品で、信頼性も高く安心して長く使用することができます。

トグル機構により、圧着にかける握力を抑えて手の疲労感を軽減できる点も、女性人気な理由の1つです。女性は弾性と比べて握力が弱く、1回の作業に大きな力を使うと長く作業ができません。しかし、このペンチならばトグル機構があるので女性でも長時間の作業ができます。

もちろん、男性でも長時間作業をサポートしてくれるので仕事用にも最適です。

2位:圧着ペンチ(絶縁閉端子用CE-1・CE-2・CE-5)

詳細情報

全長:230mm
重量:581g
適合端子:絶縁被覆付き閉端接続子
使用範囲:CE-1・CE-2・CE-5(0.5~6㎟)
機能:ラチェット機構・解除レバー付き・圧着マーク

ラチェット機構で確実に強力圧着

ノーブランド製品ですが、多機能で一般的なサイズの閉端接続子を扱えるため人気があります。また、メーカー品と比べてリーズナブルな点も人気理由の1つとなっています。DIYや接続部分の修理など、使用回数が少ない場合にはノーブランド製品でも良いですね。

メーカー品でないと、しっかりカシメられるか心配になりますね。この圧着ペンチにはラチェット機構が搭載されており、テコの原理を利用して強い力を集中的に与えることができます。そのため、圧着能力も強力でメーカー製品にも引けを取りません。

圧着に失敗した際には、解除レバーを使ってラチェットを解除できるので大変便利です。サイズは、全長23cm・重さ581gと多少大きめではありますが、ロック機能が付いていてコンパクトになるので、腰袋へ収納して携帯することも可能ですね。

3位:マーベル 圧着工具(絶縁被覆付閉端接続子用)MH-128

詳細情報

全長:244mm
重量:400g
適合端子:絶縁被覆付き閉端接続子
使用範囲:CE-1・CE-2・CE-5・CE-8
機能:仮押さえ機構・圧着マーク・成形確認機構

軽量ながら機能・圧着能力の高さが魅力

閉端接続子用圧着ペンチも各メーカーから販売されていますが、CE-8まで圧着できるタイプは少ないです。このマーベル製MH-128は、CE-8サイズまでカシメられる数少ない閉端接続子用圧着ペンチの1つです。

重さは400gと軽量で扱いやすい点も人気となっています。サイズごとに1・2・5・8の圧着マークが刻印がされるため、カシメの仕上がり確認も簡単ですよ。

火災報知器やスイッチユニットなどの結線時に使用されることが多く確実な圧着が必要ですが、ノーブランド製品では不安に感じる方もいるでしょう。そのような方は、少々割高でもこの圧着能力が高く機能性に優れたMH-128をおすすめします。

圧着ペンチ(オープンバレル端子用)のおすすめ人気ランキング3選

最後に、オープンバレル型端子用圧着ペンチのおすすめ人気ランキングをご紹介します。

オープンバレル型端子は非常に小型であり、他のタイプの圧着ペンチでは力が強く端子を潰してしまったり、ケーブルを切ってしまいます。

また、端子サイズも様々なため、適合するオープンバレル型端子用ペンチを選びましょう。

1位:エンジニア 精密圧着ペンチ(オープンバレル端子用)PA-09

詳細情報

全長:175mm
重量:135g
適合端子:日圧 PH・ZH・EH・NHシリーズ/Molex 170363・170365
使用範囲:1.25~2.5mmピッチの端子・AWG#32~#20のワイヤー
機能:ダイス肉薄仕様・テフロン加工・エストラマーグリップ・ストラップ穴付き

ハーフピッチコンタクトピンの圧着はコレにおまかせ!

このホーザン製圧着ペンチPA-09には、1.0・1.4・1.6・1.9の4つのダイスサイズがあり、これらを使い分けることで、1.25mm・1.5mmといった超小型コンタクトピンのカシメも可能です。

従来品の改良版で、旧タイプよりも軽量・コンパクトなうえ、見やすいサイズ表示で効率的な圧着作業が行えます。旧タイプとは、グリップの色(赤からオレンジに変更)・形状(スリム化)・印字などが違っているので、すぐに判別ができます。

形状が改良されたことによって更に軽量となり、手が疲れにくくなりました。そのため、内職などで小型コンタクトピンの圧着作業を行っている女性におすすめの製品だと言えます。高精度でカシメができるので、効率良く数をこなすことができるでしょう。

2位:ホーザン 圧着工具(オープンバレル型コンタクト用)P-706

詳細情報

全長:180mm
重量:200g
適合端子:オープンバレル型端子(被覆用は円形圧着にも対応)
使用範囲:適応電線サイズ AWG#28~#14
機能:ダイス段付板薄仕様・エストラマーグリップ

板薄仕様のダイスで正確な圧着が可能

ホーザン製の圧着ペンチは、オープンバレル型端子用でも人気があります。特に小型コンタクトピン用のP-706は、ダイスに段が付いていて圧着部分が薄く作られているので、見やすく作業がしやすいのが人気です。

他のタイプの圧着端子のように強い握力を必要としないため、ラチェット機構や成形確認機構などの機能がなく、シンプルな設計となっています。

しかしながら、電線の心線と被覆部分の圧着は高精度ですので、端子圧着後のハウジング挿入もスムーズに行えますよ。

3位:エンジニア 精密圧着ペンチ(オープンバレル端子用)PA-20

詳細情報

全長:175mm
重量:136g
適合端子:日圧 VH・NH・PH・ELシリーズ/Molex 3191シリーズ/AMP メイテンロック
使用範囲:2.5~5mmピッチ相当までの端子・AWG#28~#18までの電線
機能:ダイス肉薄仕様(裏面)・テフロン加工・エストラマーグリップ・ストラップ穴付き

小型・中型コンタクトピンの圧着にピッタリ

主に、小型・中型のコンタクトピン(2.5~5mmピッチ相当)、心線が#28~#18の電線に対応したオープンバレル型端子用圧着ペンチです。

ダイス裏面の板厚が薄くなっており、圧着部分が小さいコンタクトピンを確実にカシメることができます。ダイス部分の表示も鮮明なので、セッティングミスを起こすことがありません。

作業工具メーカーの「エンジニア」製品であり、電線の心線と被覆部分を、同時に高い精度でカシメられるところも人気理由の1つです。

おすすめの商品一覧

製品 最安値 評価 リンク

マーベル ハンドプレス 裸圧着端子……

1

4,209円


4.52


アイウィス 圧着工具(裸圧着端子……

2

1,526円



ロブテックス 圧着工具(裸圧着端……

3

3,482円


4.53


圧着ペンチ(圧着スリーブ用)HS-1……

4

1,190円




4

ロブテックス 圧着工具(リングス……

5

3,669円




4.18

ツノダ 圧着工具(リングスリーブ……

6

3,328円




4.08

マーベル ハンドプレス(絶縁被覆……

7

7,669円


4.88


ホーザン 圧着工具(絶縁被覆付圧……

8

6,718円




4.46

マーベル ハンドプレス(絶縁被覆……

9

6,458円




4.45

ホーザン 圧着工具(絶縁閉端子用……

10

4,899円


4.51


圧着ペンチ(絶縁閉端子用CE-1・CE……

11

1,480円




3.1

マーベル 圧着工具(絶縁被覆付閉……

12

936円


4.8


エンジニア 精密圧着ペンチ(オー……

13

3,360円


4.75


ホーザン 圧着工具(オープンバレ……

14

3,787円




4.26

エンジニア 精密圧着ペンチ(オー……

15

3,114円


4.52

まとめ

いかかでしたでしょうか?端子の圧着は、見た目がきれいならOKというわけではなく、電線の心線と端子が適正な位置・長さで接合されていなければなりません。そのため、使用する端子のタイプやサイズに合わせた選び方が必要となります。

この記事でご紹介した選び方を参考に、適正な圧着ペンチのタイプを絞っていただき、タイプ別人気ランキングで満足のいく製品を見つけていただければ幸いです。

目次